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森町議会 令和5年第2回12月会議 2023年12月5日

上下水道料金の見直しについて

聞いた人
河野文彦 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 河野文彦

それでは、2問目、上下水道料金の見直しについてです。多くの生活必需品の値上げが行われる中、消費者物価指数は上昇傾向であり、その上昇ペースも極めて早く、消費者にとっては厳しい状態であります。物価上昇の原因としては天候やコロナ禍、ロシア、ウクライナ情勢などの突発的な原因と世界的な人口増加による供給切迫といった継続的な上昇原因があり、円安の進行が追い打ちをかけています。賃金上昇が物価上昇に追いついていない中、国は様々な生活支援の施策を打ち出しておりますが、負担軽減策が物価上昇に追いついていないのではないでしょうか。このような情勢の中、各自治体においても様々な生活支援策が打ち出されておりますが、公共料金負担の軽減も生活支援として大きな効果が見込まれ、とりわけ上下水道料金は自治体の公営事業であるため首長の判断で負担額の見直しがスピーディーに行える分野であります。継続的な物価上昇に対応した生活支援として一時的な給付や減免ではなく、恒久的な料金見直しが効果的であります。また、現在の森町上下水道料金の基本料金内訳を見ますと一般家庭で多く設置されている口径13ミリ、20ミリの基本料金では10トンまでの使用量を含んでおりますが、家族構成が変化する中、月使用料が10トンまで達しない家庭が多く見られ、基本料金内の使用量を小さく設定し、基本料金を減額することで家庭の負担を軽減することも可能であります。物価上昇に対する支援策として、変化した家族構成に対応するためにも森町上下水道料金の見直しが必要でありますので、岡嶋町長の所見をお伺いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えします。昨今の社会情勢の変化における物価上昇については、町民のみならず日本国民の生活が厳しい状況ではないかと思っております。さて、森町の上下水道料金の見直しということでありますが、水道事業並びに下水道事業においても燃料費や動力費、各種委託料などが物価と人件費の上昇を受けており、さらには人口減少による消費者の減少を考慮すると料金の値上げをせざるを得ない状況のところ、何とか町民の負担とならないよう現行の料金を維持しているところです。とりわけ水道事業においては最も古い施設で49年経過しており、基幹管路や森町浄水場の更新を考えていかなければならない時期に来ており、少しずつではありますが、更新工事を実施しています。また、下水道事業においては供用開始から22年間消費税率の改定のみで当初の使用料を維持しているところです。議員のおっしゃる基本水量を下げる料金改定を行っている自治体は承知していますが、基本料金を減額するとなるとその分は超過料金の値上げを行っている自治体がほとんどで、実質値上げとなり、高齢者世帯や若者の単身世帯等の使用水量の少ない世帯には優しい反面、使用水量の多い働き盛りや子育て世帯には厳しいという側面も持っています。今後は令和6、7年度に総務省から求められている経営戦略の改定を行い、上下水道の安心で快適なサービスの提供に努めたいと思います。以上です。

議員の再質問 2番 河野文彦

今の町長の答弁を簡単にまとめますと値下げはできない、見直しもできないというようなところかなと私は理解したのですけれども、森町の特に水道の話になりますと、以前はもっと高かったのです。もう全国でもかなり上位のほうにあるぐらいの価格だったかと。それが大分全国的に見て平均的ぐらいまでなったのですか。しかし、やっぱりそれでもまだ高いのです。今まで高いものをもらってきたのを基準に考えるから経費がとか、更新がというお話が出てくるのでしょうけれども、例えば1つ紹介したいのが函館市。同じく10トンまでで、10トンまで使って基本料金込みで781円です。私の手元の資料が間違っていたら申し訳ないですけれども、森の3分の1ですよね、20ミリで考えたら。施設の更新なんかは、函館市だって同じく抱えていると思うのです。下手すれば森より古いですよね、設備が。そういう自治体だってこの料金でやっていっていますよね。人口の減少率なんて森町の比ではないですよ、函館市なんて、率で言ったら。それでもやっていますよ、この料金で。だから、森町はどうももともと高いのに町のほうも慣れてしまったのか、その辺もうちょっと見直しできるのではないかと思うのです。先ほど少ない世帯には優しいかもしれないけれども、たくさん使う世帯にはかえって悪いというようなお話しされたかと思うのですけれども、がっちり見直しすればいいと思うのです。例えば基本料金1,000円、5トンまで、超過料金100円とかとすると、10トンまで使ったって1,500円です。それでも函館市より高いですけれども。それぐらい見直しをすると、町民の負担って大分経るのかなと思うのです。先ほど家族構成が変化する中でというお話の中で、特にもう高齢の方とか単身の方ですと、やっぱり10トンいかないです。月3トン、4トンで間に合ってしまっている方もいます、実際に。そういう方からちょっとお話聞いたのですけれども、そういうよそのまちだと10トンというところもありますけれども、やっぱり基本料金5トンとか、ちょっと半端ついて6トンとか7トンとかというところもあるのですけれども、僕の資料だとかえって10トンにしているほうが少ないぐらいですか、基本料金が。ですから、その辺をちょっと見直ししていただけたらと思うのです。そして、超過料金もそれほど高く設定しなかったら、多く使う世帯の負担が増えるということもないと思うのです。その辺の世帯も負担が減る、少ない世帯も負担が減る、そういう設定をしていくのが町民目線ではないのかなと思うのですけれども、その辺をいかがか町長のお考え改めてお願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。近隣自治体と比べてみて水道料金が多少というか、高いほうの部類にあるというのは私どもも見比べてその辺は認識しているところでございます。しかしながら、今この水道の会計の中で確かに内部留保といいますか、経営的には赤字にはなっていなくて、出っ込み、引っ込みはありながらも何とか財務的には維持しているという状況であるのは河野議員もよく御存じなのかなというふうに思っております。その中でほかの自治体と当町の水道料金の何でこんな値段になるのかというところを一概に比べられないという事情も私としてはあります。それは何でかといいますと、やはりその地域において水道を提供するための施設、そのやり方は行政の規模にかかわらず様々な事情があっての理由の積み上げで今のこの水道料金というものがあります。河野議員おっしゃったとおり、過去もっと高い値段だったというところもございまして、合併前の水道料金だったと思うのですけれども、その中でぐっと下げられた理由として、まず長期の償還が終わったと、そういった事情もございました。そういったものがあって値段が下げられたという事情がございます。今後先ほどの答弁でもお話しさせていただきましたけれども、まだまだ更新していかなければならない、管もそうですけれども、施設もあって、人口減少が進んでそれぞれの部落ごとになかなか人が抜け始めているという状況ではある中でも、やはりある程度のこのインフラ整備というものは維持していかなければならない中でかなりの更新費用が見込まれております。その中で細かくもうちょっと水道料金、基本料のところを見直して基本水量、基本料金のところを細かく下限を設けて単身世帯に対応したらどうかという話もございました。その点につきましても、ある程度試算させていただきまして、契約に関してはその町民の方々がそれぞれ選ばれるのかなと思うのですけれども、ざっと10トンを超えない、10トン以下の方々、対象者が大体2,700世帯くらいございます。その中で仮に10トンではないその料金帯、9トンでも8トンでも5トンでも仮に設けたとして2割を下げたとして大体1,920円、現行の10トンの値段より2割下げて1,920円税込みで計算しますと年間で大体1,460万くらいの収入減になると考えます。1世帯当たりそれを直接的に水道料金を下げて経済対策というところで町民の皆様に対してはある程度喜ばれるのかなというところもある反面、やはりそこは減収になる、これから設備投資にお金を使うというところではある程度町からも財政的なものを入れていかなければならない状況になってしまうのかなというふうに考えております。いずれにしましても、現状間接的に様々な経済対策というのは国の交付金等々を使いながら実施させていただく中で、なかなか水道料金の見直しというのは現行ちょっと難しいのかなと。先ほどちょっと答弁でもお話しさせていただきましたけれども、超過料金のところ、その辺でつじつまを合わせなければやはり町から一般会計からお金を入れるということにつながりますので、その辺も総合的に考えて判断しなければならない中ではちょっと申し訳ないのですけれども、なかなか前向きな答弁というのは難しいのかなというふうに考えております。経済が困窮していろいろな物価高、そして燃料費が高騰しているところは重々承知しております。しっかりとその辺は別枠で何かしらの対策というものを打っていければなと考えておりますので、ご理解いただければなと思います。以上です。

議員の再々質問 2番 河野文彦

またまた難しいというお話をいただいて、非常に残念なのですけれども、これそれぞれ考え方あると思うのです。例えば今インフラを維持するために今後お金かかっていくというようなお話だったと思うのですけれども、私の個人的な考えなのですけれども、例えばこういう水道事業一つ取っても使用料金だけで全てを賄えればそれは万々歳です。それが本当にできるのだったら、こんな自治体でやらなくても民間が乗り出します。でも、無理だからやらないのです。だから、僕はそういう設備、イニシャル的な部分というのは自治体が整備して、それでその維持、例えばそれで水を1トンつくるための経費、そういうものを料金としていただくというような考えなのではないのかなと思うのです。例えばですけれども、もしこれ例えにならなかったらすまないのですけれども、住民票1枚300円、400円ですよね。ただ、あの住民票1枚町民へ渡すために何のソフトだ、人件費、何だかんだと全部入れたらこんなの1枚1万円か2万円になってしまうでしょう。だけれども、あの料金で提供しているわけですよね。あれは最低限な、1枚プリントしてお渡しするための最低限の経費ですよね。そして、頂いていると僕は思っているのです。ですから、ここで難しい、難しい、インフラを維持するためのお金がかかるので、そういう見直しはできないというのはちょっと違うのではないのかなと思うのだよ。そこちょっと考え直してもらえたらなというふうに思います。まちによってその料金設定というのは、それぞれ事情があるというのも十分分かりますけれども、本当森町は高い時代のをずっと引きずっているのではないのかなというふうに思うのです。よその町と比べれば高いですもの、やっぱり。先ほど函館市と比べましたけれども。ですから、その辺ぜひ町民目線という部分ででも町民の生活を支えるという部分でもちょっと見直しを検討してもらえないかなというふうに改めて思っています。それで、私例えば基本料金を5トンにしたらいいのではないのかというお話を最初にさせてもらったのですけれども、私の知っている方で、要はその方も10トンいかないのです。でも、基本料金で10トンまで使えるから、本当だったら3トン、4トンで済むのだけれども、残り、では3トン余計に車洗ったり、無駄に散水したり、無駄にと言ったら失礼かもしれないけれども、10トン使わなければもったいないよなと、ではと使っているというケースも中にあるのです。だから、そういう方なんてやっぱり5トンでもし基本料金だったら、これ以上無駄に超過する必要ないのかなと多分節約すると思うのです。無駄にと言ったら失礼なので、節約すると思うのです。やっぱり町長、これだけ環境のことだとかSDGsという部分叫ばれている中で、基本水量を下げるというだけでも環境の保全向上のためには十分価値があると思うのです。だから、その辺を踏まえて町長、もう一度今僕が再三言っていた10トンから5トンにしたらどうですかというプランについて、僕は改めて環境保全のためにも、SDGsのためにも5トンプランの創設が効果的なのではないですかというところを問いますので、それについて町長のお考え方をお願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。基本的には、やはり考えとしては今すぐ採用するか、できるかというとなかなか難しいというのが正直答弁としては変えられないところではあるのですけれども、先ほどちょっと河野議員おっしゃった民間が管理運営をするというところで、国のほうでも管理運営、布設も併せてウオーターPPPというところで民間事業者にどんどん、どんどん任せて移していきなさいという方針ができています。要はそれって何かというと、水道インフラの民営というか、そういう流れに国も方針として今既に出しているところもあります。その中で町としても令和6年度、来年度から策定を進めて、令和7年度に経営戦略の見直しで新たなものを策定するタイミングがございます。その中で水道事業における財務の課題、推移、今後人口減少も進んで町全体でこの事業の中でどのような財務体制が求められるのかというのもしっかりと数字を持って検討する機会がございます。その中で、今先ほどちょっとお話しした10トン以下の対象者全てが例えば5トンプランの対象になるのかどうかというところも含めて料金の見直しが可能であれば、その料金の見直しというのがどこまでできるのかも含めて策定プランの中で一緒に検討すべきところではあるのかなと思います。しかしながら、実質減収分になったところは町の一般会計から補填していかなければならないという事態には必ずなりますので、その辺の賛否も含めて、これは私たちが提案し、議会の中で議論を深めていただく点ではあるのですけれども、なかなか様々なご意見の中で判断が必要なのかなというふうにも捉えております。いずれにいたしましても、現状水道料金、経済対策というところではまたちょっと別枠で対策のほうはさせていただきながら、改定に対しては今後の検討課題というところで据え置いていただければなというふうに思います。以上です。

出典:森町議会 令和5年第2回12月会議 2023年12月5日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる