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森町議会 令和5年第2回12月会議 2023年12月5日

外国人技能実習制度への取組について

聞いた人
河野文彦 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 河野文彦

通告に従いまして、質問させていただきます。外国人技能実習制度への取組についてです。海外進出した日本企業が現地社員を招聘し、日本国内にて知識や技術を習得後母国にてその技術を発揮したことから、国際貢献の一環として昭和56年に在留資格を創設したことが起源となり、平成5年には技能実習制度が導入されました。知識習得のための研修だけではなく、実践的な技能、技術を習得するための制度であり、人材育成を通じた国際協力を進めることが目的となっております。令和4年度の統計では、東南アジアを中心に各国から24万人以上の技能実習生が全国各地で学ぶ中、森町の企業にも多くの技能実習生が在籍しており、受け入れている町内企業が日本国としての国際貢献の一翼を担っております。また、技能実習制度は実践的な技術を習得するために座学ではなく実際の現場で活動することが多々あり、実習作業が副次的に労働力となり、地域産業を支えているといった側面もあります。少子化に加え労働力世代が流出している地方にとっては重要な制度であり、労働力不足が深刻な森町にとって技能実習制度は歓迎すべき存在であります。しかし、全国的な労働力不足から技能実習生は引く手あまたであり、地方の企業では受入れ態勢を整えても充足しない状況も見られます。森町の国際貢献度を高めるためにも、地域産業の活力を維持するためにも、実習先として森町を選択していただく取組が企業だけではなく自治体にも求められていますので、岡嶋町長の所見を伺います。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えします。地域経済を支えてきた基幹産業において人口減少と少子高齢化により労働力不足は深刻で、その労働力不足を補っているのが外国人技能実習生であり、今や基幹産業を支えていると言っても過言ではありません。当町には令和5年6月末で外国人技能実習生が約300名おり、そのほとんどがベトナム人と中国人で、水産加工業をはじめ農漁業、建設業など様々な分野で受け入れられております。外国人技能実習生が地域に居住したとしても職場と住居の往復で、地域にどのような魅力があるのかを十分に理解しないまま母国に帰国する可能性があります。地域における新たな担い手として定着できるよう、技能実習生を対象に地域内の見どころや魅力を伝えるツアーや技能実習生と地域住民が共に参加できるイベント等を実施することで地域や地域住民のよさを知ってもらうことができ、地域住民の国際意識や技能実習生相互のつながりの醸成も期待できると考えます。また、技能実習生の満足度を高めることで地域の評判を高め、帰国後に母国にて地域の魅力を発信してもらい、新たな技能実習生や外国人観光客の呼び込みも期待できるような施策となるよう取り組んでいきたいと考えます。以上です。

議員の再質問 2番 河野文彦

今日朝の全協でたまたま議長から、議長会のほうでの研修で群馬県の大泉町というケースをご紹介いただいて、町民4万人の町で8,000人の外国人がいるというお話をお伺いしました。多分在留資格といいますか、ビザは全てがこの実習制度というわけでもないでしょうし、いろんなタイプがあるかとは思うのですけれども、やはり外国人の方の存在というのはもう日本のこの産業にとっても欠かせない状態であるのだなというところを改めて痛感しているところです。それで、町長もロータリークラブのメンバーですので、お分かりかと思うのですけれども、皆さんにご紹介したいのは、ロータリークラブで国際交流事業ということで町内のホームステイしている留学生の方や各企業に、ロータリーの企業がほとんどなのですけれども、実習生の方をお招きして情報交換であったり、ちょっとしたお食事であったりというような交流会を開いているのですけれども、実際参加している方々は大変楽しいひとときを過ごさせていただきましたというお話を聞いて、それでまた町内の実習生同士でもやはり初めて顔を合わす方同士で連絡先を交換し合ったりというところで、ロータリークラブのその交流事業というのは大変功を奏しているなというふうに思っていました。そういった中で、今ほど町長のほうからイベントやツアーなどで森町の魅力を知っていただくような取組をというお話がありました。まさに、まずそこ非常に大事なところだなというふうに思っています。ぜひもうここですぐすぐと言ってもこれ予算もかかることでしょうから、来年度予算に前向きにといいますか、もう組み込みますぐらいの町長の意気込みをもう一度聞かせてもらいたいなと思うのです。例えば日本語教室的なものも重要でしょうし、カルチャースクールですとか、あとはそういう実習生同士の交流、またその実習生と町民との交流というところで、やはり交流が深まることでこの町の魅力も発信できますし、理解もしていただけますでしょうし、何よりも実習、研修作業というつらい大変な毎日の中で森町をぜひ楽しんでお国へ帰ってもらいたいな。そして、お国に帰って、町長からもありましたけれども、いやいや、日本の森町ってすごくいいところだったよと地元のまた次に来る後輩に紹介していただけるような取組が本当に必要です。もうすぐにというか、来年度以降もうすぐにやってもらいたい。そこは、もう一度改めて町長の思いをお聞かせ願えればと思っています。それと、最近報道なんか聞いていますと、そもそも日本国自体がこの実習生にとって大分人気度が下がっているというようなお話を聞くのです。これの大きな原因が円安であったりだとか、ほかにほかの国でもこういう制度、同じ制度ではないかもしれないけれども、労働力求めているという実態があるのかなと思います。そういったところもこの森町で労働力を、もし実習生が来なくなったら不足になるという事態の原因にもなり得ますので、先ほど言ったとにかく森町を選んでもらえる、そういう取組が求められています。それで、また再質問としてもう一点、特に先ほどベトナムだとか中国というようなお話あったと思うのですけれども、例えばなのですけれども、森町として例えばベトナムの一つの、ちょっと僕国の制度は分からないですけれども、自治体なのか、あるいは日本でいう都道府県ぐらいの単位なのか、そういうところ詳しく調べないと分からないのですけれども、ぜひ本国との友好というのも大事なのではないかなと思うのです。来てくれた実習生だけではなくて、国対森町と言ったらちょっと話が大きくなり過ぎるのですけれども、そういう例えば実習生をたくさんこちらによこして、森町に来てくれている。それが自治体、町なのか、市なのか、都道府県クラスの自治体なのか詳しくは分からないのですけれども、そういったところとの友好関係を維持するというのも大事なのです。よく日本国内でも友好町村とかありますよね。そういう形でいくのか、例えば実習生一度来ますと何事もなければ5年間いらっしゃるわけですから、5年間単位でもいいので、そういう友好提携を結ぶだとか、そこまでいけなくても町長が表敬訪問するぐらいでもいいと思うのです。もしあれでしたら、もうぜひ行ってほしいのです。もし行くのであれば、受け入れている企業の方々とか私たち議員ももちろん自費で行きます。町で出してほしいまで言わないです。町長は公費でいいかもしれないのだけれども、僕たちは自費で行きますから。森町表敬訪問団ぐらいを組織して、もう感謝の意伝えに行くというのも大事かなと思うのですけれども、もしよろしければその辺も町長のお考えお聞かせ願えればと思うのですけれども、お願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。まず、森町に既に来ていただいている方々、彼らにとって、彼女らにとってこの森町が第2のふるさとと言われるくらい、やはり実際既に受け入れている事業者さんたちは、水産加工業も農業も建設業も含め本当に皆さんもうすばらしくいろんなことをされているのです。しかしながら、今議員からもお話しありましたとおり、円安の影響が非常にありまして、やはり稼ぎたいという思いが国内でというか、なかなか実りづらくて、簡単に給料の高いところに移りたがってしまうという、そういった流れも今徐々に出てきております。その中で、やはり町にはいろんなイベントございますので、まずは桜まつりから始め、夏のまつりinもりも含めて既に町内のとある事業者さんからは神輿渡御に研修生、自分から楽しんで参加してもらっていたりもします。町内には文化的な神楽ですとか、そういったものも非常に保存会でございますので、そういった文化的な交流も含め、基本仕事の合間でやっていただかなければなりませんので、お時間つくっていただけるかどうかはなかなか課題もあるのかなとは思うのですけれども、町のイベントを通じてその辺りは町内の事業者に投げかけていければなと思います。そこは、私もしっかりとやらせていただきたいと思います。そして、森町と現地との交流の絆というか、その関係性を深めるためにという話が今ございました。そこ非常に私もすごく大事だと思っておりまして、今年のとある全く関係ない事業なのですけれども、そこで連携協定を結んだ会社の重役の方とお話をさせていただきましたら、その方が四、五年ベトナムに滞在していたと。それで、現地の管理業者、送り出し業者も含め、そういった方々との非常に人脈もあるというところで、現在現地が今どういう状況なのか、そして技能実習生だけにかかわらず現地の若い子たちが何を日本に求めているのかというところを今情報共有させてもらっています。何ができるかというのはなかなか難しいのですけれども、一例としてはやはり現地のハノイ工業大学、そして現地には水産大学もあるとのことでございます。その方がおっしゃることは、やっぱりまだまだたとえ円安といえども、日本は文化的にも現地のベトナムの子たちからしてみると行ってみたい国であることは間違いないとおっしゃっていました。その中で12月2日の北海道新聞さんの記事にもありましたけれども、今経産省のほうでベトナムにホタテ殻むきの拠点をつくるというような流れも来ております。その中で来年度現地に行って町長自らアピールして、友好町という流れがどういう形になるのかはちょっとあれですけれども、より深い現地との関係性を結ぶというのは非常に今後も有効なのかなと考えています。現在ベトナムだけではなくて、その関係団体はモンゴルですとかミャンマー、インドネシアも含めて送り先の、送り元の国が移っていくのも視野に入れて様々なことを考えているようです。そういった企業様との情報交流もしっかりと進めながら、受け身ではない攻めの姿勢というのはしっかりと持っていかなければならないと思っておりますので、今この場で来年行ってきますという話はなかなか言いづらいのですけれども、でもしかしながら、刻一刻と深刻さを増す、人が集まりづらくなっている状況では他に類を見ないような、そういったものを打ち出して町長自ら行動していくというのは必要ではありますので、前向きに検討させていただきたいなと思います。改めまして、地域にとって、特に水産加工業者様は非常に多くの研修生を抱えておりますし、制度も変わっていく中で人が集まりづらくなるというのは行政も課題として捉えておりますので、様々な点についてしっかりと頑張っていきたいと思っておりますので、その辺はご理解いただければなと思います。

議員の再々質問 2番 河野文彦

私出張で関東の地方都市、例えば千葉の、言わば房総のほうですとか、茨城の海沿いとか出張で行くことあるのですけれども、まず駅に行くと行方不明実習生の写真がいっぱい貼って、お尋ね人みたくなってしまっているのです。途中でいなくなってしまう方もいるらしいのですけれども、原因の一つがやっぱりその実習先でせっかく来たまちに魅力をあまり感じないで、ほかのところに目移りしてしまったというのが大きいのではないのかなと思うのです。そういうところを防ぐためにも、町長は今から来年度のことは言えないとちょっと残念な、仕方ないのかもしれないですけれども、ぜひただそこだけ確実にやってほしいというふうに思います。先ほど言ったそういう実習生の方に日々、休みの日なんかはいろいろ楽しんでもらったりするのは企業の方々も結構やっているのです。例えば休みの日に函館山に連れていったとか、どこかお食事に行ったとか、ちょっと函館のほうに買物に連れていったとか、いろいろやっているのです。だから、そこも大事ですし、町としても歓迎の意味と感謝の意味を込めてぜひそういう取組をしてほしいというふうに思います。よく森町に、ぜひ交流人口とか定住人口とかいろんな取組して、例えば高校生もよそから森高に通う子が増えないかぐらいまでよく話しされていますけれども、この実習生制度も全く一緒だと思うのです。いつの日か実を結ぶかもしれない交流人口より、来月、再来月の労働力となるこの実習生の方々のほうが本当にもうせっぱ詰まった状態で大事なことだと思いますので、ぜひぜひ取組を進めてください。それで、再々質問として300名ほどいるということで大変多い。最盛期にはもっといたかなと思うのですけれども、現在、では例えば森町役場としてこういったもし課題、問題、また実習生の方々から自治体に何か相談があったときにどこの窓口が対応するのだろうなという部分もふと疑問に思うのです。それで、企業の方が一緒に来て自治体で何か相談したいというときなんかは、その企業の方が通訳してくれれば大変助かると思うのですけれども、そういう状況にならなかった場合、役場としても正直コミュニケーションが全然取れない状態になってしまうと思うのです。そう考えたときに何か、通訳の方をびっちり常駐させるというのもまた難しいのかもしれないですけれども、ぜひその辺を役場のほうに専門の課とまでは言いませんけれども、係の者がいてもいいのかな。例えば今ベトナムと中国がほとんどということでしたので、最低限自治体として取るコミュニケーションの何か方法を準備しておくというのも必要かなと思うのですけれども、その辺についてどう思うか。それと、先ほどの僕の再質問の答弁の中で、森町表敬訪問団についていかがですかという部分についてちょっと町長からのお答えが弱かったと思うので、そこをもう一度改めてお願いします。僕は、森町から表敬訪問団が必要なのではないかと。そして、どういった形でその友好関係を現地の自治体か何かと結ぶかという部分は本当に必要だと思います。そのためにも表敬訪問団いかがでしょうか、改めて。行ってみたい国としてはやっぱりまだまだ日本が人気だというようなお話だったかと思うのですけれども、行ってみたい森町になってもらわなければ困るのです。ですから、そのためにもぜひ改めて取組をしなければならないと思いますので、その辺ももう一度お願いいたします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。町内でのそういった環境、過ごしやすさ、文化交流、その点につきましては早速来年度から様々なイベントを通じて楽しんでいただけるようにそこは進めたいなと思います。窓口の整備に関しましても、現状で確かに言葉が通じなかったりというところがある中でもある程度携帯の翻訳機といいますか、そういったものを使いながら対応していたりというのも多々というほど多くもないのですけれども、ちらほら見たりします。専門のところ、もうちょっと多分心理的なそういうカウンセラーといいますか、今過ごしている中で悩み事がないかというような、その悩みを打ち明けられるような、そういったお父さん、お母さん的な存在というところがどっちかというと強いのかなとちょっと思います。先日もとある派遣先にお邪魔して、1人、来ていたベトナムの二十一、二歳の子でしたか。お話を聞かせていただいた機会がちょっとありまして、事業者さんはすごく一生懸命されていて、言葉もなかなか通じない中でもやっぱり様々な支援団体というのも抜き打ちという言い方は変ですけれども、調査の名目で事業所に入り込んで直接派遣されている研修生と話をしたり、悩み事がないかということをやっていたりもします。地域の住民ともっともっと仲よくというか、親和性が深まればそういった役割も地域の方々と実現していくのかなというのも一つ考えとしてあります。いずれにしても、研修生の皆さんに選ばれる森というか、行ってみたい森町というふうにしていかなければならないというのはそのとおりでございますので、その点はしっかりと施策として実施していきたいなと思います。3度目の質問というところで、先ほどちょっとお伝えした現地の中間管理事業者の方との情報共有というのも、実際言ってしまえば本当に行こうと思っています。行くためにはどうかという、その方法論よりかはやっぱり地域、ベトナムのほうでどういった今状況なのか、そして研修生以外の若い方々でどのように日本に対して思っているのか。研修生制度以外にもインターンシップを活用してベトナムから送り出そうとしていたりする、その流れも今ちょっとあったりもします。インターンシップ制度なんて言いますと、今森町で、国内で結構力を入れて大学生の受入れ等々もしておりますので、またちょっと違う形で幅広くこの入り口というものを広げていければ、これもまた先進事例として何かしら打ち出していけるのかな。そして、対ベトナムに対しても森町はこういうふうに受入れを幅広く対応していますよというアピールになるのかなと思います。そういったこともお約束の一つとして、とあるベトナム国内の自治体と連携協定というものを結ぶこともちょっと視野に入れて今情報収集、情報共有をさせていただいております。行こうと思っています。その辺は方法論はちょっと考えながら、地域の方々と一緒に情報共有しながら道を開いていければなと考えておりますので、ご理解いただければと思います。以上です。

出典:森町議会 令和5年第2回12月会議 2023年12月5日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる