みんなの議会

せたな町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月24日

認知症施策の取り組みについて

聞いた人
道高勉 議員
答えた人
町長 高橋貞光、教育長 成田円裕

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 道高勉

2問目の質問でございます。認知症施策の取り組みについてでございます。団塊の世代が75歳以上となるいわゆる2025年問題の中で、急増することが予想されている認知症について、新しい国家戦略、認知症施策推進大綱が6月に閣議決定されました。国では2012年にオレンジプランが策定され、その後2015年に新オレンジプランが策定されましたが、今回、住み慣れた地域の中で尊厳が守られ、暮らし続けられるように、予防と共生に重点を置き両輪で取り組んでいくとされております。本町においては2025年度の高齢化率が48%、2040年には52%と推定されております。今後、認知症になる方が増加していく中で、これまでの取組を再構築するなど、さらなる町民総ぐるみによる予防、共生体制の整備促進が不可欠であると思っております。そこで本町の認知症対策における現状の課題と方策についてお伺いいたします。2つ目、高齢者が通いの場などに気軽に参加できるサロンなどの拡充対策及び移動手段の支援体制について、新年度以降どのように取り組まれていかれるのか、お伺いをしたいと思います。3点目、大綱の中では認知症に関する正しい知識を持って地域や家族を手助けする認知症サポーターの養成について、新たに人格形成の重要な時期である小学生、中学生向けとして講座の実施に取り組んでいくとしております。本町においては既に中学校の生徒に対して認知症サポーター養成講座を開催するなど、先行的な取組が行われているようでございます。小学生に対してはまだ行っておりません。小学生に対する理解促進についてどのように考えているのか、教育長のご見解をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

それでは道高議員の2問目の質問にお答えをいたします。認知症に関する現状としては、現在、要介護認定者762人のうち6割を占める479人に、認知機能の低下があり、在宅サービスの利用や施設入所、医療機関で治療を行っている状況であります。国では2025年には、65歳以上の5人に1人が認知症に罹患すると言われており、本町に置き換えると660人まで増加する傾向があります。本町の課題としては、認知症の発症を遅らせ、症状の進行を緩やかにする予防の取り組みと、地域での見守り体制や生活をする上でのサポートによって、認知症の方が安心して暮らせる共生の取組を進めていくことにあります。こうした課題を踏まえ、本町の認知症事業に関しては早期に相談業務を行い、医療機関や介護サービスにつなげることで認知症の悪化を防ぎ、安心して生活ができるように支援をしております。また認知症映画会や認知症サポーター養成講座、認知症カフェを開催し、地域で認知症を理解し見守り、サポートができる体制づくりを進めてまいります。そして新たな予防対策として軽度認知障害を見つけるあたまの健康チェックを実施し、認知症の発症を遅らせる取組を進めております。また認知症サポーター養成講座を受講した方が、認知症の方の困りごとへのお手伝いをしていく体制を新たに整えてまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。2点目のご質問にお答えいたします。サロンによる人との交流や運動、カラオケなどのレクリエーション等の社会参加は認知症予防に効果があることから、本町におきましても平成29年4月から要支援高齢者を対象とした住民主体サービスである通所型サービスB、いわゆるサロンの取り組みを開始しています。実績につきましては、平成30年度は北檜山区1カ所、瀬棚区1カ所実施で延べ345人、令和元年度は北檜山区2カ所、瀬棚区1カ所で延べ462人を見込んでおります。現在、転倒予防教室、認知症予防教室、閉じこもり予防教室など社会参加につながる支援を行っています。サロン実施を進めていく団体、町内会等がありましたら設立に向けた相談支援などを積極的に行っていくとともに、サロン実施団体による報告会や認知症サポーター養成講座を活用するなど、あらゆる機会を通じてサロン拡充の取り組みを進めて参ります。移動手段の支援体制につきましては、要支援高齢者の買い物や通院、サロンなどへの利用において移動手段確保の必要性は十分認識しており、平成29年度から生活サポートセンター運営協議会で移動支援についての協議を開始し、他の町の視察なども行い新年度以降どのような移動支援の形態が良いかを引き続き協議してまいります。3点目につきましては教育長から答弁をいたします。

町の答え 教育長 成田円裕(教育長は2020年9月まで)

それでは3点目のご質問にお答えいたします。高齢化が進み認知症対象者の増加が見込まれる中、認知症は誰もが関わる可能性のある身近なものであることから、できる限り早い段階から子どもたちが認知症を正しく知り、思いやりの心を養い適切に行動できるよう教育していくことは、必要不可欠なことであると考えております。次世代を担う子どもたちが認知症への理解を深めることは、認知症になった本人やご家族、地域の皆さんにとっても心強いことと思います。町全体の認知症に対する取り組みの基礎になるものでもあります。議員ご承知のとおり、町内の中学校3校は既に認知症サポーター養成講座に取り組んでおりますが、小学校は取り組みがなされておりません。小学校、中学校と切れ目なく認知症に対する学習をしていくことが高齢化が進む社会において大事なことであります。町教育委員会といたしましては、せたな町の教育目標であります豊かで住みよい快適な環境づくりに努める人を育てるためにも、認知症サポーター養成講座の実施について校長会議、教頭会議を通じて各小学校に要請してまいります。

議員の質問 6番 道高勉

認知症につきまして町長から話を伺いました。要するにせたな町の実態というのは、要支援、要介護関係がそれだけの人数ということであります。私はこれから心配するのは予備軍の方々の対応なんです。ほとんどの今70歳、80歳の人、元気な方は外に出て畑でもやったり、そして社会福祉協議会のいろいろな事業だとか、サロンだとか、いろいろな所に外出している方がいるわけです。それは大変いい結果で、そういう面で努力されている高齢者の方々が多数いらっしゃると。要するに家の中に閉じこもっている方々を含めますと、調べた資料がちょっとないんですけども、30年の時にサービスの対象者となる要支援の予備軍、これを包括でちょっと調べてもらった経過があるんですけども、これを見ますと予備軍は、例えば老人クラブの介護だとか、そういった方々のところに行ったときに、全部生活していく人を見たら、やっぱり6割以上の方が予備軍の方が多いんです。そういう方々がバスだとか、温泉だとか来られて大変いいんでしょうけれども、そのほかに各家庭の中で閉じこまれている方、外出の機会があまり無い方、そういう方々がまだ多いわけでございます。今活動されている方々でも6割の方々が生活チェック予備軍ということなんです。ですからそういう実態にあるということです。せたな町の今の高齢化率の抱えている問題というのはあるわけです。ですからこれは要するに介護事業として考えた時に、いかにこの健康寿命、自分で自分の始末をできる、生活もできるという方々をいかに増やしていくかということが、これは全体的に見ると事業の運営におきましても負担の軽減だとか、保険料の軽減だとか、いろいろな面に社会保障に係る軽減につながるということになるわけでございます。認知症になってからではなかなかそれは大変なことでございます。サポートする方も高齢化が進んでいるわけでございます。そういう面からいきますと、やはり自らがきちんとした意識を持って、予防について一生懸命に自分で取り組むという環境づくりがこれから不可欠であると思います。そのために今、問題になっているのが移動手段なんでございます。先ほど町長からはいろいろな先進事例の中での取り組みもありますけれども、先進を見ても大変いい事業に取り組んでいる例もあるんですけれども、取り組んで視察しただけで、それが実態として我が町も動いて行かないと、いつになったら動くんですかっていう話なんです。そういった組織体制、新しいそういう仕組みづくりを早くしていかないとならないのかなと。今、公共交通の代替えということで一部取り組んでおりますけれども、しかしその交通計画の中では、こういった高齢者に伴う予防活動という項目がないわけでございます。だからその中で公共交通計画の中では、なかなかそれはこういった事業に移動の関係で取り組みというのはなかなか難しいと思います。ですからこれはやはり町が独自で、そういう仕組み新たなそういう今求められている、困っている、取り組まなければならないニーズをきちんとそれに合った仕組みづくりをして作ってるんだと、実行していくんだという姿勢が、私たちは町民も高齢者の人方も私たちも高齢者でございますけれども、そういうまちづくりを早急に進めるべきでないかと、5年先、10年先でないですよということでございます。そういうことについて町長は真剣に前向きに取り組むという姿勢が町民の皆様方も臨んでるというふうに私は思いますので、その辺お伺いしたいと思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

それではお答えをいたします。認知症に関して要支援の予備軍が相当おられるという話でございました。私も同様の認識を持っているところでございます。そこで支援に必要な交通弱者の対応ということでございましたが、現在、高齢者の利用目的に対応した移動手段ということについて、まちづくり推進課で協議をしておりますが、従来の公共交通を補完する移送サービスの提供も今後重要性を増すものと考えられ、サロンに通うための移動支援の必要性は十分に認識しております。今後も引き続き生活サポートセンター運営協議会で委員の皆様の意見もお伺いながら取り組んでいかなければならないというふうに考えているところでございます。ご理解をいただきたいと思います。

議員の質問 6番 道高勉

3回目でございます。前向きに取り組むということで、前向きに検討というのは行政用語で言うとゆっくりということでしょうけど、私はやっぱり今、本当に高齢者の人方が本当に6割以上の方々がそういう実態にあると、予備軍であるということがあるわけです。そのいう人方に早く手を打たないと、環境づくりをきちんと整備をしてあげないとならないと、最後にサポーターだとか、いろいろな介護職員だとか、皆手を煩わせながら大変な時代になるのではないかと私は心配するわけでございます。ですからそのためには元気なうちにそういう意識をつけて自ら外出して、そしていろいろな所に出掛けて、近くにある通いの場に出掛けて、そして皆でそれを支え合うということが、これから今求められてる高齢化率が上がる中で大事なことかと思うんです。本当に器を作っても上辺だけでなくて、本当の中身の魂のこもった政策というものがこれから必要だと思うんです。それについては、私は社会福祉協議会の存在というのは大きいと思います。社会福祉協議会というものは町に代わってこういった保健福祉、社会福祉の整備をするという大きな役割があるわけです。それを町としてもきちんと支援体制をとって、そしてそれを社協の中でもきちんと取り組んでいただくように相談なり支援なり、そしてそれを実行に移して皆で取り組んでいくと。町が直接でなくて、そういうことの展開を協議を行ってやっていただかないと。一歩でも二歩でも進めてほしいと。今の町長の答弁でありますといつだかわかりません。本当にこれだと聞いてる町民の方々もどうなんだよということになります。そこを令和2年、3年これから本当に行政改革がありますけども、しかし必要なことはやるという、そういうことのお考えを最後にお伺いしたいと思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

それではお答えをいたします。議員の質問にありましたように町民みんなで支える体制づくりということになると思いますが、そこで移動手段に係る社会福祉協議会との連携、これにつきましては社会福祉協議会の登録のボランティア団体と通所型サービスBを通じての連携や買い物支援サービスを通じての連携、これらを図って行くことができるというふうに思っております。移動支援に係る社会福祉協議会の連携につきましては、現在、生活サポートセンター運営協議会で協議しております。委員の皆さんの意見を聞きながらしっかりと対応をしてまいります。

出典:せたな町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月24日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる