せたな町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月19日
加齢性難聴者に対する補聴器購入費助成
- 聞いた人
- 藤谷容子 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 3番 藤谷容子
2問目は加齢性難聴者に対する補聴器購入費助成を求めての質問です。高齢化が進む中で加齢による難聴者が増え続けています。加齢性難聴は日常生活を不便にし、コミュニケーションを困難にするなど日常生活の質を落とす大きな原因となっています。最近では、加齢性難聴によるコミュニケーションの減少で脳の機能低下に繋がり、うつや認知症の原因になると考えられています。難聴者にとって適切な補聴器の使用は聞こえの向上、改善に止まらず認知の低下を防ぎ、社会参加を広げるための必需品となっています。しかし日本では欧米諸国に比べて補聴器の普及率が低く、その原因として補聴器の平均価格が15万円と高額であり、保険適用がなく全額自己負担では年金生活者や低所得の高齢者にとって負担が大きすぎると考えられます。実際に高額なので購入を迷っているという方やネットで集音器を購入して使用せずにしまっているという方の声を聞いています。昨年この補聴器購入助成について横山議員が一般質問でとりあげ、町長は実態調査を進めた上で補助制度の必要性等について検討していきたいと答弁されていましたが、その後の調査と検討の内容をお知らせください。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それではお答えいたします。加齢性難聴につきましては、議員ご指摘のとおり実態調査を進めてきたところでございます。調査の方法といたしまして、昨年7月より77歳以上の独居高齢者および高齢者のみの世帯を対象に包括支援センターの高齢者等支援員や生活支援コーディネーターによる自宅訪問の際に、聞こえについて聞き取るなど実際に会話をさせていただきながら調査を進めてきております。現在までに474人の方から聞き取りをさせていただき、そのうち約3割の144人の方が聞こえが悪くなり問題があると認識されております。さらにそのうち約4割の57名の方が既に補聴器をお持ちになっているとお答えをいただいております。しかし聞こえや補聴器についてお伺いした中でのご意見といたしまして、補聴器を持っているが使っていない、補聴器がなくても生活に困らないといった補聴器は不要だという意見が多くありました。一方補聴器が高額で買えない、購入したが自分に合わない、使っている人があまり良くないと言っていたので買っていない、費用や使い勝手に不安を抱く意見も少数ながらございました。このような調査の経過を踏まえ、まずは耳鼻科専門医の受診を勧奨しながら支援の必要性などについて検討してまいりたいと考えているところでございます。ご理解をいただきたいと思います。
議員の再質問 3番 藤谷容子
再質問します。補聴器は、始めは苦痛でも常に身に着け調整することで3カ月間ぐらいでだんだんよくなるものだということです。調査は必要ですが、調査してから助成を考えるというのではなく、助成をする前提で、もしくは助成制度を作ってから調査をしていくこともあってもいいのではないかと考えます。そのことで助成制度があるから耳鼻科を受診してみようという方も増えていくと思います。また補聴器として使えない、自分に合わないものを購入してしまうということも、助成制度をつくった上でそういうことも解消していくことができると思います。購入後のサポートにも繋がり、購入したけど、使わない、使えないということを防ぐことにもなっていくと思います。補聴器購入費助成は、今、全国の自治体に広がっています。北海道でも今年4月の段階で約20の市町村で実施しています。蘭越町や木古内町でも実施しています。ぜひせたな町でも実施の方向で考えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
お答えをいたします。現在、全道の市町村にありましては179市町村の中で議員おっしゃいました市町村が助成制度を持っているという状況になっているところでございますが、その中身についても状況を調査をさせていただきました。結果、議員もご理解のことと思いますが、非常に利用実績が低いという実態になっております。これが何を意味するのかというのは、もう少し詳しく調査をしてみないとわからないというふうに思いますが、いずれにしましても、この先ほど答弁申し上げましたように、こういった利用実績の中ではなかなか町として事業として立ち上げるというような状況にはないのではないかというふうに思っておりますので、もう少しこの耳鼻科への受診勧奨等を進めてまいりまして、そういった状況もさらに詳しく調査をしてみたいというふうに考えていることで、ご理解をいただきたいというふうに思います。