みんなの議会

森町議会 令和2年第1回 3月会議 2020年3月4日

森高校への支援策と中高一貫教育について

聞いた人
松田兼宗 議員
答えた人
教育長 増川正志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 14番 松田兼宗

それでは、通告に従いまして、質問させていただきます。まず、1問目に森高校への支援策と中高一貫教育についてということで質問させていただきます。森高校への森町からの支援は平成31年度で416万5,000円が森高振興会へ補助され、毎年有効に活用されております。しかし、4年前までは森町の中学生の5割台が森高校へ進学していたのですが、ここ過去3年間は3割台に落ち込み、平成31年度の入学者数は2間口80人の定員中48人と大きく定員を割っている状況にあることから、間口減による定員の削減ばかりか、廃校の危機にもあると指摘されている状況にあります。それは、少子化による生徒数の減少が大きな原因ではありますが、それ以上に町外のほかの高校への流出による森町の地元中学からの進学者の減少が大きな要因と考えられます。一方、平成11年度に多くの期待を持って総合学科へと学科転嫁を行ったにもかかわらず、入学者の減少が職員数の削減となり、総合学科としての有効な教育活動ができない状況にあり、魅力がない高校になっているとも指摘されております。森高校の生徒数の減少、もしくは廃校は森町の教育を大きく後退させるばかりか、森町の経済においても無視できない大きな悪影響を及ぼすものと憂慮するところであります。そこで、森高校への支援策の強化策として、進学者や成績優秀者などに限られた生徒を対象とした支援を広く一般の生徒にも対象とした支援へと拡大すべきであると考えますが、いかがでしょうか。また、森町においては小中一貫教育を推進していることからも平成10年度より可能となった中高一貫教育、連携型の中学校、高等学校ということになりますけれども、それを導入することで学校、家庭、地域と一体となった教育活動が可能となり、学校教育の活性化ばかりか人口減少に歯止めをかけ、まちづくりに大きく寄与すると考えますが、いかがでしょうか。

町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)

お答えします。先ほどの山田議員の町長答弁と内容が一部重複いたしますが、森高等学校への支援についての議論に当たっては2つの留意点が必要と考えます。1つ目は、子供や保護者からの側面です。高等学校への進路選択は公平であって、尊重されなければなりません。近年森町の子供たちは、大きな希望や可能性を求めて多様で広域にわたって高等学校への進路を選択しております。森町の子供たちがどの高等学校を選択したとしてもその子供たちを力強く励ましたいと考えています。2つ目は、我が町にある森高等学校として側面です。子供たちが希望を持って森高等学校を選択してもらうためのより良い支援の在り方については、これまでもこれからも議論していかなければなりません。しかし、その議論の根底に魅力がない高校となっていると価値づけたり、廃校の危険もある等と根拠のないことを持ち出して議論することは森高等学校を選択する子供や保護者にとって誠に失礼な表現であると考えますので、以上の2点を踏まえながら議論をお願いします。森高等学校が将来とも活力に満ち、魅力ある学校であるため、森高等学校振興会を通じて支援を行っております。本年度においては、キャリアサポート、基礎学力向上サポート、カウンセラーの派遣事業等、生徒個々に応じたきめ細やかな事業を新規拡大してきたところです。今後も生徒個々が将来目指す方向に合わせた教育活動を推進するためのより良い支援について森高等学校と協議、調整を行い、進めていきたいと考えます。中高一貫教育についてですが、4月より町内小中学校が共通しての教育目標等を基にした森町小中一貫教育が始まります。小中一貫教育推進計画において中学校と森高等学校の接続についても検討課題としていることから、より良い接続について協議していきたいと考えます。以上です。

議員の再質問 14番 松田兼宗

まず最初に、魅力がないということですごく心外だみたいな話で、高校生の進学の平等性なり、権利の関係からすると当然な話なのです。それも分かります。それと、森高校が今後存在しなくなるのではないかという危機感というのは、これほど何度持たれているか。それは、中学生の間で、中学生の親の間です。本人たちもそうですけれども、かなりなくなるという話、うわさが飛び交っている。そんな中でそういう状態だということは、魅力がないということなのです。そういうのを魅力がないという言い方やめてくれという言い方をすると違うのではないのと。だから、危機感を持って魅力のある高校にしたいから、そういう話を言うのです。何か勘違いしているようにも思いますけれども、それだけ、今後少子化が進む中で本当にそのときには、高校がなくなるというときにはもう遅いのだと思います。今地元からの人たちが森町の教育上、高校がどういうふうにあるべきなのかを考えなければならないときなのです。今からやらないと手後れになる、私はそう思って危機感を持っています。その中でいろんなことのてこ入れという形で私なりにできることはやっているつもりでいますけれども、それを踏まえて再質問をさせていただきます。まず、支援策についてなのですが、今ほかの、例えば最近八雲とか長万部に行く子が増えているという話を聞きます。それはなぜかというと、話を聞くと授業料無償化になりましたから、その中で交通費を出すという話とかいろんな制服だとか、具体的なわけです。ただ、森高校の場合は、この中で最初に言っているように、ごく一部の生徒、進学を目的とした生徒を対象にした部分の補助しかないのだというふうに思っています。さらに、八雲と長万部の高校支援策について、教育長の施政方針の中で、昨年のですけれども、それを見ていると1項目ずつ取っているわけです、項目として、高校支援について。では、そしたら森町の場合どうかというと、そうではなくて、学校教育の中で捉えている。一部に捉えているわけです。それは、見方によっては今これから中高一貫教育絡みからするとそういうことというのは大事なのかなというふうに思ったりします。今回これ見ますと、地域全体で子供たちを守り、育てる体制づくりの推進という、大きく項目が出ています。この中森高の支援を書いているわけです。とすれば、ますます小中で一貫教育を進めていく上で、高校も含めた形で当然頭の中に入っているのかなと思っています。最後のところに高校の魅力化を支援してまいりますと書いています。とすれば、これが中高一貫教育につながっていくことになるのではないかと私は受け取っているわけです。そういうことを考えれば、中高一貫教育を今後進めていく上では、非常に森の教育長の施政方針というのは評価すべきことなのかなと私思ったりもするわけです。逆にもっとほかの、八雲と長万部ですけれども、比べるとあっちのほうが高校教育の支援を前面に打ち出している部分がはっきりしているのです。だから、そっちをどう見るかという問題はあるとは思いますけれども、教育長の方針の中で魅力化を推進して支援するという話で載っているわけですから、当然中高一貫教育のことを考えてくれたらいいのかなと思っています。それと、現在、実際にちょっと調べてみたところ、北海道で19校中高一貫教育やっているところあります。これは、具体的にどこかというのはちょっとそこまでは把握はしていますけれども、中身については私もよく分かっていません。それで、3年ほど前に島根県の吉賀町というところに議会のほうで視察行ってきました。目的は違うのですけれども、そこの中で一貫教育やっているわけです、吉賀町、吉賀高校では。4つの中学の中で併せてそこで中学の一貫教育をやっている。さらに、その中ではどういうことやる形でやっているかというと、サクラマスプロジェクトというのとかつくっているわけです。それは、何でか、どういうことかというと、いずれ、サクラマスですから、帰ってくるわけです、自分の生まれた町に。そういうのを期待して、全町の、町で一体となって学校教育、社会教育に両方に関わる部分で核の部分となるプロジェクトをつくっているわけです。それは後でゆっくり御覧になっていただきたいのですが、そういうことが、必要なのかなというふうに思っていますので、今後の考え方としては中高一貫教育も含めて考えるのが森町の教育にとって非常に大事に、ネックになってくる部分になってくるのではないかなと、この少子化が進む中で。そうすると、先ほどちょっと冒頭言いましたように、少子化対策にも、教育長も先ほど答弁の中で言っていましたけれども、少子化に歯止めをかけることにもなるかもしれない、そういうようなことを考えているわけですけれども、いかがでしょうか。

町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)

再質問にお答えします。答弁漏れがあるかもしれませんので、教えてください。後で教えてください。まず、私ども振興会を通じてこれまで森高校の魅力アップのために様々な支援をしてまいりました。そして、議員もおっしゃっていましたけれども、進学者に特化したような支援は、一見そう見えるかもしれませんけれども、そうではなくて、全生徒に行き渡るような検定料の補助だとかも行っておりますし、新しく導入する支援システムには全生徒の基礎診断力テストも踏まえて、全校生徒の学力向上等を図ることを目指しておりますので、一部、進学等を目指した子供だけの支援ではないということをまずご理解していただきたいと思います。それと、例えば交通費のこともおっしゃいましたけれども、そこにたまたまもしかしたら魅力を感じる生徒がいるかもしれません。でも、最も大事なのは今森高校で行われている教育の内容を充実させることですし、そのことをもっともっと高校等から発信していくことだと、魅力を発信していくことだと思っております。森高校の子供たちの活躍見れば、どのような行事でもボランティアに参加したりして、いいな、そして様々な進路を目指して頑張っている姿はもっともっとPRしていきたい、そう思って、私もPRに努めたい、森高っていいぞ、魅力あるぞということをPRしていきたいというふうにして考えております。今日も受験地に森高校に受験しに行っている子供もいるのです。希望を持って行っているのです。片方でこのところ、魅力がないとか、やっぱりそこはトーンを抑えていただきたいと思います。今向かっている子供いるのです。合格待っている子供いるのです。もっとエールを送ってください。お願いいたします。私も頑張って魅力アップしていきたいというふうにして思っているところです。次ですけれども、小中一貫教育の中での中高一貫教育、この必要性についてはこれから検討課題とすることにしておりますけれども、現在においても高校と中学校が連携ビジョンというふうにして連携を図っているところであります。例えば生徒指導の交流、また養護教諭の先生が打合せして、中学校の様子を聞いたり、子供たちの様子を聞いて、連携を深めております。また、校内研修にも高校の先生が来て、一緒に研修を深めたり、お互いに授業参観を行って、それぞれの授業のスタイルだとか子供の様子を見ているところであります。また、ボランティアでも森中と森高の生徒が交流をして、様々な場面で活躍しております。また、一部部活動でも高校の先生よりも指導を受けているということもありますし、さてそういった中で、議員の言うように、中高一貫教育ということはやっぱりまず小中一貫教育の中で中高をどうつないでいくのかという、その流れの中で何が一番いいのかということは今後の協議ですので、議員の一歩踏み込んだ気持ちもよく受け止めながら協議を進めてまいりたいというふうにして思っています。ただ、連携型の小中は非常にまた課題もあるのです。特に中学校の授業時数に大幅に影響して、中学生が授業を多く選択する場面も出てきたり、また管轄も違うことから、容易にはなかなか難しいし、そして森高の総合学科という選択をしていく、教科がある中でどう連携していくのかというのは非常にハードルが高いなと思いますので、森高校を交えたそういう協議をまずは進めてみたいというふうに考えているところです。以上です。

議員の再質問 14番 松田兼宗

それで、吉賀町の話をしましたけれども、ここですごいと思うのは町ぐるみでやっているのです。社会教育と一体となっているというか、連携取られている中で進めているところがすごいところだと思っています。そうすると、教育、高校の生徒、中学の生徒もそうなのですが、見守っていく形が進んでいるわけです。それが本当の地域力というか、その地域の教育力を高めていくことにつながると思うので、ぜひその辺は参考にしていただきたいと思います。それで、現在どの程度森高との話合いというか、そういう場面というのは定期的になされているのか、それともこちらから一方的にそういう話を持っていっているのか、それとも高校側から、振興会も通してということにもなるかもしれませんけれども、教育委員会のほうにいろんな、連携をする上での話というのはあるのかどうか。それと併せて、道教委の話になるとちょっとその辺分からないのかもしれないですけれども、道教委としては、教育長の分かっている範囲内でいいのですが、中高一貫教育を進めていくというか、今後の展開として。結構全国的にいっても600校近くなっているという部分はあるので、その辺もし分かったら答えていただき……分かる範囲で答弁していただければと思います。以上で。

町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)

いろんな事例を聞かせていただきました。森町も振興会を通して町ぐるみで支援しているふうにとも考えております。まず、そこもご理解いただきたいと思いますし、中高生が町に出て、そういった意味で見守っているというのは非常に大事な観点ですし、私たちも様々なイベントで高校生がいろんな形で参加していることを見ますと、非常に安心しますし、それを見て中学生などもボランティアに参加したいなだとか、そういう姿も見ているところです。例えば直近でいえばこの間成人式ありましたけれども、受付にやっぱり高校生が座っているのです、2人。そして、先輩方を案内している。そういう姿を見るとやっぱりいいものだな、こういうふうにして中高生が町の行事に参加する、社会に参加するということはやっぱり大切なことなのだなというふうにして考えております。高校との話合いですけれども、まず基本的に今年度から森町校長会、小中の校長集まる会に森高の校長も定期的に入って、様々な情報交流をしている場面があります。また、森高校との連絡状況もその都度話ししていますし、私も必要があれば言っていますし、高校も必要があれば話合いに来ておりますので、そういった連携も今のところ進めているというふうにして考えております。最後ですけれども、道教委において中高一貫教育の施策についてですけれども、これについては道教委に確かめて、後で資料提供いたしますので、ご理解ください。以上です。

出典:森町議会 令和2年第1回 3月会議 2020年3月4日 議事録 PDF(121ページ) 間違いを知らせる