みんなの議会

森町議会 令和2年第1回 3月会議 2020年3月4日

総合学科森高等学校現状の改善について

聞いた人
山田誠 議員
答えた人
町長 梶谷惠造、教育長 増川正志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 山田誠

それでは、私のほうから1点質問させていただきます。北海道森高等学校現状の改善等々についてでございます。現在道立森高等学校の福祉科教員は1名であり、16単位生徒が介護福祉士国家試験受験資格を取得するためには50単位実務研修を夏季、冬季休業中に行う必要があるため、現在は取得不可能な状況にございます。このため、最低限クリアしなければならないことは福祉免許教員4名の増員、また選択科目の時間を32時間から53時間にする必要がございます。今のままでは福祉施設で3年間従事し、実務研修を受けることで介護福祉士の資格が取得できるような現状となっております。森高校の介護福祉士の受験資格は平成25年まで可能でございましたけれども、平成26年からは取得不可能となってございます。過去10年間の生徒数の推移を見ますと、平成22年度は379人、12クラスございましたが、令和元年では154人、6クラスと約60%の生徒減が生じております。これは、あまりにも魅力、特色のない学校ではないかと思わざるを得ません。全道で2番目に総合学科となった森高等学校は、進学コースもございますが、福祉科が最大の魅力ではないかなというふうに思っております。今現在森町には介護保険サービス、また担当事業所は訪問介護、通所介護施設サービス、その他在宅サービス等々23か所あり、受入れ態勢定員は680人となってございます。各施設サービス等では、介護福祉士の不足で悩んでおり、満足なる介護の提供ができない状況であり、相当苦労しているのが現状でございます。森町の過疎地域自立促進市町村計画では、教育振興の中で魅力ある学校づくりや地域に根差す教育振興を図るとうたっておりますので、ぜひ介護福祉士の資格試験ができるような環境整備等を含め、資格取得できるように側面からあらゆる方策を駆使し、強力に支援すべきであると考えます。資格取得者が町内に就職し、結婚されれば人口及び少子化現象の歯止めにもなり、介護施設の待機者の解消、そして充実も図られ、森町活性化への一助となると思料いたしますので、町長及び教育長の所見をお伺いいたします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

先に私のほうからお答えいたします。まず初めに、森高等学校への支援についての議論に当たりましては2つの留意点が必要と考えます。1つは、子供や保護者側からの点です。高等学校への進路選択は公平であって、尊重されなければなりません。近年森町の子供たちは、大きな希望や可能性を求めて多様で広域にわたって高等学校への進路を選択しております。森町の子供たちがどの高等学校を選択したとしてもその子供たちを力強く励ましたいと町では考えております。もう一つは、我が町にある森高等学校としての点です。子供たちに希望を持って森高等学校を選択してもらうためのより良い支援の在り方については、これまでもこれからも議論していかなければなりません。しかし、その議論の中に、大げさな表現とはいえ、あまりにも魅力、特色のない学校ではないかと価値づけて議論することは、森高等学校を選択する子供や保護者にとって誠に失礼な表現であると考えますので、以上の2点を踏まえながら議論をお願いいたします。さて、現在森高等学校における介護福祉士国家試験の受験資格については、教育課程の改正によりまして残念ながら平成26年度より取得不可能となりました。介護職員初任者研修課程においても教員の配置体制により存続が難しくなってきたことから、町では森高等学校と連携し、町職員のうち講義を行うことができる有資格者を不足講義時間分に講師として派遣することで介護職員初任者研修課程の存続と受講者の増加及び介護人材の定着を図ることを目的に学校への支援を実施してきているところです。私からは以上です。介護福祉士国家試験の受験資格が取得できる環境整備などにつきましては、教育長より答弁させていただきます。以上です。

町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)

お答えします。介護福祉士国家試験の受験資格が取得できる環境整備等につきましては、森高等学校は北海道教育委員会管轄であることを踏まえなければなりません。このことを前提とし、介護福祉士国家試験の受験資格の教育課程を確保するためには例えば専門的な教員の複数配置や施設整備が必須であり、そのことにより選択と集中を特色とする総合学科での教育課程に相当な影響を及ぼすことが考えられるため、まずは森高等学校や北海道教育委員会の考えを聞きたいと考えます。以上です。

議員の質問 2番 山田誠

今お二人方からご答弁頂きましたけれども、町長の答弁のほうで、支援的なものは、これは把握しておりまして、これは前に29年から実施しているわけなので、職員5名を派遣しております。その部分については福祉コース専攻の2年生3人とか、それらの者に講義の実施を行っておると。これは、保健師なり福祉介護士の方々が出向いていって、課程の福祉の人材確保の事業で行っているというふうなことです。これはいいことだと思いますけれども、私の言っているのは派遣の部分でなくて、さっき教育長のほうから出ていましたけれども、教育課程の編成が課題であるわけだから、これについてもう少し町のほうで道教委なり渡島教育局なりに行って、こういう状況であるということで、ぜひ資格を取得をして、地域の介護施設等に就職させたいという強力な考え方が必要であろうと、私はそう思っております。それから、もう一点、ちょっと言葉悪いですけれども、森高校が魅力ないのは失礼でないかという話ですけれども、現実に受ける方がいない。魅力がないのです。昨日の新聞にもありましたけれども、定員が80名に希望者が42名です。半分ないのです、半分。やっぱり半分、逆な意味からすると倍以上の出願があってもいい学校にならなければならない。そういうふうなことで、地元にある学校ですから、そういうことをやっぱりきちっとしなければならないと、私はそう思っているのです。これは町長のほう。それから、教育長、教育課程の編成等々には、これは専門教諭だとか、そういうものが全部必要だ、これは把握しています。だから、それを、ただ一般の父兄の方々はそういう専門的なもろもろについては分からないわけです、父母は。だから、それをきちっと把握させた上で、道教委に行くなり渡島教育局に行くなりして実態を訴えるという行動が必要であろうというようなことでございます。これ介護福祉士国家試験受験資格の可能性についてということで後で差し上げますけれども、こういうもろもろのものをクリアしなければ、森高校の福祉課に行っても介護福祉の資格は取れないと、こういうことです。取れない学校に行って学んだって何にもならないでしょう。それを目的に来るわけですから。そういうことを私が言っているわけ。だから、町長もそうですが、教育長もそれらのものが実際に時間が足りない、または実習がされない、教員が足りないと、そういうものをPTAでなり、また何だったら議会なり連れていって、道教委に行って、陳情だとか、そういうこともやっぱりすべきだと、私はそう思っているのです。そのぐらいやらないと道教委も目が開かないのです。北海道で16校あるわけですから。それらのものについて、やっぱりきちっとやってもらえなければ困る。剣淵高校なんていうのはすごいです、合格率が。90%超えているわけですから。全道の国家試験の受験者の合格率は70%です。剣淵は90%なのです。それだけ力を入れているということなのです。そうすると、先ほど言ったように、森町の介護保険サービス施設等々に就職できれば、わざわざ就職難だとあちこち探す必要もない。そういうことを踏まえて、もう少し気を引き締めて行動していただければなと思っています。いかがでしょうか。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

まず、私から再質問にお答えいたします。山田議員再質問でご質問のように、教育課程の編成ですとか、その辺の道教委への要望についてということですけれども、必要なことかなと、そういうふうに思っております。日頃北海道教育委員会のほうに赴いて、教育長などと優秀な先生を配置してくれと。それから、新しい高校づくり推進室かな、そちらのほうに行っても何とか森高校の間口を減らさないようにということで、今までも、私もそうですけれども、教育長も度々足を運んでおりました。ただ、最終的には受験生の人数によって、今回の場合は受験率が50%ということでちょっと残念なところありますけれども、逆に今年の子供たち、受験対象になっている子供たちは、教育長からも私伺っているのですけれども、非常に優秀な子供たちが多いということで、やはり地元だけではなくて、大いに外へ出ていける実力を持った子たちが非常に多かったです。ですから、函館方面に受験される、もちろん、合格発表これからかな、された方が多くて、逆に地元の森高校を受験する人が少なかった。これは、年によって変動するということで私ども理解していますけれども、全体的な子供の少なさがどうしてもそういうところには影響が出てくるのだろうなと。ただし、質を落としてはいかんという考えは山田議員の質問と同じで、何とか指導力のある先生を森高校によこしていただいて、その中で先ほど言っているような介護福祉士の資格をもっと取れるような体制を取ってくれと、それは今後私も強く教育長、北海道のほう行ったときには要請行動に移したいと、そのように思っております。ただ、現場の状況なのですけれども、介護福祉士でなくても従事することは可能でありますので、その辺をやっぱり勘違いされないようにというふうのは思っているのですが、最終的に介護に従事する人が少ない、それからそれでも介護福祉士を目指して来る方が少ないというのは実際的に介護職の魅力が今少し乏しい、要するに具体的に言うと報酬が低いということなのです、仕事の割には。ただし、これも国のほうでも何とか改善しようという考えではいると思います。ただし、これを改善するということは、報酬を上げるということは、当然介護保険のアップにつながりますので、そのバランス、どこで、どこまで上げたときに今保険を負担している人たちがそこまでだったら許される、もしくは介護に従事される方々がそのぐらいの報酬だったら、ではチャレンジしてみようかと、そういうバランスを整えるのが大事なのかな、一方でそのように感じております。これからも単位を、それでもその中で町で、先ほど言っているように、資格取得に対して講師を派遣している部分については450時間のうち130時間が免除されますので、かなり有利な状況にはなっているなと。森高校はそういう学校だよということも学校としてどんどん地域に発信していっていただければ、なお生徒の確保ができるのではないかなと、そのように思います。学校のほうにも教育委員会を通じながら伝えながら私も努力してまいりたいと思います。以上です。

町の答え 教育長 増川正志(教育長は2022年3月まで)

再質問にお答えします。まず、先ほど申し上げましたけれども、高校の管轄が北海道教育委員会なものですから、教育内容に踏み込んだことの答弁はうかつには答えられないということがまず前提にありますので、そこをご理解して、仮にそうであればだとか、そういった意味で聞いていただければと思います。現在森高校は4系列というのがあって、それぞれ進学だとか社会生活だとか健康福祉、情報ビジネスだとかあって、この系列の中から生徒が進学または就職していくと。自分の進路に合わせて選択科目を選択できる、これが総合学科の最大の魅力なのです、実は。そこをまず押さえていただきたいというふうにして感じます。このことから、平成30年度の卒業生の進路を見ますと、4年制大学、短期大学、専門学校、各種学校、就職も町内外にわたってそれぞれの選択をした自分の進路に向かって力強く向かっていっていることは間違いないことであります。大変森高校を卒業していろんなことを勉強して、いろんな方面に行っているのだなということが分かっています。そして、ここからちょっと課題なのですけれども、介護福祉士の取得をするためには今の系列を変えていくことしか、または福祉科を設置するとかしかありません。そうすると、今1名いるわけですから、教員が。3名配置するということは3名を削られるということなのです。そうすると、その系列自体の特色が消えて、何かが消えなければならないと。そうすると、逆に生徒の進路の幅が狭くなる可能性も考えられます。また、これまで数年の健康福祉系列を選択する子供の生徒の推移を見ますと、果たして今ここで確かな根拠を持って、相当な覚悟持って、では福祉のほうに進路を切っていけるかという相当な根拠がなければ、大きなかじ取りは大変難しい。一定の条件がそろったときにはいろんな方面に出向いてまいりたいと思いますけれども、まずそういった方向が当該の森高校、北海道教育委員会が配置計画の中で行っている中で私どもの考えが相当まとまってからでないと、非常にハードルが高いというふうにして考えているところであります。まずは、森高等学校、北海道教育委員会、渡島教育局に考えを伺いたいと思っておりました。以上であります。

議員の再質問 2番 山田誠

先ほど町長のほうからほかのほうの資格がどうのこうのという話なのですけれども、それはちょっと違うのです。介護職員初任者研修があると、そういう資格が取得できるということでありまして、国家資格の、福祉士の資格ではない。だから、一般の介護施設に勤めましても今でいう非正規職員との給料の差があるので、これはやめていくと、これ現実的です。先般も、名前を出していいか悪いかは別にしましても、シャリテさわらのほうで若干、2名程度就職が決まっておったと。それがたまたま冬休みに実家に帰ったらそこの実家の市に就職しなさいということで断られたと、こういう経緯がある。いまだにさくらの園もそうですし、こちらのほうもそうですけれども、こういう状態なのです。町長も執行方針のほうに団塊世代がこれからそういう状況に入るからということで話がされていますけれども、なおさら必要の重要度が上がってくるわけです。私は、将来森町は全道に先駆けて福祉の里、森町になるのでないかなという期待を持っているのです、町長。それぐらい名前を売っていかないと駄目だと思うのです。森町に来ればいろんなそういう手厚い介護のあれが受けれますよという一つのメニュー的なものをばあっと出したらいかがですか。やっぱりそれちょっと期待しています。町長の執行方針のほうにありますけれども、福祉、介護を支える力、心構えを持っているわけだから、町長は。それを大にして言っているわけだから、大にしてそういう、完成させることは大変だと教育長も言っていますけれども、物が道教委ですから、それに町村がああすれ、こうすれと指図する自体がおかしいけれども、あくまでも強力な要請を持っていくと。道教委の考え方を崩すと。モデル校にしたって構わないと思うのです。16校あるうちの一つ、北海道森高校、モデル校してください、要望出てもいいのです。そういうふうになっていかないと満足な学校にはなっていかない、私はそういうふうに思うのです。やっぱり町民が、地域住民が率先して森高がいいと、そこにやりたいというやっぱりすばらしい学校になっていただきたいなと、個人的にも私そう思っています。そういうことで、教育長は別に町長から最後心強い、強力なる答えを頂きたいと。いかがでしょうか。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再々質問にお答えいたします。山田議員、介護福祉の里、森町を目指せということで力強い後押しなのですけれども、最近、昨年度から函館市も福祉の里を目指すということで、かなり強豪、強敵です。難しいのですが、森町はもともとこういう高齢者福祉に対しては非常に先発的な町です。そして、施設も多様に町内に点在し、非常にバラエティーに富んだ、高齢者に対してはデイサービスやいろんな選択肢がある、そういう町で、目指すところは私は間違っていないな、そういうふうに考えます。そして、そういう中でそれを目指しながらも、やはり介護に関連、所属する従事者の確保、これをどうするかというのがまず、先ほど申し上げたように、介護従事者の環境を良くしてやらない限りは幾ら旗を振っても集まらない。その辺の難しいさじ加減は行政として行っていきたいなと、そういうふうに考えます。確保のためにはやはり多少の保険の負担を考えていかなければならない部分であろうと。それそういう組織によって、参考の意見をもらいながら、含めて進めていかなければならないと思います。最後に、森高校なのですけれども、本当に中身は魅力のある学校です。過去を遡っても非常に優秀な人材を日本国中、世界中に輩出している。そういうところをぜひクローズアップして、今現在も非常に優秀な、そしてすばらしい指導者がいるということをどんどん発信していただきたいと思います。PTAはもちろん関係者、地元、我々もどんどん進めていって、そしてもっとメディアも扱ってほしいのです、森高校生の活躍。すごく活躍しています。なかなか目に留まらないようで少し残念なのですけれども、今後に期待したいなと、そのように考える次第です。これからも全体を含めて頑張っていきたいと思います。よろしくです。

出典:森町議会 令和2年第1回 3月会議 2020年3月4日 議事録 PDF(89ページ) 間違いを知らせる