木古内町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月14日
新電力会社破綻に伴う北海道電力(株)との再契約について
- 聞いた人
- 新井田昭男 議員
- 答えた人
- 町長 大森伊佐緒、副町長 大野泰
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 新井田昭男
2番 新井田昭男です。一般質問をさせていただきます。質問は1問でございます。新電力会社破綻に伴う北海道電力(株)との再契約についてでございます。先般、新聞紙上に掲載された北海道電力(株)の公取委警告問題で、破綻した新電力会社「日本ロジテック協同組合」と契約した市町村や企業の中で、北海道電力(株)と再契約した自治体が479件に上ったことが判明しました。破綻した新電力会社「日本ロジテック協同組合」と契約していた市町村の中で、北海道電力(株)と再契約し割高な契約だったのは18町村です。しかし、北海道電力(株)に説明を求めるとしたのは上川管内比布町、後志管内余市町と当町の3町で「場合によっては返金請求も検討する」としたのは比布町のみでした。このことに対しての当町の今後の対応と新電力会社を含む今後の電力契約の考え方について、町長の見解をお伺いします。よろしくお願いします。
町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)
2番、新井田昭男議員のお尋ねにお答えいたします。当町の国保病院、老健いさりびの二つの施設において、日本ロジテック協同組合の経営破綻により、北電と再契約をしたことにつきましては、平成28年第1回町議会定例会の予算委員会で、総務課長から説明をさせていただいておりますが、改めて当町の高圧電力に係る電気需給契約の概要をご説明したいと思います。現在、当町にある高圧電力施設は、全てあわせますと11施設でございます。このうち産業会館、中央公民館、たかとり球場・学校給食センター・小学校・中学校・旧老健施設・浄水場・クリーンセンターの九つの施設は、王子・伊藤忠エネクス電力販売株式会社と需給契約を締結しており、残りの病院・老健の二つの施設は、北海道電力と需給契約を締結しております今回の新聞報道では、新電力を導入した者が北電と再契約する際に、割高な料金プランで契約させられている内容のようでございますが、当町におきましては、ロジテックに契約を切り替える前は、両施設とも北電と業務用ウィークエンド電力という料金プランで契約をしておりましたが、ロジテックから北電に再度契約し直す際には、業務用ウィークエンド電力ではなく、一般の業務用電力で再契約をしております。このことについては当時、北電福島営業所と協議を行っておりますが、北電からは平成26年11月の電気料金値上げに伴い、多数の施設が新電力に移行したが、変更せずに引き続き北電と継続契約をしている事業所があることから、それらの事業所と料金の差別化を図る必要があると北電本社からの通達に基づいたものであると説明をしております。当町では、公正取引委員会に問い合わせをしておりますが、「会社が提示している契約種別の範囲を超えた内容であれば違法性があるが、契約種別の範囲内で著しく料金が増加するのでなければ違法性があるとは言えない」とこのような見解でありました。北電と再契約することにより、電気料金の増加が懸念されましたので、新電力の再導入についてを検討し、当町の九つの施設と契約している王子・伊藤忠エネクス電力販売との協議も進めましたが、二つの施設は電力使用量が多く負荷率が高いため、通常の新電力導入に伴う電気料金値下げのメリットが得られないこういう施設であることがわかり、新電力への移行を断念しております。一方、北電からは、業務用ウィークエンド電力契約以外の業務用蓄熱調整契約、業務用空調システム契約、業務用電化厨房契約などのオプションについては、引き続き契約が可能であること。また、契約については1年単位で更新されるため、契約1年後には従前の業務用ウィークエンド電力で契約が可能であるとこのような説明を受けましたので、北電との再契約を行ったところでございます。お尋ねの割高な料金プランによる返金請求につきましては、両施設の平成27年度と平成28年度の電気料金を比較しますと、病院は電気使用量の増加により電気料金が約90万円増加しております。また、老健は電気使用量の減少により電気料金が約74万円減少しておりますが、北電が設定した基本料金というものが変更になったことにより、全体での請求額は少なくなっているということになっております。したがいまして、北電との業務用電力での再契約による割高な料金請求はなかったと判断をし、返金請求は行わないことにしております。また、平成29年ことしの3月からは、この両施設とも従前の業務用ウィークエンド電力に契約を変更しておりますが、老健施設が来年度から特養施設に経営を移行する計画を進めておりますので、そのことも踏まえ、今後も北電と協議を行い、適切な料金プランの設定に努めてまいります。次に、今後の電力契約につきましては、高圧電力に続き、低圧電力においても2016年4月から自由化となっており、道内外を問わず様々な業種の事業者が新電力として参入をしておりますので、その中からより安価で安定的に電力を供給できる事業者を選定し、電気料金の低減に努めてまいりたいと考えております。以上です。
議員の質問 2番 新井田昭男
いま町長のほうから縷々、ご説明いただきました。まず、今回の説明の中で新聞紙上で書かれていたような我が町も不合理な契約によって、貴重ないわゆる税金が不合理な状況に使われているそんな状況。これ皆さん、新聞を見たらほとんどのかたがそういうふうな思いがあったのじゃないかと思うのです。そういうことでいまお聞きしたら、そういう不合理な契約でなかったということですので、それは非常に良かったと安堵しているところでございます。いまお話をしたように、やはり今回の記事の中では、新聞のいわゆる情報の収集の中で、全体が同じような状況になっているというような捉え方も考えられるような状況の中で、やはり町民の皆さんもあるいは職員の皆さんもあるいはそうなのかもしれませんけれども、あの記事を見た段階では「そうなの」というふうに思ったと思うのです。特に住民の皆さんは、「我々の税金がこういう契約で不合理に使われているんだ」というふうなことが当然考えられるわけですよね。当然考えられますし、それが当たり前の話だと思うのです。そういう中で、実はここをちょっと確認したいのですけれども、この記事が出たのは8月の20日前後だと思うのです。日にちまで確認をしてなかったですけれども。そういう中で、我が町として例えば常任委員会だとか、そういう部分があったのです。皆さん各議員が集まってそういう機会があったのだけれども、一向にこういう中間報告がないわけです、行政として。これだけの記事がどうして議員の皆さんにお話ができないのかなというそんな一つ思いがありました。こういう部分が不信感というか、行政としてお話ができない部分は何なのだろうというその部分がありましたものですから、これじゃあぜひ契約内容そういう部分も含めて、町の見解をお伺いしたいのだというまずそういう発想からきょうは質問とさせていただいたのです。きょうに至るまで報告できなかった経緯をちょっとわかる範囲で結構ですけれども、お話をいただけませんか。
町の答え 副町長 大野泰(副町長は2020年3月まで)
新電力導入につきましては、町長のほうからも説明がありましたとおり、2016年の北電の電気料金値上げに伴う町として少しでも安価で安定的に供給していただける民間事業者、新電力です。これに取り組むということで、常任委員会等でご説明をさせていただき、契約の手続きに至りました。その後、ロジテックが思いがけず破綻をすると。これは需要化、契約を多く取りすぎて自分のところで供給できる電力量を超えてしまって違約行為が発生をし、破綻に至っていると。こういった経過も28年の3月の予算委員会で説明をしながら、変更しますということで進めておりましたので、議員の皆さんにはある程度ご理解はいただいているだろうなとは思っていたのですが、8月21日の新聞での報道というのが、やはり我々としても重く受け止めなければならなかったのだろうなというふうに思っております。そのあとに31日には、常任委員会も開かれておりましたので、その際に丁寧に説明すべきだったなというふうなことで、いま反省をしておりますので今後、こういうような報道にすぐ敏感に反応しなければならないということでは全てがそうではないのですが、木古内町という名前も記事には載っておりましたので、その辺の受け止めをしっかりとしながら、これから常任委員会等で説明をしてまいりたいというふうに思っております。このように本会議場で失礼しました。一般質問という形で出していただいたということについては、お礼を申し上げながら我々の説明不足だったということも反省し、今後、常任委員会で取り組んでいきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。
議員の質問 2番 新井田昭男
いま、大野副町長からお話をいただきました。私も別に行政の皆さんが一生懸命やっていることは当然認めていますし、ただ流れをやはりひとことあっても良かったのかなとそんな思いがあったものですから、今回の一般質問をさせていただきました。ご案内のとおり、やはり行政としても信頼力に対する取り組み方、そしてやはり安価での電気料含めた運営の仕方を一生懸命やられているというのは理解しています。ですから、それは今後も大いにやっていただきたいと思います。ただ、いずれにしても今回の記事の中では、不合理な部分がなかったということは、改めまして安堵しているのですけれども、再三再四で申し訳ないですけれども、今後やはりこういう事例、案件があった場合は、先ほど大野副町長から言われたように、全部がそうでないのかもしれませんけれども、やはり行政として責任を果たすところをはたしていただくと。こういう部分を強く申し添えながら、一般質問を終えたいと思います。ありがとうございます。