森町議会 令和7年第1回 12月会議 2025年12月10日
複合施設建設事業の検討期間の延長について
- 聞いた人
- 松田兼宗 議員
- 答えた人
- 町長 岡嶋康輔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 13番 松田兼宗
それでは、3問目に入らせていただきます。複合施設建設事業の検討期間の延長についてということで質問いたします。昨年の3月に森町複合施設整備基本構想が発表され、複合施設整備を考える町民ワークショップを12月15日、16日の2日間開催し、出された意見を基に今後の施設整備に反映していくとしました。また、町内7団体の代表者及び町内高等学校、中学校の生徒代表で組織する森町複合施設整備検討協議会を設置し、7月19日に第1回目の協議会を開催し、意見や質疑は9月後半に予定している会議で受けるとされていました。その後、7月30日には森町公民館で建設候補地に係る住民説明会を開催し、頂戴した意見などをしっかり受け止めて進めさせていただきますとしました。そして、10月17日の複合施設整備に関する調査特別委員会において、一般会計ベースとした見通しの期間が令和7年度から11年度の中期財政収支見通しが提出され、財政収支見通しが令和10年から赤字に転落するとして事業を延期、もしくは中止するという報告がされました。今のところ場当たり的な対応策しかされていませんので、以下質問いたします。まず、1つ目に複合施設建設事業の検討期間の延長とはどういうことなのか。なぜ、何を、何年に対応可能なのか。そして、その見通しについてお知らせください。2つ目に、見通しが立たなかったときの対応策はということで、事業の中止か規模の縮小か、複合施設から単独施設建設への変更か、建設を取りやめ既存の施設を利用するのかについて考えをお知らせください。3つ目に、多くの町民の意見を聞きながら、事業の変更を報告しているのか、特に森町複合施設整備検討協議会に対してはどうか。4つ目に、財政状況を優先するなら新たな土地取得は中止すべきであり、人口減少が続く中、森町を壊しかねない第一候補の建設予定地に固執するのはなぜなのか。5つ目に、また複合施設に固執するのはなぜなのか。複合施設だけが町民の福祉に貢献するものではないと私は考えます。6つ目に、最後に町長は複合施設建設事業をリーダーシップを持って推進するつもりがあるのかどうか。以上、質問いたします。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えします。複合施設整備につきましては、財政シミュレーションの結果、当初計画どおりの整備を進めることが現状の財政状況において極めて困難であるという認識を示させていただいたとおりであります。このため、行財政改革を計画的に進め、安定的な財源確保と財政負担の緩和を図った上で施設整備事業を推進する必要があると判断したものであります。行財政改革につきましては、経常経費の削減、事務事業の見直しなどを行い、財政指標や経常経費の推移を検証しながら、段階的に成果が見えるよう努めてまいります。複合施設整備は、財政に余力があるから実施するという選択的事業ではなく、老朽化した既存施設の更新や分散化による非効率の解消、将来の維持管理コスト縮減の観点から、将来的に避けて通れない事業と認識しております。したがいまして、併置、共有、分散といった複合の手法、建設年度を段階的に分ける整備方式、諸室の共有化、面積の縮減、一部機能の単独整備など、複数の選択肢を比較検討し、財政負担が少なく、かつ公共サービスを維持できる方法を模索してまいります。複合施設整備検討協議会につきましては、10月17日に開催した複合施設整備に関する調査特別委員会の後、会長に対し状況報告を行っております。委員の皆様には、12月11日に予定している会議において、財政状況や検討期間延長の趣旨を正式に説明し、ご意見をいただく予定であります。建設候補地につきましては、現時点では町民アンケートやワークショップにおいて多数のご意見をいただいた防災機能の強化や公共施設の集約化といった要望を踏まえ、高台に位置し、消防、森小学校、保健センター、新町立もり保育所及び給食センターが隣接しているといった条件から、将来的に防災拠点として整備し得る可能性を有しており、加えて周辺の町有地を含めれば、将来の公共施設集約にも対応できる広さを確保できることから、森川町の民地を第1候補地としているものであります。最後になりますが、複合施設整備は森町の将来に大きな影響を及ぼす重要事業であり、町長として責任を持って検討を進めていくことは、これまでもこれからも変わらぬものでございます。財政の健全性を確保しながら、町民の皆様の意見を丁寧に伺い、将来世代に課題を先送りしない形で望ましい施設整備の在り方を導き出すことが私の責務であると考えております。以上です。
議員の再質問 13番 松田兼宗
時間の関係ありますので、手短に言います。私、実は令和5年度の決算書、総務省で公表されています。17ページに及ぶいろんな数値を表した、グラフも含めて全部AIに読ませてみました。その結果、どういう結果が出てきたか。そして、さらに100億円ほどの複合施設を建てるのだという話でシミュレーション、いろんな回答を求めました。私が思っているのは、令和5年度の決算書に関して、そこまで町の財政の担当者が分かっていなかったのだろうか。実は、私たち自身も、あれだけの分量のデータを読み込むというのは大変なわけです。読み込めない。理解不能な実態なわけです。それはなぜかというと、町の担当者を信頼していた部分があるからなのです。だけれども、今回AIにかけてみて、違うのではないかという疑念を持ちました。全然理解していなかったのでないのと、実際は。というふうな結論になったわけです。それで、手短に1点だけ言いますと、結論はどういう答えが返ってきたか。森町の体力に対して100億円は過大だと。借金は少ないが、日々の生活費、経常経費で手いっぱいという状態で、ここに100億円投資することは極めて高いリスクを伴いますと。さらに、現実的にシナリオまで出してきました。それは、どういうことかというと、規模の縮小、財政規模に見合う30億円から50億円程度に圧縮すべきだと。そして、複合化による面積削減、役場、公民館、図書館を単に合体させるだけでなく、総床面積を大幅に減らすことが必要なのではないか。さらに、3つ目に長寿命化ではなく、新築ではなく、既存施設の徹底的な改修、コストを抑える、これらを検討しなければ、将来世代に過度な負担や増税、サービスカットを残す可能性が高いと予測されますというのが結論です。その前にいっぱい分析はあります。時間の関係でそこまで言いませんが、今後は、私思っているのは、今までは読み取れなかった部分というのはAIの出現によって読み込んでしまうのです。ということは、町民が分かるということなのです、今の財政状況がどういう状況になったのか。そういう予測も全てやってくれます。それを読み込む必要が今後活用、当町部局、行政サイドもそれをやらなければならないし、議会サイドも、先ほど議会基本条例の話ししましたけれども、そこなのです。今までは目につかなかったことが簡単に時間をかけないでできるという時代になってしまっている。それを十分理解した上で、今の、本来であれば建てる30、100億円かけても別にいいのです。それをきちっとした行財政改革を推進する中でやっていくのなら、別に将来的な禍根を残さないでやれるのだというふうに思います。それをやるにもやらないにしても、町長のリーダーシップ一つなのだと私は思っているのです。新しく建てなくてもいいし、今公民館を閉鎖する中で、あちこちの施設を使わざるを得ない状況になるわけですから、それが定着してしまうと建てなくてもいいかもしれない。そういうふうになってくる時代、それも全て私たちはただ文句言うだけです、極端に言うと。議会において、町長に対して。あとは、町長はどう判断してリーダーシップを持って森の町をつくる、まちづくりをつくるのかということが一番問われているのだと私は思うのです。その辺、いかがでしょうか。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。この個別の事業がどうのこうのという話以上に、そもそも考え方としてどのように思っているのだ、それをリーダーシップとして発揮しながらやっていけるのかということを確認されたと思いました。100億円という数字がやっぱり独り歩きしてしまいまして、当時も担当のほうから多分何かでお話ししているのかなと思いますけれども、財政規模をここで具体的にお示しするのはなかなか難しいのですけれども、例えばであれば近隣自治体の事業規模を考慮すると、例えば60とか80とか100とか120とかという話の流れだったと思います。一応構想から基本設計という流れの中で、やっぱり今実際に使っているこの施設の床面積ということを基準にして、いろんなものを計算して出していくという流れは、計画、調査のつくり方として別に妥当なものなのかなと思います。その中で、ではいろんな今の現状、人件費が上がり、物価が上がり、施工費ががんと上がっている今のこの現状の変化、そしてまた今回から10年後、20年後の変化も見据えながら、どう設計していくかというのは、まさに本当に私がしっかりとリーダーシップを持って進めていかなければならないことだと思います。借金しないとできません、この事業は。行政の借金、起債ですけれども、やっぱり考え方の中の一つとして、今あるこの借金が将来に対する負担とか禍根を残すとか課題とかという考えでもないというところもあります。まさにこういう公民館もそうですし、役場もそうですし、10年、20年、30年、50年と多世代が長年にわたって使う施設に対しての投資は、多世代にわたって経費負担を分担するという考えの中、借金をする、起債を起こすという考えもあります。ですので、そういった考えとかもしっかりとお示しするというのも大事だと思いますし、何もかも今のまま何も変わらず、町民の皆様に対しても何も変わらず、全て新しいことを享受できるということではなく、いろんなものを見直して、これはやめる、でもこれはやるというようなことも憶することなく示していくというところが一番リーダーシップを問われるところなのかなと思います。それは、今回の一般質問、同僚議員の皆様のいろいろなご質問の中で私ははっきりとメッセージとしてお伝えさせていただきました。町長として、今できることをしっかりとお示しし、着実に前に進めていく。本当にいろんなやり方、仕事の仕方等々にご批判はいただくと思います。確かにそうだよなと思うこともあったりもしますけれども、でもやはりもう時間をかけてはいられず、町民の生命、財産、安全、安心に関わることもひもづいておりますので、そこはしっかりとリーダーシップを持って進めさせていただきます。以上です。
議員の再質問 13番 松田兼宗
いいえ。
議員の再質問 13番 松田兼宗
終わります。複合施設建設事業の検討期間の延長についてを終わります。以上で議席13番、松田兼宗君の質問は終わりました。これをもって一般質問を終わります。◎日程第6 発議第1号