みんなの議会

森町議会 令和7年第1回 12月会議 2025年12月10日

行財政改革をどのように行うのか

聞いた人
斉藤優香 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 斉藤優香

通告に従いまして、質問させていただきます。行財政改革をどのように行うのか。10月17日に複合施設整備に関する調査特別委員会が開催され、中期財政収支見通しが提出されました。議会では、基本構想での検討不足を懸念し、早くから財政シミュレーションの策定を依頼しておりました。そのときの説明では、財政が厳しいため複合施設整備の計画を延期し、まずは行財政改革をするとのことでしたが、そのためには何をするのか。そして、実行計画は策定されるのか、目標値や期限を決めているのか、町長に所見をお伺いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えします。現在の財政状況及び行財政改革に向けた実行計画について、以下のとおりご説明いたします。複合施設や公共施設の老朽化対策など、町民サービスを支える施設の整備に対応するためには、十分な財源確保と財政負担の緩和が必要となり、現時点での財政状況では大変難しい状況であります。町としましては、行財政改革を進め、財政基盤の強化を図る必要があります。行財政改革に当たっては、現在の財政状況や行政運営などの実態を分析し、収支構造上の課題を聖域なく明確にして目標値を設定することが大切でございます。その目標費を基に事務事業の見直しや歳入の適正化など、実効性のあるアクションプランを策定し、進めていく必要がございます。それらを踏まえた行財政改革を確実に実行することで施設整備のみならず、産業振興や福祉、子育て、教育の充実など、町民にとって重要な分野への投資を実現できる財政状況をつくり上げていきます。行財政改革は、一朝一夕になし遂げられるものではありませんが、確実に実行計画を進めていくことで、将来的に必要な施設整備を含めたまちづくりが可能となります。改革を進める中で、町民の皆様には進捗状況を定期的に報告し、共に改革を進めていくという意識を持ち続けていただくことも重要と考えております。町民の皆様にご理解とご協力をいただきながら、持続可能なまちづくりを実現していく所存です。以上です。

議員の再質問 7番 斉藤優香

これで3人目になるのです、この行財政改革についての質問が。ということは、これがいかに今の森町にとって重要課題であるかということだと思います。先ほどの同僚議員の質問に対しての町長の答弁にも、今後というお話もありましたし、まずは基本方針を決めるというお話もあったと思うのです。今年度の予算を決めている今やらなくて、いつやるのでしょうかと私は思うのです。今回のお話の中でも具体的な話は何一つないのです。今実行計画を今つくらないと、複合施設整備は延期ではなく中止になるのではないかと思います。基本構想で本当は財政シミュレーションもきちっとしてから次の基本計画に進むべきところが、それがないまま。そのときの町長の答弁も60億円から120億円というすごく幅広い、財政はかかるという答弁がありました。今回不測の事態が起きたから、こういうことで複合施設整備は延期させてもらいますというお話なのですけれども、やはり当初から議会としては特別委員会も立ち上げて、この計画に無理があるのではないかなというので、とても注視してきたところでした。本当に今抜本的な見直しをしていかないと、この先につながらないのでないかなと思います。先ほど町長は、もうコンサルには頼らないと答弁されたとも思うのです。私も本当にそう思っていて、コンサルに頼らない、自分たちの手で育むようなまちづくりが必要なのではないかな。自分の手の中できちっと把握できる、そういうようなまちづくりが必要ではないかなと思います。宮城県の東松島市では、第2次総合計画から印刷と製本以外は全て市職員が担い、職員の負担は増えたものの、地域を知る職員自らが考えた施策を積み上げ、実効性のある計画になったと言っております。ぜひ森町もやっていきませんか。また、春には森と砂原の公民館を閉鎖する予定であるという発言がありました。次には、砂原は耐震診断をする。その先は結果次第で、計画はまだない。この町はどうなってしまうのかという町民の声が多く寄せられています。先ほどの議員にもありましたように、やはり町側はそういう思いではないかもしれないですけれども、私たち町民にとっては、やはり行き当たりばったりに映ってしまう。そういうやり方は、考え直してほしいなと思います。きちっと計画ができてから、町民にお知らせするような形を取っていただきたい。そして、町の将来は財政にかかっているのです。その行財政改革を、今のところ町長からは具体的なお話は何もないのです。早急に進めて、町民の福祉の増進を図っていくべきだと考えます。先ほど町長も言われましたように、第3次総合開発振興計画策定に入りました。入っている時期になりました。未来のまちづくりのためにも、実行計画とアクションプランを具体的に早急にいつまでにつくるかということを考えていかなければならないと思いますが、町長の所見を再度お願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。先ほどの答弁、本日の一般質問の中において、この案件で答弁させていただきました内容を整理し、観点を定めながら答弁させていただきたいと思います。先ほどコンサルさんに頼まず、自分たちでKPIなりを定めなければならないというのは、行財政改革の案をつくる、その点についてそのようにまず私は答弁させていただきました。その意味は、当然この改革には大きな変化が生じると。先ほどもお話しさせていただきました。今までやっていた補助事業がなくなります。今までやっていただいていたこういう金額が値上げになります。簡単に言うと、そういうことがやっていかなければなりません。それは、町民の皆様に本当に、我々も町民の一人としてこれはお話ししているのですけれども、町民全員でいろんなことを判断して、これはやっていかなければならないことです。当然利害関係のある中においては、強く反対される方、自身の主張を強くされる方というのも当然出てきます。しかしながら、なぜそれが必要なのかということを数字をもって目標値、経過を判断するということをやっていけば、これはおのずと導き出すというか、行くべき将来の方向性というものは、これは数字が導き出していきます。そういった点で、長年この現状の財政の状況というのは、担当課もそうですけれども、予算編成をしている我々も含め、各担当課もそれは何のところにどのくらいお金がかかっていて、この先どういうような状況になっていくかというのは、本当に長年懸念としてみんな抱えておった、私が町長になる前から抱えておった、そういう状況でございます。それをやはり何でこの数字なのか、何でこの分野なのか、何でこういった事業なのか、何でこの値段を上げなければならないのか、そういったことをしっかりお示しするために、まずは行革の案、そしてまたそれを基にした実行プランというかアクションプランですね、そういったものを丁寧に町民の皆様にお示ししながらしていかなければならないと思っています。この財政的な負担に関しましては、公共施設、複合施設の建設当初から、これはもう当然分かっておりました。いろいろな考え方、やり方、見方というものの中においては、全てを完璧に懸念を払拭し、こうやりますということを議会のほうにお示ししてスタートするというものが、これは多分一般的なのかなと思います。しかしながら、今の公民館の耐震の状況、役場庁舎の耐震の状況、本当に様々な町内の行財政サービスも含め状況を見ますと、むしろそれが懸念だったからこそ、今までずっと何もアクションが起こせなくなってきたのかな、トップがそう判断してきたのかなと私は感じました。ですので、まずは行動を起こす、どうするというところをまずはスタートさせなければ、これまた4年、8年、10年、20年と同じような状況に私はなると判断しました。そういったこともありまして、様々な懸念、課題はありながらも、まずは構想からスタートして基本計画、設計、実施設計と、行政的な進め方はあるのですけれども、これは私は進めていかなければならない。同時並行的に進めていかなければならないということで、本日まで来ました。場当たり的にみたいな、そういった印象を持たれてしまうのかなというのも、それは議員ご指摘のとおりなのかもしれませんけれども、しかしながら物事を確実に一歩一歩進めるというところにおいては、お示しできることからしっかりと進めていくという、そういったやり方も私は必要であると認識しています。引き続き、いずれにいたしましてもしっかりと情報共有は議会のほうにさせていただき、丁寧な説明というか、最終的には合意形成を得て進んでいくという流れになりますけれども、状況としては予断を許さない、時間もあまりない、そういった状況であるとも認識しておりますので、ぜひその点はご理解いただきたいと思います。以上です。

議員の再々質問 7番 斉藤優香

町長のやり方というのがそういうのだというのですけれども、やっぱり町民が不安に思うようなやり方をしてはいけないのではないかなと思います。行財政改革も、やはり今やっていかなければいけないというのは、どちらも分かっていることだとは思いますが、先ほど町長はこれから分析していくというお話がありました。しかし、毎年総務省は各市町村の決算状況を比較分析しているものがあります。令和5年度の森町の場合は、32の類似団体と比較しております。結果は、御覧になっているとは思いますが、人口1人当たりの人件費、物件費も国家公務員の給料を100として比較するラスパイレス指数も98.2と類似団体との比較の中では高い値となっております。町のほうで結果を分析しておりますが、合併をしたので職員が多い。一度給料を下げたことがあるため、現在は高い水準であるという分析を行っています。だからしようがないのでしょうか。合併から20年たっても、分析を毎年しても、20年何も変わらない。変えない結果が今だと思います。それでも変えないのでしょうか。財政構造の弾力性の分析では、今後も合併効果によるスリム化、投資的経費の抑制、徹底して経常経費の削減、自主財源確保の対策に努めるとあります。これ、多分ずっと同じ文章が載っているのではないかと思うのですけれども、だったらやりませんか。成果の出ない事業を次の予算からきちっと漫然と続けるようなことはやめて、無駄は見直して、必要なところに届くように、ここで抜本的に変えていかないといけないときではないでしょうか。また、上川管内全23市町村と上川総合振興局は広域連携組織をつくり、各自治体の状況に応じて柔軟に連携し、導入コスト削減化を見込める事務システム共同調達や条例改正案作成などの効率化をして行政サービスの維持に向けた取組をしています。ぜひ町長も広域で連携していくような働きかけをしていくべきではないでしょうか。もう一度所見をお願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。総務省で発表しております財政状況の指標に関しましては、これは当然ずっと目を通しておりますし、類似団体との比較というところに関しても、町民1人当たりとか、議員も御覧になっているのかなと思いますけれども、事細かく出ております。現状の財政状況をぱっと見ますと、実際基金も年々ずっと増えていますし、一般財源とは言われませんけれども、ふるさと納税も一定額をいただいていますし、税の収納額、収納率に関しても、様々改善のほうは見られてきております。財政状況が現時点でいいのか悪いのかと言われると、それは将来負担率も含めてですけれども、ほぼほぼ数字には出てきていないという状況です。しかしながら、何を分析しなければならないかという話ともリンクするのですけれども、要はこういう機会ですので、はっきり表現させていただきますけれども、例えば火葬場が2つあります。これ、1つでいいのではないか。なくなるほうは、みんなこれはあったほうがいいですから、皆さん。でも、それに関わっていろんな方々がいろんな意見をお話しされると思います。例えばの話です。そういった中で、ではそれをやることによって数字がどう動いて、今後その数字がどういうふうに生かされるのかということを再度設計しなければならないと思います。ですから、歳入に関してもそうです。例えば水道料金も今新聞報道では、先日とある市では2割もアップするとかという話も出ていますし、本当にいろいろな外部環境の変化というものが生じております。それに連動して、各それぞれの数値ですね、そういったものを変動させながら毎年毎年検証し、分析するという行為は、これは毎年毎年必要なことになります。ですから、そういった面での検証、分析というところで私は答弁させていただきました。ラスパイレス指数の話も出ました。広域の話も出ました。一般的に今まで言われてきたのは、この森町は広域ですとか外部委託が進んでおらず、そのせいで職員の人件費が多い。では、逆に近隣自治体を見て、広域化も進んで、外部委託もやってきたと。人件費は減るのですけれども、例えば補助費ですとか繰り出しとか、その辺が総体的に上がる。そういった分析の視点というものも、これはちゃんとお示しする形で、根拠として私は数字として出していかなければならないと思います。本当にラスパイレス指数も、うちみたいに若い、今大分直ってきましたけれども、若い年齢の職員が課長職になりますと総体的に上がってしまう、そういった指数でもあります。ですから、しっかりと議会の皆様、町民の皆さんが判断して、自身の負担感というか、まさに自治の考えだと思うのです。自分たちが責任を持って受け入れて未来につないで今をつくっていく。そういう意味で、その判断基準となるものはやっぱり数字だなと思っています。ですので、確かに定性的なこういうふうなものをこういうふうにやっていきますということではなく、やはり数字を使って計画を示していくというものが大事だと思いますので、その中において改めて広域化の話ですとか、外部に委託する、様々なご意見が出てくるのかなと思いますので、そのときに改めてそのようなご意見をいただきながら、検討、検証をしていきたいと思います。以上です。

出典:森町議会 令和7年第1回 12月会議 2025年12月10日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる