森町議会 令和7年第1回 12月会議 2025年12月10日
公民館、役場庁舎の建て替えについて
- 聞いた人
- 野口周治 議員
- 答えた人
- 町長 岡嶋康輔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 野口周治
町は、複合施設建設の基本計画の検討を一旦止めることにしました。資料を見て、物価高騰も踏まえ、きちんと検討されたことが分かりました。残念な結論ですが、箱物投資に突き進んだ挙げ句、行き詰まる自治体がある中で、誠実な判断です。ただ、この計画の発端は、施設の老朽化、特に耐震性が弱く、強い地震が来ると潰れてしまうおそれがあることでした。これらの施設は、ふだんから町民が利用しており、大切なデータがたくさん集まっていて、職員が働いています。非常時には、活動の中心となるべき施設です。町の財政も町民の暮らしも苦しい中ですが、町が潰れるおそれのある建物を使い続けてはいけません。同時に、例えば町民が日常的に利用している公民館について、住民の活動はどうやって保障していくのでしょうか。来年春には使用を停止するそうですが、町民の中にはうわさを聞いて自主的な活動は勝手にやれということか、自分たちで場所を探せということかとの声さえあります。これらの施設について、また町民の安全と活動の両方の保障についてどうしようとしているのかお答えください。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えします。先般複合施設整備につきましては、財政シミュレーションの結果、当初計画どおりの整備を進めることは現状の財政状況においては極めて困難な状況であることを説明させていただいたところであります。しかしながら、議員ご指摘のとおり、公共施設は日常的に町民の皆様が利用されているものであり、行政としてのデータ蓄積や職員の業務継続を支える重要な社会インフラとなっております。これらの施設が大規模地震時に機能を喪失するリスクは、住民の安全と生活の安定に直結する重大な課題であると考えております。複合施設の整備計画につきましては、施設の老朽化と耐震性不足という切迫した課題、そして災害時に行政機能を継続させるという責務から生じたものであり、これらの観点から複合施設の整備事業につきましては財政状況に余力があるから実施するという事業ではなく、実施しなければならない事業であると考えておりますので、現状を単に立ち止まると捉えるのではなく、行財政改革と同時並行で着実に前に進めていく必要があると考えております。町としての責務を果たすため、財政健全化と施設整備の両立に向け、引き続き全力で取り組んでまいります。また、この行財政改革の実施により、当初予定していた施設整備のスケジュールに遅れが生じる可能性があります。このことからも、先般発生したカムチャツカ半島地震災害対応への振り返りで整理した観点も含め、老朽化した公民館の継続利用について検討を行ってきた結果、森町公民館については早期の閉館が急務であるとの結論に至ったものであります。また、森町砂原公民館につきましても、当面の間は利用を継続いたしますが、現在の耐震基準の対象となる以前の昭和55年に建築されていることから、安全性を考慮し、法的には必須項目とはなっておりませんが、耐震診断を実施した上で継続利用の可否について判断をさせていただきたいと考えております。森町公民館の代替施設としては、規模は小さくなりますが、森町さわやかセンター・砂原を考えており、現在各種調整を進めております。森町さわやかセンター・砂原を文化活動の拠点としながら、森町砂原公民館と一体的に活用を進めていきたいと考えております。なお、12月15日及び17日には、森町公民館及び森町砂原公民館を会場として代替施設の説明を行いながら町民意見交換会を開催する予定でおります。その意見交換会以降に公民館を利用されている皆様より、次の活動希望場所等を聞き取りさせていただきながら、活動されている皆様と一緒に課題の調整を行っていきたいと考えております。今まで森町公民館を利用されておりました町民の皆様のご不便が限りなく極力少なくなるよう、現在ある建物を有効活用しながら森町公民館閉館後の活動場所についての検討を進めてまいります。以上です。
議員の再質問 6番 野口周治
問題の構造と対応の方向性については、よく分かる話なのですが、私はこうではないかと思うのです。来年の4月に公民館を閉めますという話をしている。例えばつい先日、文化祭の反省会を、これは文化団体が集まってやりました。この時点で既に今回の反省を来年に向けて生かさなければいけない場です。同時に、今回を踏まえて来年度以降どういう文化活動をみんなでつくりましょうかという話をする場であるべきだと考えるわけです。同じように、各サークルは既に今年の例えば文化祭が終わった。文化祭を節目にしていないサークルであっても、来年度私たちはどういうふうに活用しようかを考えるはずです。ただ参加するのではなくて、自分たちが何をやりたいのか。来年度どうしていきたいのか。5年後にはこんなふうになりたいねという中に今のタイミングがある。つまりこれからのことを考えようというときに、4月以降使えないという事実だけが示された。まさか町が使える施設はこれだけです、何とか考えてくださいなんて言っているとは私は思わないですが、そういう理解の人が既にたくさんおります、町内に。大変な怒りの声もあります。私は、コミュニケーションとして、さっき申し上げたような今後のことを考える上で出せる材料は今の時点でちゃんと示すべきだ。具体例を挙げます。例えば今さわやかセンター・砂原、大きい部屋が1つ、小さい部屋が2つ。片方は畳の部屋です。小さいと言ってもそれなりの規模ですが、たった3室です。公民館の代替といって、この瞬間に部屋が足りないと考えるのは、誰が考えたって当たり前。では、どうするのかということになるのは当たり前です。であればそこで、ではほかに施設はないのか。町が関われる施設はないのか。例を挙げれば、会館だってあります。だけれども、会館は町内会で管理しています。いろんな行事でたくさん使っているところもそうでないところもあります。使える使えないもあります。これに対してどうするのですかということがメニューの中にも見えてこないような話で、そんな時間感覚でいいのですかというのがサークル側の考え。サークルでなくても、来年のいろんな活動を役場だってやらなければいけない。免許の更新の話があります。どうしますかということもあります。そういうことを織り交ぜて検討して、来年4月から動かなければいけないのに、今のタイミングで15日、月の半ばに、もう年末前です。話をするから、それから聞きます。そんな話ではないのではないですか。タイミングとして、ずれ感が大き過ぎると思う。本当に町民の活動を保障したい、町の文化活動やいろんな取組を進めたいと思っているのであるならば、今の時点で分かっていることは出す。最終結論はともかくとしても、例えば会館を借りるのにお金がかかるけれども、公民館と同じような保障ができないか考えていますよの一言ぐらいどうして言えないのかというのが私は分からないです。そういうことに思いが至っていないということなのか、考えているのだけれども、最終的に結論出ていないから言えないということなのかによっても話は全く変わってくると思います。私は、結論があろうがなかろうが、考えるべきことは考えているというメッセージを出すべきだと思うのです。そういう想像力と一緒に考えようという姿勢がなければ、決めるまで待てというお沙汰政治です。こんなことでは駄目だと思います。町民は、町に期待しているのです。私たちに交流活動をやってほしいと思っているのだね。そういう中で、複合施設が5号線の近くにいただけでも、もう活動できないよという人たちもこれまでいました。だけれども、砂原まで行ってねと言われた瞬間にどう思うかです。このことは、今現に砂原から森地区にやってきて活動していますよね、同じではないですかなんていう議論とは違うはずです。今のところからスタートしているのだから。そういう町民が考えるであろうこと、当然考えるはずのことを踏まえた話をしてもらわないと、それ以前から15日はスタートしてしまう。前に向かう前のところからスタートするはずです。それでは困ると思うのですが、いかがですか。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。議員お話しのご指摘の件、まず最初に、最初の答弁でもお話しさせていただきましたが、町といたしましてはどういった情報を第一番に出すか、それはやはりあの建物が使い続けられないということをまず明確に私は出さなければならないということを第一に考えました。その中において、どのような発表の仕方というところまで考えが及ばなかったのは、それは確かに私の至らぬ点ではあるのかなと思います。しかしながら、町としては今現状のあの建物がどういう状況なのかということをしっかりとまず町民の皆様にお示しする、安全性を担保できない建物なのだということをしっかりとお伝えするということが最優先であると考えました。そしてまた、議員お話しの、町民の皆様の活動、これをどうやって担保すればいいのか。一部の町民の方から議員がお話しされたのかなと思いますけれども、勝手にやれとか勝手に考えれとか、そういうふうに思っているのか町はということを多分どなたかからお話しされたのかなと思います。しかしながら、そこは明確にそうではないということをこの答弁の中でお話しさせていただきますし、今後、今現状でお話ししますと、町の全ての施設、これをどこまで、どういった形で使えるように動かしていくか、変えていくかも含めて、担当課においては今情報収集、そしてまた各関係課で情報共有をして数字を導き出しているところでございます。今月中に行われる意見交換会の中では、発表できるところまではしっかりと町民の皆様にお示ししつつ様々なご意見をいただき、当然活動に寄り添って、皆様と一緒にこの課題解決、活動の確保をできる限り検討し、考えていきたい。それは、私しっかりと進めさせていただきたいと思います。以上です。
議員の再々質問 6番 野口周治
私が指摘したようなことは当然考えているという、ある意味当たり前の答弁だと思うのですが、その中身について1つ。それから、物事の構え方について2つ。ミスコミュニケーションの例をもう一つ申し上げます。逆順で行きます。まず、ある会合で町の担当者から施設が足りない、皆さんは会場をどうするか探しに行きたくなるよね。だけれども、今それをばらばらにやると混乱するから、勝手に探すなという趣旨のことを言われた。それは、実務としてはそのとおりでしょう。そうではないのです。私は、そういうことを含めて調整していますよ。もちろん考えていますよ。そういういろんな施設、例えばこんなものがありますけれども、それを使う上では足をどうするの、料金はどうするの、利用調整はどうするの、町内の会館であれば予約の受付の窓口どうするの。管理だって大変ですよね。いろんなことが当然見えるわけでしょう。そういうことを考えていますよと言うべきだと言っているのです。コミュニケーションが不親切過ぎる、これが1つ目。それから、2つ目、先ほど町長は、ご自身の考えが至らなかったという答弁をされて、今最後のほうで考えているということも言われた。そうでしょう。だけれども、町長が全部考えなければ動かないような組織なんか、組織ではないです。町長が大きな方針を示す、それに対して周りが、担当の人たちが問題点を含めていろんな意見を言う。方針を整える。そうしたら、その枠で走るのが組織です。つまり、この問題を町長が言ったとおりに、おうむ返しのように、ただ言うのではないのです。具体化して伝える場と相手によって展開するのです。方策を検討するのです。それを考えるのが仕事です。そういう組織が動いていないという答弁にさえ聞こえる。違う、そうではないです。みんなに期待をして、これについて考えてくれ。判断が必要なら持ってきてくれ。必要ないと思ったら、その範囲でどんどん言ってくれていいからねというふうに仕事はしないと前に進まないと私は思うのだけれども、どうかというのが2つ目です。もう一つ、時間軸で来年1月からいろんなことを決めて、みんな動き出そうという瞬間にさっぱり見えない、今のような状況ではまずいと思う。やはり15日に示すからではなくて、そのときには一通り全部整えたものを出すからと言うべきではないですか。そこで、まずさっきと同じようなことの話をして、皆さんの声これから聞きますみたいな話をしたのでは、みんな間に合わないです。そこをどうするのかということをお願いします。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。具体的に職員からの説明の内容に対して、それを受けた町民の方がそういった印象を受けたと。それも一つの原因ではないか。本当にそれはご指摘のとおりなのかなと思います。これも、しかしながら誤解のないようにお伝えしておきたいのですけれども、私がまさにこの件に関してはトップダウンで決めさせていただきました。閉館時期に関しても、私が直接指示を出しました。そういった中において、様々な担当課がその瞬間からいろいろなことを検討し始めまして、会館の活用の可能性、今足りないこと、情報の伝達、本当にその場で考え得る一番の方法を考えて進みました。その結果として、町民の方々にそういった誤解、そしてまたご不安を与えたという点に関しては、これは全て私の判断の責任にあるのかなと思います。そういったことも含め、最初の答弁でもお話しさせていただきましたが、まずは最優先すべきは町民の皆様が安心に活動し続けられないのですよということをメッセージとして早急に出さなければならないということを一番の目的に置いておりました。意見交換会の中で、これは当然できる限りの数値、調査の状況等々、今後の方向性も含め、これはしっかりとまとめて、可能な限りいろんな情報を出して説明できればなと思っております。順番として、もしかしたら議会にまだ説明していないようなことも意見交換会の中で説明するという状況も起き得るかもしれませんが、そこはご理解いただければと思います。改めて、今こういう状況であるということは、議会のほうにはご報告、説明させていただきます。組織としてどうなのかというところに関しましては、やはりこれは急を要する。では、今までどうだったのだ、何やってきたのだという話にもなると思います。そういった面においても、これは今私が首長をして、町のトップとして行政運営をしている中においては、全てを包括し、その責任の中で判断していかなければならない。いろんなご批判もあると思います。そういったことも本当に前向きに、前向きにというか、しっかりと真摯に受け止め、この件に関しては説明させていただきます。以上です。