長万部町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月13日
町立病院の運営について
- 聞いた人
- 高森功治 議員
- 答えた人
- 町長 木幡正志、病院事務長 本前武広
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 高森功治
2問目、町立病院の運営について。町立病院はわが町唯一の病院であるが、道内他自治体病院同様、赤字経営が続いている。今後、人口減少も進み、外来・入院患者の減少も見込まれる中、どの様な運営を目指すのか、町長の所見をお伺いいたします。以上です。〔議員(6番 高森功治)自席へ〕
町の答え 町長 木幡正志
次に町立病院の運営について、お答えをいたします。町立病院につきましては、町内唯一の病院として、また、救急告示病院として、24時間、365日、町民の命と健康を守るため、その役割を担っております。公立病院が置かれた環境は、非常に厳しいものがあり、地域の人口が減少する中でも、新型コロナウイルスなどの新興感染症への対応や、救急医療の提供、高額な医療機器の確保など、民間病院では採算の取れない分野も担わなければならない状況にあります。これらを踏まえ、本年3月に国から示されたガイドラインをもとに「長万部町立病院経営強化プラン」を策定し、在宅医療の充実や、他の医療機関との役割分担・連携強化など、地域医療の充実に向けた取組を進めております。また、現在の町立病院の形態を、国民健康保険直営の病院とすることにより、新たな助成が受けられることから、経営改善の一環として、令和7年4月の国保病院化を計画しているところであります。なお、病院の経営効率化に向けては、安定した医療の提供が重要であることから、引き続き常勤医の確保に努めるとともに、病院の置かれた厳しい状況を職員間で共有し、地域唯一の病院としての役割を果たしていきたいと考えております。以上です。〔町長(木幡正志)自席へ〕
議員の再質問 6番 高森功治
2問目にいきたいと思います。まず前提として質問をちょっといたしたいんですけれども、今の町立病院の開業時期と、どれくらい老朽化しているのかというのをちょっとお聞きいたします。
町の答え 病院事務長 本前武広(病院事務長は2025年3月まで)
お答えいたします。現在の病院の建物なんですが、昭和57年の12月に竣工いたしまして、翌年の58年1月に診療を開始しております。老朽化の状況なんですけども、竣工から40年以上経過しておりまして、また海に建っているということもありまして、かなり老朽化が進んでいるんですけども、空調の故障ですとか、排水関係の詰まり、あと雨漏り、そのほか塩害の影響なんかもありまして窓の開閉もしづらいと、そのような状況になっております。また建物本体のほかにも、建物の付帯設備についてですとか、医療機器、厨房機器などについても年齢経過しておりますので、かなり老朽化が進んでいると、そのような状況になります。
議員の再質問 6番 高森功治
わかりました。来年4月の国保病院化を目指すということなんですけども、こうなった場合、病院名というのは変わるのか変わらないのかお聞きします。
町の答え 町長 木幡正志
町立長万部病院です。変わりはないです。
議員の再質問 6番 高森功治
病院名は変わらないということなんですけども、その国保病院になることによってほかに変わること、それからメリット、デメリットがあればお聞きいたします。
町の答え 病院事務長 本前武広(病院事務長は2025年3月まで)
町立病院が国民健康保険病院になった場合、職員の身分ですとか待遇は変わることはありません。また、国保加入者以外の方の診療も、これも当然できますので、病院の利用に関しての影響が生じることはございません。法律的には従来の法令であります地方自治法のほかに新たに国民健康法に基づく保険事業を行う施設として位置づけられることになりますので、自治体病院と、あと国保病院の両面の顔を持つ病院となります。その結果、現在措置されております地方交付税ですとか、国の各種助成のほかに新たに国民健康保険の助成が受けられるということになります。デメリットは現段階では見当たらないんですけども、加入する団体へ年会費、これは支払わなければならないことになります。以上でございます。
議員の再質問 6番 高森功治
国保病院になると新たな助成が受けられるということなんですけど、具体的な内容をお聞きいたします。
町の答え 病院事務長 本前武広(病院事務長は2025年3月まで)
新たな助成ですけども、町内に占める国民健康保険の加入者の方の率、それによって受けることができる助成というのは変わってくるんですが、施設のIT化、機械化に係る助成、電子カルテの導入ですとかに関する助成、そのほか医師・看護師の確保に要する費用、あと救急患者の受け入れ体制を確保するための費用などが新たな助成の対象となってまいります。
議員の再質問 6番 高森功治
国保病院になるための必要な手続きをお聞きいたします。
町の答え 病院事務長 本前武広(病院事務長は2025年3月まで)
国保病院になるためには、2本の条例の改正が必要になってまいります。1つ目は「長万部町国民健康保険条例」の改正で、病院事業を実施する旨の規定の追加が必要となります。2つ目は「長万部町公営企業の設置等に関する条例」の改正で、病院事業が国保条例に基づく施設であること、それと国保条例に定める保険事業を行う施設であるという旨の規定の追加が必要となってまいります。令和7年、来年4月の国保病院化に向けては、本年12月の町議会定例会に条例の改正案を提出させていただきたいなというふうには考えております。
議員の再質問 6番 高森功治
ほかの医療機関の役割分担、連携強化の取り組みを進めていくとのことですけれども、その内容を詳しくお聞きいたします。
町の答え 病院事務長 本前武広(病院事務長は2025年3月まで)
他の病院との連携ですが、人口の減少ですとか高齢化が進行がいちじるしい地方におきましては、医療従事者の確保はより厳しさを増しております。限られた医療資源を有効に活用して、持続可能な医療体制を確保するためには、ほかの医療機関との役割分担や、連携の強化が一層重要となってまいります。長万部町が属しております北渡島檜山二次医療圏では、八雲総合病院が地域の中核病院として急性期の医療を担いまして、周辺の病院が回復期・慢性期の医療を基本に軽度の救急医療を担うという、そういう医療構想が進められております。今後も北海道が策定する地域医療構想に沿った役割分担を進めまして、持続可能な地域医療の提供体制の確保に努めていきたいなというふうには考えております。