長万部町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月16日
避難訓練の成果をどう活かす
- 聞いた人
- 柏倉恵里子 議員
- 答えた人
- 町長 木幡正志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 9番 柏倉恵里子
私は1点質問いたします。避難訓練の成果をどう活かす。10月5日に行われた全町一斉の避難訓練は、1,097名の参加があったと広報にも書かれていました。実行された事に敬意を表するとともに、問題点も見えてきました。町長はじめ職員にも町民の声が届いていることと思います。そこで洗い出された問題点はどのようなものでしょうか。解決策も現時点で構いませんので、お聞きいたします。また、本年は徒歩を原則としたことから、車での混雑はありませんでしたが、車で避難するとどうなるのかの検証も必要と思いますので、次年度も全町一斉避難訓練を実施すべきと考えますが、町長の所信を伺います。以上です。〔議員(9番 柏倉恵里子)自席へ〕
町の答え 町長 木幡正志
避難訓練の成果をどう活かす。ご回答申し上げます。10月5日の全町一斉津波避難訓練は、町民のみなさんをはじめ、各関係機関のご協力のもと無事終了できましたことを、この場をお借りしましてお礼を申し上げます。訓練の成果でありますが、今回、主目的とした避難経路の確認、避難に要した時間の把握、防災意識の高揚という点では一定の成果を出すことができたと考えております。一方で、アンケート調査で最も多く寄せられたのが、消防サイレンやスピーカーの音が聞こえないなど、避難情報の伝達に関するものでありました。これらについては早急に整備する必要があると考えております。また、避難する際に隣近所から声をかけられた方は、4割程度にとどまる結果も出ております。防災の基本は「自助」「共助」「公助」でありますが、情報伝達におけるハード面を補完し、避難の際に最も力を発揮するのは「共助」であり、地域のつながりを深めることが、地域の防災力向上につながると認識しております。今後の防災訓練にあたっては引き続き町内会などにご協力をいただくとともに、全町一斉避難訓練についても効果的な実施時期と方法について検討を進めてまいります。〔町長(木幡正志)自席へ〕
議員の再質問 9番 柏倉恵里子
何点か再質問させていただきます。今回の避難訓練は、本当にやって良かったと私も思っておりますし、また携帯電話の方でも通知があったので、そのこともこういうふうに通知がくるんだなということが、みなさんわかったということで、そこもみなさんから好評いただいてるところであります。町長の答弁には、情報伝達が課題だというふうにありました。ハード面を補完し、とありましたけれども、今考えられている事がありましたらお願いいたします。
町の答え 町長 木幡正志
情報の伝達っていうのが非常に悪かった。我々もそれは今回体験をしたんですね。消防の方からアナウンスするけども、消防の吹鳴機から放送しても、それが住宅に届かない。それから車で広報しても、なかなか車の広報のスピーカーが何を訴えているのかよく理解できなかったというのが、非常に大きな課題になった。前にもちょっとお話させてもらって、防災上の基点でFM放送やりたいっていうことで、ここの議場の中でもお話させていただいた経緯があるんですけども。今回、北海道総合通信局の方と縷々検討ご指導いただいたうえで、長万部町の規模であればFM放送の開局は無理だ、という今回お話をいただいて。それであれば今後、防災の無線システムは何点かあるということなんで、ぜひそういった研究を進めて、早急にシステムを決定をした上で進んでいきたい。そして、管内で防災伝達装置システムがないのが実は長万部だけ。この渡島管内で。それから、北海道内でもまだ整備されていないのが何町かしかないっていう状況なんで。できれば29年度にこうしたシステムの選択をしながら、どうやって早急に伝達できるか。色々各課横断的に29年度にその予算ベースをいくらかでも盛り込むため、今協議をしている最中なんだけども。ぜひ早めに新しいシステムを研究検討した上で、整備に進めていきたいなと思っております。
議員の再質問 9番 柏倉恵里子
わかりました、ぜひお願いいたします。今回訓練してみて、案外歩けないことがわかったっていう方が多かったり、あるいは歩けるけれども早くは歩けないということで、やはりこれもやってみて良かったなと思ったんですけども。実は、避難された坊主山の、作っていただいた避難路を登られた高齢の方で、やはり私達も現場を見てますので手すりを付けるのは非常に難しいということはわかるんですけど、やはり手すりが欲しいと。捕まるところがなければ登るのも非常に怖くて大変だった、という声も聞きましたし、途中まで登ってやめてしまった。今回訓練ということもありますので、途中でやめたという経緯もありますし。津波がきた時点では、あそこの階段を下りるっていうことの想定がないというようなふうに考えられてることもあったんですけども。やはり手すりが欲しいという要望が結構ありまして、何とかして欲しいんですけども、いかがですか。
町の答え 町長 木幡正志
前の一般質問でもいただいたご意見なんで、重々承知をしていたんですが。このたび、LEDの街灯の工事をしている最中なんですが。最近通った方分かるかなと思いますが、今あそこに電柱7本建てる予定でおります。それは夜でも街灯が付くということで、LEDの街灯を7灯あそこに付けて、避難階段の利用をしていただく。そしてその避難階段の今付けてる街灯は、バックアップ電池が入っているんですよね。何時間か電気が切れても街灯はついてる。こういう街灯電気を今建ててるんで。そして、要望のあった手すりの問題、これについても検証したんですが。本来、右側に付ければ一番扱いやすい。日本人って右利きの人が多いから、どうしても右側の手が一番先に前に出る。本来はそうなんだけども、右側にロープトウがある。これで右側に付けれないということで。今回苦肉の策なんだけども、今建てる7本の電柱を利用して途中から、この間も一般質問でいただいた沢に転落するんじゃないかという話もございましたので、そこへネットを張りたい。それは強靱なネットになろうかと思っているんだけども、電柱間を利用してやっていきたい。これを手すり代わりにしていくと、何とか避難する時にも利便性があるのかな。そんなことを考えて、雪が深くならないうちに、あそこに電柱7本、昨日で4本くらい立ってたような気がするんだけども。あれは街灯含めて工事も進めて、出来るだけ避難階段の利便性、安全性を備えていきたいと思ってLEDの、前回予算化していただいた工事に関して、今進めているということでございますのでご理解していただければと思います。
議員の再質問 9番 柏倉恵里子
大浜のシルバーの件なんですけども、あそこの方々はこのたびは旧デッカ跡の所に避難された。町長も聞いてらっしゃるとは思いますけども、やってみたけど非常に大変だったと言う感想も聞いております。それで大浜のシルバー、3階に逃げれば大丈夫なのではないかという声もあります。ここのところの判断をどのように思いますかね。お願いします。
町の答え 町長 木幡正志
同じお話は移動町長室でも、お話をいただきました。そして10月5日の時にはできるだけ指定した場所にお願いしたいということで、坊主山のデッカの山の方に避難していただいた。かなりきついという面もございました。そして今回は、緊急時の避難訓練ではないということも含めて、色々お話検討させてもらっていますけども。まず、発災して時間のないとこ逃げ切るというのは大変なことだなと。それであれば建物が堅牢であってね、あるいは3階に逃げれば一番安全なんだろうということも考え、そしてやっぱり緊急時というのは様々なことを想定して、様々な方法で命を守るっていう、ここが課題なんで。なんたかんたここでなかったらだめだよ、と限定して考えちゃまずいなということも含めて、高齢の方が住んでおられる大浜のシルバーについては、緊急時、自分達の命を守るということであれば3階の使用も可能でしょう、というお話はさせていただいた経緯があります。
議員の再質問 9番 柏倉恵里子
わかりました。続いてですね、共助も必要ということで。これはわかるんですけど、町内毎で自主防災組織ができれば本当にいいんですけども。今回、避難訓練をしたことで、作んなきゃだめだなっていう声が出ているのも確かです。町内でも要援護者、つまり助けを必要とする方は把握しているところと把握していないところとあるんですけども、町として把握されていれば何名くらいいらっしゃるでしょうか。全町で。
町の答え 町長 木幡正志
共助のためにということで、町内会できちんと組織立てをして動いているのは、曙町、中ノ沢町内会では組織作りをしているところでございます。援護の方については、それぞれの方々がおられるんで、今ここで確実な人数の把握は、今の段階ではしておりません。
議員の再質問 9番 柏倉恵里子
要援護者も含めまして自主防災組織を作っていただけるよう、やっぱりこのアンケート用紙のところにはご協力下さいとは書いてありますけども、やはり連合町内会なりに訴えていただきまして、各町内に持ち帰って検討して下さい、というような働きかけも町側から必要かなと思いますので、その訴えをするお気持ちはありませんか。
町の答え 町長 木幡正志
すばらしい提案なんで活用させていただきますけれども。先般も連合町内会の会長さんとお会いした時には、連合町内会の総会等でお話いただきませんかという話はさせていただきました。今度、正式に文書でお願いをするという形をとって連合町内会含めて、共助に関する組織作りをお願いしていきたいと思っています。
議員の再質問 9番 柏倉恵里子
アンケート結果に出てたんですけども、非常用の持ち出し袋、用意していない方が66.8%。これは避難してきた方だけのアンケートだと思うんで、実際はもっともっと用意されていない方が沢山いるんじゃないのかなという気持ちもしてるんですけども。私はネットで買ったんですけど、ネットで買える方の割合というのもやっぱり少ないのかなと思うんですよ。町がこのくらいの装備があればいいんでないかという物を斡旋して、各町内から注文をとって販売出来るような形というのが必要じゃないのかなと思うんですよね。またその中に、薄いアルミで寒い時に体を包む物っていうのが、すごくこれ軽いし、かさばらないし、これは絶対必要じゃないのかなっていうふうに思います。ライトとかも消防の訓練に参加した時とかもいただいて、各自そういうものは百均でもライトとかは手に入りますけども、この寒さをしのぐ物というのは、やっぱり北海道にとっては必要じゃないかなと思うんです。こういう物も入った中で、この非常用持ち出し袋、町が皆さんの注文を受けてという形をとるってことはいかがでしょうか。
町の答え 町長 木幡正志
注文して購入するというのは、なかなか高齢の人方には大変だと思うんで、今提案のあったとおり、防災の方で今後、例えば1セットいくらで購入出来て、例えばセット数が1,000になったらこういう単価になるとか、そういったことについて広報等でお知らせしながら、必要な人があれば斡旋をしていくということも、今後の防災上の課題かなと思っておりますので、いいご意見だと思っておりますので採用させていただければと思っております。
議員の再質問 9番 柏倉恵里子
次年度も避難訓練を、実施時期は色々と効果的な実施時期を考えるということですけども、やるということでよろしいですか。
町の答え 町長 木幡正志
まだ庁内で協議はしておりませんけども、今ご指摘があった車での対応はどうなんですかということも含めて検討させていただいて、やっぱり熱の冷めないうちに参加者をまだ増やせるような形で、今回一斉の避難訓練でもテーマをどういうふうな形の避難訓練にするかということも考えながら、やっていかなきゃいけないなと思っております。8月30日の台風10号、あれも実はすごい教訓になったという部分がございますので、ぜひ計画をしていきたい。ただ、どうなのかなと思っているのが、車での避難というのは本当に。高齢者の人方に色々話聞いたら、浜から飯生神社まで行くのに、行く時急いだら20分かかった。帰りゆっくりで来たら27分で来れた。やっぱり急いで行ってんだよな、というご意見があるとおりですね、避難をするという、その避難の経路であろうが、避難の時間であろうがそれをご本人が認識をするということが大事だと思っているし。以前、3・11の後に亘理町におじゃました時に、やっぱり電柱が倒れる、それから色んなものが壊れるということで、車の避難というのは絶対危険だって言われた。日常何もないとこ車で通って行けるんだったら楽で一番いい避難の方法なんでしょうが、災害時、最悪の状態を考えた時は、やはり徒歩しかないのかな。ただ夜間の、事前に把握して早く被害のないうちに避難ができるっていう状態であれば車でも十分対応できる。だけど発災した後の問題っていうのは、車というのは難しい。そういうことも一つ避難訓練をやる時のテーマとして考えていきたい。お年寄りが自転車を押して行った。乗らないで。それは杖ついて歩くよりも楽だと。だから乗らなかったよ、自転車を押していった。こういう人も中にはいてくれて、帰りはやっぱり乗ってきたみたいだけども。そういう工夫されて避難をした方もおられるということ、これも大変な教訓だなと思いますので。そうした話を総合的に勘案して、できれば29年度も実施の方向で検討進めさせてもらえればいいと思ってます。