みんなの議会

七飯町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月18日

カキなどの貝類の養殖について

聞いた人
田村敏郎 議員
答えた人
環境生活課長 磯場嘉和、民生部長 杉原太

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 田村敏郎

3番目、まいります。カキなどの貝類の養殖について。平成30年4月5日付北海道新聞に七飯町長選候補に聞くという記事の中で、「大沼では、カキなどの貝類の養殖を検討し、産業の育成と水の浄化を両立させるのが目標です。」と掲載されておりますが、この記事が実現すると、国内外から注目され、七飯町大沼の大いなる活性化の一つとなると考えます。そこで、新聞に記載された「カキなどの貝類の養殖」の具体的な事業内容と進捗状況を伺いたいと思います。

町の答え 環境生活課長 磯場嘉和(環境生活課長は2021年12月まで)

それでは、カキなどの養殖についての具体的な事業内容と進捗状況について御答弁させていただきます。大沼国定公園は、北海道を代表する観光地でもあり、ラムサール条約湿地にも登録された、豊かな自然環境に恵まれた、貴重な財産です。その恵まれた自然環境を次世代へと引き継ぐために、環境保全対策は重要な施策となっております。有機汚濁の代表的な指標である化学的酸素要求量CODの数値では、昭和55年度以降、継続して基準値を超えている状況となり、平成7年11月には、北海道湖沼環境基本指針に基づく重点対策湖沼に指定され、平成9年2月に大沼環境保- 10 -全計画を策定し、大沼環境保全対策実行計画を関係する国、道、周辺自治体、大沼漁協、JA新函館、七飯大沼国際観光コンベンション協会、大沼ラムサール協議会などと協力連携により進めてまいりました。具体的な環境保全目標として、CODの数値を3ミリグラムパーリットル以下とすることを目標として取り組んでまいりましたが、目標を達成したのは、平成23年度の2.9、平成24年度の2.8の2カ年にとどまっております。このような状況から、水の浄化に効果があると言われているカキなどの貝類の養殖を研究し、産業の育成と水質浄化を両立できないかと検討させていただきました。具体的には、昨年5月に道へ水質浄化作用調査として内水面増養殖技術指導要望調査を依頼し、7月に恵庭市にある道立総合研究機構のサケマス内水面試験場にて相談、協議をしております。協議結果として、貝類は水質浄化作用はあるが、水質が改善すると諏訪湖の事例のように、ワカサギなどの魚類の漁獲量が減少するとの見解が出され、大沼、小沼、じゅんさい沼の特産品であるワカサギ漁への影響を考慮し、現時点では実現が難しいと判断いたしました。大沼の水質浄化と経済活動の両立は長年の課題です。今後も前例に捉われない、新しい発想で関係機関と連携し、取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解のほどお願いいたします。以上です。

議員の質問 5番 田村敏郎

道のほうと相談した結果というようなことですけれども、これは実質、今の答弁の中では「カキなど」という表現なのですけれども、貝類全てやはり好ましくないという、そういう考え方でいいのかどうか。

町の答え 環境生活課長 磯場嘉和(環境生活課長は2021年12月まで)

そこまでの調査というか相談というのは、そこまでにもまだ至っているところではございません。カキについてのものについては、ちょっとまだ難しいよという状況です。また、大沼には過去にヌマガイと言われる貝があって、それも浄化の作用があるとは言われているのですけれども、まだ研究、その貝の生態だとかの研究もまだ進んでないので、これについてもまだこれから研究が進めば、そういうような浄化作用があるとかどのくらいの量が必要だとかわかれば、そういうが進んでくるのかもしれませんけれども、今のところそこまでの成果というか、そういうのが進んでいない状況でございます。以上です。

議員の質問 5番 田村敏郎

今の答弁では、カキに限定しておりますけれども、私の質問の中には、「カキなどの貝類の」という、そういう発言が新聞に掲載されているということなのです。したがって、カキという話ではなくて、要するに私言うように貝類、ヌマガイがあったという話ですけれども、実際そういうさまざまな、もう1年2カ月くらいたっているものですから、もう少しこういうお話をするということであれば、もう少し、今の話では全くめどはないよと。言いっ放しで、それに対する光が見えてこないという。やはり、こういうふうに新聞に載るということは、基本的にはやはり大沼の方、あるいは七飯の町民だって大いに期待するところなのです。いろいろ相談した経緯あるかもわかりませんけれども、カキに限定してやっちゃうと、やはり、僕はこう、ちょっと片手落ちだと思うのです。やはりここに書いてあるとおり、浄化とそれから産業の育成、こういったようなものを考えれば、何もカキに限定することはないし、町長もみずからやはりカキなどの貝類という、恐らく当時は漠然としてたと思うのです。それでいろいろな話を聞くと、カキなのかな、だけれどもカキでない場合の貝類というような表現なものですから、そうであれば具体的にもっと幅広い、やはり大沼の活性化につながるような、そういうものがあるのかどうかというものを、もう少し真剣に探すべきじゃないのかと思うのですけれども、そこら辺どうなのでしょうか。

町の答え 民生部長 杉原太

環境生活課長のほうからも答弁しましたけれども、基本的に貝類の餌は- 11 -植物プランクトンが主流でございまして、カキのみではなくて、違う貝もそういう浄化の作用はあるというように、大学のほうからもそういう提言があります。しかしながら、今、大沼のラムサール条約登録湿地ということもありますし、自然環境保全という観点から見れば、外来種というものは、なかなか持ってきてそこに入れるというわけにもいきません。そういう意味でいくと、もともと大沼に生息していたヌマガイ、あのカラス貝とかって通称呼んだりしているような形の2枚貝、そういうものがまだ生息している場所もあるという部分もございまして、そういう、もともと地元に生息している2枚貝などを活用した部分で、やはりこれ、経済的な、それをその収穫というか、収穫して売ることができるとか、そういう付加価値的なものも含めて、経済活動と自然環境保全と両立できるものというふうに考えれば、まだまだ今、模索しているといいますか、そういう状況ということで、こちらのほうも大沼環境保全協議会も通して、各機関とも協議しながら、地元のそういう漁業協同組合さんなどとも協議して、これからも考えていきたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。以上です。

議員の質問 5番 田村敏郎

今の答弁の中では、出てきましたけれども、私は別に外来種を入れろとか、そういう話ではない。例えば、やはりそういうカキだとか貝類が大沼によって浄化されたり、あるいは産業の育成につながったりすることによって、大沼の地区、あるいは七飯町全体が活性化していく、あるいは産業だけではなくて研究機関なんかも入ってくれば、なおさらいいことだろうなというふうに私は考えるのです。産学共同という、そういう中で大沼をもっともっと活性化させていくいい機会だなと私は思っているのですけれども、そうするとまだ入り口にも入っていないという感じなのです。ですから、例えばいつまでに具体的なものを決めようとかという、こういう話あるけれどもどうする、ぐらいの話なのか、もう少しやはり町長がここまでお話しして、町民が期待感を持つということであれば、もっともっとやるのだという前提でもって、こういう貝の選定であるとか、あるいは大沼も水温の問題だとか深度の問題、あるいはいろいろあるかもしれませんけれども、やはりやるという前提で検討に入るのか、それともまあ、どうするぐらいの話なのか。私はやるという前提に立って話をしないと、ここまで大きい話出ちゃうと、やはり期待感のほうがもっともっと私は大きいものがあるのではないかと思うのですけれども、そこら辺、どういう考え方で今後検討していくのでしょうか。

町の答え 民生部長 杉原太

大沼の場合は、やはり大沼湖の水利用といいますか、例えば観光にも使っている、北電の発電にも使っている、それから土地改良区の水にも使っているというような、かなり多様化している部分もございまして、そのために大沼環境保全協議会を設置して、その中で各関係機関と事業の調整をしているところでございまして、そういう意味では、そういう可能性のある事業については、各機関それぞれ出し合っていただいて、その中で、その中での調整、協議の中において進めるものについては進んでいきたいという考えでこれまでも来ましたし、これからも進めていきたいというふうに思いますので、今いただいた御意見も参考にしながら進めていきたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。以上です。

議員の質問 5番 田村敏郎

終わります。

出典:七飯町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月18日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる