みんなの議会

森町議会 令和6年第1回 9月会議 2024年9月3日

函館本線(旅客)廃止問題への対応方針について

聞いた人
野口周治 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 野口周治

では、1問目です。昨年6月のこの場で私の質問に町長は、今後も町民の意見も踏まえ、渡島ブロック会議で沿線自治体や道と共に国等への要望を検討する。インフラは無条件に必要なものだ。日程に余裕が生まれるなら、別途沿線首長と国、道に働きかけるとの趣旨で答えられました。その後、8月、12月とブロック会議あっていますが、12月の対策協議会の議事録によれば、函館、八雲、鹿部の首長が発言しています。なぜこの場で町長として発言されなかったのか、町長の立ち位置はどのようなものなのか、改めて尋ねます。現在新幹線の札幌延伸は数年単位で延びること、廃線後の対応として示されていた案の一つであるバス転換ができないことが明らかとなっています。この問題は町にとって決して外部の問題ではなく、都市間大量輸送の手段を失って町が縮小していくかどうかという当事者として大変な問題ではないのでしょうか。お願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

まず、冒頭に通告書にございますバス転換ができないことが明らかとなっているについてでございますが、現状においてそのような事実がないことを申し上げさせていただきます。それでは、お答えいたします。昨年12月に開催されました北海道新幹線並行在来線対策協議会第10回渡島ブロック会議において、札幌延伸に伴い経営分離される函館線における交通モード別の収支予測の中間精査とバス運行に関するたたき台が示されました。現在そのたたき台を基に対策協議会の事務局である北海道からバス事業者へのヒアリングが行われているところであります。その以前に開催されました第9回ブロック会議において、経営分離後にいずれかの交通モードが選択された場合でも近年の社会情勢の変化や事業者の経営判断等によってその事業を担う事業者がいなければどうにもならず、次の一歩が踏み出せない状況である、そのような旨の発言を私からさせていただきました。なお、現在もこの考えを変わらず持ち備えておりますことは申し上げさせていただきます。今後においても町民の意見を基調とし、そのときの現状を適宜判断しつつ、森町としての考えを申し述べていかなければならないものと思っているところであります。そして、この問題は大変な問題と認識しておりますとともに、今後のまちづくりに影響を及ぼしかねないと思っております。前回のご質問でお答えさせていただいたとおり必要不可欠なインフラと捉えていることから、引き続き沿線自治体との情報共有、意見交換、ブロック会議での議論を重ねてまいります。以上です。

議員の再質問 6番 野口周治

問題の影響力、影響についての認識は一致しているということがよく分かりました。最初に、まずバス転換できないことが明らかとなった。私の表現が拙いことをご指摘いただきましたが、必ずしも正確ではないかもしれません。しかし、今世の中で起きていることはそういうことではないですか。例えばこの通告をした後ですけれども、8月28日、山線のブロックの協議会が行われた。ここで行われたポイントの一つは、バス転換はどうなるのだという議論だったはずです。そのためにバスの事業者3者を呼んで話をした。道のホームページをチェックしましたが、残念ですが、議事録はまだ公開されていませんので、私はその元資料ではなくて報道ベースのデータで話をいたしますが、この場ではバスの3者ともが現在のバスを維持するので精いっぱいだという趣旨の答弁をしている。これは、裏を返せば新しく代替運送機関として働けと言われても難しいといったものだと私は理解をします。もちろん、このバスを利用して進むことが不可能とは言いません。それであれば、それに必要な支援なりなんなりを考えればいいことではあります。ですが、例えば、ではバスを何便走らせるのですか。冬期、バスが本当に運行できるのですかなどなどたくさんの問題が具体的にあるはずですが、そういう話には進んでいません。今は自治体から言われたから、バス会社を呼んでこい。来てもらって話をしたら、バス会社はこの間言われているのと同じことを繰り返していて、その認識が必要ではないかと私は思うのです。今国がJRに分割して民営化して、次は不採算路線はどうするのだと会社に迫って、その結果として旅客部門を分離させて片方で新幹線をつくって、こういうふうに問題を切り分けて順番に進めているわけです。その中で一つ一つについて、それはどうです、これはどうですというふうに対応していくと、今起きているようなことが進んでいくと私は思います。では、バスと第三セクターとどっちですかと、この議論そのものが第三セクターにいったら膨大な投資が必要ですということが最初から分かっている話です。ですから、今バスのほうに傾くことになった。後志のブロックでは、その議論を一生懸命、余市だったと思いますけれども、町長さんはそういう議論の進め方をすると間違ったことになるのではないかと考えたので、これは私の推測ですが、具体的なデータをたくさん要求しました。話をしたけれども、最後にはバス転換に世論をまとめていかれてしまった。その結果、今何が起きているかというと、そのバス業者が対応できないということを言うところまで来ています。私がこういうことを言っているのは、バスの問題だけではないのです。次は、貨物輸送についても同じことが起きるのではないかと私は心配しているのです。トータルとして、今の鉄路をどうやって維持するのですか、旅客部門を含めて維持するのですかということが問われているのではないでしょうか。町長がおっしゃったとおり第9回の会合でバス転換の問題を中心に町長が発言されていた、そのとおりです。議事録にもそういうふうに載っています。ですが、同じ会議で例えばはこだてライナーは維持するということを考えたい。非常に玉虫色なのです。第三セクターなのか、現状を維持するのかをはっきり言わずにこれを主張している。それに対して道のほうは、その切り分けに対してあえて第三セクターですかねというふうに引っ張っている。そういう綱引きをやっているわけです。七飯も慎重に対応してほしいということを言っている。鉄道をどうするかということについては、慎重に対応してほしい。第10回の議事録を見ると、八雲は今の観光のことを考えると鉄路の長万部までの維持も含めて考えることが必要ではないかという発言を明確にされています。同じように鹿部も最後に付け足しですけれども、同じ趣旨の発言をされていますよね。多分町長お聞きになったはずです。一番最後の発言です。こういう中でバス転換だけに絞った議論に乗っかって、私どもも地域のコミュニティバスのようなことは考えています。それはそうでしょうけれども、問題はそこではないはずです。都市間大量輸送をどう保障するのか。少なくともJRほどのスピードで人を運べるのですか、バスで。こういったことを考えたときにもう一度戻って考えるべき事態が今目の前にあるのではないかと考えます。いかがですか。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。端的に、これはちょっと分かりやすく答弁したほうがいいと思います。私の見解といたしましては、現在のブロック会議内で提供されている数値的なデータ、これはもっともっと私は精査が必要であると思います。一応中間報告というところで、バス転換を前提としたそういった情報をバス事業者さんにこちらのブロック会議内の会議体から、事務局のほうから情報提供をして、その結果どうなのかというところを今待っているという、そういう状況でございます。ご承知のとおり何かをどうするというところまでは、現在のブロック会議内で実際のところそこまでは進んでいないという私は認識でおります。前回、10回のブロック会議で各首長の皆さんが発言されておりました。その中で各自治体が持つ、内に所在するそういった交通輸送の資源、鉄路、ライナーの話もそうですけれども、そういった立場において皆様発言されておりました。しかしながら、実際のところ議論の真ん中、どうするのか、では実際。今の現状、渡島管内、この海線の中で活用できる資源は何なのかというところまではブロック会議上では私は共有されて、まだまだ明らかにしなければならない、もっと精査しなければならない、そういう状況だと考えております。先般北海道の事務局のほうにもこれはお伝えしているところではあるのですけれども、首長が集まるブロック会議、その前段というか、1個下に幹事会というものもございまして、その中でも様々な検討がされているところでございます。しかしながら、これはどのようにその会議を運営、それはどのように公開するかというところも含めてですけれども、そこはちょっと検討しなければならないですけれども、もっともっとその細かい情報を首長の中で、この表現正しいかどうか分かりませんけれども、ざっくばらんに検討し合える、議論し合える、そういった環境をつくっていかなければならないと。私は町長に就任してこのブロック会議参加してから、担当課ともそうですけれども、北海道のほうに伝えております。現時点で出されている情報に関しましては、その中で判断していかなければなりませんけれども、しかしながらまだまだ私は情報の精査が必要であると考えております。幸いなことにというか、2030年という期限が少し今延びた状況でもございますので、その中でもっともっと情報共有を北海道のほうにもしていただくようにお願いもしつつ、そして根本的にこの日本国において、今貨物のお話も出ましたし、旅客の話も出ました。人を運ぶ、物を運ぶというインフラ、これを国として、北海道として、地域としてどのように考えているか、どのように守っていかなければならないのかというところは、引き続き私も首長としてブロック会議外でもこれは発信していかなければならないと思っております。先般、横並びで歩調を合わせるというのはなかなかあまり首長としては好ましくないところではありますけれども、しかしながら私の思い、考えだけで何かをなす、そのような事業でもございませんので、その辺はしっかりと適宜その状況に合わせて発言すべきことを私の中でも精査して発言していきたいと考えているところでございます。次が11回のブロック会議になりますけれども、その中で北海道からどのようなデータの提供があるか。バス転換に関してを想定しての情報提供にはなるとは思いますけれども、それをちょっと拝見させていただきながら様々なことを検討していかなければならないと現状では思っているところです。以上です。

議員の再々質問 6番 野口周治

私、努力されていないと言っているわけではないのです。例えば今の並行在来線をどうするかというときに、当時の森町の首長が私の言葉ではやすやすと乗ってしまった。何をやっていたのだと思います。その後の首長さんたちについても、この問題をこれまでの時間何をやってきたのだろうとも思いますが、今ここにある問題を解くのは今の政権です。ですから、ここをしっかりやってほしいと、そのための問題をクリアにしたいという議論をしているつもりです。今のメインのテーマは何なのか、どれが話題なのかということと、みんながいろいろ話をしている中で、はっきり言えば一人だけ違うことを言って本当に連携が取れるのかという問題、それは実際あると思います。政治ですから、いろんなことを踏まえながらやらなければいけない。全く関係のない利害との連関だってもちろんあります。ですが、大事なことを言わないでいると、いつの間にか言えなくなる。だから、函館の首長さんは一生懸命に2つのことを言っています。新幹線を延伸しろと言いながら、片方ではライナーを残してほしいと言っている。そういうことを何回も何回も言っている、これだと思うのです。本当に必要なことは、言うべき言い方、場、タイミングというのももちろんあります。1人で言わないようにするために仲間をつくることももちろん必要ですが、どうやってそれを繰り返し言い続けるのか、世論をつくるのかという姿勢が政治家というのは必要ではないかと思います。例えば国の話もされました。ですが、国だけではなくて外を見れば上下分離です。こんなお金のかかるインフラでも必要なインフラだから、鉄路は国が面倒を見ます。アメリカ、ヨーロッパへ行ってみたらたくさんあります。そういう在り方だってある中で、今の枠の中の議論だけではいけない。もちろん森町の首長がそのことをわあわあ言っていいかという問題ではないかもしれませんが、発想はそういう大きなものでないといけないと思いますので、もう一度そういう立場に立てるのかどうかということでお話をいただきたいと思います。あくまでも周りのことも見ますけれども、自分たちは何を求めるのかは言わないと伝わらない。言わないことはなかったことになってしまう。今の議論が片方から順番に積み木を崩していくようにやられている中で、ほっておくと押し込まれてしまうよ、せっちん詰めだぞということを申し上げているのです。お願いします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。非常に地域の交通網、それぞれつながった地域間を通る鉄路でありますし、それぞれの地域において政治的なスタンスというものはあると思います。しかしながら、私の今の見解ではまだまだ先ほどもお話ししたとおり政治的なそういった駆け引きを行えるような状況ではないと私は判断しています。しかしながら、議員おっしゃるとおり本当に政治家同士のやり取りの中で様々なことを行いながら進めなければならない事業ではありますけれども、現在一番私たちが主張しなければならないのは、議員もご指摘の、先ほどからご指摘されているとおりなのですけれども、やはり目的、この交通手段、物流、それをどのように担保していくか。それを確保するというのが最大の目的であって、その手段を、ではどのようにやっていくかというところが一番今後進んでいく上で順番としてはあるのかなと思っております。北海道から第三セクター、バス転換、大きく分けてこの2つとして今提示されているところでありますけれども、どんどん、どんどん状況はあまりいい方向にはいっていないのかなと思います。様々な状況です。これは事業者も含めて。今後の行方を見ながらしっかりと発言するべきときを判断して、私は政治的なメッセージ等々も含めて発信していくべきなのかなって思っております。地域的に見ると森町は新幹線の駅もないですし、長万部町、八雲町、新幹線の駅あります。鹿部がそこに触らない関係で並行在来線がどうこうなるときに一番影響を受けるのかな。七飯町さんはライナー、駅ありますし、北斗、函館も同様です。そういった状況下の中で、今後この森町がどのようなメッセージを出していくのか、発信していくのか、これは非常に立場的に大切だと私は当初から捉えております。その点も含めてざっくばらんな首長同士の話合い、議論の場を通じて進めていきたいと。私の考え、思いはその点に尽きますので、ご理解いただければなと思います。以上です。

出典:森町議会 令和6年第1回 9月会議 2024年9月3日 議事録 PDF(57ページ) 間違いを知らせる