みんなの議会

知内町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月13日

老朽化する施設や管路の更新・改修費に多額の費用がかかる見込みとなっているが、その財源確保についてどのような考えがあるか

聞いた人
花井泰子 議員
答えた人
町長 大野幸孝

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 花井泰子

議長から許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。本年6月に「知内町水道ビジョン」により、2018年から2027年までのビジョンが示されたところであります。「知内町水道ビジョン」においては、今後において老朽化する施設や管路の更新・改修費に多額の費用がかかる見込みとなっているが、その財源確保についてどのような考えがあるかお伺いを致します。

町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)

今、7番議員から御指摘のとおり、「知内町水道ビジョン」をお示しをさせていただき、「現水道料金を据え置き、法定耐用年数の1.5倍」で更新工事を行った場合、資金繰りが悪化して、2026年で資金残高がマイナスに転じる試算結果となっております。更新工事に係る費用の財源対策と致しましては、国の簡易水道等施設整備費国庫補助事業という補助メニューがあります。しかし、当町の上水道の給水原価が国の基準よりも安価なことから、その補助金の採択条件、大変、今、厳しい状況にありまして、今の現状であれば、適合しないという今、判断をさせていただいているところであります。そのため、今後、知内上水道区域における設備更新にあっては、財政負担の軽減などの見地から十分な検討をしければならないものと今時点では考えているところでありますので、ご理解いただければと思います。一方、湯ノ里・小谷石簡易水道事業区域における設備更新にあたっては、過疎債が充当が可能であります。それらの財源活用を基本に検討しているところでありますので、この点についてもご理解いただければというふうに思います。なお、いずれの設備更新に当たっても多額の費用が必要となることから、水道料金の見直しなども住民の方々に負担の在り方について、今後、検討を進めていかなければならないのかなというふうに思っています。水道料金の見直しに当たっては、町民の皆様に水道事業の経営の状況をご説明をさせていただき、ご理解を得ていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。以上であります。

議員の質問 7番 花井泰子

只今、町長から縷々説明がありました。私も今回示されたこの水道ビジョン、詳しく読んでみますと、とてもよくわかる、これからどうしたらいいのかということがとてもよくわかる、そういう水道ビジョンになっているというふうに思っています。ただ、問題は、さっき町長が話されたように、この26年まででは、何とかやっていくけれども、そのあとは資金残高がマイナスになると、そういう見通しでもありますので、やはりこれから議会も含めて何とかしなければならないということは、もちろんそうでありますが、私としては湯ノ里と小谷石は簡易水道ですから、いろいろな補助金も受けられるだろうなというふうに思っていました。そして、残念ながら知内の人口も5千人を切ってしまいましたので、知内の上水道も簡易水道に直して、そして、私は補助金が受けられるのではないかというふうな思いで実はいたんです。ところが、さっきご答弁の中で、いろいろやってみたけれども、知内の水道料金の関係で、簡易水道のその補助金が受けられないというような、調べたら、ということだったんですけれども、知内の上水道を簡易水道にきちんと直してしまったときに、それが町でいろいろと計算されたそのものが本当に当てはまらないのかどうかということが1つありますし、国では財政力指数0.3以下だと例えば補助金が受けられるという1つの基準になっているというふうにも私は思っていましたので、何かそこら辺でもう少し工夫ができないものなのかなという思いでおります。というのは、間違いなくこのビジョンに書いているように、多額な費用が掛かるんですよね。しかし、水は本当に命の水といいますか、町政運営の中でもこれは切っても切れないというか、町独自でもしっかりと町民の水行政を支えていってもらわなければならないことですので、そこら辺をもう一度、本当にいろいろなすべての検討をして駄目だというふうに思っているのかどうか、もう一度、お伺いたいというふうに思います。

町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)

決して駄目だという判断はしておりません。それで、簡易水道事業化の要件として、給水人口5千人以下の場合については、まず、浄水方法の変更が必要ですよ、それから、水源種別の変更が必要ですよ、それから、取水地点の変更が必要ですよ、この3点の1つでも何とかクリアできれば、簡易水道事業化になれるということなんですね。でも、その今、国が示している3点については、今のうちのコロナイの上水を考えた場合に、なかなか厳しい条件なのかなというふうに今の時点ではそんな捉え方をしております。ですから、まず、浄水方法の変更というのは、高度処理が必要ですよということなんですね。うちは今、ろ過方式やっていますけれども、それを要するに高度処理をする場合にどのくらいの設備投資が必要なのかどうかですね、この辺も今、考えなければならないもの、それから、水源種別の変更というのは、現在、河川表面水使っているんですね、表面水を。ところが、これ国は中層部と底部、その水を取水しなさいという1つの条件。これどうしてこんな条件になっているのか、ちょっとわかりませんけれども、そんな今、国の条件であります。それから、取水地点の変更です。取水地点の変更、そしたら、コロナイから別なところから取水できるかといったら、それも不可能であります。ですから、今、考えているのは、水量等からいって表面水を使いざるを得ない。そうすると、浄水方法の変更で、高度処理がどのくらいの費用が掛かるのか、これを今、試算をさせていますので、その試算がまとまって、今、やるとした場合に、こんな形が負担になりますよということをですね、是非、議員の皆様方に機会見つけてですね、説明をさせていただきたいというふうに思っています。いずれにしても、更新というのは今、言われるように、命の水を守るための更新工事というのは必要であります。それを財政負担を如何に軽減して、更新工事ができるか、これはいろいろと今、当然、住民負担、水道料を少し上げさせていただかなければ、なかなかこれ全区間を更新ができないというふうに思っていますので、どういう形で年次計画を組ませていただいて、一番住民の人方が安心して水が使える環境を整えるか、そのためには、少し要するに水道料を上げさせていただかなければなかなか無理なんですよということもですね、丁寧に町民の皆様方に説明をさせていかなければならないのかなというふうに思っていますので、これは上げるときにすぐという話ではなくて、少し期間を置いて、きちんと説明をする時間を設けながら、ご理解いただけるように取り組んでまいりたいというふうに思っていますので、ご理解いただければというふうに。以上です。

議員の質問 7番 花井泰子

そうなんですね。今まで本当に知内の水は美味しくて、そして、近隣の町村から比べても値段が安いと、これは間違いない事実で、これは本当に知内として誇れる1つの行政かなというふうに私も思っていました。ところが、これは全国各地どこでも水道の問題ではやらなければならない補修はあるんですが、私としては値上げがすぐ、いいですよというふうには申し上げられませんが、しかし、ずっと末永くこの知内の水を安全、安心な水を町民に供給していくためには、やはり一定のそういった考えも、もしかしたらあるのかなというような思いでもあります。というのは、今、残念ながら、今国会で水道の改正法が通りました。残念ながら、もっと民間に広めてもいいというような、改正法、隅から隅まで読んでないからはっきりしたことはわかりませんけれども、大ざっぱに言うと、もっと民間にその枠を広げてもいいというような中身だというふうに私は捉えています。そうなると、本当に民間というのはやはり儲けなければならない、そういうものですから、そことはやっぱり町民の生活を担うという、この町行政とは相入れないというところもたくさんございますので、そこら辺はやはりしっかりと町長に抑えていってもらいたいというふうに思っています。「水は福祉」という言葉もありますので、そこはそういうことでお願いしたいというふうに思っています。今、これから簡易水道にするためということでは、クリアしなければならないことがたくさんあるというようなことで、今、調べさせているというふうなご答弁でもありました。本当に町民のために頑張っていただきたいというふうに思うのですが、この水道ビジョンを見ますとやっぱり耐震化の問題も大きな問題で、この数字の現れているのは、残念ながらまだまだ低い状態なので、これを何とかしなければならないというのも大きな問題だというふうに思っています。今、昨今は、日本中どこで災害が起きるかわからないということでは、本当に今、知内では水の元は3つ、知内浄水場、湯ノ里と小谷石と、この3つをやっぱりしっかりと守って、災害があってもやはり小さいからこそ手当も早くできると、大きくざっくりとしてしまったら、手当も大変難しいということもありますので、その水源の3つをしっかりと守りながら、やはり町民のために頑張っていただきたいというふうに思うのですが、今、2026年度で水道の財源が枯渇するということでは、私はこれからは水道行政だけでなくて一般の財源も少しは繰り入れながら、頑張っていただきたいというふうに思っているのですが、そこら辺の考えは、町長はどういうふうにお考えでしょうか。

町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)

今、ご指摘をいただきましたように、今国会で水道法が改正になりまして、民間委託が可能になったということであります。これは各自治体でのそれぞれ環境が違うんだというふうに思っていまして、もう民間に委託しなければ、もうなりいかないという自治体と、いや、それは違うだろうと、町民の要するに安心して生活できる飲み水というのは、一番行政が重点を置かなければならないという考え方もあろうかと、私は後段であります。これを要するに民間に委託をして、民間にすべてを丸投げするという考え方はありません。せっかくコロナイという水源があって、美味しい水だということで、そして、安価で今、町民の皆様方に利用をしていただいていますので、これは町の責任としてきちんと対応をさせていただきたいというふうに思っていますので、まず、その点ご理解いただければというふうに思います。それと、今ですね、ちょっと担当の方から資料をもらっているんですけれども、上水というのがこれ給水原価と供給単価とありましてね、要するに給水単価というのは、上水の部分というのは、すごく安いんですね。これはうちは今、106.3円ですけれども、全国の平均というのは、原価というのは316点いくら、もうとんでもない差があるんです。これは基本的に今、ろ過施設でやっていますから、それから人件費も安いということでこの単価になっているんですけれども、供給単価、町の供給単価というと、124.39となっていて、これは全国水道の平均の169.77から2分の1以下でありますので、これオーケーなんですね。エヌジーとオーケーというのがあるんですね、だから、そこにうまく要するに近づけていける手法がないのか、その辺はですね、是非、検討していきたいというふうに思っています。ただですね、これはなかなか今、御指摘いただきましたけれども、一般会計から特会に要するに町で負担をするというのは、基本的には特別会計というのは要するにそこで会計を賄わなければならないという大原則がありますものですから、その辺は先ほども申し上げました町民の皆様方にご理解をしていただく場面がきっと出てくるんだろうというふうに思っていますので、そのことについても、ご理解いただければと。いずれにしましても、これはなくするわけにはいきませんから、町の責任として町民の皆様方に如何に理解をしていただいて、継続して安心して要するにいい水を使えるという環境は継続して取り組んでまいりたいというふうに思っていますので、よろしくお願いを申し上げます。以上です。

議員の質問 7番 花井泰子

今の町長の話を聞いて、安心を致しました。やはり本当に自分の町の水はきちんと行政で町民に安価で安全な、これは基本原則ですので、これまで本当にそういうふうに頑張ってこられたということは私も評価したいというふうに思っています。ですから、これからもやはりそういうことでは、是非、続けてやってただきたいというのと、実は改めて私、この水道ビジョン、6月議会に示されたのを見て、これは本当に大変お金の掛かる大事な問題だというふうに再認識を致しました。水道、蛇口をひねると美味しい水が出てきてということくらいしか余り実は考えていなかったのですが、このビジョンを見て、本当にこれは大変だというふうな思いでおります。ですから、さっきちょっと一般財源の話もしましたけれども、これから町がいろいろなことをやろうとするときの例えば大型の公共事業といいますか、そういう大型の施設というものを作るときは、こういった面に照らしても、なかなかこれからは私は難しいのではないかと、今、計画に登っている様々な事業とそういうものは町民のためになる、すべては駄目だというふうには言いませんけれども、不用とも言いませんけれども、不急のものはやはり今一度立ち止まって考えていくべきなのだろうなというふうに実はこの水道ビジョンを見ながら、これからの財源の有様も考えながら、実は改めてそういうふうに思った次第です。ですから、これから町長にお願いをしておきたいというふうに思うのは、そういった今の本当に急がなければならない、町民が安全、安心のために必要なものにはきちんと手を付けていただきたい。けれども、今、急がなくてもいいような、もし、そういうふうな事業があるとすれば、それはもっと後継に追いやっていただきたいなというふうに思っています。今、町長がこれからやろうとしている、これからはちょっと外れてしまって、駄目ですね、わかりました。駄目だと議長が言いましたので、この辺でやめておきますが、さっきの町長の決意通り、是非、知内町の町の水は安心、安全、町民に提供するということをよろしくお願いをして、質問を終わります。

出典:知内町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月13日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる