八雲町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月7日
現場を孤立させないために
- 聞いた人
- 三澤公雄 議員
- 答えた人
- 教育長 土井寿彦、町長 岩村克詔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 三澤公雄
それでは二つ目いきます。現場を孤立させないために。学校では十二分にLGBTQIA+に対しての配慮する用意も、児童・生徒さん達への教育も、児童・生徒さん達の認識も、国会をはるかに超えています。喜ばしいことですが、翻って八雲町の社会ではどうでしょう。追いついているでしょうか。教育現場や児童・生徒さん達を孤立させないためにも、社会の認識が追いつくためにも、広い意味での差別を無くす、差別を許さない宣言をすべきではないでしょうか。
町の答え 教育長 土井寿彦(教育長は2025年3月まで)
議長、教育長。
町の答え 教育長 土井寿彦(教育長は2025年3月まで)
三澤議員の2つ目の質問に、まず、教育委員会から学校教育の現状について、お答えします。現在、学校教育では、あらゆる差別や偏見を許さない意識を児童生徒に育むため、児童生徒の発達段階に応じて、他者との違いを認め合い、一人一人を大切にする指導や活動に取り組んでいます。具体的な取組として、学級担任を中心に、児童生徒が互いに個性や特徴、思いや願いを受け止め尊重し合い、不安や悩みを共に解消することができるような学級づくりや道徳教育の充実に努めています。また、児童会や生徒会では、仲間の大切さや差別、偏見をなくすことについて、自分たちができることを話し合ったり、スローガンや標語をつくるなどの自主的な活動にも取り組んでいます。さらに、今年度より、ピアサポートコーディネーターの協力のもと、ピアサポート事業を開始し、相手を受け止め、仲間同士で支え合う態度を培う取組を進めており、こうした取組を通して、全ての児童生徒が仲間とともに安心して学校生活を送ることができる環境づくりに努めているところです。教育委員会としては、今後も各学校の活動を支援するとともに、校長会等と連携して子どもたちの人間関係を豊かにし、自分自身がより良く成長していくことができるよう、教育活動の充実に取り組んでまいります。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
それでは次に、私からお答えします。ただいま教育長からの答弁にもありましたとおり、教育現場において様々な取組が行われていることから、児童生徒たちの、あらゆる差別や偏見を許さない意識は相当高いものであると認識しております。また、若者層においては、性的マイノリティに関する認知度や理解度は高い水準にあると思っておりますが、社会全体で考えますと、LGBTという言葉の認知度は約8割となる調査結果が出ているものの、年齢層が高くなればなるほど、その認知度、理解度ともに低くなる傾向にあるほか、クエスチョニングやアセクシュアルといったLGBT以外の多様な性の認知はまだまだ進んでいない状況であり、八雲町においても、同様の傾向があると感じております。町といたしましても、より多くの方に性的マイノリティに関する認知度、理解度を深めてほしいとの思いから、昨年度、リーフレットやオリジナルマスクを製作し、町内で実施されたイベントで配布するなどの啓発活動を実施したほか、今年度は町民を対象とした性的マイノリティに関する講演会の実施を予定しているところでございます。議員ご質問の「差別をなくす、差別を許さない宣言」につきましては、引き続き人権が尊重される地域社会づくりに向けた取組を進めていく中で、今後、研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
議員の質問 8番 三澤公雄
議長、三澤。
議員の質問 8番 三澤公雄
教育長からも答弁をいただき、学校現場も進んでいる話をしていただきました。ともすれば忘れがちですけれども、いわゆる 10 代の子ども達の情報の入手先は、テレビや雑誌よりも圧倒的にSNS、そしてそれがもうネイティブになっているので、海外からの情報も当たり前にとるんですよね。だから町長の答弁にもありましたように、LGBTQに対する認識は、海外の作っているドラマの作り方を見ても、僕が 20 代 30 代のときのいわゆる差別される側というか、お笑いのネタのように扱われたゲイの存在は、僕らは普通でした。そういう対象にしてもいいものだというレベルでしたよね。彼らは今の 10代の人達は、海外のドラマからそういった情報の学習もありますから、全くそういう対象としてLGBTQの人達を見ないんですよね。そういったドラマが普通に、何人かのグループがいたら何人かいる。それで同じように人間として差別なく交流しているのが当たり前のドラマとして見ていますから、僕たちが経験していることはない。そして、そうやって大人になってきているのに、9日に国会で理解増進法が審議されるだとか可決されるってニュース、あまりにも馬鹿馬鹿しいからついつい忘れちゃうんですけれども、そういった国のもっともらしく議論をしていることに違和感を持っているのが、僕は若い人達だと思います。一方で、大人のほうはそういったテレビから入るニュースや雑誌から入るニュースが主ですから、国会でそういう審議をしてるんだから、総理大臣のおっしゃるように社会が壊れるとか、まだまだそういった出来事は他所事だという認識のほうが定着してるでしょう。だから八雲町で差別に関して、はっきりと差別は許されないことですよって、そういった宣言をする必要があると思うんですね。不当な差別ではなくて、差別というものがそもそも不当だという言葉の認識が入っていますから、正当な差別があるかのような、誤解を与えるような国会の動きをぼんやりと見ていては駄目なのかなと思います。差別にこだわるのは、去年、私は外国人に対して、ウクライナの避難民の方を受け入れる政策を町長が打ち出したときに、ちょうど定例会のタイミングで外国人差別が起きないような意味で、外国人差別にちょっと特化したかたちで差別をなくすという問題提起をしたんです。そうすると、町長はやっぱり僕なんかより上をいっていまして、そういった固有の差別ではなくて、もっと広い意味での差別をなくす宣言を検討してみたいとおっしゃりました。そういう流れを受けた上での国会でのLGBTQの議論だったものですから、そしてG7サミットでも首相が声高らかに鼻の穴を大きくして成功宣言をしている。そしてG7の宣言の中にはLGBTQに関しても、理解増進どころではない、当たり前の文言で差別を否定する宣言がされてるわけです。だから、ちょっと国会をとっこして八雲町でまだ検討の最中だという答弁だったんですけれども、先程の質問の流れとも僕はここが通じているつもりなんです。ハードでどんどんすばらしいものをやっていく町だからこそ、ソフト面を充実させ、そちらへの発信もぬかりなくやっていく、そういう意味での差別を許さない宣言、LGBTQへの理解、場合によってはパートナーシップ制度なんかも視野に入れながら踏み込んでいくということは、十二分に八雲町のPRと関係人口の増大につながっていくのかなと。こういった下心は隠しつつ、ハードだけではなく文化的にも面白い町と注目される町として見られるためにも、女性活躍と併せて、差別に関して許さないという宣言をすることは、あたいがあると思うのですが、以前の答弁から思い出した上で、再度答弁を求めたいと思います。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
三澤議員の質問にお答えいたします。私も宣言はしたほうがいいのかなと大変強く思っていますが、いろいろ内部的に協議しないと、今すぐ返事するとかしないとかは答弁は避けたいと思いますが、気持ちは私は今まで、私はどちらかと言ったら差別をしないで見てきた一人だと思っています。ただ先ほど差別の中でも、私たち子どもの頃に発達障害やいろんな人方の、知っておけばもっと対応が違ったなだとか、今の問題もそうですが、やっぱり知っててその人と対応するのと、全く知らないで対応するのは、やはり対応するというニュアンスも変わってくるのかなと思いますので、その辺勉強しながら、三澤議員さんがおっしゃっている宣言のほうに向かって協議していきますので、よろしくお願いいたします。
議員の質問 8番 三澤公雄
議長、三澤。
議員の質問 8番 三澤公雄
先ほどの女性登用も法律に則って町も行動計画を作ったという流れがあったから、4人に1人が 10 年間で3人に1人になったと思うんですけれども、それをもっと僕は早めてほしいということで質問いたしました。今回の差別に関しても二度目ですから、いわゆる行動計画を作るとか次元を切ってやるだとか、思いがあるなら言葉にしてもらいたいんですよね。この間の町民説明会でも、これから議論しようと思っていたものを作ってやるなんて、ああいう宣言までやられると困る部分もあるんですけれども、でも差別に関しては、人権を尊重するということが、学校レベルでしっかりと教えてもらっていて、子ども達もそれが身についていると。追いついていない社会、日本の社会全体も追いついてないんだけれども、八雲だけは違うよって取り組みを、是非やってもらいたいんです。今回の質問を作ったときに、これに4行くらい前振りがあったんです。これは僕は議長の指摘で削除したんですけれども、なぜ削除したかといったら、社会が追い付いていないからです。ある子ども達が中心の発表会でですね、上がセーラー服で下がスラックスの女性が普通にいたんです。僕はちょうどこの6月定例会は、ちょっと白状しますが、あるいくつもいじめが上手に解決されていない問題があったので、6月は教育ネタで久々に攻撃質問をと思って取材をしていたんです。その過程でピアサポートの長野先生の取り組みなんかも知って、僕が目指していたいじめ撲滅プログラムというものが、十分ピアサポートに入っていることが分かりました。取材の中で校長先生何人かと話したときに、そのスラックスの話が校長先生から話が出ている。いじめに関しても、子ども達の中で、これはいじめになるから発言してはいけないだとか、みんなで理解してあげようというのが、自主的に子ども達の中で起きていることなんですよ、三澤さんって、ある校長先生がおっしゃったんですね。だから、確実に学校現場では濃淡はあるかもしれませんが、いわゆるいじめに関しても、取り組みの効果が上がっている部分は、たまたま僕はいくつか足りないことをちょっとクローズアップしようとしたら、それどころか効果の上がっていることが逆に浮き彫りになったので、これは質問しなければいけないと思ったんです。繰り返しますが、あと数年経ったら有権者になる世代が、もうこの理解は超えてるんです。一方で、質問のときにそれを描くことによって、ある大会も僕は名称を変えてきましたから、そうすると、議長は心配しました。三澤君はそう思ってるかもしれないけれどもって、あの会場では理解されているかもしれないけど、一般社会ではまだ理解が進んでいなくて特定されると、その子が。そうすると、不利なこともあるんじゃないのって指摘だったと思うんです。そうだなと、じゃあここには書くべきではないと。今喋っちゃったので、どうなるかわかりませんが、注意深く喋ったつもりですが。つまり、社会の認識が追い付いてないからこういった忖度をしなければいけない。こどもたちの世界では、彼女はそういう主張というか、自分はこういうことだってことをお互いに分かり合える環境があると、この差は凄く些細かもしれませんが、大きな差で彼らが数年後には有権者になり、八雲の中心を担う世代になるかということになった場合は、しっかりと社会が追いつく努力を今の大人はしなければいけないと思っています。長くなりましたが、改めて行動計画とか次元を切るだとか、町長が認識があるということは今までの答弁で分かりました。差別を許さない、差別をなくすということに関しての宣言ができる町にしたいと思っているので、明確な行動計画に関して、何か言及をいただきたいと思います。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
先ほど話したとおりですね、私は宣言してみたいという気はありますが、いろんなことを内部的に協議しないと、なかなか進まないものもちらっと聞いた中ではありますので、その辺しっかりと協議しながら進めていくのは、やぶさかではないと思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。
議員の質問 8番 三澤公雄
議長、三澤。
議員の質問 8番 三澤公雄
不安に思って聞いている方もいるかもしれませんけれども、僕は今の答弁で、少なくともこれまでより前に進むはずだという理解をしました。この理解の責任をしっかりと自分でも受け止めてですね、今まで以上に注意深く、更にスピードアップを図るような発言ができるように見ていきますので、期待しております。よろしくお願いいたします。終わります。