木古内町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月14日
観光振興と人口減少等の施策連携について
- 聞いた人
- 鈴木慎也 議員
- 答えた人
- 町長 大森伊佐緒
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 鈴木慎也
8番 鈴木慎也です。本日、観光振興と人口減少等の施策連携について、一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。1.観光振興と人口減少等の施策連携について。道の駅「みそぎの郷きこない」が平成28年1月13日に先駆けてオープンし、同じく3月26日夢の北海道新幹線が開業したことで、木古内町の新しい時代がスタートいたしました。5月のGW期間中は、薬師山、みそぎ浜、トロッコ列車、郷土資料館、新幹線ビュースポット、サラキ岬等の観光スポットには、いままでにない数多くの観光客が訪れました。道の駅「みそぎの郷きこない」では観光コンシェルジュを中心に、リピーターを増やしていく取り組みとして、スタッフ全員が一丸となった「おもてなし」をされていると町内外から報告を受けており、去る5月18日には来館者が20万人を突破しております。非常に嬉しいことでございます。わが町の観光は、人口減少による様々な負の影響の一部をカバーする大切な「光」であると私は認識をしており、これからも大いに観光の振興については期待しております。しかしながら、人口減少は止まることなく進んでおりますので、今後は町の様々な施策と観光を連携させ、計画的に継続的に実行していくことを強く望んでおります。次の5点について、町長の考えを伺います。1.町内外の各団体や個人、子ども達を活用した観光大使の増員。2.TV番組を活用した婚活イベントや木古内の歴史を題材にしたマンガ、ドラマ、映画等の積極的な要望の可能性について。3.観光客における防災対策の現状報告と今後の課題について。4.国の制度を活用した地域おこし協力隊の外部専門家(アドバイザー)の申請。5.所信表明の中にある大型プロジェクトとの取り組みについて、今後、観光との連携はあるのかの5点でございます。補足させていただきますと、1.の観光大使、こちらは観光大使ということにこだわっているわけではございません。例えば、準ずる形でおもてなし大使だったり親善大使であったり、町の実情に合った形でよろしいかなと考えております。また、5点でございますので、それぞれの答弁を区切っていただければと思います。よろしくお願いいたします。
町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)
8番、鈴木慎也議員のお尋ねにお答えいたします。観光振興と人口減少等の施策連携についてのお尋ねでございますが、当町の観光大使につきましては、平成27年2月に道の駅「みそぎの郷きこない」のレストラン「どうなんde's」を監修し、世界的にも活躍されている奥田政行シェフを任命しております。奥田シェフにおかれましては、昨年度の一次産業従事者を対象とした料理教室、今年度の飲食事業者を対象とした料理勉強会の開催時に来町いただき、当町の「食」の魅力向上と、付加価値の高いものづくりに関し、助言をいただいてるほか、奥田シェフが経営されている店舗において、当町の食材を活用していただくなど、当町の知名度向上に寄与していただいております。お尋ねの観光大使の増員につきましては、奥田シェフと同様、木古内町観光大使設置要綱に基づき、その目的に合致する場合や、新たに観光大使として任命することも検討してまいりたいと考えております。観光大使にこだわらないということでの追加でのお尋ねでございますので、これまでも開業記念事業実行委員会主催のイベント、あるいはプロモーションなどを通じて、構成団体や子ども達、特に保育園児、小学生、中学生の皆さんには、開業PRなどにご協力をいただいておりますので、今後も引き続き、当町の観光PR等にご協力いただけるように努めてまいりたいと思っております。また、これまで任命してきた観光大使との整合性に配慮する必要がありますが、現時点で「木古内町観光大使設置要綱」を改正する考えはございませんので、必要に応じて当町の観光PR等にご協力をいただける町内外の各団体や個人、子ども達に観光大使とは別の枠組みで活動していただくことができないかを、検討していきたいと思っております。例えば、応援隊ですとか、サポーターとかこういう形での検討をしてみたいと思っております。次に、TV番組を活用した婚活イベントにつきましては、過疎化が進む当町におきまして、町の若者の出会いの場が少ないと認識しておりますが、TV番組に係る経費の費用対効果の検証も必要になってまいります。また、従来より婚活イベントにつきましては、民間主催のものに対し、要望があった場合は、行政として支援をしていくとの考えをお示ししているところでもございます。したがいまして、そのような動きがあった場合には、関連する団体などと協議をしてまいりたいと考えております。次に、木古内町の歴史を題材としたマンガにつきましては、各メディアで取り上げてもらえるような内容が現時点では不明でございますので、当面は当町の歴史を町民全体で認識できるよう努めてまいりたいと思っております。また、メディアからの要望があった場合には、積極的に対応してまいります。次に、観光客に対する防災対策につきましては、現在、町では国道及び道道沿い7箇所に、避難所の案内標識を設置しており、町外からの観光客が車で移動中の際でも、最寄りの避難所へ避難できるようにしてあります。また、宿泊施設に対して避難場所などを記載した防災マップを配布するとともに、町ホームページでの発信や、災害時における防災無線の情報発信、災害時に道の駅のTVモニターを活用して、番組の閲覧ができる態勢をとっております。さらに、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯電話大手3社による自治体向け緊急速報メールサービスを利用し、行政区単位で町の防災情報を携帯メールへの送信をする態勢も整えております。これは、あらかじめ受信アドレスを登録する必要はなく、緊急速報メールを配信した時点で、当町内におられるかたへ配信されるものでございます。今後の課題につきましては、観光客を避難所や避難ルートへ誘導する、より迅速な態勢が必要であり、とりわけ道の駅利用者については、いさりび鉄道駅舎を一次避難所として指定し、避難標識を掲示するなどの対策が必要と考えられますので、道の駅との連携を含め、対策をとってまいります。次に、地域おこし協力隊、外部専門家アドバイザー制度につきましては、地域活性化の取り組みに関する知見やノウハウを有する外部専門家を招へいし、指導、助言を受けることに対しての必要な経費を特別交付税で支援するものでございます。当町における地域おこし協力隊は、現在、キーコプロデューサー1名で、業務はキーコを活用してのフェイスブックやブログによる情報発信、道内外におけるプロモーション、催事でのにぎやかしなどにより、木古内町の知名度向上を図ることとしております。現在、とりたてて外部専門家、アドバイザー制度を必要としていない状況でありますので、今後さらなる地域活性化策の展開の検討や、別の分野における地域おこし協力隊を配置した場合に、その活用について検討してまいります。次に、大型プロジェクトとの連携計画につきましては、プロジェクトの施策内容によって、観光との連携を図ってまいりたいと考えております。以上、ご理解をお願いいたします。
議員の質問 8番 鈴木慎也
5点にわたり丁寧な答弁をありがとうございます。まず1点目ですが、いま現在は奥田シェフが観光大使をされている中で、今後は別な枠で検討もしていただけるということですので、是非とも早急に進んでいただければなと思います。この質問の真意の部分なのですけれども、現時点では観光は上手くいっているように見えます。数となって実際に数値も出ておりますので、非常に評価すべきことだと思います。ただ、今後の課題としましては、閑散期の対策、リピート対策、こちらも町長がいつもおっしゃっているように、いま来てくれたお客様が1年後・2年後来てもらえるようにと一応そういった部分も含めて、リピート対策は必要であると思っております。観光はまさに単発ではなくて、切り離しロケットのような1回目を仕掛けたら、2回目・3回目の策をもう常に用意していただければならないと私はそう思っております。いま以上に町民のかたにご理解していただき、数多くのかたに観光という部分を参加してもらえるような形が私はよろしいかなと思っております。毎日が新幹線の開通日だと、それぐらいの気持ちで取り組んでいただきたいと思います。いま確かに民間も行政も一生懸命力を注いでいらっしゃるのですけれども、やはり力が分散されているなとそういうイメージがございます。ですので、本当にいまのままで1年後・2年後、若しくは5年後・10年後、いまのままの態勢でいいのかなと考えた時に、やはり町民のかた、いま積極的に普段の活動の中でPRしているかたもいますので、本当にいまのままでいいのかなと考えた時に、少しでも町民の皆さんと協力をして、少しでも意識の向上を常に高い位置で保ってもらえるような木古内町を目指していただきたいなと思っております。こちらの①につきましては、再質問はございません。②は、ひとことで言いますと、民間指導で動いていただきたいとそういった答弁のように私には理解いたしました。その中で、具体的に町長の費用対効果というお話がございましたので、私のほうもいろいろ資料のほうを用意させていただいて、自分なりに考えがあるのですけれども。その中で、いわゆる大河ドラマの自治体誘致がすごくオリンピックと同じくらい誘致合戦があるというのが現状らしいです。いまは、北海道新幹線の話題がありますので、各メディアのかたがある程度こちらから動きを起こさなくても、いまメディアのかたが来てくれているという状況です。いま熱いうちに次の一手をという部分で、それがTV番組を活用した婚活イベントであったりとか、映画等の積極的な要望の可能性という部分の真意ではあるのですけれども、ただ1点、町長と私の見解が違うのがございまして、ロケ等による地域活性化の可能性という部分では、経済面から見た場合、撮影資金等は制作会社が資金を負担する場合が多いということでございます。例えば、ドラマ・映画がヒットしなかった場合も財政赤字を招く心配がないと。映画撮影の時には多くの撮影隊が地域に滞在しますので、地域の活性化の経済的利点もあるという部分で、是非とも考えて要望するまでは予算は私は必要ないと思いますので、ここは知恵を絞ったり、アイディアを幅広く町民の子どもから年配のかたまで声を聞いていただいて、町長は新幹線が開通する前の青函トンネルの時代からの話を町長から聞かせてもらったことがあります。新幹線がいま開通するまでのプロセスを私は聞いただけでも、非常にいまの小さな町ですけれども、本当にいろんな新幹線一つとっても歴史があるなと思っていますし、伝統的な神事もございますので、是非とも要望に力を入れていただきたいなと思います。3点目に移ります。3点目は、町長のほうから緊急速報のメールサービスも整えるという答弁をいただきました。実は私は、きょうここまでの答弁をいただけると思っていなくて、いまある観光スポットにあるマップの中に避難経路を書いていただいたり、第一次避難場所とか行政の防災対策本部の連絡先などをまず明記すると。これは予算をかけずに、いますぐできることからはじめませんかという部分で思っておったわけですけれども、メールまで検討されているというので、こちらも特にこれ以上の答弁は求めません。4の地域おこし協力隊の件です。こちらもいま現在1名ということで、今後おそらく1名ないし2名増えてくるだろうとそういう期待はしております。是非とも今回は外部アドバイザーという具体的な一般質問をさせていただいたのですが、おそらく木古内町がいまやっている中で、まだまだ国の助成を受けられるものがあるのではないかなと私は思っております。もちろん各担当課のかたは、全て把握されてお仕事をされているとは思うのですけれども、いま一度見直しという部分も含めて、いまある町の状態でまだ国の助成を使えるものがあるかどうか、いま一度見直しをしていただければと思います。5番です。5番につきましては、もしいま現時点で具体的な構想があれば教えていただきたく思います。答弁としましては、5番の大型プロジェクトとの取り組みについてと、2番の費用対効果の部分での町長の答弁と私の意見がちょっと異なるので、一応そこの部分をまたお教えいただければと思います。以上、2点をよろしくお願いします。
町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)
まず、二つ目のTV活用をした婚活、あるいはマンガ・ドラマ・映画ということの中で、TV・映画について言及されておりますが、費用が必要ないよということでございまして、これは単なる要望を強く進めていくということであるのであれば、それは何ら問題のないことであります。ただ、招へいをしてこちらがお金を出してということを考えて、実現にいち早く向かえるような方策ということを考えますと、やはり費用が必要だということで理解をしておりました。要請をしていく中で、町の魅力を全国に発信できるTV、あるいは映画等の相手方が見つかるように、ちょっと研究してみます。これについては、あまりその関係者とのつながりがないものですから、もし皆さんの中でこういうかたがいるということがあれば、教えていただくことも大変ありがたく思います。5点目の所信表明で大型プロジェクトという言葉を使っておりますが、これは大型プロジェクトということがあるという表現ではなくて、読み上げますと、「町の重要施策や発展計画、大型プロジェクトの取り組みなどについては、広く住民の意見を求め、企画立案の過程から意見反映をしてまいります。」ということでご説明をしております。いわゆる住民の声に耳を傾けるという私の最初からの考え方でございます。現在、大型プロジェクトの具体的なものにつきましては、ございません。以上でございます。
議員の質問 8番 鈴木慎也
②の町長のいま答弁の中で、おそらくフィルム・コミッションと言いますか映画等の撮影の誘致にするいわゆる公的団体があるのですけれども、おそらくスピード感を求めた時にいわゆるマネジメント料がかかるという意味での表現でよろしいでしょうか。理解できました。あとプロジェクトについては、いまのところ全く白紙という部分でもよろしいですね。かしこまりました。私がどうしてここの町長の所信表明の部分の質問をさせていただいたかと言いますと、やはり新幹線が開通して、皆さんそこがゴールではなくてスタートだという部分でよく聞く言葉ですよね。ここからがスタートであると。ですが実質、開通したことによっていわゆる燃え尽き症候群ではないのですけれども、次の町の未来を作る力がどうも弱くなるのが一番私は危惧している心配なわけでありますので、幅広い意見を拾って是非とも大型プロジェクト、もちろん観光、そして人口減少と上手く連携して、町民のかたがワクワクするような目標を掲げていただきたいなと思っております。やはり大きな目標が一つ終わりましたので、次の大きな目標で夢を掲げて、行政と町民がまた何年後かにワクワクするようなまた木古内ができるとかそういうモチベーションが上がるようなもちろん実績、費用対効果もそうなのですけれども、気持ちの上で前向きになれるような町長から提案していただける日を楽しみに期待しております。ちょっと1点戻るのですけれども、最後に町長に全体をとおしての要望なのですけれども、いまある木古内、そしていまと将来を自らの意思で考えるいわゆる人材育成と言いますか、将来の観光を支える人材の発掘でありましたり、育成というのが今回5点に分けさせてもらいましたけれども、これは共通の課題であると思いますので、今後とも木古内の観光はただの観光ではなくて、人口減少とも人材育成とも防災ともしっかりと関わり合いがあるとそういう認識で、いままで以上に力を入れていただければなと思います。以上で、終わります。