七飯町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月7日
町長の町職員の人材育成と専門職の確保の考え方について
- 聞いた人
- 中島勝也 議員
- 答えた人
- 都市住宅課長 川島篤実、総務財政課長 青山栄久雄、経済部長 青山芳弘、副町長 宮田東、町長 中宮安一
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議員の質問 12番 中島勝也
それでは、通告に従いまして、1問質問いたしますが、今回の質問については、今までの町長の在任中の政策、対応、また、考え方について質問をしておりますので、で- 34 -きれば町長から御答弁をいただければ有り難いと思っておりますので、その辺よろしくお願いしたいと思います。それでは、まず質問に入ります。町長の町職員の人材育成と専門職の確保の考え方について。現在、役場の組織機構では、専門的知識が必要な部署があり、特に、都市住宅課の建築指導係及び施設営繕係は、建築確認申請の相談、また、公共施設の建設事業や営繕など、建築専門職の確保、人材育成が必要と考えられます。以前は、1級建築士の資格を有している職員が2名配置され、建築確認申請も役場への提出で、住民サービスの向上と公共施設の管理、営繕も円滑に行っていたと思われます。しかしながら、平成27年12月で1級建築士資格者である2名が退職されまして、令和2年3月には、北海道から派遣されていました職員も派遣期間も終了し、現在は1級建築士はいないところであります。現在、老朽化してきた公共施設も多く存在し、計画的に施設の維持管理に取り組んでいかなければならない中で、建築専門職の人材育成と人材確保について、早急な対応が必要と考えるが、町長の考え方についてお伺いしたいと思います。1、平成27年12月末で2名の1級建築士が依願退職しているが、その後の対応と職員配置の考え方はどうだったのか。2、現職員の1級建築士資格取得のための人材育成に係る支援、また、採用努力はどうされているのか。3、まちづくりは、都市計画が要となるが、社会人枠など、知識と経験を有する人材の確保をどう考えているのか。4、今後、あらゆる職種で人材不足が心配されるが、人材確保と人材育成の方策は何か。以上です。
町の答え 都市住宅課長 川島篤実
初めに、質問前段の「以前は、1級建築士の資格を有している職員が2名配置され、建築確認申請も役場への提出で、住民サービスの向上と公共施設の管理、営繕も円滑に行われていたと思われる」とおっしゃっておりますが、渡島総合振興局許可分につきましては、現在も確認申請受付事務は役場で行われており、総合振興局への申達から許可までの処理期間と、七飯町が限定特定行政庁として書類審査事務を行われていた処理期間は変わりませんので、直接的に住民サービスの低下にはなっていないと考えます。また、住民や建築関係業者からの窓口相談についても、都市住宅課担当職員全体で対応しておりますので、サービスの低下にはつながっていないと考えます。このことを踏まえ、順に答弁いたします。1点目、1級建築士のその後の対応と職員配置の考え方になりますが、平成27年の2名退職後は、1級建築士で建築基準適合判定資格者である建築主事がいなくなるため、確認申請業務の権限を北海道に戻しております。そして、職員配置の考え方になりますが、建築行政の遅延や住民等に不利益が生じないよう平成28年1月に1名、平成29年4月に1名、令和2年1月に1名を採用している状況にあります。また、七飯町では、老朽化している公共施設改修や修繕などの業務が多い状況でありますので、平成28年4月より約4年間、北海道との交流人事により2名の有能な職員を派遣していただき、公共施設改修や修繕業務を進めながら、新人職員の指導に当たっていただき、現在では順調に業務が遂行されている状況であります。次に、2点目、「現職員の1級建築士資格取得のため人材育成支援、また、採用努力はどうされているのか」になりますが、2級建築士の採用面接の際には、1級建築士資格を目指す志の高い職員を採用している状況にありますので、引き続き現職員が1級建築士を目指してくれることを支援したい。そして、建築技師の採用努力についてですが、募集する際、函館の建築士会や市町村が実施する建築事業について、技術支援を行う機関である一般財団法人北海道建設技術センター、また、道内の建築士を養成する学校などへの建築技師の募集に関する情報提供、また、相談などを行いながら- 35 -職員募集をしている状況にあります。その結果、現在、2級建築士2名と、建築士の資格はありませんが、大学で勉強してきた職員1名、計3名を採用している状況にあります。次に、3点目、「まちづくりは、都市計画が要となるが、社会人枠など、知識と経験を有する人材の確保をどう考えているか」についてですが、七飯町においては、建築行政などの経験のある即戦力が望ましいと考えておりますので、募集の際は、年齢制限などは設定しておりません。現在、30歳代から40歳代の3名の技師で建築業務を遂行している状況で、今後の新たな建築技師の採用については、今後の業務量も考慮しながら、必要に応じて採用していきたいと考えております。また、質問の中での「まちづくりは都市計画が要」の部分になりますが、もちろん建築技師の必要性は十分理解するところであります。しかしながら、まちづくりを進める上で、建築技師の職員だけではなく、土木技師職員、そして一般事務職員を含む職員全体が連携してまちづくり政策を進めるものでありますので、御理解願います。次に、4点目、「今後、あらゆる職種での人材不足が心配されるが、人材確保と人材育成の方策は何か」になりますが、建築技術者不足と人材確保については、七飯町に限らず、ほかの市町村も同様であり、民間企業でも人材は不足している状況であります。そのような状況を踏まえ、七飯町としては、自己での養成が必須と考えておりますので、まず、現職員3名の1級建築士の資格取得に向けた環境づくりなどに努力してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いします。以上であります。
町の答え 総務財政課長 青山栄久雄
それでは、総務財政課から、4点目の「職員の人材確保と人材育成の方策について」お答えいたします。現在、七飯町職員の職種別の内訳は、一般事務職134名、土木技師12名、保健師10名、保育士9名、建築士・建築業務従事3名、主任介護支援専門員1名、社会福祉士2名、管理栄養士1名、学芸員1名、その他2名の計175名が在職しておりますが、その中でも専門職の人材確保については、以前から大変苦慮している状況でございます。専門職の人材確保の方法としましては、これまでは、町広報紙への掲載、町のホームページ、新聞広告、専門学校、専門機関への求人、北海道などへ依頼し、募集または人材を確保してきたところでありますが、現在は、新たに求人情報専門の検索エンジン、いわゆる転職サイトに掲載し、広く全国から募集しているところであります。次に、人材育成の方策でありますが、様々な町民ニーズに迅速かつ的確に対応していくためには、職員が多様な感性や価値観、経験などを持つことが必要で、そのためには、まず、一人一人の職員の資質の向上を図ることが重要となります。町では、職員の人材育成を進めるに当たり、その基本方針となる「七飯町職員人材育成基本方針」を策定し、七飯町が抱える今後の課題について、自ら考え、解決していく政策形成能力や高度化、多様化する町民ニーズへ臨機応変に対応する柔軟性など、高い能力や資質を持った職員の育成を目指す考えとしております。毎年職員研修費に予算を確保し、主に若手職員が受講する外部研修、係長昇任時に受講させる指導能力向上研修、その他職員の能力開発に関する研修に積極的に参加させる計画を策定しており、今後も人材育成に努めてまいりたいと考えております。以上です。
議員の質問 12番 中島勝也
町長の口から御答弁いただけなかったのはちょっと残念ですけれども、最後の質問は、町長に対する質問かと思いましたけれども、町長から御答弁がなかったというのは残念な気がいたしますけれども。確認の形になると思いますけれども、平成27年12月、1級建築士2名が退職されまして、6年以上経過しているのです。町長の1期半、1級建築士不在という形で推移しておりますけれども、その間、6年以上の間、今答弁ありましたけれども、私に言わせれば、どうしてなのかなと。- 36 -2名もいた1級建築士が不在というのは、どこの行政もそういうことはないと思うのですけれども、6年間の間、どのような対策、対応を打ってきたのか、その辺をもう少し詳しく教えていただきたいのと。今このような業務状態になっているのは、やはり人材確保、職員教育がほとんど進んでこなかったのかなというような感じを受けざるを得ない状態ではないかと思っております。先ほども申しましたけれども、建築確認申請の話も出ました、1級建築士がいることによって、七飯町で対応できる、相談もできるということで、それも一つの町民サービスという形になると思いますけれども、今現在は、渡島総合振興局のほうに権限も移行されて、実施されているということで、非常に残念なところでありますけれども、6年以上あった期間、なぜそういう対策、対応、早急に採用することはできなかったのか、その辺を改めてもう一度御答弁いただければと思うのですけれども、お願いいたします。
町の答え 経済部長 青山芳弘
それでは、再質問にお答えしていきたいと思います。6年間という御指摘がありますけれども、随時、町といたしましては、建築士の場合は建築士ということで募集をかけております。その中で、申込みがゼロというときもあります。また、1級だけということではなくて、2級ということを明記しながら募集をしましたけれども、なかなか応募がないという事態が続きました。その中で、そのままにしていてもということで、その間、北海道にお願いをして、1級建築士、優秀な職員を、職員交流派遣ということで、北海道から七飯町に4年間来ていただきました。これは2年、2年で2人でございます。その方々に、今、課長から答弁のありました2級建築士、将来的には1級を目指したいという志を持っている方々です。その中で、ふだんの業務の中で、1級建築士から直接指導を得るというチャンスを、この2年、4年というふうに続けてきました。結果的に、今現在、1級はいませんけれども、やはり1級を受けるためにはある程度の期間が、実務期間というのでしょうか、そういうものも必要でございます。そういうものも絡めながら、受験資格を満たしたときには、やはり頑張っていただいて1級資格を取っていただきたいということで。6年間、1級建築士がいないということではなくて、募集をかけてもなかなか来ないと。これは、社会的な、課長からも答弁ありましたけれども、技術職、いわゆる少子化が影響していると思います。子供たちが減ったことによって、そういう道に進む子供たちがどんどん減っていると。いわゆる募集をかけても応募する子供たちが減ってきているという状況でございます。これは民間にしても同じ悩みだと思います。今、国のほうでは、国土交通省のほうか、総務省のほうですか、はっきり分かりませんけれども、都道府県単位に、市町村を応援できるそういう技師を多く採ってもらうと、採用すると。その方々を市町村に派遣して、市町村を応援していただくという、そこの部分の人件費の一部を補助するというものも今見えてきているような話もあります。これは都道府県単位の話でございますから、市町村からすると北海道、私たちとしては北海道にお願いするということになりますが、現状として、北海道もなかなか厳しい状況でございます。そのために、七飯町といたしましては、今、2級建築士でございますけれども、その方々に実務を踏まえ、経験を踏まえていただき、1級を目指していただくということで、今、日々頑張っておりますので、そういうことで御理解いただきながら、応援方よろしくお願いしたいと思います。以上です。
議員の質問 12番 中島勝也
分かりました。もう1点ですけれども、人材確保、育成、このことについてお伺いしたいと思うのですが、今、庁舎全体として人材不足ではないかという感じがしないまでもないのです。特に、人事において、今、総務部長が不在という形でございます。これはやはりゆゆしきことだと私は思っております。総務というのは、七飯町の要の部署であります。また、3人しかいない部長の中で一番重要な、七- 37 -飯町の要である総務部長がいない。それを副町長が兼務しているということですけれども、これは対外的に見ても、ちょっと問題があるのかなという気がしないまでもないのですけれども、その辺もお伺いしたいと思いますけれども。そのことについて、町長はどのように感じているのか。総務の窓である、顔である総務部長がいらっしゃらない。それは大変なことだと僕は思っています。4期16年の間、町職員の人材育成、また、専門職育成、こういうものを含めて、そばで見ているとちょっと違和感を感じると。何やっているだというような気がしないまでもありませんけれども、町長も任期残り僅かとなりました。午前中の町長の答弁の中でも、残り7か月、全身全霊で一生懸命しっかりやっていくというようなこともありましたけれども、こういうことも町長は在任中にしっかり改善していくと、下地をつくっていくというような形をぜひつくっていただきたいと、そのようなことで、再度、町長に御答弁をお願いしたいと思います。
町の答え 副町長 宮田東(副町長は2023年6月まで)
町長ということですが、後で町長の補足があるかも分かりません。前段として、私のほうから。総務部長事務取扱という形で兼務しておりますので、私のほうから1回答弁させていただきたいと思います。なかなか人事の部分で、人が育っていないのではないかというお話でございますが、人は、ここに管理職がおりますけれども、それぞれみんな職務に頑張っていただいて、真面目に取り組んでいるということについては、まず御理解をいただきたいなと。ただ、人事の流れの中で、やはり年齢だとか配置のバランスだとか、いろいろなことをトータルで考えないと駄目です。今の総務部長の扱いに関しましては、4年間とか長期にわたっていないというのであれば問題あるかも分かりませんが、1年、今年の話でございますので、その辺については、途中で人事をやりながら、途中でやることによって新たな弊害といいましょうか、そういうのが出る可能性がございますので、そのときそのときのバランスを見ながらさせていただいているということで、御理解をいただきたいと思ってございます。私も総務部長事務取扱で、十分でないかも分かりませんが、とりあえず各課長のほうと連携を取りながら進めておりますので、もうしばらく時間をいただきながら、様子を見ていただきたいなと。なってからまだ半年という経過しかございませんので、その点、御理解をいただきたいと思ってございます。以上です。
町の答え 町長 中宮安一(町長は2021年12月まで)
大変素晴らしい質問だなと思っています。まちづくりは人づくりというふうになっています。町長職というのは、職員あるいは町民の皆さんに真っ白なキャンパスを与えて、そこにいろいろなアイデアを書き込んでいただいたものから、これはというものを拾ってきて、そして政策として生かしていくというのが私は基本であろうというふうに思っています。そういう意味では、今、職員が能力がないなんて、そんなことは言いません。能力をしっかり出していただくということが、人づくりだろうというふうに思っています。前にも議会で言ったかもしれません。実は、私も土木課長になった時点で、実は、当時は江別に研修所があって、北海道町村会が主催して、月曜日から金曜日まで5日間缶詰状態で、四、五人のグループに分けて、私のときは30人くらいだったと思います。そこでいろいろテーマを議論し合って、発表し合ってやっていくという制度がありました。これはすごく私は勉強になりました。そのとき行って。それでもって、去年、おととし、コロナ禍になる前です。正月前に、町村会のほうに随分顔を出すポジションになりましたので、昔、こういう制度があったよねと。こういう制度というのは今やっていないのですかと。ぜひそういう制度をやってほしいのだということを、もっと以前だと思いますけれども、それで、北海道町村会のほうも随分探してもらいました。そうしたら、東京で全国の職員を集めてやっているというのがあったのです。それで、それについては、意外と宿泊費- 38 -みたいものも極めて安いのです。食事代だけみたいな感じで。そんなに多くのお金を出さなくても、そういう研修所に入って研修できるというのが見つかったのですけれども、大変残念なことにコロナになってしまって、それが今全然やっていないのです。ですから、私は北海道町村会のほうには、アフターコロナで、コロナが落ち着いたときには、この研修会というのをぜひやって、全道の市町村の職員が行けるような制度にしてほしい。それには、もしかしたら北海道町村会から補助金を出してでも人材というものを育成していく、そういうことをやっていただきたいということを今でも申し上げているところであります。そういう制度としてはありますけれども、それがコロナの後で復活した折には、積極的に職員の研修に努めてまいりたいと。この残りの7か月間の間でも、そういうことが復活するのであれば、しっかり職員の育成に努めてまいりたいと考えておりますので、ぜひ御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。
議員の質問 12番 中島勝也
町長の最後の御答弁いただきました。感謝申し上げて、質問を終わります。───────────────────散 会 の 議 決───────────────────