みんなの議会

七飯町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月7日

町の埋立処分場について

聞いた人
平松俊一 議員
答えた人
環境生活課長 磯場嘉和、民生部長 杉原太

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 平松俊一

できるだけ前向きにということで。それでは、2問目に移らせていただきます。町の埋立処分場についての質問であります。七飯町では、令和2年度から令和6年度までの5年間を計画期間とする第9期市町村分別収集計画を策定し、最終処分場の処分量の削減を図る目的で、町民・事業者・行政、それぞれの役割や具体的な推進方策を明らかにし、関係者が一体となって取り組む協働体制を推進しているところであります。このごみ処理に関して、人口1,600人に満たない徳島県上勝町というところが、ゼロ・ウェイストという考え方、これは、無駄をなくす、ごみをなくす、浪費をなくすという、こういう考え方に基づいて、出てきた廃棄物をどう処理するかではなく、そもそもごみを生み出さない方針の活動を行っております。高齢化率はなんと50%、過疎化が進む四国一小さな町でありますけれども、世界中から年間およそ2,600人の視察者が訪れております、葉っぱビジネスでも有名な町であります。この町では、焼却や埋立て処分を行わないことを目指し、現在のリサイクル率は80%を超えるところまで来ております。しかるに、七飯町のリサイクル率は20%ほどにとどまっている現状であります。そこで、七飯町の埋立処分場の現状と今後の計画について伺います。1点目は、埋立処分場の現状について。2点目は、埋立処分場の今後の予定と跡地利用について。3番目は、破砕機の導入計画について。4点目は、大雨などの影響で処分地が流出する危険性について。5点目は、現在の処分場を工事したときの残土処理について。6点目は、埋立処分場を次世代に引き継いでいくことについて。7点目は、今後、埋立て処分を行わない方針を検討することについてであります。お願いします。

町の答え 環境生活課長 磯場嘉和(環境生活課長は2021年12月まで)

それでは、私のほうからお答えしてまいりたいと思います。1点目の現状についてですが、現在の埋立処分- 8 -場は、平成16年3月に完成し、当初の予定では、令和元年度までの15年間の利用計画でした。この間、町内会連合会のコミュニティ専門部会にも御協力いただき、町民のごみ処理に対しての理解が進み、ごみの分別・減量・リサイクル化が図られ、平成30年度に調査を実施したところ、13年間の延命化となり、令和14年度まで利用が可能と判断されました。また、ごみの処分割合ですが、議員の御質問のとおり、全処分量のうち約20%がリサイクル化され、埋立て処分が8%、残りの72%が焼却処分となっています。2点目の今後の予定と跡地利用についてですが、現在の処分場をさらに1年でも長く利用できるよう、引き続き循環型社会の形成のため取り組んでまいります。また、跡地の利用については、施設整備時の計画で、地域に根差した処分場とすることを基本理念としていることを考え、地域還元的な利用を検討することとしております。具体的な利用方法については、今後、町内会連合会のコミュニティ部会を初め、地域住民の要望等に配慮しながら検討したいと考えております。3点目の破砕機の導入についてですが、機械の設置に伴い、ストックヤード、作業スペースなど、場所の確保が必要となります。敷地が限られていることもあり、今は計画がありませんが、将来的には導入したいと考えております。4点目の大雨時の危険性についてですが、処分場には、平成16年4月の開設時から遮水設備、雨水調整池なども設備され、これまで大雨による被害もなく、法定点検である水質検査でも基準を超えたことは一度もありません。5点目についてですが、工事に伴う残土処理は、工事着工前の平成13年9月に、地質調査等の生活環境影響調査を行い、現在の処分場の脇に仮置きして、覆土として利用しております。6点目についてですが、現状、埋立処分場がある限り、次世代に引き継ぐことになりますが、さらなるごみの分別・減量・リサイクル化を推進し、1年でも長く現在の施設が利用できるように努め、次世代へ引き継ぐことが、今、利用している者の責務と考えます。7点目についてですが、今すぐ埋立て処分を行わないということは現実的には不可能です。資源ごみのリサイクル技術も進んできていますので、まずは、循環型社会に即したごみの分別・減量・リサイクルを推進し、埋立て処分を少しでも減らすよう、今後も住民、事業者、行政が一体となって取り組んでまいりますので、御理解ください。以上です。

議員の質問 3番 平松俊一

七飯町が令和2年につくりました第9期の分別収集計画の中では、ゼロエミッション、こういった社会を形成していくことが求められているという表現をされております。それを目指すということは書いていないですね、残念ながら。なかなか、今までやってきたことを急に変えるというのは、確かにいろいろな面で難しいかと思います。今回この質問で例に挙げました徳島県上勝町というところは、基本的に、分別収集の項目が45項目に分かれております。役場のほうに電話で何回かお話を聞かせていただいたのですけれども、町民の協力があるからこそできるのだということが大前提になっております。費用的なことも、ちょっと数字を聞きましたら、七飯町の総予算に対する七飯町の分別収集に係る予算パーセンテージからすれば、うちよりも多いです。やはり人が動く、その人をいろいろ管理したりするための経費というのはかかるのだということが数字の上でも出てきていました。なかなか町民がみんな同じ思いで、ごみを出さない、そういう体制をつくるというのはまだまだ時間も理解も必要なのかなと思います。そこで、再質問を行いますけれども、リサイクル率、全体ごみの2割しかリサイクルが進んでいないという現状です。これは、我々一般町民としても相当協力しているつもりでいるのですが、結果的な数字としては、8割は燃やすか埋めるか、ほとんど、72%は燃やしているということなので、この辺がもったいないと思うのか、あるいは広域連合の焼却の経費、七飯町は3億円毎年払っ- 9 -ています。3億円を捨てているという言い方は失礼かもしれませんが、この3億円のうちの例えば1億円でも2億円でもリサイクルで倹約できるということを、例えば町民の方にお示しいただけるような、何かそういう資料、考え方は出せないものかということで、お伺いします。2点目の埋立処分場、これは、思った以上に今リサイクルが進んでいるということ、それから余りごみが出てこないということで、延命はうまいこと進んでいるということになると思うのですけれども、処分場の地質図を見ましたら、最初につくった処分地、ここの下にある凝灰岩の岩盤線が、今使っている埋立処分場との間で17%ぐらいの勾配があるのです。これはもう、今使っていないところですけれども、4点目でも大雨のときの心配ということで質問させてもらっているのですが、確かに上につくった分の浸透水とかは、透水シートを介しまして調整池に流れ込むという設計になっています。これはいいのですけれども、もともとの地盤的なもの、周りの沢から岩盤表面を流れているであろう地下水、こういったものが、今回はどこかの町で、いろいろ土を捨てて、その処分の仕方が悪かったというのが一番の原因なのですが、岩盤線の上に大量の雨が降ると、処理し切れない地下水が表土を引っ張ってくるという可能性もあります。こういった心配をしまして、今回ちょっと質問したのですけれども、なかなか埋めてある下のものをどういうふうに扱うかというのは難しいことかもしれませんが、例えば、万が一のことを考えて、線路なり下の道路に流出しないような何か土留め的なものを、余裕があればですけれども、つくるだとか、そういった構想、調査が必要ではないかと思いますので、この点について再答弁をお願いしたいと思います。破砕機の件は、確かに前にも一度検討されて、余りにも費用が高いというのが一番だったと思うのですが、延命も順調にいっているということで、今は計画がないということで理解しました。すいません。跡地利用が一つ飛びましたけれども、計画書の中では、例えばスポーツ施設とか、町民の利用可能なものにしたいということをうたっています。ただ、ごみを埋めていく途中で、覆土といいまして、毎日搬入されたごみが飛ばないように、ある程度掘ってある土で飛ばないように抑えていくと。それで、ある程度のフォーメーションになったときに、その上にさらに50センチの土を引いて完了するという計画になっています。しかし、跡地利用をするときに、7メーターから5メーターぐらいのごみの層の上に僅か50センチくらいの覆土をして、その土地が、例えばグラウンドみたく使えるかといったら、かなり難しいのではないかと思うのですけれども、もし何かその点についてお考えをお持ちでしたら御説明をお願いしたいと思います。6点目の次世代に引き継いでいくことに関してでありますけれども、これは7点目とつながりますので。現状はよく分かります。よく分かるのですが、例えば50年、100年たったときに、そこを何か利用しようと思ったそのときの人たちが、10メーター近いごみの層があることに対して一体どう思うのかなと。上勝町はそういうことを考えて、リサイクル率を上げて、町内での埋め立て、焼却処分は行っていないというのが現状です。うちは3億円出して燃やしてもらっている。これも倹約したいと思いますし、ごみを集めてリサイクルしているお金も2億円近くあると。町民の負担が増える話ですが、町民の理解も得られる話ではないのかと思いますので、今すぐというのは難しいかもしれませんが、長期的観点に立って、ゼロエミッション社会を目指す、そういう基本方針を打ち出す、そういうことはできないものか、再度答弁をお願いしたいと思います。

町の答え 環境生活課長 磯場嘉和(環境生活課長は2021年12月まで)

それでは、再質問にお答えしてまいりたいと思います。まず、クリーンおしまのほうの焼却の費用負担ということで、大体約3億円ぐらいということで、それを倹約するということは非常に、町としてもそれに向けて今やっているところでございます。実際、焼却の燃やすごみのうち約8割が水分と言われているところです。生ごみなんかは、特に水を切って出してくださいですとか、それからコ- 10 -ンポストについても、町のほうで費用を半分負担して、お庭にコンポストを置いて、肥料をつくったりだとか家庭菜園やったりだとか、そういうことを進めてくださいというような形で推進しているところです。まだまだ、町民の理解が浸透して、水を切って減量、まずは焼却のごみを減らすと、これが第一の目標として、町としては考えているところです。それを減らすことによって全体の費用も減りますし、ごみの処分量も減ってくるということで考えているところでございます。2点目の跡地利用についてでございますけれども、計画では、運動場ですとか公園ですとか、いろいろな用途、多岐にわたるものを例として載せているところですけれども、実際、まだ予定ということで、全く何も決まっているものでもありませんので、今後、地域の方々と御相談しながら、将来的にどういう形で使っていくのか、検討してまいりたいと考えているところです。それから、土地の地盤の件でございますけれども、当時、平成13年9月に地質調査をやったときも、N値が30以上ということで、地盤も硬いというところと、盛土でつくっているところではなくて、あくまで切土でつくって、そこに埋立て処分しているということで、安定しているということで。今まで、場所的にも峠なものですから大雨が降ることも多かったのですけれども、1期目の処分したところも崩れるというようなことも全くありませんし、浸出水についても適正に処理されていまして、水質検査も全部通って、処分をしているというところですので、今のところはそこについても心配はしていないところです。将来に向けての、100年後、長期的にということなのですけれども、今、1点目の倹約に入りますけれども、今、小学校にも出向いて、ごみの処分の仕方とか、ペットボトルもラベルを外してだとか、そういう基本的なことも、学校に出向いて、子供たちへも処理の方法とか、そういうのも授業の中で取り入れるように、うちのほうで出前して説明をしているということもありまして、将来にわたって、今やれるリサイクルの方法については、どんどん町民の方々と一緒に進めてまいりたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。以上です。

議員の質問 3番 平松俊一

小学生なんかにそういう講義というのですか、いろいろ知識を持ってもらうということも、確かにこれからを考えれば大事かもしれません。私は何度かこの席で、町内会のごみステーションのことをお尋ねしておりました。各家庭にごみを収集に行くということは考えられないのかということなんかも前に質問させていただきましたけれども、自分の目の前から消えるものに対して責任を持つという感覚がそもそもない方が大分いらっしゃると。ごみステーションに放り込んでしまえばどうにかなるだろうと。これが変わらない限りは出てくるごみの量というのは減らないと思うのです。たまたま上勝町というところの数字が、リサイクルは80%も上げていると。目指すものは、まさにこういうものではないかと思いますので、20%から80%にするという努力をどういう形でやっていくのか、子供たちに教えているから、それでいいではなくて、やはりいろいろ町で生活している人たちにいろいろな機会をもって、焼却処分に3億円もかかっていると。それから、集めて歩くのに2億円近いお金もかかっていると。焼却処分のお金というのはこれからずっと減りません。あちこちの自治体は人口が減ってきていますので、北斗市と七飯町にかかる負担ばかりが増えてくるのです。北斗市もセメントで燃やしているとか、そういうことをやっていますし、七飯町もその辺の教育というのですか、教宣活動にもっと力を入れてやっていく必要があるかと思うのですが、計画書のゼロエミッション社会を目指すということを具体的に、もう少し町民の方に理解できる、そういうことをすると億単位のお金が町で別に使えるようになるのだと、そういうことが必要ではないかと思いますので、再度御答弁をお願いしたいと思います。

町の答え 環境生活課長 磯場嘉和(環境生活課長は2021年12月まで)

議員のおっしゃるとおり、ごみを減らすというのは、本当に町のほうとしても、その方向は同意して、全くそのとおりだと思っております。そのためにどういうことが今、現状でできるのかというところで、先ほど言ったようなコンポストなどを使って生ごみを減らすだとか、水切りをしてもらうとか、そういうのを町民の皆さんと一緒にやっていくことで、長期的に埋立処分場が長く使えることになりますし、負担金3億円かかっていますけれども、それも減らせることになります。それについては、まだまだ町のほうのPRというか、そういうのが足りないというのも十分分かりますので、今後、広報、ホームページ、それから学校に行って、小さい頃からそういう教育というか、ペットボトルははがして捨てるのだというのが、小さい頃から身につくと、大きくなっても覚えていますので、そういうところから、小さいことから続けていきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。以上です。

町の答え 民生部長 杉原太

私のほうから、環境生活課長のほうから答弁ありましたけれども、議員がおっしゃるとおり、リサイクル率20%という部分で、残りの80%のうち、焼却に回っている部分での大半が水の部分が多いと言っていましたけれども、家庭の食材とか生ごみ、いわゆる食品ロスとかもありますけれども、そういうものが大半を占めているのです。ですから、今後、リサイクルした部分での再利用の方法というのも一対で考えなければならないのですけれども、例えば生ごみの処理する中間業者だとか、そういう部分も今後まだ、容量も含めて、この地域にも処理できる事業者が出てくるというふうに思いますし、それからアルミ缶だとかスチール缶、そのほかに、今ペットボトルが主流を占めていますけれども、ペットボトルもつい先頃、事業者のほうで新しいリサイクルシステムということで、今まではペットボトルのプラスチックを洋服だとか繊維に変えてというのがあったのですが、今変わってきたのは、ペットボトルをまた再利用してペットボトルにつくり換えるというシステムで、そういうふうに時代が進むとともに、リサイクルの再利用の方法と、それからリサイクル処理という部分で、また、分別項目も分けて出してもらうような形が進んでくれば、ごみのゼロエミッションに近づいていけるというふうに考えておりまして、七飯町のほうもまだまだ発展途上でして、生ごみの分別の関係なんかも、実は担当部署では、生ごみ処理をしている事業者のほうに視察研修に行って、受入れ容量だとか、どういう処理をして使っているというものを研究している最中でございまして、上勝町が理想だというふうに思いますけれども、ある程度、七飯町の人口規模で、町民の皆さんに御協力を仰ぎながら、新しい分別の種類なんかも検討しながら、皆さんが協力し続けられるような分別も今後検討しながら、ゼロエミッションに向かって進めてまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。以上です。

出典:七飯町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月7日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる

町の埋立処分場について 七飯町議会 2021年9月7日|みんなの議会