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長万部町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月18日

(1)国道5号線バイパス沿いの海岸における、砂や漂着物等の堆積物除去に係る改善措置のその後は/(2)エゾシカ等、野生鳥獣による農林産物への食害防止対策は

聞いた人
北川佳嗣 議員
答えた人
町長 木幡正志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 北川佳嗣

私は2問質問をいたします。1問目、国道5号線バイパス沿いの海岸における、砂や漂着物等の堆積物除去に係る改善措置のその後は。2問目、エゾシカ等、野生鳥獣による農林産物への食害防止対策は。ということでありますが、1問目、国道5号線バイパス沿いの海岸における、砂や漂着物等の堆積物除去に係る改善措置のその後は。この事案に関しては平成28年第4回定例会、平成29年第4回定例会、平成30年第4回定例会と過去に3回の質問をしております。この間、平成29年4月には海浜地の管理者である北海道函館建設管理部により、実験的に消防署前約100メートルの堤防の海岸の砂を除去し、堤防を2メートル露出させる工事が行われました。平成30年第4回定例会の質問に対して、経過観察の結果、「町としても一定程度の持続効果が認められたと考えられる」との答弁でありました。試験的な施行以来4年が経過いたしましたが、残念ながらその後、全く手つかずの状態が続いております。本年4月16日の早朝には内浦湾内を震源地として、マグニチュード4.5の地震が発生しております。幸い津波の被害はありませんでしたが、内浦湾内が震源地になりうるという現実に大きな衝撃を受けた沿岸住民もいることと思います。ここ数年は大きな高潮の被害も出ておりませんが、防波堤が本来の機能を果たしていないため、強いヤマセの吹く日は海岸の砂が舞い上がり、住宅や店舗の玄関先まで運ばれてきて、快適な住環境が損なわれております。直接的な海岸の管理者は北海道でありますが、実際に被害を被るのは長万部町民であります。改めまして、今後の工事計画の進捗について町長の所信を伺います。2問目、エゾシカ等、野生鳥獣による農林産物への食害防止対策は。近年、全道的な傾向ではありますが、本町においても野生鳥獣、とりわけエゾシカの採食による農作物被害が拡大・深刻化しております。本町においては、「長万部町鳥獣被害防止計画」を策定し、「鳥獣被害防止対策協議会」による、被害の防止に尽力されておりますが、当該計画にも示されているように猟友会会員の高齢化による捕獲担い手不足も顕著であり、これらの活動を上回る勢いで個体数が増加している状況であります。猟友会によるエゾシカの捕獲頭数も、年々増加の一途をたどっており、本定例会において、駆除した有害鳥獣の解体処理施設に対する補助金の補正予算も上程されております。大変有益な事業であると評価いたしますが、捕獲頭数を増やし、農作物への被害を減少させることが第一義の課題であります。そこで、1点目、有害鳥獣の捕獲に携わる狩猟者も、新規参入者が少なく高齢化が進み、機動力の低下が懸念されており、担い手対策として狩猟者の負担軽減についての検討。2点目、農業被害の現状に即した捕獲体制を図り、農業関係との連携強化に努めるとともに、くくりわなの狩猟免許を農業経営者自ら取得してもらい、農地の自主防衛に努めていただくような取り組み。3つ目、北海道が作成した「エゾシカ衛生処理マニュアル」に準拠した衛生管理を行い、食品としての安全性を確保するとともに、より安心な付加価値の高い食肉としての流通を図る。以上これらの点、財政的な措置も含めた施策への展望について、町長の所信をお伺いいたします。〔議員(8番 北川佳嗣)自席へ〕

町の答え 町長 木幡正志

2点について応対をいたします。国道5号線バイパス沿いの海岸における、砂や漂着物等の堆積物除去に係る改善措置のその後ということでご質問いただきましたのでご回答させていただきます。ご質問のありました国道5号線バイパス沿いの海岸における砂等堆積物の対応につきましては、平成29年に消防署前の海岸幅約100メートルに渡り、堆積した砂を除去し、防波堤を2メートル露出する対策工事を施工していただき、砂の飛散防止には効果的との認識により、今後も範囲を拡げて対策工事をするよう要望を続けていたところであります。さらに、今年1月に函館建設管理部地域社会資本整備推進会議において、令和4年度の社会資本整備要望として、砂やゴミが後背地に飛びやすい状況でもあることから、堆積した砂の除去について、事業化するよう要望したところであります。海岸を管理する函館建設管理部としての回答では、「海浜地における砂の堆砂については、波の打ち上がりを抑制させる効果があることから、除砂を行うことについては慎重に判断する必要がある。」との内容が示されました。また、現在の長万部海岸の護岸について、その経緯等について調査したところ、該当する長万部海岸も含め、国道5号線バイパス工事に伴い、平成元年に当時の函館開発建設部から海岸法に基づく護岸工事の協議図書が見つかり、今回のご質問の対象区域である町立病院前浜付近から大町の船揚げ場までは、「緩傾斜護岸」と呼ばれる方式が採用されており、噴火湾の波の大きさなどをその海岸状況に合わせて計算された裏付けによりその対策工事が実施されたようであります。この「緩傾斜護岸」は土木学的には、波の浸食を防ぐ効果を狙ったもので、該当する区間は波返しの天板まで斜めにコンクリートの護岸が施工されており、その上に砂が堆積している状況となっております。この「緩傾斜護岸」の考え方について、海岸管理者である函館建設管理部八雲出張所の担当に今後の対応についても含め確認したところ、「緩傾斜護岸」は浸食を防止する施工方法であり、砂が堆積することはむしろ効果をあげているとの判断であり、今後この「緩傾斜護岸」の除砂を行う考えは無いとの回答がありました。しかしながら、本町といたしましては砂等の後背地への飛散防止と流木等の打ち上げ対策の観点から、引き続き除砂以外の対策も含め、関係機関と協議をしていきたいと考えております。2点目の、エゾシカ等、野生鳥獣による農林産物への食害防止対策は、ご回答いたします。本町におけるエゾシカ等による被害ですが、令和元年度、2年度の2年間で約1,600万円の被害額が報告されております。被害のほとんどは牧草およびデントコーンとなっており、近年はキツネ、アライグマ等による家畜に対する被害も発生しております。このようなことから、町としても被害防止のため鳥獣被害防止対策協議会とも協力し、農業被害等の軽減を図っております。それでは、順次お答えをいたします。(1)担い手対策については、狩猟人口が減少・高齢化する傾向にあり、野生鳥獣の保護管理体制を維持するため、捕獲の担い手となる人材の確保を目的として、新たに狩猟免許等を取得した方を対象に、狩猟免許の取得、猟銃の所持許可の取得および猟銃の購入時に要する経費に対して、全額補助金を交付するために、平成30年度より長万部町狩猟免許等補助金交付要綱を施行しております。現在まで3名の新規狩猟者が増え、新たな担い手となっております。(2)農業者の自主防衛については、農業被害の現状に即した捕獲体制を図るため、令和2年度には鳥獣被害防止総合対策事業を活用し、鳥獣被害防止対策協議会に対し、箱わなと電気差し止め器セット購入に係る経費を補助金として交付するなど、農業被害防止の為に鳥獣被害防止対策協議会と取り組んでおります。また、農業者自らが狩猟免許を取得し、捕獲を実施することに関しては、捕獲後の解体処理等は時間と労力がかかり負担となるため、農業者と有害鳥獣被害防止対策協議会との連携強化に努めております。(3)「エゾシカ衛生処理マニュアル」に準拠した衛生管理の実施については、現在、新規狩猟者の増加やエゾシカ捕獲頭数の増加を目指しており、将来的には、「エゾシカ衛生処理マニュアル」に基づいた付加価値の高い食肉を流通するためには、安定した捕獲が必要でありますが、今後とも鳥獣被害防止協議会や飲食業者とも連携していきたいと考えております。以上です。〔町長(木幡正志)自席へ〕

議員の質問 8番 北川佳嗣

まずこの海岸の防波堤の問題なんですが、通告でも書いてあるとおり過去に3回質問をしております。一番最初が平成28年、ですから足かけ5年になってるわけですね。その間何度か質問しているんですが、この緩傾斜護岸という工法が初めて出てきたんですが、これはいつ函館建設管理部から図書が見つかったんでしょうかね。これ最近わかったことなんでしょうか。

町の答え 町長 木幡正志

何回話しても全く工事の進捗に繋がっていかないということがこの3、4年あった。我々も今の緩傾斜護岸ということは、知り得てなかった資料なんです。前までやったときには護岸に緩傾斜というのは護岸の天板から斜めにコンクリートブロックが建設されているということについては聞いてなかった。100メーターの間というのは施工がなかった。そしてその100メーター行った所で、コンクリートブロックが出てきたということで、その時点で何入ってるのという話はしていたんだけども。我々の持ってる知識の中では、とにかく砂を取ってくれと。砂を取って、そしてその波が斜路のように上がってきて、道路に流木だとかその他打ち上がってきたら大変なんで、ひとつやってくださいという話を3年続けてきたんだけど、何回言ってもまるっきり動きがなかったんで、今回なぜ、どうしてという話が出てきて、今回の例えば、バイパス建設時に、取って令和の始め頃に、町と開発局、それから道のほうとでこの緩傾斜護岸の建設について同意をしていた。その関係の書類が今回初めて我々の手にも入って、見せていただいたということが今回の始まり。初めて我々も見た。その契約の段階では行政も知ってたんだと思うけども、砂が盛ってしまったら、まったく天板から斜路になってるコンクリート護岸見えない。それで100メーターだけとりあえずやったというのが、函館建設部の今回やられた29年の作業だと思ってます。今回初めて図書、書類が見つかった。今回です。

議員の質問 8番 北川佳嗣

これ所管が長万部町ではなくて道の函館建管の所管なので、いくら町長にお願いしてもこれは所管が違うので、なかなか前に進まないのはわかるんですが。ただ、通告文にも書いてあるとおり、実際に砂が飛んできて被害を被るのは長万部町民でありますし、見た目の景観も、天板の上に雑草が生い茂っててよろしくないので、そこら辺のところぜひ改善していただきたいと思います。それで、前の質問で何度か質問している中でも、毎年、函館建設管理部地域社会資本整備推進会議というのが開かれているようです。多分コロナ禍でもそれは毎年やってるんだと思いますが、それ以外の機会も利用して、ぜひここら辺進めていただきたいと思いますが、町長所信お願いします。

町の答え 町長 木幡正志

大変気にかけて、ずっときた案件なんですね。ただ、自分たちの思いで好きにならないというのがちょっと残念だなと思って。今年1月29日、ちょうど金曜日だったんだけど、おおきな高波警報が出た日がありました。そのうちにちょっとどうなるのかなと思って、消防署の向かい側で状況を判断をさせていただいた。大事には至らなかったんだけども、時としてやっぱりのぞかせていただいて、気にかかる部分と、それから1回経験しているのは、バイパスが2日間通行止めになったってことが事実あるんですね。そのときに判明したのが、バイパスの道路の柵とそれから堤防は開発局が管理できない。で、そこからその先は海岸法でいった北海道が管理をする。その間に挟まったゴミ、どこで片付けるのという話をしたら、国道に上がった砂は開発がやります。この砂の除去については開発速やかにやる。ところが柵と堤防の間の流木、ゴミ、これは北海道が除去する。これ1週間以上やらなかったんだよね。そしてその時も早くどけてくれっていう話をしたんだけども、なんとやり始めたのは10日くらいかかってやった。ここで管理する方法、例えば国道管理する国土交通省所管の開発局、そして柵から護岸のほうは北海道。この問題が実は解決されたのは平成30年なんだ。それまではあっちでやれこっちでやれという話の流れになってきて、そして平成30年の年に八雲の道路事務所の所長さんが、こういう実態になってたということ初めてわかった。これはダメだと言って、当時の八雲事務所の所長がご尽力されて、その翌年の3月30日に北海道開発局とそれから道庁の間でその作業の分離がはっきりついた。これが今回平成30年の大きな話なんですね。我々は今おっしゃったとおり所管はあくまでも北海道が所管なものだから、やはり我々にしたら町民の生活環境が砂に侵されたり、例えば流木やゴミが飛んできて、生活環境が悪くなるということについては、これは我々として、長万部町としてもちゃんと関係機関に言わなきゃいけない。これは今後もそうした作業、そうした発言は続けて、要望提案をしていきたい、そう思ってます。

議員の質問 8番 北川佳嗣

2問目なんですが、エゾシカの問題なんですけれども、私もこの質問に際して、例えば酪農家、それから畑作農家、それから猟友会の方に、情報がほしいのでお話を伺いました、その中で農家の方、自前の、ビジネスじゃない自家用の野菜畑、うちの玄関の近くに作ってるんですけども、それがもう去年は全滅状態でやられたと、シカに。なので、わな猟の免許取りに行くのはやぶさかではないんだと。ただしこれ、シカはくくり罠でしか取るのが、もっぱらそういう罠ですから、くくり罠をしかけて掛かったシカを、それから先差し止めするのには、猟銃でなるべく苦しませないように差し止めしなきゃならないし、それからそれを運搬して処理するというのは、一農家にはできないので、そこは猟友会の方にお願いしなければならないし、そのくくり罠の免許も、振興局までわざわざ行って、講習を受けて試験を受けて、初めて免許もらえるという仕組みになってるので、できれば有志が何人か集まって、ある程度の人数が集まったらば、振興局のほうから来て、講習会でも開いてもらえれば助かるんですけどね。というような話をしてましたので、このたび今国会で法律、特措法ですね、鳥獣被害防止特別措置法が今国会で改正されております。これは捕獲を後押しするための法律であるというふうに骨子はなってますが、まだ詳細は下りてきてませんのでわかりませんけども、そういうことも含めて、できればもう少し簡単に罠の免許が取れるような仕組みとかっていうものを町のほうから振興局のほうに働きかけするようなことというはできないものでしょうか。その辺いかがですか。

町の答え 町長 木幡正志

エゾシカ、鳥獣の捕獲についてはどんどん法律も改正されてきて、今まで撃った山なら山で解体処理をしてやれたんだけど、今度はそれはダメだと。それを放置してくることもダメだということで、解体する場所がなければ、駆除ができないというのが今回の大きな協議会からのお話でした。上がってきた要望は、やはり処理施設を作るから、ひとつ補助していただけないだろうかというお話を先方からいただいて、それはとにかく取り急ぎやらないと、シカがどんどん増えるわ、熊は出てくるわ、処理はできないわ、撃てないわということになってくると大変だなということで。今回議会に提案をさせていただいて、解体処理施設を協会のほうで建設をするという形にはなってきたんだけども、我々も本当に狩猟人口、狩猟者の年齢も高齢化なってきて、若い人方にお願いしたいといっても、なかなか特殊な資格だし、そういったものを全額補助して、猟銃を買ってくださいあれしてくださいというのも一生懸命補助してやってるんだけども、なかなか増えてこない。今後どうするかといったら大きな課題ですよね。考えているうちに熊も増えシカも増アライグマも増えキツネも増えってことになるんで、やっぱりそこは早め早めに対応していかなきゃいけないなと思ってるんだけども。農家さんも、例えば振興局から何人か集まったら講習して免許与えるというような振興局の考え方もあれば、やっぱりそこは我々が話をして、来てくれるのかいと。来てくれて例えば5人集まったら来て講習をしてくれるのか、それとも10人集まったらやるとか、なんたかんた振興局まで来て講習しなければダメだということなのかということはまだ聞いてないんで。そこら辺は今後振興局と問い合わせをしながら、農家さんの対応にもしてあげたいなと思うし、農家さんも先ほど罠に掛かったシカの話をしてたみたいなんだけども、とどめを刺すということは、やっぱり生きてるものをとどめ刺すというのはなかなか慣れないとできないというのが大方の考え方で、とどめ刺したら解体処理をする、これも自前でやらなきゃいけない。農作業の忙しい、農作業で人手も借りたいほど、担い手も欲しいほどひっぱくしてる仕事の内容の中でそこまで専門的にかかってやれるかなってのは、ちょっと大変なことだし、そしたらやっぱり協会なり協議会のほうにお願いをしてやっていただくというのが最善かなと思ってたこともあったんだけど、今お話しされた講習の段階で、そういった方法が取れるかどうかというのは問い合わせだけはしてみます。

出典:長万部町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月18日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる