みんなの議会

福島町議会 令和6年度定例会12月会議 2024年12月17日

有害鳥獣対策について

聞いた人
木村隆 議員
答えた人
町長 鳴海清春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 木村隆

一般質問を朗読させていただきます。有害鳥獣対策について。2018年8月に起きた砂川市猟友会支部長のヒグマ駆除に伴う高裁判決の結果、北海道猟友会は自治体や警察との連携が不十分な場合、出動を拒否するよう決定し各支部に通知するとしている。出動した際の発砲の条件や態勢について3者で事前に協議するよう注意を促す内容も盛り込むと報道にはある。当町の有害鳥獣駆除従事者が所属する道猟友会松前支部とこの通知に対しての協議の場が持たれたのかどうか伺います。また、有害鳥獣駆除従事者となるには猟友会への加入、狩猟団体からの推薦など一定の条件があるものの、すぐに駆除従事者になれるわけでもなく、鳥獣駆除に興味のある人材の掘り起しとその人材を育てる- 25 -指導体制も必要だと考える。先月の補正予算のような福島町有害鳥獣駆除会に任せきりではなく、どれくらいの期間、経験で有害鳥獣駆除従事者として委嘱できるのかきちんとした担い手制度が必要ではないか。今後の有害鳥獣駆除の在り方を考えれば支援政策や財源確保も必要であり、当町の鳥獣被害防止計画は見直されているのか伺います。

町の答え 町長 鳴海清春

木村議員のご質問にお答えいたします。町では、ヒグマやエゾシカ等の有害鳥獣対策に関し、地元猟友会と連携を図り、これまで様々な被害防止対策を行っております。そのような中、今年度から運用を開始した有害鳥獣減容化処理施設が順調に稼働し、その効果として有害鳥獣の捕獲数増加やハンターの負担軽減などが図られております。1点目の猟友会松前支部との協議についてですが、先般、今後の対応について猟友会松前支部長と産業課が協議をしており、有害鳥獣に対する捕獲活動は継続して行っていただける旨の回答をいただいております。ただし、市街地等に出没した緊急事案については、警察署や行政からの発砲依頼があってもハンターの判断により発泡の可否をすることで確認しております。また、12月末には、松前町及び猟友会松前支部役員並びに松前警察署と協議の場を設け、それぞれの役割を明確にし、住民の生命を守る行動を最優先に協議することとしております。2点目の人材の掘起しとその人材を育てる指導体制についてですが、まず、ハンターとして委嘱するためには、猟友会に所属した後、福島町有害鳥獣駆除会に加入した方へ委嘱することとなっております。現在、当町では3名のハンターに加え、新たに1名の方が猟友会の会員となっております。当町では、新たな人材を発掘するための制度として、人材育成事業を創設しており、その新たな会員の方には、現在、独り立ちすべく研修を受けていただいております。3点目の鳥獣被害防止計画の見直しについてですが、国の鳥獣による農林水産業等に係る被害防止のための特別措置に関する法律に基づき、当町においても鳥獣被害防止計画を策定し、3年に一度見直しております。見直しにあたっては、既存の取組みのほか新たな取組方針を掲げ、対象鳥獣の捕獲活動を実施するとともに、緊急時に迅速な出動ができるよう関係機関との連携体制を確立しております。また、当計画は令和5年度に整備した「有害鳥獣減容化処理施設」など国庫補助金を活用するうえでも重要な計画となっております。

議員の質問 6番 木村隆

まずは1点目の、市街地でヒグマが出没した際の緊急事態にどう対応するのかということになります。近年、当町でも令和3年の秋に宮歌の加工場でヒグマがスルメを食べているという事案が発生いたしました。一歩間違えば発砲するような場面ももしかしたら出てきたかもしれません。今回、猟友会の方からこういった通知が来たということで、もしかしたら今までこういう緊急事案に際しての協議の場というのは持たれていなかったのかもしれません。緊急事案に際しては、現在これ以上の体制というのはなかなか考えられない状況がありますので、今この12月末の3者の協議に際しては、緊急事案で発砲するハンター1人の責任にならないような協議をしてもらいたいなと思うんですけれども、その点について意見をいただきたいなと思います。

町の答え 町長 鳴海清春

今般の事案については全道的な問題として今新聞報道等も色々されてございますけども、そういった中にあって、実は私、先日ハンターの代表をやられている道下さんと一時間ほど町長室で色々お話しさせていただきました。そして、その問題になっている事例も裁判の記録をちょっと読ませていただきましたけども、ちょっと新聞報道なり色々我々が耳にしているものとちょっと違うのかなというのが少しありまし- 26 -て、中身を見ると何か組織のいざこざが引き金になって少し大きく取り上げられたのかなという気がしていますので、そこのところは冷静に判断をする必要があるのかなと思います。ただ、今議員おっしゃるとおり、緊急的な事案についてはこれまでも何度か我々も猟友会の方々と色々相談をしながら対応をしてきたところでありますし、また、色んな事案があった時は先ほど答弁にもありましたとおり、猟友会と行政がしっかりとどう対応するかということをまず整理をして、そこから事にあたるということを我々常々猟友会の方々の協力を得ながら対応してございますので、今般もそういった問題になった事例を一つの反省として、我々そういう事のないように、しっかりやはり対応していきたいと思いますし、また、幸いうちの方のハンターさんはベテランの方もおりまして、しっかりとした物事の考えを持っていらっしゃる方でありますので、そういった方が中心になって今若い人の指導もおこなっていただいておりますので、我々としてなかなか危険物を扱うなかで、我々がどこまで関与できるかというのは難しい点もありますけども、しっかりやはり免許を持った方の意思といいますか、そこのところを特にうちのハンターさんなんかはかなり固い考え方どちらかというと、きちっとした物事を考えて対応しているやに私その一時間話しをしていくなかで感じますし、常日頃その人とも付き合っていますので色々と感じるところはありますけども、そういったなかで今後もしっかりと、万が一、町内でそういう事例があった場合は間違いおこすことのないような対応を連携しながら取って行きたい。そのように思っているところであります。

議員の質問 6番 木村隆

私もその裁判の記録も少し見ましたけれども、確かに内部のいざこざみたいなのもあったにしても、現状の結果としてはやはり今の判決になってしまいました。対処の方法としては、その時のケースバイケースになると思いますけども、安心安全に被害のないような形で今後駆除にあたるような協議をしてきていただきたいなと思います。次に、2点目の件についてになりますけども、掘起しという風な表現させていただきました。でも、現在1名いるということでその方には頑張ってもらいたいなと思う反面、もっとPRしてもいいのではないかなとそういう有害鳥獣駆除に対して興味の持つ人にPRしてもいいのではないかなと思うんです。今の判例の取消のイメージが確かについて回りますけれども、本州なんか行きますとちょっと北海道と違って、農作物被害というのが凄く多いですね、福島とは違って。動物なんかもクマとかシカとかよりもイノシシが凄く多くて、1人で100頭、150頭駆除して、経費なんか引いて200万ぐらい年収が副業でありましたよなんていう若い方のブログなんかもネット上にはございます。しかしながら、当町はそこまでいかない面もありますけれども、人材確保するといううえでは、いま当町に1人会計年度で鳥獣駆除員張りついていますけども、今後3人5人と増えていくわけではありませんので、やはりある程度副業みたいな形で協力してもらえませんかという人材はつくっていかなきゃいけないわけで、その点のPRみたいな形をもう少し増やしてもいいのではないかなと思うんですけども、お伺いします。

町の答え 町長 鳴海清春

そこのところはなかなか難しいといいますか、ものがものと言いますか、やはり拳銃扱うという概念のなかで、我々がじゃあ簡単に、例えば拳銃を取得して免許を取得して、そこにハンターになれるかというと、なかなかここは難しい問題があるんだと思っています。ただ、議員おっしゃるとおり、これからなかなかなり手のない中で、じゃあ我々がどう駆除していくんだということになると、やはり少し裾野を拡げて人材投与といいますか、お願いをしながら協力体制を仰いでいくというのは我々も認識をしているところでありますし、今日の新聞で確か木古内さんでしたかね、女性の方が旦那さんがハンターさんをやられて、今回免許を取得して、夫婦で協力をするんだというパターンもありますので、そこのところは、やりようによっては色々アピールする。また、他の町に比べて、うちは制度的に多分私充実しているんだという風に思っていますので、そこのところをもう少しPRするなりやっていけば、少し協力してくれる方もいらっしゃるのかなと。確かに議- 27 -員おっしゃるとおり、本州に行くと、本当にイノシシを特に友好町の長崎の方の松浦市なんか行くと、かなり職員の方でも獲られている方がいたり、我々から感じると少し広い視点の中でそういったものに携わる人がいらっしゃるのかなと。ただ、そことはちょっとまた頻度が違いますので、我々はまた違った観点でやる必要があるんだという風に思ってございますので、取りも直さずそこのところの今ハンターさん、今いるハンターさんも実は、今トップの方が私と同じ歳ですから、よく話しをしますとあと何年やれるんだという話しをすると、最近だいぶやはり以前から比べると、活動に負荷が掛かっているというお話しも聞いていますので、そういったことを考えると、やはりしっかりとした後継者をつくっていかなければ、なかなか難しいのかなと。ただ、今般、新たな形で加わった方については、かなり体力的にも問題もありませんし、色んな形で意欲的な方だという風に私伺ってございますので、まずはしっかりそういった先輩に就いて、まずは実践訓練をしていただいて、1人で活動できるようなことを一日も早くできるような体制を、我々としては応援していきたいと思います。そういったなかでまた、その人に続くような方を1人でも2人でもつくれるような体制はしていく必要があると思いますので、議員おっしゃるとおり、もう少しPRと言いますかそういったものを広く周知をしながら、ハンターさんというのはどういう活動をして、例えば、報酬があるんだとか、そういうことまで少しもう少し広めていくことによって理解度が広がるというのもありなんだという風に思っていますので、そこはもう少し今回のやつを契機として、我々も担当課なり猟友会とも相談しながら、少し町民の方に周知する方法をこれから工夫していきたい。そのように思っているところであります。

議員の質問 6番 木村隆

どうしても単町だけで単町の被害を食い止めていかなきゃないという枠組みになってしまいますので、なかなか急激に増えないとは思いますけれども、それにしてもどんな業種でもそうですけども高齢化というのがやってきますので、少しPRしてみるのもいいのではないかなと思います。今度は後段の担い手の制度の話しになるんですけども、夏頃でしたかね、比較的若い方が狩猟免許も取って、銃の所持許可も取って、指導の教えも受けておったんですけども辞めてしまったという話しを伺いました。その時にどんなミスマッチがあったのかなと思いまして、それでやはり教える側と教わる側の何か制度が必要なんじゃないかなと思っていました。そうしてましたら、11月にその指導育成の事業が駆除会の方でやるということで補正を組んだんですけども、それはそれでいいですが、そこまで行くんでしたら今福島にあるその狩猟免許助成ありますね、有害鳥獣になるための免許。一方では、町の方では免許までは助成出しますよと。一方、習う方では有害駆除会の方にお任せしていますよという、この連携がいまいち見えないんですよ。だったら、一つの一連の中で1年2年のスパンでそういう資格を取って有害鳥獣駆除従事者になっていけるような制度にした方がいいのではないのかなと思うんですけれども、例えば、農業担い手のような形ですね。そういったケースにならないものかなと思うんですが、その点について伺います。

町の答え 町長 鳴海清春

色んなケースがあるんだと思いますので、そこのところの案件については私あまりくどくど喋りませんけども、やはり色んな組織、先ほどの文化財の問題も同じですけども、すべてのものを行政が司るといいますか、やるってことはなかなか無理があるんだと思いますので、我々はその制度の中で財政支援なりそういったことはしっかりやっていきたい。特にハンターさんの仕事というのはやはり特殊性があるんだと思っていますので、我々が口を出せるような範疇ではないんだと思うんですよね。やはりクマの命を鉄砲で撃つという行為そのものもそうですし、当然その鉄砲の引き金を引くということに対して色んな事が発生しますので、そういったところも含めると我々が行政ができるものというのがやはり限られるのかなと。やはりそこはしっかり猟友会という組織の中で育てていくなりそういったことをしていくのが、私は筋としていいのではないかなと。やはり、全て行政が丸抱えで資金も制度も全部持つということは、ちょっとこの場合は私は無理がある- 28 -んではないのかなと。やはり、それぞれの役割の中で持ち分を持って協力して、全体統括していった方が私はいいのではないかなと。特にこのハンターという特殊性のことを考えると、私はそういう考えの中で今の体制がベストだという風に思っていますので、もし、そのなかで例えばハンターさんの猟友会の方からもう少しこういうことをしてほしいとか、こういう制度があればいいというのがあれば、我々として協力体制はとれると思いますけども、今のところそこを超えてトータルとして行政が裾野を何ていいますか、なり手の育てるところまでなかなか専門的な分野に突っ込んでいけるという範疇では私はないと思っていますので、今の体制がベストだという風に思っているところです。

議員の質問 6番 木村隆

ハンターになるにしても、教わる側もどうしても副業みたいな形になってしまうので、専門的にご飯を食べていける職業ではありませんので、それが限界なのかなという風に聞こえました。3点目の被害防止計画については再質問ありませんので、今回はこれで終わらせていただきます。

出典:福島町議会 令和6年度定例会12月会議 2024年12月17日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる

有害鳥獣対策について 福島町議会 2024年12月17日|みんなの議会