みんなの議会

八雲町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月8日

みんなで防ごう災害関連死

聞いた人
赤井睦美 議員
答えた人
町長 岩村克詔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 赤井睦美

議長、赤井。

議員の質問 1番 赤井睦美

おはようございます。二点質問させていただきます。みんなで防ごう災害関連死を、ということで、2024 年は、能登半島の大地震という衝撃的な年明けとなり、今もなお過酷な避難生活を強いられている方が大勢います。2016 年4月の熊本地震では、273 人の死者のうち 223 人が災害関連死で、地震そのものによる死者数 50 人の 4.46 倍に上ったことがわかっています。能登半島でも復旧作業がなかなか進まず、災害関連死の数も熊本地震のケースを超え、十何倍にまでなってしまうかもしれないと危機感を募らせる声もあります。ご存じのように、冬の災害関連死への対策として今は「TKB+W」、T=トイレ、K=キッチン、B=ベッド、W=ウォーム(暖房)がキーワードと言われています。その中で特に大きな問題が「T=トイレ」です。そこで提案ですが、能登半島でもすでに活躍している「トイレトレーラー」と、これから重要になる「キッチンカー」「ワンタッチ簡易ベッド」を八雲町としても導入してはいかがでしょうか。トイレトレーラーの導入には災害派遣トイレネットワーク参加に参加し、国の「緊急減災・防災事業費」を利用すれば7割の負担軽減ができ、さらに残りはふるさと納税型のクラウドファンディングを使うことで、自治体負担はほぼゼロ。お金を出してくれた団体や人の名前が車体後部に並ぶ仕組みもあるそうです。キッチンカーですが、日本と同じ地震の多いイタリアでは、災害の次の日には温かい食事がとれる仕組みになっており、いま日本でもそれを参考に日本版キッチンカーが検討されているそうですので、アンテナを張りめぐらせて、いち早く取り組んでほしいと思います。また、能登半島では、床に雑魚寝が多く見られました。床から舞うほこりを吸い込みやすく、肺炎にもつながると言われています。また、床に直接寝ると、下から冷気が伝わるため、体調を崩す人が増えるそうです。北海道の地震では、厚真町の避難所に、地震後3日で段ボールベッドが設置されました。八雲町でも準備されている段ボールベッドは、床から舞うほこりを吸い込みにくいため衛生的な環境を保てるほか、床から伝わる冷たさを防いだり、いす代わりに腰掛けて使えたりする利点もあります。更に今は進化して、段ボールベッドは使い回しが難しいのですが、ワンタッチの簡易ベッドは消毒すると何度でも使え、ゴミにならないというものも出てきています。自分の町はもちろんですが、他自治体とも連携して災害が起きた町の支援もできる八雲町を目指しませんか。町長のお考えをお伺いします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

それでは、赤井議員の1つ目の質問にお答えします。能登半島地震では、多くの方が被災し、現在も避難生活を余儀なくされている方が多数います。当町においても、厳冬期の災害発生に備えた備蓄や避難方法などの取り組みは喫緊の課題であり、避難所での寒さ対策がその後の災害関連死に影響が出てくると認識しております。厳冬期の避難所に必要とされるTKB+Wについては、これまでも備蓄を進めてきたところであり、現在備蓄しているトイレは、既存の便器に排泄袋を被せ、排泄物を凝固剤で固めて、燃えるゴミとして処理する携帯型のものであります。これは、発生後すぐに使用できる利点がありますが、備蓄数がまだまだ充足していない状況であります。議員ご提案のトイレトレーラーについては、災害派遣トイレネットワークプロジェクトの「みんなが元気になるトイレ」によると、プライベートが確保された4つの水洗トイレがあり、充電式バッテリーが搭載され、被災直後の少ない人手や断水下でも使用可能となることから、効果的なものと考えております。一方、大規模災害で道路が寸断された場合に、避難所まで到着できないことや、給水・排泄タンクの処理などの課題もありますが、道内では沼田町が導入した事例もありますので、調査・研究をしたいと思います。2点目のキッチンカーについてですが、北海道主催の厳冬期防災訓練に防災担当職員が参加した際には、キッチンカーの温かい食事の提供は体も心も温まり、厳冬期の避難所には必要であると感じたものの、食材の調達や調理する人員の確保など、運用面での課題も感じたと聞いております。キッチンカーについても、先月、鷹栖町で「日本キッチンカー経営審議会」と協定を締結したとの報道がありましたので、今後、情報収集し研究したいと考えております。3点目のベッドについては、当町においても、床からの冷気や床の埃を吸い込むことを防止する目的で備蓄を進めております。簡易型ベッドについては、段ボールベッドよりも収納スペースを取らないことや、組み立てや搬送が容易、繰り返しの使用が可能などの良い点がある反面、段ボールベッドのほうが寝心地が良いという意見もあるようです。こうした災害関連用品については、年々進歩している状況ですので、その都度、適切なものを選択し導入してまいりたいと考えます。今回の能登半島地震の際には、総合病院の医師や看護師らによるDMATの派遣のほか、北海道の要請により、保健師及び一般職員の派遣登録を行ったところであります。人的・物的支援の両面で広域的に被災地域へ協力する体制は、今後広がりを見せていくのではないかと認識しております。当町においては、令和6年4月から危機対策課を新設し、防災体制の強化とともに、各種防災関連事業や啓発活動などをさらに推進してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 1番 赤井睦美

議長、赤井。

議員の質問 1番 赤井睦美

トイレ、みんなのトイレですが、全国で 20 箇所、北海道では沼田町が導入していますが、これはみんなで支え合おうって精神のもとに始まった取り組みなので、今おっしゃったように、キッチンカーでも人が足りないとか、トイレトレーラーに給水する人が足りないとかっていうのは、やっぱりお互いに災害のあった町とない町で助け合う精神だと思うんですね、でも人口減少で一つの町だけではやっていけない町がたくさん出てくると思うので、そこで、この精神にならって八雲町は北海道全部が一斉に被災するということはあり得ないと思いますので、たとえば人口の似たような近隣の実態、森町は一緒に被災するかもしれませんが、倶知安町や白老町、少し離れて岩内町、そういうところと連携することで、キッチンカーの仕組み、イタリアではそうですが、被災した町じゃない人のキッチンカーが違う町の人を乗せて来るとなっているので、そういうところと連携してお互いに役場の方が、八雲町で被災があったときに役場の方は自分の家も大変なのに全部やらないとないっていうのは不可能ですから、他所の町から派遣してもらう。そういうかたちをこれから作っていくべきではないかと思うんですけれども、その辺はいかがですか。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

赤井議員ですね、私もこの能登半島地震でかなり災害のときの考え方はガラッとというか、かなり変わりました。赤井議員さんがおっしゃっているとおり、この地域と連携していくというのは、すごく大切だと思っています。私も今回、能登半島について北海道から派遣しているということになるので、私はやはり今考えているのは小牧市との災害連携協定を結んで、もし災害にあったときには、お互いに協力体制ができる。先ほど言った北海道と名古屋、愛知県と災害が同時に起きるということはほぼないので、その辺の連携は大変必要ではないかと、今回感じまして、今年ですね、また小牧市に行きまして、その辺の話をしながら来年度中には連携協定を結びながらやってみたいと、小牧市であれば職員も2千人以上いますし、財政的にも豊かな町なので、その辺は友好都市をやってきたので行けるものと感じていますので、詳細がある程度進んだら報告しながら進めて行きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 1番 赤井睦美

議長、赤井。

議員の質問 1番 赤井睦美

是非、道内でも連携したほうがいいと私は思います。それで先ほど道路が寸断したらって、今、能登半島にもトイレトレーラー行っていますが、危機対策課ができたら災害が起きたときに、今、ドローンとか使ってどこの道路が大丈夫でどこが駄目か、そこへ行くためにどうするか調べて行くんですね。だからそういうことを日頃から調査の仕方、そういうことも勉強しながら、災害が起きたら今回はここを通れるとか通れないって連携しながらやっていけばいいと思うし、八雲町は災害の少ない町なので私は助けに回るほうが多いと思っていますから、是非、近隣町が困ったときには助けに行くってかたちを取ってほしいと思います。ですから小牧市ももちろん、八雲町にとっては大切ですが、道内の近隣の町も助けるということを考えたら、ぜひ近隣の人とも連携してほしいと思いますが、その点はいかがかと、それから日頃、日常的にドローンで調査をするっていう考え方はあるか。ごめんなさい、一問一答だけど二つ聞いてしまいました。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

この近隣町村とはですね、やはり連携はしていくのは必要だと思っています。我々、渡島町村会、また檜山町村会があるので、この辺、北部渡島檜山と連携していくのも大切だと思っています。先ほど赤井議員から、トレーラートイレ、これは私もこれを見ながら、いろんな状況を見ながら必要だと思っていますし、キッチンカーも必要だと思っています。これについてはまだまだ私の想定ですが、新しい役場庁舎のそばに大きな広場、防災の道の駅だとか、防災公園がありますので、その辺もトレーラーハウスだとかキッチンカーの配置をしながら、普段はそこで活用して、災害に遭ったときはそれを上手く活用できる、さらに裏手には航空自衛隊もありますので、この辺、連携できるものということで、まだまだ私の想定ですが、先ほど言ったとおり、今4月から危機対策課ができるので、その辺、十分に検討しながら進めたいと。ただ、我々も佐藤議員からも質問のありました、防災無線を個別に付けるとか、いろいろ毎年想定してやって、新しい情報が入ってきて、こっちもいいんじゃないのってなるので、それはもうある程度やれるところからやっていくのは必要だと思っています。やれるところはやりながら新しいものが出たら、無駄なようでありますが、また新しいものを整備していくってことで進めなければ、なかなか災害のときの緊急の対応は難しいと思っていますので、それはまた議員の皆さんと協議しながら進めて行きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 1番 赤井睦美

議長、赤井。

議員の質問 1番 赤井睦美

そういう今日の今朝の道新に防災無線が停電で使えなかったとかって出ていましたね。そういう防災無線でもiPadでもなんでもいいですが、私は訓練が大事だと思うんですね。保育園は一律毎月一回、避難訓練をしないといけないから毎月していますが、やっぱり4月あたりはブーってなると泣き出すとかありますが、慣れてくると俊敏に動くんですね、子どもたち。だからなにも職員はそんなに声を上げなくても避難が順調にいくので、是非今、あまり訓練している町内会がないので、毎年いろんなかたちで訓練をするってかたちにしていかないと、いくら震災ですって知らせても、訓練していないとどう動いていいかわからないというのは一番の問題だと思うから、是非訓練にも力を入れてほしいと思いますが、いかがですか。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

赤井議員さん、本当に私もそう思っています。この訓練も変な話、役場の中でもなかなか、今年も1月1日我々集合するときもなかなか連携だとか、どうやって行こうって、そのときにどういうふうに動くかって私たちも含めて職員の動き、さらに警察や消防や自衛隊や、その機関と連携していく。それから先ほど言ったとおり、これから災害連携協定を結ぶ。近くのところとも連携していくだとか、各町内会、各地域、この辺とですね、本当に毎年のように、下手したら毎月やるような地域別にしながらやらないといけない。その認識を新たに。ただ先ほど言ったとおり、いま係しかいなかったので、今回は課になって今のところ5人くらい、まずは専門職員に担当させると。そしたらもっと人数が多くなる、そんな雰囲気もしながら訓練は進めて行きたいと思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。

議員の質問 1番 赤井睦美

議長、赤井。

議員の質問 1番 赤井睦美

今のもう小学生以上はみんな、幼稚園ももちろんですが、洋式トイレしか使ったことがないので、災害だと来ますよね、トイレが、国から。でもあれは和式が多くてトイレトレーラーの重要性は自分の町だけではなくて近隣も考えて、ほとんど自己負担がゼロなので、沼田町ではクラウドファンディングで募集したら 870 万円くらい集まったそうなんですね。このクラウドファンディングもこの会社でちゃんとやってくれるので、是非八雲町にはお金がいっぱいあるかもしれないけれども、お金をかけなくてもできるトイレトレーラーの導入とキッチンカーを導入してほしいと思います。そして災害が少ない町ですから、他の町を助けるって気持ちをみんなで持っていきたいと思います。

出典:八雲町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月8日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる

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