森町議会 平成27年第2回 6月会議 2015年6月9日
森町地域新エネルギービジョンについて
- 聞いた人
- 河野文彦 議員
- 答えた人
- 町長 梶谷惠造
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 河野文彦
通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。森町地域新エネルギービジョンについてでございます。東日本大震災の発生によってエネルギー政策の転換が余儀なくされ、再生可能エネルギーが注目されてから4年が経過いたしましたが、国民の関心は月日の経過とともに薄れているのではと感じており、小規模分散型エネルギー構造への転換や脱原発と唱えた世論の熱も下がりつつあるのかもしれません。しかし、梶谷町長においては、重点政策に自然エネルギーを活用したまちづくりを掲げており、再生可能エネルギー導入を推進することにより地域産業へと磨き上げていただけると期待しております。濁川地区には道内唯一の地熱発電所があり、町民は再生可能エネルギーへの関心が非常に高いのではと思われ、民間企業による太陽光発電も盛んに行われております。固定価格買い取り制度により一般需要家への負担もございますが、売電事業は町内企業との競合が新たに発生するということはなく、新規参入は町内の総生産高を押し上げる追い風になると考えます。再生可能エネルギー導入の状況を見ますと、太陽光発電が盛んでありましたが、天候に左右されることと買い取り価格の新規契約の下落ということもあって新規の設置は見込めない中、小水力発電においては安定的な稼働率と買い取り価格据え置きの好条件によって将来性が見込まれ、梶谷町長が当選した直後から町として売電事業へ参画し、町財政を支えるという方針で小水力発電へ着目したことには私も同意見でございます。私も安心、安全なエネルギー社会の創造は次世代への責任と感じておりますので、森町地域新エネルギービジョンは非常に重要であると認識をしておりますが、町長の当初の公約と相当かけ離れた内容となっているため、質問したいと思います。まず、1点目、森町地域新エネルギービジョンと町長の公約との乖離の理由をお聞かせください。2点目として、森町地域新エネルギービジョン策定に当たって多大な影響を与えたと考えられる森町新エネルギー導入基礎調査委託における調査の方法をお聞かせください。よろしくお願いいたします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
河野議員から森町地域新エネルギービジョンについてのご質問をいただきました。お答えします。1点目の質問ですが、町では平成27年1月に森町地域新エネルギービジョンを策定しました。これまでの調査結果を踏まえ、森町における新エネルギーの導入に向けた重点プロジェクトは実現の可能性が高いものとなったため、平成26年度より公共施設への導入や町民への助成啓発等に取り組んでおります。今後も自然エネルギーを活用したまちづくりを進め、脱原発社会を目指すという公約の最終目標は変わっておりません。2点目の質問につきましては、新エネルギービジョン策定のプロセスについての質問と捉えてお答えいたします。平成25年度に、森町に沿ったビジョンを策定するために太陽光や風力、小水力、地熱、バイオマスなどの新エネルギーの賦存量や利用可能量について調査を行い、推計しました。また、平成26年度には、町民と事業者を対象としたアンケートにより新エネルギーの導入に関する意識や関心について調査いたしました。これらの調査結果をもとに、産業関係者、専門分野や住民代表の方々による森町新エネルギービジョン策定委員会の中で森町の特性に合った重点プロジェクトの設定について審議を重ね、今後の新エネルギーの活用に向けた導入目標を取りまとめたところでございます。以上です。
議員の再質問 7番 河野文彦
それでは、再質問させていただきます。町長はもうお忘れになったかもしれませんが、町長当選間もないころ、私青年会議所のメンバーと町長室にお伺いして、そのときやはり町長は物すごく売電事業というところに意欲持っておられて、特に小水力発電について熱くお話しいただいたという記憶があります。私も当時小水力発電に大変関心持っておりまして、水理学の専門家である町長が既に森町の可能性を見きわめているのだと大変頼もしく感じたのを覚えております。自治体で運営していく売電事業としては、風力発電が苫前町で行われていたりと、事業を既に実現しているところあるのですけれども、小水力については道内では森が本当に先駆的な存在になっていくのではないかなと期待しておりましたが、今の1点目の件でお伺いしたところ、エネルギービジョンと町長の思いはちょっと別なのかなというふうに感じてしまいました。それで、その点で町長は今でも売電事業というところに当時の熱意をまだ持っていられるのかというところをまず1点質問したいと思います。もう一点、新エネルギー導入調査委託の中でやっぱり最も重要なのは森町における賦存量の数値化だと思われますが、町長の以前の発言の中で、この委託業務というのは具体的な利用可能量を調査するという発言があったのを覚えております。具体的な数値というのは、ホームページで関係機関で公表されているという推計値ではなくて、実際に現地を測定あるいは調査、そういった数字であるべきだなと僕は思っております。全ての要素を具体的に調査するというのは非常に困難であるとは思うのですけれども、例えば太陽光発電においては濁川、姫川、尾白内、砂原、掛澗、駒ケ岳、赤井川、森町全域に民間企業で設置されて、本当の詳細な生のデータというのは入手可能かと思います。既に事業化されていますので、積雪に対する対策ですとか、実際にとり行われている事例というのも聞き取り可能であるのでないかなと思います。また、木質のバイオマスであっても、林業関係者であったり、製材関係者、また廃棄物受け入れ業者などの調査を行えば、実際に森町で利用可能な数値が生の数字が聞き出せるのかなと。この委託業務の中で、小水力発電に限っては実際に現地を歩いたのかなという添付資料、写真を拝見いたしました。ただ、図面上、机上での高低調査と車で行ける範囲での川の写真撮ったものしかないと。その調査の中には、町内のある程度の高低差のあるダムですとか河川の落差工すら調査していないという状態であったのかなと思います。既にこの調査、500万近い経費かけて地域新エネルギービジョンとして策定していますが、町長が申します具体的な利用可能量を調査するためにはさらなる支出を行って業務の発注をするのかというところを再質問したいと思います。よろしくお願いします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
河野議員の再質問にお答えいたします。私が本当に当選直後、JCのメンバーの一員として河野議員が当時部屋を訪れていただいて、すぐやりましょうと、そういうふうに力強く言ったのは私も覚えてございます。そのときの売電事業に対する情熱というのはいまだに持ち続けて現在に至っているわけでございますが、その中間でもって進めるに当たりまして、当然新エネルギービジョンがないと、さきの国、それから有利なそういった財源の利用ができないということから、どうしても新エネルギービジョンを策定しなければいけないのだなということで、1年間ちょっと空白の期間が設けられております。そしてまた、先輩議員の中にも、いろいろと新エネルギーに対しましては多くの後押しをいただくようなご提言、ご質問をいただいて今日まできております。そういった中で、世の中売電に関して買い取る側の電力会社が最近ちょっと調子悪いということから、まず売ることだけの目標ではなくて、そのシステムそのものをつくる、それから森町で組み立てていく、そういったものも当然町の産業として可能性があるということで、電気を売ることだけではなくて、そういう全体の産業として育てていきたいなと、そのような気持ちで私おります。そうこうしている中に、今度最近では苫前町で、先ほど同僚議員の質問の中にもちょっと出てまいりましたが、電気としてためるのがなかなか難しいことから、最近は水素にして蓄えると、これは森町でもそっちの方面に進めることが将来的に有望な可能性が高いものだなと、そのように思いながら、関係者と私常にコンタクトをとりながら進めさせていただいておる状態でございます。それに対して、小水力については本当に大きな可能性があるわけですが、実際に川の高低差なんかも現地ではかりながら、測定した結果は大きな河川の力というのは活用できない。どうしてもマイクロ的な小さい電力であります。しかし、小さい水力であっても電気が起きるのであれば、何がしかの可能性として利用することもできますし、そのシステムそのものを仮に実証実験として今年度設置させていただいて、それの具体的なものを子供たちが勉強したり観察することで将来に向けたシステム全体を構築する新エネルギーを導入したまちづくりというのが実現されていくのかなと、そのように思ってございます。今年以降、まだまだ大きな具体的な小水力に対する発注工事というのはないわけでございますけれども、まずきちんとしたプロセスと計画を立てながら、将来いくだけで可能性の高い方向に向けて何とかかじ取りをしながら進めていきたい、そのように思っております。河野議員の期待を裏切らないためにも、何とか実現に向けて早めていきたいと、そのように思いますことを申し上げながらご答弁とさせていただきます。以上でございます。
議員の再質問 7番 河野文彦
ありがとうございます。エネルギーの問題というのは簡単にはいかないということは私も十分承知している中で、エネルギービジョンというものを町民に発信していく中で、より町民が関心持っていただいて、本当に地域のこと、未来のこと、次世代のことを考えていただけるようなビジョンですとか実証実験だとか進めていってもらいたいなと思いました。先ほど以前に町長室で町長のお話伺って私も賛同したという話ししましたが、その後に町長、私が一町民であったときに目が合ったときに、今度売電事業について話ししようと声かけていただいたのを本当に僕はうれしく今でも思っています。私も環境問題への対応を前提にした再生可能エネルギーの普及という部分と収益を目的とした再生可能エネルギーの普及というのは異なる問題であるというのは認識していまして、ただし2つの課題を同時に達成していくということはいろんな面で好循環をもたらしていくのでないかなというふうに思っています。森町は北海道内でも再生可能エネルギーについては先進地であるというふうに私は誇りを持っていますので、環境と経済の両立を目指すフロントランナーとして積極的にスピーディーに取り組みを展開していくための町長のかたい決意をお聞かせいただけたらと思います。よろしくお願いします。
町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)
お答えいたします。まだまだ、小水力発電だけではなくていろんな可能性の高いものが町内には遍在して眠っております。そういったものも含めまして、今後いろいろな新エネルギーを活用したまちづくりは皆さんのお力添えもいただきながら進めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。以上でございます。