木古内町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月20日
消滅可能性自治体をうけての町長の見解は
- 聞いた人
- 廣瀬雅一 議員
- 答えた人
- 町長 鈴木慎也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 3番 廣瀬雅一
議席番号3番 廣瀬雅一でございます。私のほうから2点ほど、まず1点目、最近新聞報道でもありました消滅可能性自治体を受け手の町長の見解はということです。有識者で組織する人口戦略会議は、2050年までに20代から30代の女性が半減し、「最終的には消滅する可能性がある」とした分析を公表いたしました。北海道では、179市町村のうち117市町村が該当しており、当町もその中に含まれております。10年前も同様な分析があり、全国の自治体も少子化対策・人口減少対策への動きが加速したものと思われます。北海道では多くの自治体において人口流出が際立つ社会減となっているところでございますが、当町においては、町長就任以来、移住定住施策や企業支援施策、子ども子育てに関する施策を行ってきたところであり、約50年ぶりに、転入が転出を上回る社会増となったことは、大変喜ばしいことであり、移住定住施策の成果と捉えております。しかしながら、自然減の対策に関しては、現在進行形のものや、新たな施策に大いに期待をしておりますが、長期的な視野が必要かと感じているところでございます。そこで町長にお伺いいたします。木古内町が消滅可能性自治体との報道をうけて、町長の見解及びこれからのさらなる対策をお考えかをお伺いいたします。
町の答え 町長 鈴木慎也
3番 廣瀬議員の質問にお答えいたします。今回、示された消滅可能性自治体の算定における若年女性人口の減少率については、前回2014年の結果よりは数値が若干改善したところでございますが、全国的に見ても依然として高い水準となっております。このような推計が出されたことに危機感を抱きつつも、若年女性人口のみがクローズアップされる手法や消滅可能性という表現については、私は適切ではないと受け止めております。また、若年女性人口のみで推計するこの手法は、生き方の多様性を尊重する現代社会において疑問が感じられる点もあり、このことに一喜一憂せず冷静に受け止めていかなければならないそのように考えております。消滅可能性自治体を脱却する対策といたしまして、社会減と自然減の二つの対策が上げられますが、社会減対策につきましては、令和4年度に移住定住のみらいある条例を制定し、移住定住施策を強力に推進してきたところ、令和5年に人口社会増となったことはその成果が出始めたものと一定の評価をしております。これらの対策を引き続き実施するとともに、企業誘致や起業促進などにより、特に若者にこの町で働きたいと思われる環境づくりを推進して、人口の都市部一極集中の流れを打開したいそのように考えております。そのためには、関係人口の増加や企業との連携協定など、当町に関心を持ってもらい、一緒にまちを活性化させるまちづくり人材を増やすことが重要と考えておりますので、そのための取り組みを引き続き調査研究してまいりたいと思っております。一方で、自然減対策といたしましては、先進的な不妊治療への支援や教育費の無償化など、子どもを産み、育てることへの経済的な不安を解消する様々な取り組みを当町として実施しているところであります。しかし、出生率の低下は都市部・地方に関わらず、全国的な最重要課題であります。現状では特効薬的な対策がないことから国全体で、いま国もやろうとしていますけれども、国全体で早急に取り組まなければならないそのように認識をしております。その中で、いま当町としてできることといたしましては、多様な価値観の中ではありますが、やはり子育てとは本来子どもに限りない愛情を注ぎ、その存在に感謝し、日々成長する子どもの姿に感動して、親も親として成長していく、そんな大きな喜びや生きがいをもたらす尊い営みであると感じております。子どもを産み育てることがいかに尊いことで生命活動であるか、そういった大切なことを教育等を通じて広めて、子どもを産み、育てる喜びをより多く感じられる町、そして地域全体で子育てをする町を目指して、日々努力を重ねているところであります。役場庁舎の1階にある赤ちゃんのフォトコーナーもそんな思いからであります。これらの取り組みを着実に進めて、次回の算定においては、消滅可能性都市自治体の脱却を目指してまいりますし、絶対に消滅させないそういった思いで取り組んでまいりたいと思います。以上です。
議員の質問 3番 廣瀬雅一
ただいまの町長の答弁を聞きまして、一喜一憂しないという部分とそれも私も感じているところであります。いま現状の分析で2050年、消滅するであろうというような報道に対してもいかがなものかなという思いもあります。ただ、いま町長が行っている施策は確かに社会増ということが実行できたということは、かなり大変素晴らしいことかなと思っております。先ほど言っていた子どもを産み、育てるっていう観点から、20代から30代の女性が半減するっていうことになっているんですけれども、これに対して具体的な思いとか施策っていう部分に関しては、なにかあるでしょうか。
町の答え 町長 鈴木慎也
廣瀬議員の再質問でございますが、10代・20代の女性の具体的なというところでございます。一度目の答弁でもさせていただきましたが、女性だけでは子どもが産めないわけであります。男性も一緒になって、男性と女性がいて、はじめて子どもが生まれる。これは、まぎれもない事実でありますので、ですので政策としては総合的なものが結果として必要なんだろうというふうには受け止めていますが、若い若年女性のかたが当町に住んでいただく、暮らしていただけるそのためには、やはり同年代の男性も必要であるかと思います。そういった意味では、働く場所、またいまは多様な働き方がありますので、木古内の地理とか自然を活かした産業の振興にももちろん力をいれていきますが、多様な働き方の中で当町を選んでもらう、そういった取り組みをみらいある条例とともに、強力に政策を進めていかなければならないと思っております。様々思うことはあるんですが、ただたぶん私達が思うこれからの時代というのは、すごく流れが速いので、ですので町としてしっかりと未来を見据えた中で、そういった若い世代にも選んでもらえるようなまちづくりを伝統文化を大切にしながらもしっかりと進めていきたいと総論の答弁になったかと思いますけれども、そういった思いでございます。以上です。
議員の質問 3番 廣瀬雅一
まさにそのとおりだと私も思っておりまして、私も議員就任5年目になりまして、5年前から訴えているんですけれども、やはり働くところがまず最優先ではないんですけれども、やはりそこは必要不可欠かなと。しかしながら、やはり企業誘致等という部分はかなり難しい部分がありまして、結構長いスパンでの議論なり考えも必要になってくるとは思っております。全国的にこの問題、人口減少対策・少子化対策等々企業誘致と再三にわたり、キーワード的に当町のみならず、各自治体も取り組んではおられると長期的な取り組みとなっており、ほかのところもなかなか成果が出ないというのが現状だと感じております。国の施策で、約10年前にはじまった東京一極集中是正措置に関してもなんら進まず、むしろ加速しているのではないかと感じているところもあります。そういう報道もあります。今回の当町の補正予算、企業人材派遣制度の活用も地方での人口減少対策の一つのカギだと思い、期待しておるところでございます。私ごとですけれども、4月のはじめに当町4人の有志で、東京及び静岡沼津の研究施設に視察に行ってまいりました。大変良い経験と勉強になりました。沼津では、国の政策に則りあらゆる人脈を屈し、研究施設の10分の10の補助誘致に成功したと聞いております。そこに、企業が参入してくる構図となっているということも感じて帰ってきました。ぜひ当町にもこういう研究施設の誘致を模索してみてはと感じておるところでございます。そこで、町長に再度お伺いしたいと思います。公務、または私的に出張等で全国津々浦々回っているかと思っております。また、様々なかたと面談を行っていると思いますけれども、将来的に町の発展に寄与する可能性があると感じているところがあるかをお伺いしたいと思います。
町の答え 町長 鈴木慎也
廣瀬議員のお尋ねでございますが、通常の公務の合間の時間で様々なところでトップセールスやそういった取り組み、活動をさせていただいております。当町は、自然がありながら交通の便も良いと。また、北海道という食糧基地であり、これからエネルギーであり、北海道新幹線も含めて日本全国で見てもこの町の規模で、これだけ環境が整ったところはないというような可能性がある地域だとそういった反応をされるかたが多いというふうに私は感じております。ただ、そういった中で今回の一般質問は、少子化・消滅可能性都市ということの質問でございますので、町としてはちょっと踏み込んで答弁をさせていただきますと、二つ方法があって、一つが町は少母化でありまして、お子様を産んでいるお母様達は、全国と比べてやはり多いんですよ、2.45くらいで。ですので、いま3人目・4人目とか本当に子宝に恵まれたかたもいます。その一方で、課題というのは少母化ですから、分母の数が少ないというのが当町の原因です。ですので、さらに産み育てやすい部分の政策といま廣瀬議員が言ったように、新たに木古内に来ていただいて分母を増やすという取り組みを同時進行しなければならないと思っています。ただ、私がいまいろいろと取り組みを進めさせていただいている中では、町は十分に可能性はあると、課題は可能性でしかない。そういった思いで様々なところにトップセールスをしながら町の振興・発展で、消滅を絶対にさせないという結果につながるように精進をして取り組みを進めていきたいとそのように努力をしてまいりたいと思っております。以上です。
議員の質問 3番 廣瀬雅一
力強い答弁をいただきました。消滅させないと、持続可能な町、挑戦を掲げる町長なので、やはりトップセールスをして広報的な部分もあります。人をとにかく連れて来てほしいという願いも込めまして、今後を期待したいと思っております。1番目の質問は、これで終わりたいと思います。