せたな町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月10日
自主防災組織を通した町民の防災意識の向上の取り組みについて
- 聞いた人
- 横山一康 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 横山一康
それでは2問目の質問に入らせていただきます。自主防災組織を通した町民の防災意識の向上の取り組みについてお伺いしたいと思います。せたな町では、この1年大きな自然災害もなく年の瀬を迎えようとしております。このことは非常に嬉しいことだと思います。しかし全国各地を見回してみますと、7月に九州地方で河川の氾濫により甚大な被害を出したことは、私たちの記憶に新しいことです。せたな町は長い海岸線に加え、1級河川の後志利別川をはじめ中小の河川があり、地震対策、津波対策のほか河川の氾濫対策、土砂災害などをしっかりと対応をしておかなければなりません。これまで何人かの議員が防災について一般質問をしております。その際の町長の答弁では、町長は自主防災組織の重要性を何度も強調されています。私も自主防災組織は、防災対策において非常に重要なものと考えています。災害への対応は自助、共助、公助が大切と言われていますが、高齢化率が高いせたな町では自助を求めるにも限界があるものと思います。そこで大切なのが共助だと思います。その共助の要となるのが自主防災組織だと考えております。しかしその自主防災組織の組織率を見てみますと、北檜山、大成、瀬棚の3区でかなりの差があるものとなっています。いつ起こるかわからない災害に対処するには普段からの町民の防災意識の向上が必要で、自主防災組織を通じた啓発活動、訓練は極めて重要だと思います。今後、町として町民への防災意識向上に向け、どのように取り組んでいくのか以下の点についてお伺いいたします1番、自主防災組織の組織率を向上させる取り組みについて具体的な方策をお伺いします。2番、高齢化率が高まる中、高齢者や障がい者等のいわゆる災害弱者への避難支援が重要だと考えますが、町としてこれらの方への避難支援をどう取り進めていくのかお伺いいたします。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは2問目の質問にお答えをいたします。まず1点目の質問ですが、町としても地域住民が自分たちの地域は自分たちで守るという考えから、自主的に防災活動を行う自主防災組織の結成とその活動の活性化を図るため、せたな町地域活動等推進事業補助金交付要綱を平成25年に策定し、各地域の共助による防災力向上のため、町内会等が行う防災活動を推進してまいりました。その経過につきましては、要綱策定後13町内会に自主防災組織を結成していただき、組織率につきましては38.64%となっております。組織率を向上させる取組としましては、各区の町内会連絡協議会や町内会連合会の総会において、自主防災組織を結成していただくための説明や、町内会長等に対し自主防災組織の結成についての依頼文書を送付させていただいております。また組織結成に向け検討している町内会につきましては、町としましても積極的に自主防災活動の説明や組織結成のために必要な規約、防災計画等を提供し、協力しているところであります。こうした活動によりまして、毎年1から2団体ではありますが自主防災組織を結成する町内会があり、また何団体かは結成に向けて検討していただいている町内会もありますことから、今後におきましても組織率の向上に向けた活動に努力をしてまいります。次に2点目の災害弱者への支援につきましては、町では平成28年にせたな町避難行動要支援者避難支援計画を策定し、避難に支援が必要な方の名簿を整理し、避難支援のための個別計画を作成してきました。個別計画につきましては、各自に聞き取りを行う必要があり、さらには支援をしていただける方を探す必要があることから、現在、保健福祉課が中心となり計画を作成しております。災害弱者への避難支援は大変重要だと認識しているところであり、高齢者など自助での対応が難しい方は、個別計画に基づき避難支援者の協力をいただくことになりますが、これは地域の協力も欠かせないことから自主防災組織を中心とした町内会等の地域の皆様のご協力もお願いしたいと考えているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
議員の再質問 8番 横山一康
では再質問をさせていただきます。今、町長の答弁から自主防災組織が組織率38%とお伺いいたしました。自主防災組織が網羅している人数約38%ということでありますので、まずまずの組織率ではないかというふうに評価できるかもしれません。しかし現在せたな町内には66の町内会があると聞いております。その中の町内会の中で13の町内会しか組織されていないということになりますと、その中で組織率ということを考えると、66の13町内会となりますと約2割程度の組織率となります。人口をカバーするでいくと38%となるのですが、この数字よく見てみますと、人口の多い市街地の町内会の組織率が高くなっているので、これだけ人数はある程度網羅している。ただ自主防災組織の組織、各町内会に及んでいるかとなると2割程度しか及んでいない。こうなってきますと、やはり残りの8割程度どうするかというふうなことが非常に問題になってくると思います。それともっと問題なのは、海岸地区や農村地区の組織率というのが必ずしも高くないというふうなのが現状です。私、町民児童課から資料をいただいて高齢化率調べてみました。65歳以上の割合を地区別に見てみますと瀬棚区の北島歌地区では65歳以上の人が65%、北檜山区の太櫓地区では70%、大成区の太田地区では何と78%の人が65歳以上の人となっております。仮に奥尻島の北方を震源とする地震が発生した場合、北島歌、須築漁港では、水位20センチの津波の影響が出るまでわずか2分だそうです。その3分後、津波本体の第1波が到達するとせたな町の防災ハンドブックには書かれています。この現状の中で高齢者が多く自主防災組織がない地区では、早期の自主防災組織の結成が必要だと思われています。町ではで平成29年に立派な防災ハンドブックが完成して町民の皆さんに配布されております。このハンドブック、多分担当した職員がかなりご苦労されて作られたことが私見ていてよくわかります。地区別のハザードマップ、それに加えて災害発生時の予備知識、さらには持ち出し備品のチェック表まで書いてあって大変見やすくて、しかも紙が簡易防水になっていて外に持ち出せるという優れた代物で、この職員は大変良い仕事をしてるなというふうに思います。このような立派なハンドブックを基に自主防災組織での日ごろの学び、訓練を継続していくことが必要だと思います。特に冒頭申しましたとおり、町内会での組織率というのは、まだ2割程度、重点を決めて、今年はこのような重点地区を決める。このようなことをしながら計画的に自主防災組織を作っていく、このような取り組みも必要だと思います。くどいようですが津波が来て逃げる時間最短で2分以内に行動しなければいけません。そのようなことも踏まえて、今後計画的に自主防災組織を整備していく、設立させていく努力をどうするのか、お聞きしたいと思います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
お答えをいたします。今、議員のほうからいろいろと例を挙げて取り組みに対して評価をいただきました。災害に強い地域、あるいは弱い地域で町民の危機意識に格差があるということは、これは事実だというふうに思います。町としては、津波あるいは洪水の浸水区域などを示した防災マップ等を各家庭に避難場も当然示してございますが、各家庭に配布をして災害発生時に活用いただくようにということで取り組みをしております。自主防災組織について、申し上げますと、非常にこれは議員の皆さんの努力もあるんでしょうが、議員の出身の町内会、これは随分ご理解をいただいて組織の結成が進んでいるように見られます。こうした町内会の方々のそうした危機意識、これは大変組織の結成の推進力であるというふうに考えております。町としましても、これからも一生懸命結成に向けた取り組みを強化してまいります。一気に全ての町内会に組織を作っていただけるとは思っておりませんが、しかし町民の命を守るという大切な組織になりますので、この粘り強くそうした意識の向上を図って、こちらからも働きかけて組織編成に繋げてまいりたいというふうに考えておりますことで、ご理解をいただきたいというふうに思います。
議員の再々質問 8番 横山一康
では再々質問をさせていただきます。町長今、危機意識は各町内会、人によって格差があるのが事実、聞こえようによっては、しょうがないというふうに私は聞こえたんですが、私はこの危機意識、当然なんです人間ですから、感じ方はそれぞれ違うと思うんですけど、これを是正していく、この危機意識が低い人に危機意識を高く持ってもらう、このように防災意識を高めていく取り組み、これをやるのが公助、町の役目だと思うんです。それを支えるのが自主防災組織だと思うんです。ですから町がきちんと責任を持って、再質問の際、私、非常に短い時間で津波が来る、雨だってゲリラ的な雨が降ってくる、こういうのがもう当たり前の時代になってるんですから、できるだけ町が主導を取りながら、このような組織を早く作っていくというふうな取り組みをしなければいけないと思います。町がまず町民に啓発活動していかない限り、待っていても自主防災組織はできてきません。それと自主防災組織、今13あるとお伺いしておりますが、町のこの地域活動推進事業、この事業も大変私いいものだと思うんですけど、このような取り組みもあって町もきちっと財政的にも補助してるんですから、その辺のPR、町長は連合町内会の総会ですとか、そういうところで興味があったところに説明するというふうに先ほど私お聞きしたんですが、そうではなくて興味がなくても、もっともっと町から積極的に出ていって、防災組織を立ち上げていく、このようなことにしないといつ災害が来るかわかりませんので、そこをもう少し迅速にやっていっていただきたいなというふうに願っています。あと避難行動要支援者計画、平成28年に作られたというふうにおっしゃってましたが、今回、熊本の豪雨では、その計画を作っていた施設でさえも被害を受けてるという事実があります。ですから個別計画、個別の支援計画というのは早く立てていかなければ、何かあった時では本当に取り返しのつかないことになります。私は町の役割というのは、町民の生命、そして財産を守ることが重要な役割だと思っておりますので、これも保健福祉課だけに任せるんではなく防災担当の総務のほうと保健福祉課がしっかり連携して、そしてその計画に魂を入れるのが自主防災組織になると思うんです。自主防災組織があってはじめて実効性のある計画となりますので、ぜひ自主防災組織の結成というものを真剣に町民に提案し結成してもらう、このような取り組みをスピーディーにやっていただくことをお願いしまして、私の質問を終わらせていただきます。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
お答えをいたします。ただいまの再々質問の中で、決してそうではなくて、町内会連合会ですとか、そういった町内会の集まりには、全て興味ある、無しにかかわらず自主防災組織の結成のお願いをさせていただいております。そういうことでご理解をいただきたいというふうに思います。今、個別計画を作っておりますが、これは災害弱者において人の手を借りなければ避難ができないというそうした方の特定、そして、そうした方を個々に誰が避難のお手伝いをするかと、これは1人ではなくて複数の人にお願いをしていかないと、居ない時に困るということになりますので、それもきちんと繋いでいくという作業を進めているところでございます。また避難をしていただく段階で時間がかかるという方が多いというふうに思います。したがいまして避難勧告あるいは避難指示で避難では間に合わないと。それから避難をスタートするのでは間に合わないということから、この個別計画の中では避難準備で高齢者等の避難を開始すると。したがいましてこの名前も避難準備高齢者等避難開始ということで、その避難をするタイミングにつきましても、しっかり明記をして実施をしていきたい。その共助の中で1番大事な避難の支援をする、そういった行動をとるための組織として自主防災組織の結成というのは大変大きな役割を果たすということになりますので、今後とも町としましては、この組織結成に向けてしっかり行動してまいりたいというふうに思っておりますので、議員からも一つそれぞれの町内会に対して機会がありましたら、ご協力いただきますようにお願いを申し上げて答弁とさせていただきます。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
この取り組みにつきましては、これは平成25年から取り組みを進めております。ですからもう随分この時間が経っております。毎年、毎回この話をさせていただいておりますので、多分町内会には、このことは届いているというふうに思っておりますが、今言われましたように、先ほど言いましたようにこれからもしっかりこのことについて取り組んでまいります。