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せたな町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月10日

せたな雅荘再開課題に対する町長の基本姿勢について

聞いた人
道高勉 議員
答えた人
町長 高橋貞光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 道高勉

それでは私は、せたな雅荘再開課題に対する町長の基本姿勢について質問をさせていただきます。旧3町合併後の平成24年度に開設された地域密着型せたな雅荘は、新町の将来における高齢化率の上昇に対応した高齢者が安心して生活できる介護福祉施設の環境づくりを目指して、特別養護老人ホーム29床の施設の整備拡充が図られたと私は思っております。しかしながら平成30年度末をもって北檜山恵福会の経営困難という諸事情により閉鎖されて以来、町と恵福会などとの間で再開に向けた対応策が図られてきましたけれども、現在においてもその見通しが立っていないことは誠に残念でなりません。閉鎖以来、このまま有効な手立てもなく雅荘が廃止されてしまうことは、高齢者、特に町民の皆さんへの介護サービスの低下、そしてまた介護福祉行政の今後の政策に大きく影響が及ぶものと考えるものであります。町長は雅荘再開に向けて今後、どのような施策と英断をもってこの課題に臨もうとしているのか、現在の状況を踏まえた町長の基本姿勢について伺います。①せたな町における特別養護老人ホームの利用者及び将来的見通しについて。②北檜山恵福会との再開協議における具体的な施策について。③道補助金返還問題への対策について。④介護職員人材確保対策として町の検討状況について。以上でございます。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

道高議員のご質問にお答えをいたします。1点目の特別養護老人ホームの利用者及び将来的見通しについてということで、まず利用者について、町内2施設の定員はそれぞれ50名で、11月末現在の入所者数は、きたひやま荘が満床の50名、大成長生園が48名であります。申込状況については、11月末現在で2施設合わせて50名程度になりますが、その内、すぐにでも入所したいという待機者はきたひやま荘が5名、大成長生園は14名との報告を受けており、合わせて19名となっています。将来的見通しということでは、町の介護サービス事業の見込みは3年間を1期として策定する介護保険事業計画により示すことになっており、特別養護老人ホームの利用見込みについても計画の中で示すこととなっています。計画は、ニーズ調査などから現状の把握、分析を行い、将来人口の推計から介護認定率や利用率を推計し策定することになります。当町の人口推計については、11月末の人口が7,577人、65歳以上の高齢者は3,530人で高齢化率は46.6%となっています。高齢者は3年前の2017年をピークに減少しており、5年後の2025年には、高齢者率は50%を超え、2人に1人は高齢者になるという推計が出されています。最近の傾向としては、都会にいる子供の近くや、より質の高いサービスを求めて町外の施設入所を希望する方も増えている状況もございます。将来的に町内の特別養護老人ホームへの入所希望者は減少するものと推測しております。次に2点目の北檜山恵福会との再開協議における具体的な施策についてということでありますが、事業再開にあたっては人材の確保をはじめ入所者の確保、収支不足など難しい課題はあると認識しておりますので、引き続き北檜山恵福会とともに検討を進めてまいります。3点目の道補助金返還問題の対策についてでありますが、北海道に対しては檜山振興局にイムスグループとの交渉結果をいち早く報告し、先日、担当職員と北檜山恵福会の事務職員とで直接伺い、今後の方向性などについても相談をさせていただいております。その中で、振興局としては補助金返還については、これまでと同様の考えで再開を目指し検討している間は、補助金返還を求める考えはないとのお言葉をいただいており、再開の方法についてもいろいろとご助言をいただき、振興局としても応援をしていくというお言葉もいただいております。振興局においても、事業再開にむけて真摯に受け止めていただいており、なんとかその期待には応えたいと考えております。最後に介護職員人材確保対策として町の検討状況についてでありますが、第3回定例会において道高議員から介護職員人材確保の取組に関する一般質問をいただきました。新規学卒者を正規雇用した事業者に対する支援として産業等活性化補助事業を実施していると答弁をしておりますが、現時点の実績といたしましては、介護事業者1件に対し補助金交付決定をしているところです。また新たに町内の介護保険施設等に就職するIターン、Uターン、新規学卒の介護従事者に対し次の3点を今検討しているところであります。1点目として、町内の介護保険施設等に就職する有資格者に対し1年ごと最大3年間助成金を交付する定住助成事業。2点目として、町内の介護保険施設等に勤務するため、町内の借家、アパート借り上げに伴う家賃の一部を最大3年間助成する家賃助成事業。最後3点目として、介護保険施設等へ勤務するために町外から本町に転入する際に生じる引越費用の一部を助成する引越費用助成事業。以上3点を更なる人材確保の対策強化として実施に向けて検討を進めているところでございます。そういうことでご理解いただきたいと思います。

議員の質問 6番 道高勉

町長の現在における基本的な姿勢、そしてまたこれから打ち出そうとする基本的な考え方について伺いました。先日開催されました総務厚生常任委員会、北檜山恵福会の理事長方を参考人としてお招きをいたしまして、その中で理事長から今の北檜山恵福会自体の人材不足、それと合わせた中での雅荘の単独での再度の再開、これについては無理であるという現状の本当に苦しい、苦渋の思いをお聞かせいただいたところであります。町長は先ほど、これからこういった特別養護老人ホームだとか介護施設の充足っていうものが将来的には減少するだろうと。確かにそういう流れになるかと思いますが、しかしせたな町の状況というのは、先ほど言ったように20年度、44%、25年には、さらに50%と、さらに25年は6割近くなるということの将来的な人口の見通しがあるわけです。そういう中で、私は、せたな町の合併当時の思いからすると、きちんとした基盤整備、不安のないように、先ほど町外のほうに、例えばそういう子供さん方とかがいるところに、都会に行くということがあるということですけども、私の間近にいる方々の高齢者の話を聞くと、やむなく結局行かざるをえないという、それが実態でないかと思うんです。やはり地元にずっと長年生きて暮らして、最後はやっぱり地元で生涯を終わりたいという、そういう話も聞いております。そういう面からすると、きちんとしたこういう基盤のものがせっかく作ったものを、こういう今の状況でございます、社会情勢も大変厳しい、介護の現場というのは大変厳しい、このせたな町ばかりでない。社会情勢というのは厳しいということは、全国的、全道的な展開だと思います。その中にあって、せたな町今目の当たりにしてこういう状況にあると。これを何とか私は恵福会と共にもう一回、本当に町長の勇断を持って、もう一歩進んだ中での対応策ということをしていかないと、恵福会ばかりでなくて、本当に大成の長生園の実態だとか、これからのことを考えますと、そういう介護施設が抱えている環境、こういったものも合わせた中で町がしっかりとしたビジョンを立てながら、それを守っていくんだということが町民の高齢者の皆様に対する安全安心に繋がると私は思っております。そういう面で、私は今町長が人材確保、入所数、収支不足これを検討したいということでございますけれども、恵福会の状況というのは、リスクをこれ以上かけられたら困りますよっていう話でございましたので、そこのリスクを町がどこまで減らして変わってそれに対応して何とかこの施設を守っていくんだというものが町として、やっぱりはっきり強く打ち出すべきじゃないかと思うわけでございます。その辺、町長が今、どういう覚悟で起死回生を図りながら、私はネバーギブアップだと思うんです。諦めてはいない。そしてまた道の補助金も町が旗を降ろさなかったらば、一生懸命そういう努力するならば待ちますよっていう、そういうアナウンスをされていると私は理解しました。そうなればこの厳しい現状を何とか切り抜ける方策を真剣に考えて、それを町民、私どもに打ち出してもらうということが必要でないかと私は思うわけでございます。それについて、まず町長のそういう政治判断的な考えをもう一度、恵福会に対してどう思っているのか。それをお伺いしたいと思います。そしてまた、対策に当たりましては、これは委員会のほうでは何回も言っているんですけども、これは超緊急事態、最重要課題として町の対策室、介護問題、この恵福会ばかりでないです。介護問題の継続、全体的なことも考えた中での対策室を立ち上げながら、これにはやっぱり町長の右腕である副町長が対策室長になって、そして職員を動かしていくと、政治的な判断もありますので、そういうことで対策について考えがあるかどうか、その点お伺いしたいと思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

2回目の質問にお答えをいたします。ただいま道高議員からは、ネバーギブアップで頑張れという強い励ましのお言葉をいただきました。私も、そういう気持ちで取り組んでいるところでございます。これまでもお話しておりますが、この問題については、3つ、人材の問題、収支の問題、入所者の問題と、この3つの課題がございます。これをしっかりどうすればクリアできるのかということをこれから詰めていかなければなりません。現在、総務厚生常任委員会の調査案件ともなっておりますし、こうした議員の皆さん方からも意見をちょうだいしながら、町としてどこまでやるのかということを見極めていかなければならないというふうに思います。先ほどの質問でもお答えしましたが、人材の問題については、今対策を打つと、これで何とか解決に向けた取り組みをしてまいりたいと。収支の問題、当然収支の問題というのは大きいわけでありますが、これについてどの程度の支援が必要かということも、これから詰めていかなければなりません。それから、最後はなんと言ってもこの入所者の問題、この問題については、先ほども大都市のほうに子供の近くで最後そうしたいという高齢者もいます。またサービスの行き届いたそういう施設に入りたいというニーズもございます。したがいまして、こういったことを総合的に考えますと、家族や入所者から選ばれる特老っていうことでなければ、なかなか入所者の確保は難しいというふうにも考えております。こうした3つの問題を総合的にどう解決していくかということについて、これからも議員の皆さんのご意見も、もちろんいただきながら恵福会としっかり検討してまいりたいと考えております。

議員の質問 6番 道高勉

今町長からまた恵福会との協議についてのお話、これ3点ありました。今1番、恵福会で最大の問題は人員確保であります。見通しが全くつかないと、いろいろな手を回していろいろ苦労されている中でつかないと、そういう中にあって私どもはこれはもう無理かなという、本当にそういう悲しい思いもしながらいるわけですけれども、先ほど町長は人材確保対策として3点言いましたけれども、これが今、本当にすぐ身になる対策なのかなと。すぐに身になる対策として何かしないと、これは現実の問題に対応できる、解決できることにはならないと私は思うんです。本当に雅荘というものを、そしてまた恵福会の運営といいますか、そういった課題の解消をこれは私も何回も今まで言ってましたように恵福会だけの問題でなくて、これは本当にそういう手を差し伸べていかないと、本当に恵福会、母体自体も四苦八苦だという話ですから、だからこれは本当にこの人員対策について、この3点これ悠長してられないと私は思います。ここでさらなる政治決断、判断こういったものの考え方が町長はないのかどうか、これで何とかやっていける見通しが立つんですかとなった時に、これは本当に旗を降ろさないうちは補助金問題がっていうことの話ありますけども、やはり町としてそういう取り組みを本当に強烈にやっているんだと、精力的にやってんだということでネバーギブアップと言いましたけれども、しかしそれのための対策として、もうちょっと強い施策というものが必要でないかと。ただダラダラ延ばされても困るということです。だから大きなこれだけの町民の間にもかなりいろいろな意見、新聞も報道されましたので、いろいろな町民からの話もきてます。私はだから何とかこれは町長の英断、決断を持った中での取り組みというものは、それがないとこれは打破できませんよということは知っているんですけれども、そういうことを期待しながら3回目の質問とさせてもらいます。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

この問題につきましては、これまでも財政支援等含めまして、相当の金額あるいは人材確保対策につきましても、さまざま恵福会対してアドバイスをさせていただいております。この間の総務厚生常任委員会の調査の中でも恵福会から話されておりましたが、人材確保における学校の訪問、ホームページによる募集、人材派遣会社への依頼等々これらは町からアドバイスしたものでございます。そういうことでいろいろ努力をしてきております。先ほど、3つの課題があると。これを解決クリアしなければならないという話をさせていただきました。町としても何とかしたいという気持ちで今取り組んでおります。ただ、やはり経営されるのは恵福会ですから、町だけが何とかしたいということでは解決に繋がりません。恵福会も何とか頑張りたいということで、お互いがその中でどうしたら頑張れるのかということの詰めをしていかなければならないなというふうに考えているところでございます。こうしたことについて精力的に頑張ってまいりたいというふうに思っております。

出典:せたな町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月10日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる