八雲町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月10日
酪農担い手確保手段は
- 聞いた人
- 横田喜世志 議員
- 答えた人
- 町長 岩村克詔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 横田喜世志
議長。
議員の質問 4番 横田喜世志
早速、質問に入らせていただきます。酪農担い手確保手段はと題しまして。8月 10 日の総務経済常任委員会で報告があり、8月 11 日付道新に研修牧場開設と報道されています。これも一つの手段だと思いますが、人を育てることを重視することであれば、現存する農家、法人に研修することで事足りるのではないかと私は思っております。例えば、以前農家頼みの実習では無い方法で、宿泊研修センターなる所から実習に出かけて学習することで、メガファームから家族経営までの研修ができるのではないでしょうか。今回の総務経済常任委員会で報告された研修牧場構想なりについてお伺いしたいと思います。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
横田議員のご質問に、お答えいたします。研修牧場は、いわば酪農専業の職業学校であり、酪農で就農を志す研修生を通常2年ほど牧場内で生活させ、実際に牛の世話をしながら、技術や経営のノウハウをトレーナーから学び、場合によっては必要な資格を取得するなどしながら、卒業までに自分の就農する農場を近隣で探すというもので、道東を中心に現在 10 か所程度稼働しております。この研修牧場を八雲酪農の入り口にするため、そのコンセプトを8月 10 日に開催されました総務経済常任委員会に担当課よりご報告し、検討の開始を了解していただいたところでございます。当町における新規就農希望者の研修は、議員ご指摘のとおり、農家頼みだった面が多々あり、農家住宅への住み込みが受け入れ側も研修生側も、拒否感が強くなっている現在において、特に住居と牛舎が近接していることが必須の酪農では、思うように研修生を受け入れることができなくなっております。そこで、当町におきましても、道東で目覚ましい実績を上げている研修牧場を設置し、地域に一人でも多くの研修生を迎え入れる仕掛けを作ることにより、この研修牧場を将来的な当町の酪農経営の安定を図る農業政策の柱として育てていきたいと考えておりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
議員の質問 4番 横田喜世志
議長。
議員の質問 4番 横田喜世志
今の答弁の中にもありますように、農家頼みの実習なり研修なりだったという部分。ここの部分は各農家さんにも負担が行くし、なおかつそこで研修をしている方々もやっぱり微妙な生活上の問題やらがあったことは私も聞き及んでおります。なので、そこに農家さんに負担をかけない方法というものがあるのではないかと私は思っております。その分を十分検討したのかどうかという部分を聞かせていただければと思いますし、研修牧場の構想自体を全否定するわけではございません。おっしゃられている通り、上手くいくだろうというのもありますけれども、現実利益が出なければなかなか研修生なり実習生なりを育てるというところへ、先ほどの赤井議員さんの答弁にもありますように、人を育てるということはお金と時間がかかるということなので、これは研修牧場としても利益が出なければそこにお金を投入できないという部分もあると思います。現実に八雲でも行われているメガファームなりのところは、軌道に乗るまでそういう利益を出せないというのは知っていらっしゃると思います。その間、軌道に乗るまで、要は受け入れはやっぱり難しくなるんじゃないかと。その分、研修に対して遅れが生じるのではないかと、私は思っております。そこで、先ほど言ったように町が宿泊研修センターなるものを設置すれば、そこから実習先へということを考えれば、今すぐにでもというか、いろいろな会館なりそういうところもありますので。そういうのを活用すればすぐにでも出来ることがあるのではないかという思いでいます。研修牧場については、例えばそこに研修生用集合住宅を併設すると書いてあるところに、私はちょっと問題があるのかなと思います。実際、この研修牧場の立地を考えている地域にあります北里大学の実習牧場でも、現実、町の中から従業員が通っているということもあります。寝食を共にして云々という部分も先ほど農家頼みの部分で言っておりましたけれども、そういうのを結構嫌う世代が今の時代であると思いますが、その辺を研修牧場についてはどうお考えなのかもお聞きしたいと思います。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
それでは、横田議員の再質問にお答えいたします。本当にこの、先ほど横田議員から実習という言葉が出ました。研修と実習というのは、私は違うものという認識をしております。今、町が考えている牧場は研修の牧場であります。八雲町もその国の事業に乗りまして都会から働く人を探すということで、リプモという政策をしながら進めてまいりました。昨年も一定程度の実績は上がりましたけれども、なかなかこの研修に行っても迎えられる農家の方々も少ないと。さらにはその傍に建物を建てるのがどうなのかということもありますけれども、臭いの問題等々もあります。確かに、この研修と実習は違いますけれども、この研修においてはしっかり、やはり横田議員も農家の生まれ、農家で育った方でありますので分かっていると思いますけれども、私も酪農家の家に遊びに行くと本当に牛の乳のにおいや牛糞のにおい等々がして、最初はおやと思いますけれども、人間というのは不思議なもので慣れて、十分そこに対応できるものと思っております。この実習、研修ということ、さらに言葉があれですけれども、人を育てるにはお金もかかることで、しっかりと、さっき牧場を経営出来て利益が出るのかと。我々が今考えていることは町設で考えております。これは国と道の力も借りて町で建設。これはいろんな補助等々も考えておりますので、必ず今の農業体制であれば利益が上がってくると。この利益を研修にあてていくと。研修にあてながらその研修をしていく人を育てていくと同時に、余っている利益で家族農業やそういうのを支援したり農業振興にも使っていく、持続可能な仕組みを作っていくということを今一つ考えております。それにはやはり、今牧場の近くでしっかりとそこに建物を建てて、確かに横田議員おっしゃるとおりですね、なかなか酪農家のにおい、いろんな問題がありますので。でも初めからその場所で暮らしていただいて、においやいろんなものを体験して研修していただいて、そこから2年経った後には各農家に実習ということも考えられるでしょう。これは研修の中でも実習は入ってくるものと思っておりますので、これはあくまでも持続可能な仕組みを作っていくということを今考えております。もっと大きくお話をしますと、先ほどからも話をしておりますが、私は八雲町に、人を育てる、人材を育成できる仕組みを作ろうと思っております。それもずっと町がお金を出すのではなくて、事業をやりながら利益を出たものが回していける、持続できるような仕組みにしていく。今は農業が第一歩であります。次は今、商業を考えております、次は漁業、林業も、今日は森林組合の組合長さんも来ておりますが、これからは林業とも民間ともタイアップしながら林業もきちっと利益で人材を育成できるような仕組み。先ほど赤井議員から福祉の分野でも質問がありました。この福祉の分野は大変難しいのでこの辺も持続できる様な仕組みを今考えながら、今一歩はまずは農業だろうということで、たまたまその一部の地域の人達の農家の人達が我々の力が足りないんだということと、農協と農家の方々と協力し合って研修的なものが出来るのではないかという事で今進めていて、事業化に向けて誠意努力しながら関係団体と協議をしながら進めているところで。あくまでも、町は1回お金を出すけれども、利益で持続していくんだという仕組みを作っていくということであります。本当にこの農業に就いていく人は大変難しい問題でありますけれども、先ほど答弁でもお話をしましたけれども、道東ではそういう研修をする人がですね入ってきていると。それから研修をしながら、実習または就業していくという仕組みも少しずつ出来上がってきますので。道南では初めてということでありますので、やはり道南の酪農の発祥の地ということで、八雲町はここで一生懸命頑張りたいと、これが一歩ということで、ご理解をお願いいたします。
議員の質問 4番 横田喜世志
議長。
議員の質問 4番 横田喜世志
要は、そういう道東の方での実績を踏まえて、道南の酪農の発祥の地である八雲っていうのも、だからその一つの手段だと言っているわけですけれども。その中でも一つに頼るのではなくて、いろいろな方策があるし、やっていけるのではないか、やっていかなければならないという部分もあると思うんです。それで、要は宿泊研修センターになるという言い方をした訳ですけれども。例えば、その研修牧場の中で、農業系高校、大学の学生実習受け入れという項目もありますし、社会人向け短期就業体験プログラムとかも書いていますけれども。こういう部分も要は研修牧場に全部そういうのをやらせるというのも語弊がありますけれども、そこから農業に関しての部分を全部ここに担わせるというのは、ちょっと負担が大きいのではないかと私は思うわけですよ。そこで、ここに実質運営していく主体者、基本的には参加する農家の方々でしょうけれども、その方々にやっぱりスキルがないとって私は思います。既存の例えば予定している地域の人からすれば、メガファームというか搾乳ロボットを使って 500 頭、600 頭飼って 2、300 町の草地を管理してっていう規模が、基本的には初めてな人たちですよ。農家経験はあるけれども、実際つい最近開設した学林ファームでのこともありますけれども。まあ、人は慣れると言えば慣れるのかもしれません。でも、そういう人を育てるためのスキルという部分は、そこの運営主体である元農家さんのスキル次第ではないかなという部分がちょっとあります。その中で例えばというか、そういう教えられるスキルを持った人を配置できるのかどうかだとか、それからそうやって運営を主体とする人たちがスキルアップ出来るのかどうかとかっていうところの懸念があります。そういうスキルをもった人を確保するというのがあるのであればいいんですけれども、この計画の概要の感じでいけばそういう感じも見受けられないと。で、いろいろとヘルパーを育てるだとか、実習させるんだ、研修させるんだとかというのも書いてありますけれども。それらをやっていくためのスキルが必要なんですよね。そういう人たちを配置できるかどうか。要は、町設って言っているだけなので、運営自体はその人方任せになりますよね。だから、そこでそういう人達を育てられるかというスキルの問題なんですけれども。そこら辺はどう思っていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
横田議員のご質問にお答えします。最初の研修センター、この研修センターはですね、例えば町が設備したら運営は誰がするんだと。農家が運営していくのか。先ほどから私は行っておりますけれども、その研修センターにしろ、宿泊センターみたいなのもですね、維持費等々がかかります。これは未来永ごう町がお金を出すということではなくて、やはり牧場を経営している浮いたお金で経営をしていくということをやっていくということです。横田議員はそこでそれをやれる人が今の牧場でいるのかと。これは今も農家の方々と再度ですね、何度もお話をしております。ただ一つの例をあげるとですね、野田生地域に先進的にやった牧場があります。この方も決して、私の同期でありますけれども、それこそ子どものころから大変仲の良い、本当に能力があったのかなんていうことを私も思いながらですけれども、今立派に経営しているということであります。これはなかなか、今の農家の人達が出来るのか出来ないのかということは本当に計り知れません。ところが、これからやる牧場については、代表者もしっかりと経営能力のある先見的な人、さらには牧場長についてもそれに相応しい人をしっかりと据えてやっていくということで、今計画をしております。具体的に、誰をどこにという話は出来ませんけれども。今のところ優秀な方を引っ張って来ようということで、今考えているということで計画をしております。これはあくまでも先ほどから言っているとおり、あくまでも主体となる農家の方々とじっくりと話をしながら進めているところで。確かに横田議員さんおっしゃっていることも可能かもしれませんけれども、私はやはり利益が出たものをきちっと回していって、継続していく。1回町が出すと、そこからどんどんまた農家が増えていくよ、それは八雲町に限った事ではなくて、この地域全体を考えております。今、八雲町だけでこの牧場を経営しようと思ってはいなくて、ある町とも連携をしようということで、今話し合いを進めながらいます。まだまだこれも発表できませんけれども、八雲町だけではない酪農地帯の育成。先ほど言った個人の農家が研修した、実習した人を他所に行かれるということは大変厳しいことで、私も会社をやっている時にせっかく人を育てても他所にとられたと、いやいやせっかく育てたのにいろんなことが起きる。ところが、町がきちっと政策的にやったもの、お金を出したもので、例えば町が育てた人が、例えば横田牧場に行きました、ああ良かったなと。佐藤牧場に行ったな良かったなと。いや隣の町にも行ったぞ、ああ良かったな。農業の人が育つということは地域にとって大事なことで。個々の農家がなかなかそこまで行けないということで、今回の研修牧場の計画をしてこれから地域の人の育成をする、人を育てる本当にとっかかり、一番目としてやりたいということでありますので、ご理解をお願いいたします。
議員の質問 4番 横田喜世志
議長。
議員の質問 4番 横田喜世志
要は持続させるためにそういう牧場の利益を使うと。町費はずっと使わないという観点からすれば、私の宿泊研修センターなるものは却下というお答えになってしまいましたけれども。どうしても私は、例えばここで宿泊研修センターなるところをというのは、町で運営してでも、先ほども町長が言われたように農業を足掛かりに他の産業へということがあるのであれば、例えば町運営であっても、次の、農家にある程度実績が出来たのであれば、次の商業なり漁業なりのセンターに使ってもいいんじゃないですか。それだけの投資をして、なおかつ八雲町にいていただいて、経営していただければ税収もありますし、可能かなと私は思って今回の質問にさせていただきましたけれども。そういうところを少しでも汲んでいただいて、今後の施策に少しでも入れていただければ嬉しいです。そういう気持ちはございませんか。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長、町長。
町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
横田議員おっしゃるとおりですね、ただ研修については、私は研修はですね、やはり研修する場所の近くと。横田議員とはちょっと意見は同じようです、確かに目指すところは私は同じだと思っております。ただ、今言った通り農業だけではなくて、研修した後の住む場所、これは民間のアパート等々もありますので、そのアパート等の経営者もたくさんいらっしゃるので、その方々と協議もしなければなりませんけれども、特に熊石地域はそういうアパート等が少ないので、そういう実習的なものができ、またそこに定着する人がいるのであれば、やはり働く人の住む場所も考えていかなければならないだろうと。先ほど国立病院跡地の全体的な計画の中にも、あそこには住居もたくさん持っておりますので、その辺も含めてこれから皆さんと一緒に検討をしてまいりたいと。農業だけとか漁業だけとかではなくて、あくまでも研修のできる家といいますか、宿泊所といいますか、大いに検討する値があると私は思っておりますので、どうかこれからも横田議員にはいろんな立場で我々にも意見をいただいて、より良いものを作っていきたい、そういう思いでありますので、よろしくお願いいたします。
議員の質問 4番 横田喜世志
議長。
議員の質問 4番 横田喜世志
まあ、意見をいただきたいという言葉をいただいたので、これからもそれなりの意見を言わせていただきたいと思います。これをもって質問を終わります。