みんなの議会

厚沢部町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月9日

防災対策について

聞いた人
中山俊勝 議員
答えた人
町長、副町長、総務政策課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 中山

それでは、2点目の質問をしたいと思います。防災対策についてでございます。最近の異常気象により、災害の発生が非常に懸念されます。次の質問に対して、所見を伺いたいと思います。まず、1点目です。厚沢部川水系河川の現況工事状況と今後の工事計画はどのようになっているのか、教えていただきたいと思います。次に、2点目、糠野川の河川改修はどのようになっているのか。3点目、厚沢部川水系(厚沢部川・鶉川・安野呂川)における洪水浸水想定区域図を踏まえての、住民の避難体制とその周知方法や避難所の設定をどのように考えているのか。最後に、非常食対応はどのようになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。

町の答え 町長

防災対策についての質問であります。1点目の厚沢部川水系河川工事状況と今後の工事計画については、道の函館建設管理部によりますと、厚沢部川本流は、これまで安野呂川合流点までの河道掘削を実施し、今年度は安野呂川合流点から俄虫橋上流及び松園橋の付近まで、掘削や護岸工事が実施されます。安野呂川は、町河川の徳太郎川の樋管・護岸工事に着手したところでございます。新年度については、厚沢部川本流では、俄虫橋から松園橋の上流まで掘削や樋門工事と、安野呂川では、徳太郎川の樋門の完成とその周辺の築堤関係及び河道掘削が予定されております。再来年度以降も厚沢部川及び安野呂川の上流に向かっての河道掘削を予定しているところであります。2点目の糠野川の河川改修については、今年度、糠野橋から上流の用地測量等を実施したところであります。河川内に一部民有地がありまして、新年度には用地交渉を進めながら、上流部へ向かって暫定掘削を進める予定であります。再来年度以降は、順次掘削工事を進める予定となっております。3点目の厚沢部川水系における洪水浸水想定区域図を踏まえて、住民の避難体制とその周知方法や避難所の設定については、現在のハザードマップは、おおむね50年に1度の24時間総雨量160ミリを想定したものであります。昨年、北海道が1,000年に1回の24時間総雨量333ミリを想定した洪水浸水想定図を公表したことを受けて、新年度はハザードマップの見直しをする予定であります。道が公表しておりますハザードマップは、河川の越流によって本町の避難所はほぼ全て冠水する想定となっております。ハード整備が追いつかない中で、ハザードマップの見直しを図り、ソフト面での日頃からの防災意識と災害への心構えを喚起するものであります。住民の避難体制はこれまで同様に、消防防災無線や広報車、ホームページ、Lアラートで住民に周知し、避難弱者といわれる高齢者など要支援者は優先に、浸水規模に応じて安全な避難所へ誘導する体制を取っております。しかし、1,000年に一度の洪水で避難所が浸水してしまうような場合は、とにかく高台への避難をするよう誘導することとしております。災害の発生を完全に防ぐことは不可能でありますが、被災しても人命が失われないことを最重視して、経済的被害ができるだけ少なくなるよう減災の考えを基本として、町民が自らの安全を自らで守ること、地域住民が互いに助け合うこと、町、北海道、防災関係機関が連携して対策することがそれぞれ効果的に展開されることが大切であると、こういうふうにも思っております。4点目の非常食対応でありますが、現在備蓄しているものは、長期保存パンが1,350缶、アルファ米いわゆる乾燥米が280食、飲料水500ミリリットルが1,450本。長期保存用ではありますが、賞味期限が5年となっておりまして、備蓄計画に基づき、補充更新をしてまいりたいと考えております。今後も町民の安全・安心なまちづくりのために、財政状況を考慮しながら、防災の取組を推進していきたいと、このようにも考えております。以上です。

議員の質問 中山

まず、1点目ですけれども、これは今の堤防の工事というのは、この24時間雨量で何ミリまで対応できるのか。当初、厚沢部川の河川改修は24時間でこの今の160ミリで満水と、洪水が起きるよという築堤です。現在の行っているこの工事でどこまでカバーできるのか、この辺について知っていたら教えていただきたいと思います。

町の答え 副町長

先ほど申されたとおり、160ミリの雨に対応した10割断面で、今、進んできているところでございます。

議員の質問 中山

副町長、最後の議会ですので、もう少し答弁していただきたいと思いますけれども、ならば、今ハザードマップを改訂しようとしています。これは1,000年に一度というのは、我々も全然誰も分からないような状況の中での洪水マップです。これは、そうしたら全く、これ皆さん見て分かっていると思いますけれども、全く厚沢部町が全部ないような状況になってしまうわけです。ですから、それであれば、やはり今からあの工事ももうちょっとやっぱりきちっとかさ上げするとか、堤防かさ上げしていないそうですので、なぜかさ上げしないのか。全然ほかへ持っていって投げている状況で、なぜそういうことをしないのか。その辺についてはどう説明を受けていますか。

町の答え 副町長

160ミリの雨の想定だったわけです。それが今333ミリという倍以上の想定になっているわけです。ということは、堤防も倍必要になってくる、それこそスーパー堤防以上の堤防が必要になってくるということで、これはもうはっきり言えば、現実的なものではないわけでございます。ただ、考え方として、これだけ皆さん想定以上の雨が降ったときには危険なんだと、いわゆるソフト対策のためのハザードマップであるというふうに考えていただければと思います。

議員の質問 中山

このマップは何ミリの対応ですか。

町の答え 総務政策課長

現在のハザードマップは50年に一度の160ミリを想定したハザードマップです。

議員の質問 中山

私は河川改修の期成会長をやっていましたので、最初は70パーセントの状況の中での河川改修、100パーセントでやる場合は築堤の中のほうの部分をきれいにすると。ですけれども、自然保護団体なりの非常に反対に遭いまして、今の現状です。今は300ミリというのは、町長、簡単ですよ、異常気象の中では。それであれば、もうちょっとやっぱりこう大きくやれないものなのかなと、幾らかでも堤防のかさ上げをするとか、そういうことをやっぱり要望して、せっかくあそこからダンプで投げるんでなくて築堤にするということが必要でないかなと思うんですけれども、それについては後でぜひ要望していただきたいなというふうに思います。当時は安野呂川のほうには行かないというふうなことだったんですけれども、工事起きてから安野呂に今度入ってきたんですよね。この徳太郎川というのはちょっと聞いたことがないんですけれども、どこの辺のことを言っているんですか。

町の答え 総務政策課長

太鼓山スキー場のところから、今の処理場の前を通っての川になります。

議員の質問 中山

あれを言うんだ、分かりました。あそこがちょうど今回の工事起きた上流ですね。安野呂川の中にはぜひやっていただきたいというところがあるんです。ということは、堤防のないところがあるんです。そこをやはり先に、安野呂川に入ってやるんであればそこから手をつけてほしいなと。堤防がないものですから、大きな雨が降るとそこから洪水が起きるというようなことなので、その辺はこれから要望する中で、ぜひともその堤防の切れた地点、これを先にやっていただくというふうにしていただきたいと思います。これは糠野川なんですけれども、さっき言ったように大変もめた川です、これ。やるのか、やらないのか、反対がすごくて。私もそのとき出ていたし、副町長も出ていたんです、実は。オーケーサインが出たんですけれども、そこからまたまた進まなくて、ようやく今回オーケーサインが出たということですので、これは副町長の置き土産でぜひとも早急に。これやっぱり困っているわけですよ、一番困っているのは一番上の樋門のある川になっているところが非常に困っていますので、なるべく早く工事をしていただきたいというふうに進めていただきたいと思います。今度ハザードマップを作るということに当たって、どの程度の降水量で設定しようと、作り変えようとしているのか、その辺について、まず説明していただきたいと思います。

町の答え 総務政策課長

先ほど、町長からの答弁もございましたけれども、現在の160ミリの倍程度の333ミリ、24時間総雨量を333ミリと想定した、道が公表している浸水想定図に、それにプラス、道で公表しているのは道河川の厚沢部川、それから、安野呂川、それから、鶉川ですか、この3本が想定で公表されておりますけれども、町で考えているのは、それプラス、道河川、町河川、それぞれ本流からまた枝分かれしている河川があるうち、特に住居が点在しているようなところの河川を抽出しながら、それに付け加えたハザードマップを作成したいと考えております。

議員の質問 中山

そこで、さっき町長の答弁であったんですけれども、333ミリ降ると厚沢部町はなくなるよというような答弁があったんですけれども、そうなったときに、今回のハザードマップを作るにおいての避難所の問題というのは非常に大きい問題なんですよね。どこに避難所を設けるのか、この答弁では山さ逃げなさいということなんですけれども、それじゃちょっとやっぱり町民は、俺みたいな足の悪い人は逃げられないですよ。そうした場合には、果たして、どういうような周知方法ですね、どの段階で住民を避難させるのかというのが一番大事だと思うんです。その周知方法をどうするのか、これはどのように考えていますか。避難場所と周知方法を、今現在考えていることを教えていただきたいと。

町の答え 総務政策課長

まず、想定図の話になりますけれども、想定図につきましては、一応時間経過を関係なく、マックスでそのような状況になると、要はほとんど浸水してしまうような地図にはなりますが、要するに上流から下流に行くにしたがって時間のタイムラグといいますか、徐々にこう、当然上流のほうはだんだん引けてくる、下流のほうはその時間を追って浸水がこう広がるというような、そういう想定になりますので、まず、河川の上流のほうの状況を見極めながら、避難誘導をしてまいりたいなとは思っております。ですから、当然下流のほうに行くにしたがって流域も多くなるわけですし、その辺も見極めながら、いずれにしても一気に全地域が上昇するとは考えておりませんので、まず上流のほうから、また、それでも間に合わない場合は、とにかく高台のほう、垂直避難だとか高台のほうに避難してもらうということになろうかと思います。時間的余裕がある場合につきましては、町の広報車なりというのもありますけれども、もう緊急を要する場合はLアラートというものがございますので、Lアラートで、これはテレビ局さんの、テレビにこう画面上に出るようなシステムがございますので、そういうものとか、後はホームページ、それから、聞こえないという批判もあろうかと思いますけれども、消防の吹鳴装置を使いながら周知を図ってまいりたいと。特に避難段階においての高齢者などの要支援者、そういう方々については1ランク下の段階、要するに避難準備の段階から避難誘導するようなことを想定しております。

議員の質問 中山

今回の予算の中に、消防防災無線が入っていますけれども、かなりの額の金額があるんですけれども、これで例えば周知というのはできないんですか。

町の答え 総務政策課長

今、消防で設置している防災無線、うちで今回予算を見ているのは、防災行政無線ということで、うちのほうで今回、アナログからデジタル化に変わるということで、アナログ方式からデジタル方式に変えるという今回予算計上をさせていただいております。今回の無線につきましては、現在、移動系ということで車だとか、それから、トランシーバーのような形になっています携帯用のものと、それから、肩から下げられるショルダー型のものがありまして、それらのアナログからデジタルに変更しようとするものであります。ですから、今、鶉の高台のほうに中継局が1基ありますけれども、それを生かしながらアナログから地デジに変えようとする工事であります。

議員の質問 中山

この前の中学生議会を聞いていても、中学生までもが避難所の場所が分からないと。今までやはりうちの町として避難場所の設定、これも問題があったのかなと思うし、それと、住民にどうやって周知するのか、この方法がきちっとしていないというところが住民が心配でないかなという、そういう普段やっぱり学校なり、教育長の施政方針にもありましたけれども、そういう中できちっと子供たちにでも、それから、地域の住民に対しても、どういう段階でどう逃げなきゃ駄目なのかということをやっぱり勉強させる、訓練させる、これが必要でないかなと思いますけれども、町長、よく町長は町内会でやれというようなことを言われますけれども、我々もこれからだんだん年を取っていって、限界集落になっています。そういう中で果たして対応できるのかどうかというのを非常に心配しています。そういう中で、やはり地域を守る、町を守るという中では、もうちょっとこう避難所の体制づくりというのは必要でないかなと思いますけれども、避難所の設定というのはどのように考えていますか。

町の答え 町長

今、避難所設定の推移だとか、そういうものの限界的なものの追加をしながら町民にPRをしようという状況でありますけれども、かつて厚沢部町というのは、今、中山議員が言われたように、各町内会でそれぞれ大きな災害対策、退避訓練をしたものである。例えば施設、国保病院の退避、特老の退避、こういう方々を町内会で退避訓練をすると、こういうのがかつて6、7年ぐらい前までは確かにあった。最近この訓練がなくなった。要するに皆さん方も御承知のとおり、厚沢部町の河川のあふれるというのがほとんどなくなった、これはどういうことかというと、鶉ダムができてから、この厚沢部町の河川災害というのは非常に少なくなりました。最後は、赤沼の、先ほど言いましたように、厚沢部中学校の対岸がハウス群のところが水につかったというのが、水があふれた最後の災害。そういう時期から今は全部改修が終わって、厚沢部町の方々は水に対する災害というのは非常に、言葉は悪いですけれども鈍感になったというか、ないんだよという、そんな感覚が強いんだと思うんです。確かに鶉方面の一帯は、木間内から鶉、厚沢部川の合流までは年に2回や3回必ずあった。それが今、一度もなくなった。何十年もなくなった。こういうふうな実態が、そういうダムの防災対策ができてきた、あるいは、河川改修の全面改良ができてきた。今の100パーセント断面というのは、要するに水の倍ものめる話になるわけですから、そういう中で実際の水害がなくなってきた、こういうのが今、現実的に町民は考えているんだろうと思います。今、この防災計画の図面を見ますと、川じゃないんです。今度は水ためが危険箇所だというふうな指摘がされてきています。上里の堤のダム、緑町のダム、ああいうところが決壊したら富栄がなくなるとか、本当になくなるかどうかは私は水の量からいけば不思議に思っているわけですけれども、そういうのが町民の方々はなかなか富栄の町がなくなるなんて考えようがないんだろうと思います。そういうふうな状況の中で、今やはり、たらればで悪いんですけれども、1,000年に1回もあったらどこへ逃げるのというふうな道しるべだけでも、やはり町としては各集落に必要であろうと、こういうふうに思う。だから、例えば赤沼なんていうのは、今はもう特老だとか保育所だとか、ああいう上のほうへ入ったら全く心配ないんだろうし、本町辺りは忠魂碑の上のほうに逃げたら何も心配ないんだろうし。ただ、やっぱり心配なのはそういう高台のない地域が心配、今のところは公共施設を全部充てておりますけれども、福島の災害のときみたいに、津波みたいに、公共施設がそのまま流されるなんていうこともあるわけですから。大槌町の災害が40人の子供たちが流されたこの問題も、今、昨日からの裁判沙汰になっていますけれども、そういうことが起きてくるので、厚沢部町においてもそれぞれの地域に、少なくても3地域にある程度の、万が一のときはこちらに退避してくださいというふうな場所の設定は必要であろうかと、こういうふうに思っているところです。これからのマップの進めの中で、やはりそういう場所が町内の中でも必要であろうと、こういうふうに思います。特に今、当町では美和を抱えております。美和なんていうのは一番低い場所ですから、そして、年間16メーターも海が陸を攻めているんだそうです。南極の氷が解けて、どんどん陸地がなくなっているときに、やがてあの辺もどうなるのかという心配を持ちますけれども、そういうことも含めて、地域ごとにそういう避難所の、人間の避難する場所、位置を設定すべきだなと、こういうふうに思っておるところです。住民の考える心配さと行政の考える心配さとは若干乖離はありますけれども、いずれにしてもそういう場所が必要であろう、こういうふうに思っております。

議員の質問 中山

今、町長の説明あったとおり、鶉ダムができてから、大変鶉地区においては洪水がなくなったわけですので、逆にこういう大雨が降った場合に、ダムの放水になったときに逆に心配なところはありますので、その辺のところも考慮に入れて避難場所の設定、それと、一番に私はやはり周知だと思います。早く逃げるという、これをやっぱり徹底した中で進めていただきたいなと。最後になりますけれども、この非常食対応ですけれども、まず、パンと米ですけれども、あと、水もあるんですけれども、ちょっと量が少ないんじゃないかなという感じを受けています。それと、もう一つ、給食センターの動きというのは、この場合にどう動くのか、この辺についての対応もお聞きして、最後にしたいと思います。

町の答え 総務政策課長

現在のところ、給食センターでは炊き出し機能が500食が可能であるということでございます。ただし、じゃ、センターにどれだけ保存食があるのかと、実際今のところ給食センターには保存食なるものがありませんので、うちで今保存しているパン、それから、米、それから、飲料水などを活用してもらうと。ただし、いつ起こるか分からないので、その段階で例えば米なり、それから、食材が給食提供用で備蓄されているものがあった場合はそれを活用してということで、今考えております。また、先ほど少ないんでないかという御指摘がございましたけれども、一応、今、西暦2023年までの計画ではおります。この中でおおよその人口の5パーセントないし、それの3食程度を備蓄計画の中で想定して、これだけの量を確保しているということでございます。

議員の質問 中山

どちらにしても防災というのはいつ来るか分かりませんので、その辺を十分に踏まえた中で策定していただきたいというふうに思います。今後に期待したいと思いますので。どうもありがとうございました。

出典:厚沢部町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月9日 議事録 PDF(67ページ) 間違いを知らせる