みんなの議会

厚沢部町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月8日

本町農業の生産販売高実績の推移と展望について

聞いた人
山崎孝 議員
答えた人
町長、税務財政課主幹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 山崎

それで3番目に入ります。

議員の質問 山崎

はい。

議員の質問 山崎

3番目の質問に入ります。本町農業の生産販売高実績の推移と展望についてであります。厚沢部町農業生産販売高の推移を見ると、昭和59年から令和元年まで36年間の実績ではありますが、平成3年の面積3,040ヘクタールで48億9,000万円が最大のピークでありました。令和元年では、面積が2,769ヘクタールで29億円であります。大変急激に販売高が下がった状態であります。このような状況変化をどう認識しますか。人口減少とともに、本町の農業が弱体化したということではないでしょうか。大変危惧するところでもあります。農業の状況変化と展望について、所見を伺います。

町の答え 町長

山崎議員の3点目の質問でありますが、厚沢部町農業の生産販売高の実績、推移、本町農業の展望と、こういうふうな大きなテーマの中での質問であります。過去からの実績を比較すると、JAの資料では面積及び販売高の推移は、ピーク時と比較し減少しているのは、これは事実であります。まず、過去と比較して特徴的な変化は、以前は販売高が大きい野菜の作付が盛んでありましたけれども、現在の農家数の減少により、1戸当たり作付面積が拡大することに伴って、例えば麦の作付、生産が大きく伸びておるところであります。このことによりまして、販売高は減少しておりますけれども、交付金の補塡もありまして、1戸当たりの農業所得は向上していると、このようにも推測しております。また、面積の減少は、飼料用作物の作付拡大、皆さん方、近傍の農地にしても、牧草畑にかなりの面積が増えてきている。この牧草畑は飼料作物の作付拡大によって農協の資料では作付面積に表れてこない、こういうのが減少しているところであります。町全体の耕作面積が大幅に減少したものではありません。このように、生産者の皆様がより高い所得を目指して経営の工夫をすることによって農業の状況変化が実績に表れたものと考えておりまして、厚沢部町の農業が弱体化した、そういう認識は持っておりません。また、今後の展望についてでありますけれども、人口減少や高齢化に伴いまして、農家戸数の減少は今後も続いていくと、このように思われます。農地の集積・集約化や生産基盤の強化を目的として、道営の基盤整備事業や農地耕作条件改善事業による暗渠排水整備等に引き続き取り組む必要があると、このようにも考えているところであります。また少ない担い手に多くの面積が集約されていくことは避けられないことのように思いますが、今後も農作業の合理化や農家の労働環境の改善など、大規模化に向けた取組が必要となります。直近の厚沢部町農業の動向としては、GPSガイダンスの導入によるスマート農業の普及、新規就農者の参入、農作業アルバイトによる労働力の確保などなど、新たな取組も進んできております。いずれにしても、農業は厚沢部町の基幹産業でありますから、農業・農村を発展させるために何を行うべきかということを基本に、安定生産、農業所得確保、原点を忘れることなく、今後の農業政策を展開しながら、未来の農業をデザインしていく、これがこれからも必要であると、このように考えているところであります。

議員の質問 山崎

それでは、厚沢部町の生産販売高推移というのは、もう59年から長い実績を集計したものが、皆さん実は一緒に町長のほうでも御覧になっていただいているというふうに思いますけれども、今言いましたように、平成3年が約49億円、売上げを起こしておりますが、単純に言いますと、令和元年では20億円下がりました。これはどういうことかなと思って、この実績表を見ますと、やはり野菜がちょうど十数億円、ちょうど減収した分、野菜が落ちているんです。だから、やっぱり厚沢部町の販売高を維持していくためには、やっぱり野菜の位置づけというのは大変重要なことになるのかなと思ったりもしております。一応私は、厚沢部農業の弱体というような表現をしましたけれども、私自身もそうは思っておりませんが、ただ、ロット的に見ますと、片方で49億円売った実績があります。片一方はその20億円下がっていると、ロット的に見ますと、何でこうなるのという、そういう私は懸念を持ったわけであります。ただ、その中には、個々の農家は面積を拡大して物すごい経営力を持った農家、そういう経営者が出現してきました。ちょっと参考までにお聞きしますけれども、1億円を突破している個々の農家数は、今何戸ぐらい厚沢部町にいらっしゃるんでしょうか。

町の答え 税務財政課主幹

ちょっとすみません、客観的な数字じゃないですけれども、私、今年の所得を農家の方のが来た段階では、3戸は間違いなく超えているのを確認しています。実収入としてですね。雑収入も含めた、先ほど出てくる交付金等を含めた段階で、本当の所得収入となっている人では、1億円を個人として超えている人は3戸は間違いなく確認しています。

議員の質問 山崎

多分面積的にも、私の近場でも、もう100ヘクタールを超えるような大型規模で経営されている方もおります。だけれども、そういう人の経営形態を見ますと、やはり麦を中心にしたり、そういう機械力というような、そういうような形。だから、将来的にはそういうような方向に厚沢部町農業は進んでいくのか。それとも、限られた中で、やっぱり野菜を取り入れた中でまたやるとか、そういうようなことになるのか、ちょっとそれは私、読めませんけれども、ただ、ここにデータがあるんですが、人口の減少はこれは言うまでもなくどんどん減少しています。それと同時に、檜山の農業者の人口も急速に減っております。農家の人口動向の予測を2010年は檜山全体では4,564人、そういうふうにして捉えているんですが、それが2025年で約半分になります。2,201人、約半分まで減るという、そういうデータが出ています。しかしながら、その反面、耕地面積が拡大します。2010年では、檜山では1戸あたりが11.4ヘクタール、それが2025年では20.2ヘクタール、約倍くらいの拡大、そういうような格好です。だから、厚沢部町は将来的にしたら、私もそうでありますけれども、担い手はもうおりません。私の地域はほとんどそうです。今、我々の先輩方で80歳を超えている人も現役で頑張っています。そういうふうに頑張ってもらわなきゃならないと思っているんだけれども、だけれども、その先がちょっと受けてくれる状態にないんですよ。そうしたら、どうしたらいいかなということを大変今いろいろ検討しながら方向性を探っているところでもあります。展望として、町長、どういうふうに、ここにありましたね、未来農業の姿をデザインしていくんだという、そういう示しておりますけれども、町長、厚沢部農業のデザインをどういうふうな形で描いたらよろしいでしょうか。私は何かしら、ただ、売上高を上げるということであれば、今、当路あたりのあの大きな農家でも、野菜をどんどん作っているんですよね。カボチャ作っている、大根作っている、ネギも作っている。そういうことで販売を上げています。だけど、それも全てができる状態ではないわけでありますから、何にポイントを置いて安定的に厚沢部町農業を伸ばしていくかということを、町長、どういうふうにお考えでしょうか。

町の答え 町長

将来展望、農に生きるという厚沢部町の基本計画の中でも申し上げておりますけれども、ここ10年の農業所得の伸びといいますか、これはもうかなりなものがあるわけですし、今ちょっと担当のほうからもらったデータによりますと、1億円を超える農家というのは、個人では5戸、法人では1、こういうふうな現状になってきております。今、10年前に我が町で1戸の農家が1億円を超えて売るなんていう考え方、ありましたか。まず、これはもう夢物語ですよ、はっきり言ったら。ところが、今現在ではこういうデータが出てきている。そして、御案内のように、山崎議員は農協のデータで物を言っているんでしょうから、そういうふうな捉え方もあるわけですが、今現在、厚沢部町ではいろいろな農業団体があります。個人団体もあれば、10人、20人、集合団体もあります。こういう中を見ますと、この団体だけで農協をくぐっていない販売高が1億550万円ある。1億500万円。これは今、山崎議員のデータには入っていない数字であります。それから、今特に農業の方針、安倍晋三内閣が強い農業をつくる、こういうふうな方針を当時出しまして、攻めの農政と、攻めの農政をするという大きな題目を立ててやったわけですが、さっぱり国は攻めていませんけれども、我々は攻めています。どんどん攻めて、国以上に攻めて農業を進めております。そんな中、今、高収益、作物の次期計画をきちっとつくりながら、厚沢部町はこういうふうな作物で野菜関係もこういうふうに伸ばしますと、こういうことの中で、今、国は3億9,000万円、農家に交付金としてもらえるように、今作業を進めております。これらも恐らく12月までには、額は別としても確定するであろうと、このように思っていますから、こういう交付金、これからの次期作農業の強い農業をつくるためのこういう交付金というものを農家に与えて、そしてそれぞれの農家個々を強くしていく、こういう策の中で、今、厚沢部町農業、檜山には農業といったって、今金とうちよりないわけですから、この2か所の中で、これから道南の農業というものを完全に取り仕切ってしまわなければいけない。そういう覚悟の中で、今、どんどん農家の若い者をこういう方向に向かせて、そして進めていくと。若い者、若い者というのはちょっと語弊がありますけれども、山崎議員あたりには耳に入っているかどうか分かりませんけれども、若い農業青年部にはそのように進め、そして、これからの厚沢部町の農業の所得倍増も当然考えていくと、こういうふうな進めをしていきたい、こういうふうに考えているところであります。いずれにしても、今回の農業、日本国中災害でどこも逼迫した農業になっているわけですから、こういうときに北海道の道南の農業というものをアピールしながら、全国にはい出していくと、こういうふうなことも当然必要であるというふうに考えておりますので、農協オンリーではなくて、やはりこういうふうな団体もかなり大きな動きをしてきているということがありますから、厚沢部町の農業は、私はあえてしぼんだ考え方ばかりじゃないと、もっともっと伸びていくと、こういうふうな考え方を持っておるところです。

議員の質問 山崎

なかなか表面に出てこない数字でありますけれども、本町農業は経営所得安定対策というような形で資金がかなり入っています。これはいろんな販売高、販売実績というんではなくて、例えば転作奨励金であるとか、いろんなそういう形。これは私もちょっと目にしましてびっくりしましたけれども、実際に平成30年に8億2,000万円入っています。そして、31年、令和元年に10億円入っているんですよね。これはやっぱり厚沢部町農業を支えている大きな原動力の一つになっているんだなと。これでプラスアルファして、やっぱりこれからは販売生産高を拡大していかなきゃならない。私はそんな感じを持っているところであります。これからは、何かしら、つい最近の新聞に報道されておりますが、一生懸命頑張って、天候で苦しみながら米を作ってきました。今、収穫間際になったら、米余っているから値段を下げるよ、そういうふうな報道を今度は盛んに流しております。何かしら残念な気持ちになります。ある新聞のコラムを紹介して終わりにしたいと思いますが、昨年の暮れに、日本の国の中でラグビーが大変ブームになって、日本のチームも活躍をしました。このラグビーの大切な精神に、ワンフォーオール、オールフォーワンというのがあるんだそうです。これを訳しますと、一人はみんなのために、みんなは一人のためにと訳すのが正しいという。つまり、全員が目的を達成するために全力を尽くすという意味だそうであります。会社員で働く私たちは肝に銘じたい。もう一つは、前へ、困難でも前を向いて歩む姿勢を示しておる。人生に通ずるものがあると、こういうコラムがありました。紹介をして、これで質問を終わりたいと思います。ぜひみんなで前進したいと思っておりますので、よろしく御指導をお願いしたいと思います。

出典:厚沢部町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月8日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる