みんなの議会

八雲町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月9日

地域医療について、より積極的な議論を

聞いた人
関口正博 議員
答えた人
町長 岩村克詔、総合病院庶務課長 長谷川信義、総合病院事務長 竹内伸大

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 関口正博

議長、関口。

議員の質問 5番 関口正博

それでは通告に従いまして質問させていただきます。よろしくお願いいたします。地域医療について、より積極的な議論を。八雲総合病院・熊石国保病院はそれぞれの地域において、永年にわたり地域住民の健康と安心を守り続けてきましたが、今後さらなる人口減少・少子高齢化が進展する中、医師や医療人材不足等により病院を取り巻く環境や経営はいっそう厳しさを増してまいります。二つの自治体病院を持つ八雲町が、将来にわたり持続可能な医療提供体制を維持していくためには、地域医療の在り方や病院経営についての認識や問題点をみんなで共有しながら、時間をかけた多面的な議論が必要であると考えます。①北渡島檜山医療圏人口の減少が急速に進む中、医療圏地域センター病院である八雲総合病院を現状の規模のまま維持していくことは困難であり、病床数の削減等による規模縮小は避けられないと考えるが、このことについて検討や検証はされているでしょうか。②医療・介護人材の不足は、今後の地域医療の大きな課題であるが、限られた人的資源で、医療・介護サービスを効率的に提供するための仕組みづくりや、施設間の医療職の人的交流を促進し、医療圏地域全体で医療・介護人材確保を行っていくため、将来を見据えた地域医療連携推進法人を設立することは有効ではありませんか。二点についてお伺いいたします。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

関口議員の1点目の質問にお答えいたします。地域医療を取り巻く情勢は、急激な人口減少に加え、少子高齢化が進行する中、慢性的な医師不足をはじめとする医療従事者の確保においても苦慮しており、非常に厳しい経営環境が続いております。地域センター病院としての機能を維持していくために、一般会計から多額の繰入金により病院経営が維持されているところであり、今後の収支見通しにおいても、大変厳しい経営状況が予想されているところであります。現在、北海道では、地域医療構想の議論が継続的に進められていますが、医療需要と病床の機能ごとの必要量を地域ごとに定め、目指すべき医療提供体制の構築を目指しているところであります。八雲総合病院におきましては、これまでも複数回にわたり一般病床の削減や、地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟及び障がい者施設等病棟への病床機能の転換など、地域に求められる病床機能及び収益増を追求し、実情に即した対策を講じてまいりました。現在のところ、早急に、さらなる病床の削減や診療体制の縮小などは具体的に描がけてはいませんが、まずは圏域内における集患対策を積極的に展開し、経営改善、病院機能の維持に努めてまいりたいと考えております。なお、圏域における人口減少が今後も進行することは、各種統計資料からも明らかになっていることから、今後、総合病院のダウンサイジングは避けられないといった視点に十分留意し、運営してまいりたいと考えております。次に2点目のご質問にお答えいたします。地域医療連携推進法人は、地域での医療機能の分担や連携を進める目的で、医療機関や介護施設などを運営する設立母体の異ことなる法人が共同参画する法人制度で、「競争よりも協調」を重視し、地域医療構想を達成する選択肢の一つとして 2017 年に創設されております。医療圏域内においては、限られた医療資源の中で、どのように現在の医療提供体制を維持していくかが大きな課題であると考えております。国が示す「持続可能な地域医療提供体制を確保するための公立病院経営強化ガイドライン」におきましても診療機能の役割、機能の最適化と連携の強化が求められており、病床規模の適正化、職員派遣、医薬品・医療機器の共同購入など、地域における連携強化を図る地域包括ケアシステムの推進を目指すものではありますが、一方で参加する個々の病院が目指す方向性の違いや、利害調整などが関係していると推測されます。将来的に大変重要な取組みであるとは認識しておりますが、まずは、圏域内の医療機関及び介護施設との連携強化を進める中で、法人設立が可能なのか有効なのか、研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 5番 関口正博

議長、関口。

議員の質問 5番 関口正博

この医療というものについては、町長がおっしゃるように本当に時間をかけた話し合いが必要ということは重々承知しております。ただ、今いろいろなデータがある中で、本当に将来の医療需要を見越した医療提供体制を構築する、これ 2035 年 2045 年、人口がどんどん減っていく中で、先ほど斎藤議員の質問にもありましたが、人口減少にいかに対応していくか、プラスこの医療の業界、介護業界においては高齢化率の上昇ですね、2040 年には八雲町は 40%超えてくる高齢化率があるわけで、働く人材に関しても、今からしっかりとした対策を練らなければいけない、今、総合病院の状態が悪いからこのような質問をするわけではなくて、やっぱり町長がおっしゃるように時間をかけた話し合いが必要であるとするならば、今すぐにでも、この将来を見越した病院を維持していくための施策を打っていきましょうということの趣旨の議論です。八雲には熊石国保病院、八雲総合病院がありますが、前段の部分では八雲総合病院を中心に質問させていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。まず病床利用率についてお伺いいたします。先ほど町長も八雲総合病院が大変な状況だとおっしゃっていました。令和3年の病床利用率はコロナ禍前に比べて下がって 72%くらいでした。令和4年には 62%、令和5年、昨年ですね、病床利用率が 60%まで下がってまいりました。今年度、令和6年度も 12 月になりますが、今現在の、しっかりとした数字は出なくてよろしいですが、どんな状態であるか、この病床利用率に限ったところでもよろしいですし、去年と同じくらい、去年より悪くなりそうというデータがあったら教えていただきたいんですが、どうでしょうか。

町の答え 総合病院庶務課長 長谷川信義

議長、総合病院庶務課長。

町の答え 総合病院庶務課長 長谷川信義

病床利用率のご質問かと思いますが、令和6年度の見込みとして現段階でまだ半年ほどございますが、現段階では 60%を割込む状況を見込んでございます。以上でございます。

議員の質問 5番 関口正博

議長、関口。

議員の質問 5番 関口正博

60%を割込むということですね。コロナ禍以降、これ八雲総合病院に限った話ではなくて、全国の自治体病院がコロナ禍の後遺症による病院離れ、そういうものがありますし、入院日数の短縮だとか、どこの病院もこれには相当苦慮していて、決して八雲総合病院の 60%という数字が極端に悪いわけではなくて、これは医療業界全体の問題として抱えているところでありますので、そこは問題にするつもりはないんですが、先ほど町長から地域医療構想という話がございましたが、国からの指導だとかという部分では 70%を3年切ってくると、やはり病床の関係の様々な議論を進めてくださいという、これは強制ではないんでしょうが、新公立病院プランの中にはそのようなことも書かれています。この病床利用率の低下は先ほど申したように、いろんな要因があると思いますが、八雲に限って、これコロナが影響してこのような状態になっているのか、また人材不足があってこのようなことになっているのか、町長もおっしゃっていました、平成 30 年ですか、病床 20 床削減してるんですね。ただそれ今回どうなのか、これいろいろ調べようと思ったら、そのあとはコロナ禍になってしまったので、その 20 床削減した効果はあまり検証できる状態にはなってないのではないかという気もするんですね。この3年続けて非常に低い水準で病床利用率自体が減っている理由というものの検討、もしくは検証は、どのようにお考えでしょうか。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

関口議員ですね、本当に今、私がというか、町が一番の、これからの町政、財政も含めて肝心なことは病院だろうというのは、大変この質問について、大変、私も議員の皆さんも関心を持っていられることについて、大変うれしく思っているところであります。この病院の医療のですね、病床利用率の一番の原因は人口減少だろうと思っています。この圏域の人口もコロナ禍前からどんどん減りながら、コロナになっても余計拍車がかかるように減少をしているということであります。先般、この頃、病院の医療の財政や病院側といろんな話をしていますが、この病院のですね、今、本当に先ほど、ちょっと話外れますが、斎藤議員さんからこの定住・移住に対しても病院は必ず必要だと考えています。その中で今、我々が八雲町が地方交付税を算定いただいているのは、だいたい9億3千万円程度です。その中で今、基準内で入れている金額がですね、約 11 億6千万円ですので、これからですね、今年度、来年度の病院のですね、マイナスの金額はだいたい5億から6億程度と考えると、一般会計から8億から9億程度持ち出していくということになるだろうと想定しながら、これからの財政を含めて、さらに本当に病院を小さくしても、どうなるのかということも、早急に今考え始めています。しかしながら病院の病床利用率、たとえばですね、今、私のあるところの資料を見ると、道立江差病院は 24.8%とか、そういう利用率ですので、やはり圏域に回ると人口が減ってるということは大きいことだろうと思っています。今、私たちはですね、この八雲総合病院は圏域のセンター病院です。さらに災害のときの拠点病院として、この規模を維持するとしたら、やはり大規模に国から道からの支援がなかったら、もう立ち行かないというところまで来てるということを認識しながら、国や道に対しての要請活動も進めているところですので、本当に関口議員さんおっしゃっているとおり、この病院の問題は複雑多岐ですが、果敢に真剣に我々も取り組んでまいりますので、本当に議員の皆さんもいろんな意見やアドバイスをいただけたら、大変、我々も嬉しいところですので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 5番 関口正博

議長、関口。

議員の質問 5番 関口正博

熊石国保建替えのときの議論においても、いろいろありましたが、なかなか、議会として議員としてこの病院の問題に踏み込んでいくっていうのは実にはばかれるんですね。あまり変なこと言われても病院のほうも困るでしょうし、この経営って本当に複雑で、今回もいろいろ調べさせていただきましたが、なかなかもちろん、これといった解決策があるとは、当然、私、素人でございますし、ちょっとの時間でそんなことができるわけもなく、今に至っております。ただ、データというのは当然、嘘はつかないので、僕、今回、総務省が出している病院経営比較表、これずっと並べてみて、八雲の経営状態がどういうものなのかというもの、調べてはみました。慢性的にこの入院収益だとかというものは今に始まったことではなく、なかなか料金収入、全国平均、類似病院平均で比べてもそんなに高くないんですね、これはやっぱり役割的に人口減少もさることながら、八雲総合病院の位置付け、たとえば重症な患者さんは都市部で治療を受けて、その回復で八雲総合病院をつくる。そういうことになってくると、やはり点数は低くなるでしょうし、本来であれば八雲総合病院がそのような役割を果たせたらいいんだけれども、同時に八雲総合病院は八雲町民、圏域の町民の皆様方のかかりつけ医の役割もしているということにもなるんですね。だから少ない医師で多くの患者さんを診ないとならないのは、はっきりと数字に表れていて、職員一人一日当たり診療収入というのがあるんですが、これ医師に関しては全国平均は 28 万円なんだけれども、令和4年度までのデータしかありませんが、八雲に関しては39 万円、一人当たりの医師の診療収入が。だけどもこの入院に関しては、ごめんなさい、これ函館のデータで、八雲は 49 万8千円、一日、医師一人当たりの診療収入が。全国の 28万円から比べても倍近くの外来収入を得ているということになります。あくまでも医師一人当たりなので当然、一概にこれだけでは計れないものはあるでしょうが、比してこの入院収入ってものは、令和4年度は一人当たりの診療収入が3万 2,142 円、これはぜ全国平均は6万円近くあります。これもいろいろな機能があるので、一概に比べることはできないでしょうが、類似病院の平均から見ても相当低い数字だということになっています。そしてこれはずっと長い間このような金額は変わってないんですね。慢性的な八雲総合病院のあり方というんですかね、そのようなものが今のこの状況をもたらしていても過言ではなくて、人口減少があったからだとか、そういうことではないという状況というものを、ここからは計り知れるのかなと思います。その中で僕、すごく注目したのは 100 床当たり常勤職員数というデータがあるんですが、100 床当たり常勤職員室、看護師さん、全国平均は 78 名、それに対して八雲総合病院は 34.3名、この看護師さん、医療スタッフですよね、八雲総合病院においては、そんなに、確かに充足している状態ではないにせよ、窮屈になるような体制ではないと僕は思ってきたんですが、この現状の八雲総合病院の看護師さんの充足率はどのようなふうに考えられているのか教えていただけますか。

町の答え 総合病院事務長 竹内伸大

議長、事務長

町の答え 総合病院事務長 竹内伸大

看護師職員の充足の関係ですが、ちょっと今、確たる数値は大変申し訳ございません、持ち合わせていませんが、充足は決してしてございません。それで常々、看護部の幹部と、ちょっといろいろお話をする中で、一つの壁となっているのが、夜勤の時間制限がございます。月当たり 72 時間、これ以上、夜勤をしてはならないということがあって、いろいろな職員、ローテーションを組んで、この時間超過をしないように毎月、毎月苦労してシフトを立ててございます。現状なんとか、この 72 時間の夜勤制限時間というのはクリアをしてございます。一番の理想は、やはりもう少し看護師職員を重層的に配置して緩やかな勤務、働き方改革の促進へ向けて配置していくというのが理想ですが、現状なかなか医療従事者、看護師もそうですが、医師もそうですが確保が厳しいということで、これまでに少額資金の対応額の増加やご承認をいただいた中で制度化をして、徐々にそういった対応を申し出ていただけるような学生が増えてきている、そんな印象はございますので、これからも務めていきたいなというふうに思っています。それと同じような病床規模で総務省データ比べたときに、どうしても当院は現在 310 床、そのうち精神科の病床が 100 床ございます。ほかの同様規模の病院の場合は精神の病床は、おそらくそんなに持っているような、100 床も持っている病院ではないと思うので、急性期に特化した病院群が多いと思っています。看護配置についても、そのような一定規模以上の病院の看護配置を考えると、最近はあまり使われなくなりましたが、7:1という基準、当院は 10:1という急性期の基準を設けてございます。それとほかの病床につきましても、15:1ですとか、13:1、急性期に特化した病院よりも施設基準上配置が少ない制度の中で運用しているところもあるので、なかなか単純比較はできないんですが、総括しますと、なかなか看護職員は足りていないというところに尽きると考えております。よろしくお願いいたします。

議員の質問 5番 関口正博

議長、関口。

議員の質問 5番 関口正博

あと、看護師さん、若い看護師さんの定着率、これ八雲総合病院のほうではどのように捉えておられますか。

町の答え 総合病院事務長 竹内伸大

議長、事務長

町の答え 総合病院事務長 竹内伸大

以前、統計を取ったことがございまして、おおむね、たとえば看護学校の在学期間中、満度に奨学資金を受けた場合は3年というところが多い状況です。中には看護の分野でも大学もございますので、4年生に進む学生さんもおられますが、だいたい就職して3年後どれだけ残っているかということを調べたときには、2年くらい前のデータですが、約 25%から 30%は残念ながら離職している状況でございました。

議員の質問 5番 関口正博

議長、関口。

議員の質問 5番 関口正博

25%から 30%の離職率ということでよろしいですね、そうなんですね。どうしてもこの 100 床当たりの看護師さんの人数や、これがデータがすべてを示すとしたら、相当に過酷な労働環境ではないのかなと。もちろんその精神科があることに、精神科や療養病棟、また回復リハビリテーション、急性期に比べたら確かに(聞き取り不能)もいるのかもしれませんが、いずれにしても人数という点においては本当に充足しているんだろうかと。加えて、これから看護師さんの、いかにして雇い入れていくかという、八雲町においても、奨学金ですか、奨学金を活かしながら一生懸命そのようなことをしていると思いますが、今後ますます、当然のことながら、この八雲地域においても看護師不足、これは医療スタッフ不足、医師もさることながら、僕はなかなか八雲町には医師の皆様が来てくれるような状況というのは、なかなか難しいだろうと。なぜなら僕、議員になってからずっと医師不足を聞いているので、入っては出て、入ってきたはいいが、もっと田舎だからのんびり仕事できると思ったんだけれども、今時のリモートワークではないけれども、自然に囲まれた中で伸び伸びと自分のライフスタイルを満喫しながら仕事できる状況があるのかなと思って来てみたら、外来は忙しいし、人数も少ないから、そんなので入って来ても辞めていきます。看護師も同じで、いろんな志を持って、若い方は、役場もそうだし、いろんな商売そうなんだけれども、特に看護師さんは志が本当に高いのかなというような気がしたときに、理想と現実のギャップというのは非常に大きなものがあるんだろうなと思うんですよね。町長もきっと良くわかってくれてると思いますが、我々の時代というのは寝ないで稼げという時代だったけれども、今の若い子たちはそうではないですよ。これを責めることはできない。それ時代背景がそうだから仕方がない。しっかりと受け入れていかないといけないんだけれども、どうしても上の人たちは寝ないで働けって、こういう、言葉としてはいいのかわかりませんが、極端かもしれませんが、やはりそういう違いはすごく大きくて、指導的立場にある方々は、そういうふうに育ってきてるから、それ悪いことではないですよ。ただ順番順番に世代というものが、順番に繋がっていくのは当然理想であって、果たして総合病院でそういう状態が、これからもでつくれるのかなということを考えたときに、この病床削減をして、これは経営が悪いからダウンサイジングじゃなくて、ダウンサイジングありきということで考えたら、また別な話になりますが、いかにして病院を残していくかということに、考えたときには、労働環境をしっかりと改善していく、そういうことを考えていかなければ、この人材確保には繋がっていかないんだろうなということに、僕は今回、このいろんなデータを見させていただいて行き着いたところでございます。町長、これ役場職員もそうだと思います。いろいろな希望を持って役場に入ってきたけれども、書かないとならない作業ばかりだとか、ちょっと思ったのと違うとかってあるんだと思います。八雲総合病院ばかりではないと思いますが、データから示すものはそうなんだろうなと思っています。これは総合病院で働いている方々の感覚は違うかもしれませんが、人材確保という部分、とりわけ看護師さんの確保というものには全力を尽くしていただいて、いろんなものがデジタル化して、楽になってくるでしょうが、この看護師や介護士というのはマンパワーが何よりも必要な部分でしょうし、八雲町においては、これから高齢化率がどんどん上がっていくという状況があるので、是非、あらゆることを駆使して人材を集めていただきたいなと。それに対する、当然こういうものも投資になっていくから、お金がかかることなんです、町長。でも将来を見越したものにお金をしっかりと投資する。これ斎藤議員の質問にも繋がってくると思いますが、これというのは決して駄目なことではないです。積極的にするべきだし、八雲町が将来を見越した行政運営をしていくなら、人材にかけるお金は僕は惜しんではいけない。とりわけ病院という分野に関して、看護という分野に関しては、そういうのに強く思わせていただきました。それと、これ人材確保ということに関連してということで、ちょっと一つお伺いさせていただきたい。八雲総合病院、熊石国保病院の累積欠損金について、この累積欠損金については、これは八雲の財政に何ら影響を及ぼすものではないということはわかっています。これはこれまでの医業の赤字が積み重なってきたお金であって、これ返さないといけないだとかという性質なものではないということは重々承知しております。八雲総合病院においては累積欠損金、昨年の段階で 58 億円ちょっとあると思います。熊石国保病院は8億近くあるんですね。それでこの総合病院の、今度、この資本金は昨年度で 60 億、熊石国保は10 億、これ私、議員になってこの数字を見て最初にびっくりしたのは累積欠損金ってものだったんです。これなんなのって。こんなに多くの借金があるのって。病院事業って。そのように思ったんですね。あと後調べたら、そういう性質のものではなくて、もちろん赤字が積み重なった額なんだけれども。それでこれ平成 24 年の地方公営企業法の改正によって議会の議決を経て資本金を減少し、累積欠損金と相殺することが認められ、実態と乖離する累積欠損金を解消することができるということになっております。原資自体はあくまで会計上の処理であり、病院が保有する資金の固定資産と安定的な事業継続に必要な財産は引き続き保有するものであり、経営に影響し、与えるものではないということになっています。だから別に、ここはそのまま置いておいていいと言われたらそれまでなんです。ただ僕が議員になって初めて感じたように、この総合病院で新たに働こうとする方は、もしかしたらこういうところ見てるのかもしれない。これだけの累積欠損金があるということは、当然、本業のほうもそんなによろしくないんだろうね。もし八雲で働いてみたいという方々が、これをきっかけにほかの病院に行ってしまったら、僕はこれ大きな損失だと思います。それともう一点、先ほど町長が財政的に大変になってくるって、それで今、内部留保資金、昨年度は 19 億ほどありましたが、先だっての報告もあったように、令和 10 年くらいには最悪の状態をたどっていったときには内部留保資金も枯渇しますよと。そうなったら当然、そのときの八雲町の状態にもどうかにもよるけれども、一般財源から当然、お金を繰入れていかなければならない。今までの借金のほかに今まで繰出しているもののほかに。それでこれからね、この累積欠損金があるよ、八雲町が健全な財政を維持できて、ちゃんと八雲総合病院を支えていくことができるなら、それは別に深く考える必要はないんでしょうが、これもし八雲もなかなかお金を出すことができなくて、八雲総合病院単独でお金を用意しないとならないとなったら民間借り入れになると思います。民間借り入れするとなれば、当然、あり得ない話かもしれませんが、そうなった場合には当然、審査もあるわけで、当然、自治体がバックにおりますので、お金を貸さないということはないにしても、たとえば1%のものが 1.1%、1.2%になる可能性はある。僕はそういう性質って持っているのかなって。だからこそ今、全国の経営改善を行っている病院は累積欠損金を消そうと一生懸命やってるところもあるんですね。町長ね、この累積欠損金に対して、どのようなご意見をお持ちかお聞かせいただけますか。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

関口議員ですね、私の今までの感覚でいくと、累積欠損金についてはあまり意識せず、やはり内部のキャッシュフローを見てきたのが実情です。関口議員さんがご指摘のとおり、それを見ながら、そうだよなって、看護師さんだとかが、赤字の病院には来ないということは考えられるんだろうなと、今聞いていましたが、この我々の自治体病院は、町もそうですが、国からの交付税が7割で、我々の実財源は3割しかない町ですから、これ先ほど言ったとおり、小さくするのも一つですが、北海道からやはり圏域医療を守りなさいよというのと、災害のときに病院は拠点になるという指定を受けて、我々この病院を設置していますので、先ほど言ったとおり、設置にあたっても、もうそろそろ、この今の人口減少や八雲町の財政でこの病院を維持していくのは大変難しいと、これからもっともっと声を大きくしながら、やはり支援をしていただくということになるんだろうと思っています。やはりこの八雲から総合病院、また熊石の国保病院をなくすることはできないと考えですので、これはしっかりと国や道に対して要望しながら、これから先、ほど一番最初の答弁にもあったとおり、八雲総合病院、またこの熊石国保病院と、先ほど関口議員から二番目の医療連携の法人がありましたが、それしっかりと連携しながら、やはり地域の老人ホームや、そういうところとしっかりと連携しながら、医療体制をしっかりとしていきながら、やはり国や道に対してのセンター病院としての、維持するための支援を必要だと思っていますので、その辺はできることであれば議会と一緒になって要望活動していきたいという考えでありますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 5番 関口正博

議長、関口。

議員の質問 5番 関口正博

そうですね、本当にそれが大事なことであろうと思っています。この今の地方公営企業法上の一部適用というのは、悪いところは説明の所在が曖昧だということもあるんです。本来であれば、これ開設者の町長がしっかりとリーダーシップをもって、やっぱり議論していかなければならない問題なんでしょうが、院長は当然、業務で忙しいだろうし、町長いろんな役をやっていて忙しいと聞いていますが、議会も一緒に、議会にも責任があると思います。こういう状態をしばらくずっと見て行かざるを得なかったと、積極的な意見をなかなか申し上げることは、なかなか難しいですからできなかったというのも、僕自身もものすごく責任を感じています。一議員でしかありませんが。ですけど、これからというのは、こういう視点も含めて累積欠損金なんかというのも、そんなに意識してなかったというけれども、僕は素人であれば、そういう意識は持つのかなと思います。ですから違った視線で病院を捉えるためにも、もっと幅広い中で議論していただけたらいいなと思っています。町長、先ほどの答弁の中でも、とにかく産業の基盤づくりが大事なんだ、産業を興すことが大事だといっていましたが、働くためには健康な体が大事で、そのためには、やっぱり医療だとか福祉は地域の根幹だと思うんです。産業ももちろん大事です。僕はその辺も十分理解しているつもりですが、立ち返ったときに病院をいかに維持するか。だからこそ、それぞれの地域も、病院と自分と地域の病院を守ろうって必死になるんです。そこに立ち返って二番目の地域医療連携法人、こちらのほうに入っていきますが、それぞれの地域は病院を残すのに一生懸命だけれども、八雲総合病院はセンター病院だからもっと患者よこしてくださいって、長い間そういうやり取りがあるんでしょうが、それぞれの地域の病院も頑張ってるから、医療収益上げないとないから、なかなかうまくは行かない。地域医療連携会議ですか、資料を見させていただいても、なかなか積極的な意見も出てきていない。手探りの状態で、先ほどおっしゃっていたように。だから、今ここで地域医療連携法人をつくったからといって、これが絵に描いた餅になる可能性ってすごく高い。でも、そこをあえて八雲町としては積極的にリーダーシップを取って、将来的なこの地域の医療介護の連携は絶対に必要ですから。ましてや、ここでやっぱり熊石国保病院のほうの、今、グランドオープン来年迎えますが、協議の結果 30 床でまとまって、それで立派な病院が建ちます。それをこれから、八雲町としてどう維持していくのかというのは、これから出てくる大きな課題であろうと思っております。熊石は熊石に任せておいたらいいとかではない。かといって八雲総合病院が僕はそれを望んでいますが、いろんな面でサポートしながら今もやっていますから。今以上のことができるかといったら八雲総合病院はなかなか難しいことになるだろうと。だって自分のところの病院の経営も厳しくなる、人材も厳しくなる。だとするなら、やはり北部檜山のほうでしっかりと連携を取ってもらうのが一つの手ではないのかなって。そういうことも思うわけですね。特にこの介護だとかの部分ということもなればですね。あと熊石国保病院、今の院長先生も頑張ってくれていますが、この方があと何年働いていただけるのか、その後、もし地域の病院の先生が辞める事態になったときに、あの大きな病院をどうやって維持していくのかというのは、やっぱり八雲として、この北部渡島檜山として考えていかなければならない問題ではないのかなと思うんです。みんなで支えていただいて、なんとか熊石の医療も継続していかなければならない。そのためには、いろんな可能性を探らなければならないという意味での地域医療連携法人でございます。これがさっそく何かの効果があると全く思ってないです。ただ、やっぱりその話の中に八雲がしっかりと中心になって進めていただきたいなという思いを込めての地域医療連携法人でございます。どうか町長ですね、これで質問を終わりますが、改めて最後にお伺いしたいです。町長はよく院長とはよく話をしていますと、でもこのような状況になっているときに、院長、町長というのは実際に会って、どのようなお話をされているのか、そしてこれからの病院をどのように維持していくという、そのような類の話はできているのか、お伺いさせてください。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

関口議員からいろんなご指摘とかアドバイス等々をいただきました。これについては真剣に私も取り組みながら研究を深めて、しっかりと病院の経営をやっていきたいという考え方です。八雲総合病院の院長先生とはしょっちゅういろんな話をしていますが、なかなか経営に関するところというのは難しい問題ですので、私もやんわりと伝えながら院長先生が答えてくれる、一番、院長先生と話をしているのは医者の確保や医療スタッフへの対応、さらにこれからあり得るだろう国保病院との連携をどうしていくんだという、そういう話し合いをしています。ただ熊石の国保病院の院長先生とはそういう話し合いはしていませんが、八雲総合病院の院長先生とはそういう話をしています。それで本当に連携して医療法人をつくっていくということも大事だと思っています。我々もこの4町連携でも、そういう話がいつも起きて話し合いになっていくんですが、とどのつまりになると地域の医療は地域で回るようになって、なかなか話が進まないというのが、今の現状なので。ところが我が町も、近隣の医療圏の町も大変厳しいと我々も聞いていますし、我々が負担する病院のパーセントを考えている以上に地域の病院が負担していると聞いていますので、その辺、開設者の皆さんは危機感を持ってると思っていますので、関口議員から指導されたいろんな部分をしっかりと認識しながら、これから医療圏の各首長さんと意見を交換しながら連携を進めてまいりたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 5番 関口正博

議長、関口。

議員の質問 5番 関口正博

最後に一言だけ言わせてください。私はがっかりしているんです。町長は産業の部分はしっかりとやっています。医療に関しては後ろ向きじゃないかというのがものすごく強いですよ。当然、難しいから仕方がない、忙しいから仕方がないでは済まされないんです。これもっと町長がしっかりとリーダーシップを持って、病院事業のほうをしっかりと見ていただきたいという思い。最後に、先輩であります岡島議員が最後に私に会ったときにこう言ったんです。町長が病院に来てくれて、病院のこと一生懸命やるからって、それを僕、最後に会ったときにすごく嬉しそうに言ってたんです。きっと岡島議員も期待してることでしょうし、僕らも残り任期1年となりました。町長も1年となりましたが、この1年間でせめて将来の八雲町をどのように、総合病院、熊石国保病院をどのように維持していくのかという議論は少なくとも始めていただきたいと思います。それをお願いして質問を終わります。ありがとうございました。

出典:八雲町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月9日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる