みんなの議会

八雲町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月9日

八雲総合病院の今後の経営について

聞いた人
関口正博 議員
答えた人
町長 岩村克詔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 ○ 関口正博

これまで地域における基幹病院としての地域医療の維持、確保に重要な役割を果たしてきた八雲総合病院が医師不足等の要因により大変厳しい状況におかれている。① 現在、株式会社武蔵野プリオの指導を仰ぎ、経営健全化に向けて取り組んでいる最中であるが、現段階における町長の評価はどのようなものであるか?② 八雲町において地域公共交通網形成について検討を重ねているが、まずは八雲総合病院を中心とした交通網を先行して取り組むべきでは?③ 病院を維持していくためには、病院、行政、議会、町民、一体となって支えていくべきものと考えるが、検討されている新庁舎建設を先延ばしにしてでも、まずは病院経営健全化に向けて取り組むべきでは?

町の答え 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

1点目についてですが、総合病院の経営健全化の取り組みは、大きな課題と認識しており、昨年4月より、株式会社 武蔵野プリオのコンサルタントにより、様々な課題の解決に取り組んでおります。令和元年度における取り組みは、病院経営全般に係る課題整理を重点とし、具体的には、入院料収入の増加対策、他の医療機関等との連携、人員配置をはじめとした業務の効率化の三つの柱で展開してまいりました。今年度の成果としては、3月中に株式会社 武蔵野プリオから、町及び病院に対して実績報告がありますが、地域包括ケア病棟入院料の新規導入など、次年度に向けて入院料収入の増加に道筋がつくなど、今年度掲げた改善項目の多くが達成されていることから、私としては、一定の成果を得たものと評価しております。2年次目の取り組みとして、具体的には、各種病棟の加算基準及び稼働率のアップ、人件費及び診療材料費の経費削減、健診事業の拡大などを柱として取り組んでまいります。まさに経営健全化に向けての正念場になるものと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。2点目について、八雲総合病院への通院に係るバス運行については、現在、函館・長万部線で1日4便、江差・八雲線で1日2便が病院前で停留しており、通院される患者さんに利用されているところであります。また、八雲町にふさわしい公共交通網を再構築する基本計画として、「八雲町地域公共交通網形成計画」を、3月中に策定することとしておりますが、本計画策定にあたり実施しました町民アンケートにおきましては、病院への通院のための移動手段として、自動車を使う方が全体の 82%である一方、65 歳以上の高齢者の 50%は自動車を自由に運転できないという結果であり、通院する高齢者の足の確保が課題であることを認識しております。ご質問にあります八雲総合病院を中心とした交通網の整備に関しましては、落部・黒岩地域等からの通院や買い物など、生活に必要な移動手段の確保とあわせ、市街地周辺の循環バスやデマンド交通といった新たな交通体系について、本計画の中で検討していくこととしておりますが、すでに函館バスの運行する路線もございますので、函館バスをはじめとする交通事業者や関係機関と協議・調整を行いながら、導入に向けた取組を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。3点目についてですが、病院の維持を様々な主体が一体となって支えるべきとのお考えにつきまして、感謝申し上げます。総合病院の経営健全化につきましては、少子高齢化・圏域の人口減少による入院患者数等の減少、さらに、地域偏在の影響から医師や看護師などが確保できず、厳しい経営環境が続いており、特に内科常勤医師の確保をはじめ、喫緊の課題であります。一方で、役場庁舎老朽化対策については、役場庁舎は、災害時拠点施設でありますが、新耐震基準を満たしていないため、震度6強以上の地震で倒壊又は崩壊する恐れがあります。町としては、財政負担を減らすために有効な合併特例債が活用できる令和 12 年度までに、新庁舎を建設する必要があります。総合病院の経営健全化並びに役場庁舎老朽化対策は、それぞれ優先順位が高い施策であると考えますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

出典:八雲町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月9日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる