木古内町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月5日
緊急通報器具貸与事業並びに緊急通報情報事業について
- 聞いた人
- 新井田昭男 議員
- 答えた人
- 町長 鈴木慎也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 新井田昭男
6番 新井田でございます。大変、一般質問で3時をもう過ぎようとしているんですけれども、大変お疲れだと思うんですけれども、私の順番にまいりましたので、一つお付き合いを願いたいと思います。令和3年第1回木古内町議会定例会において、一般質問をさせていただきます。私の質問は、保健福祉課所管の緊急通報器具貸与事業並びに緊急通報情報事業についてでございます。去る2月18日に開催されました総務・経済常任委員会において、第8期木古内町老人福祉計画・介護保険事業計画(素案)が示されました。この計画では、多岐にわたる福祉計画が盛り込まれ、関係機関との連携の中、我が町の福祉向上のために、ご尽力をいただいていることに改めまして敬意を表するところでございます。この計画の中に第7期の計画実施状況が記載されており、その中で緊急通報器具貸与事業並びに緊急通報情報事業の実績が明記されております。今後、明確に後期高齢者や一人住まいのかたの増加が見込まれる状況で、「ひとりの不幸も見逃さない」ためにも、この両事業を展開することによる成果が大いに期待されると強く感じております。当町においては、すでに後期高齢社会という課題に直面しており、地域住民の安心を確保するために、両事業へのさらなる公助と、地域を巻き込んだ共助は必要不可欠と考えます。以上のような観点から、下記の3点について町長に伺います。一つは、地域包括ケアシステムの深化・推進はあるものの、在宅でのさらなる安心を確保するために、緊急通報器具貸与事業での通報機器利用者の増加に対する取り組みについてでございます。二つ目は、緊急通報情報事業は、緊急時に消防署・警察署が連絡先や病名等の情報によるしっかりとした対応としておりますが、今後を見据え、情報登録者数の増加に対する取り組みについてでございます。三つ目は、我が町で、「ひとりの不幸も見逃さない」ため、公助の考えと地域を巻き込んだ共助の考えについてでございます。以上、3点について、お尋ねを申し上げます。
町の答え 町長 鈴木慎也
6番、新井田議員の質問について、お答えいたします。1点目の緊急通報器具貸与事業での通報機器利用者の増加に対する取り組みについてでございますが、緊急通報器具につきましては、概ね65歳以上のひとり暮らし老人等や、身体障害者手帳の1から2級の交付を受けているかたからの申請により、必要と認めるかたに対し貸し出しをしております。2月末現在で、町が所有いたします一般家庭用30台のうち24台を貸し出ししております。申請されたすべてのかたがいまのところ受けている状況にあります。このほか、いさりび団地では30戸全てに器具を備え付けてあります。現在、貸与している緊急通報器具につきましては、今後さらに高齢化が進むことや今後ITやAIの活用などを考慮し検討しながら、令和4年度中に緊急通報器具を更新することで、より多くの高齢者の皆様の安心と安全の確保を図ってまいりたいと考えております。2点目の今後を見据えた緊急通報情報登録者数の増加に対する取り組みについてでございますが、緊急通報情報表は、声かけ訪問員が最初に訪問した際、独居高齢者等のお宅に記入と備え付けをお願いしているものであります。本人の承諾を得て、消防署と警察署に情報提供することにより、緊急時に適切な対応がとられてることで、独居高齢者等の安心・安全を確保することを目的としております。これは、平成24年度から実施しており、令和3年の2月末現在で227名が登録されております。今後の緊急通報情報登録者数の増加に向けた取り組みといたしましては、一番重要であるのは地域との情報、それを共有することと認識しておりますので、各町内会の皆様との連携を強化し、登録者の増加に取り組み、より多くの高齢者の皆様の安心・安全の確保を図ってまいりたいとそのように考えております。3点目の「ひとりの不幸も見逃さないための公助の考えと、地域を巻き込んだ共助の考えについて」でございますが、公助は、住み慣れた地域で生活していただくための取り組みを継続していくことや、互助、共助では対応できないことなどを側面から支援していくことと考えております。共助は、基礎となるのは自助でございますが、やはり自助には限界があります。ですので、人と人、隣近所、そして地域で支え合うんだとそのような互助、共助が必要であると私も考えております。いずれにいたしましても、早急に異変を発見し孤独死ゼロを目指すというのは新井田議員と同じで気持ちであります。私も過去に議員時代、この関連の一般質問をしているところでございます。そういった同じ思いでありますので、引き続き、包括ケアシステムのさらなる深化・推進に取り組んでまいりたいと思っております。以上でございます。
議員の質問 6番 新井田昭男
いまの答弁の中で、全て私の考えが網羅されているんじゃないかなとそんなまず思いです。しかしながら、たまさか私がこの質問をきょうに至る経緯がございましたので、これは2月の先ほど申し上げました18日の常任委員会の中で、このいわゆる資料説明があった時に、実は1月の20日に我が地区で一つの事例がございました。それは、大変残念ながらいわゆる孤独死という形の事例がございまして、非常に気の毒だなということで、その時は非常に思っていまして、たまさか2月の18日に資料説明の中でいまの器具の実態だとか、あるいはいま申し上げたような緊急情報のいわゆる登録に関わる実績だとか、これは良いというふうに直感私なりにさせていただいて、その時町長も私のなんぼも離れていない距離の中で、ちょっとお聞きしていただいて頷いていただいたとそんな記憶、承知をしているんですけれども。そんなことで、非常にそういう部分でこれはやはり今後の高齢者社会の中では、どんどんどんどんそういうケースが増えるんだろうと。これは、何と言うか端的に数の原理と言いますか、そういう中で別に分析したわけでもないですし、直感的にそんな思いがございまして、これはぜひいわゆる担当課含めた行政の考えも含めてちょっと前向きに考えて、さらなる考えを聞きたいという思いがございまして、きょうの経過に至りました。先ほど町長も議員時代に、そんな思いでということで私も記憶しております。ただ、ちょっと私一つ思ったのが第7期の実績と第8期の計画の中で、要するに何も変化がないんですね、中身。例えばやっていることはものすごく良いことなんだけれども、仮に私もちょっと事前の資料請求の中で、いわゆる7期の3年間直近ですけれども、この間にそういう不幸が何件ぐらいあったんだろうかっていうそういうお話も資料請求の中でさせてもらったんです。そうしたら、一応1・2件のそういう情報はいただいているというお話だったんです、資料として。そこで、私も「ん?」と思ったんです。1・2件、これは良いことだと思うんです。だけれども、しかしながらやはり1件でも2件でも不幸があったという事実は、これやはり1件だから良い、2件だから良いっていう問題でもないし、計画自体も私は大変申し訳ない言い方なんだけれども、そういう事例があったらばやはりこういう貸し出しを強化するとか、何かしらの前向きなアクションがあっていいのかなと思うんですよ。だけれども、計画は立てたよ、それで重複的には例えば交付以外のサービス事業もいろいろ7期においては9事業でやられているんだけれども、その中で三つか四つぐらい重複、例えば見回りだとかいろんな手厚い事業展開されているんですね。それはそれとして、大いに認めて良いことだと思うんですけれども、ただやはり計画の中でそういう事例が出たということでいけば、何回もくどいようですけれども、やはり何かしらのこういうアクションがあってしかるべき。計画作ったからそれでいいんだっていうどうもその辺がいわゆる言葉は悪いですけれども、なおざりっていう言葉が適切かどうかわからないけれども、そんなふうに今回強く感じまして、ぜひこの辺の話も聞いてもらいながら、計画性のあり方もやはり一つこれを機会に何かを感じてもらいたいと担当課含めて。そういうちょっと思いがございまして、非常に一生懸命やられている中で、こういうなんかちょっと釘を刺すような表現もいかがなものかと思うんだけれども、そんなふうに感じました。ですから、全体の町長の思い、あるいはそういう部分に関しては、理解はさせていただきましたけれども、いまの計画にあたっての当然変化があるわけで、そういう変化に対応した今後の計画のあり方について、ちょっと言える範囲で結構でございますけれども、ご答弁いただきたい。
町の答え 町長 鈴木慎也
新井田議員の再質問にお答えさせていただきます。ひとりの不幸も見逃さないためという意味では、先ほども議員と私も同じ考えであるかと思いますが、やはり公助の考えと地域を巻き込んだ共助の考えというものが基本になるかと思います。その中で、公助の取り組みといたしまして、緊急通報器具の貸与事業、緊急通報情報の事業につきましては今後、先ほど答弁させていただいたように、さらなる充実を図ってまいる所存ではございますが、これらの取り組みを進めるにあたりましては、地域の皆様との連携、公助の取り組みが必要不可欠であると私自身そのように認識しております。今後は、議員からいただいた様々なご意見を参考に、これらの取り組みをどのように進めるのかを検討して、町内会連合会や各町内会など地域の皆様にご協力をいただきながら、ひとりの不幸も見逃すことのないよう高齢者の皆様がご自宅で安心・安全に暮らせるよう、まちづくりを進めていきたいと思っています。また、町内会の実態把握という部分では、自主的な声かけ訪問などの実施状況、福祉部などの設置状況、季節的なイベントの対応状況、町内会連合会との連携強化ですか様々あるんですが、その町内会によりまして福祉部の設置状況とか様々違いますので、まずはいまの状況をしっかりと把握していきたいなとそのように思っております。また、計画に対しましては、本当に貴重なご意見をいただいたと思いますので、今後の参考とさせていただきたいと思っております。以上です。
議員の質問 6番 新井田昭男
町長、どうもありがとうございます。それで、ちょっとまた戻りますけれども、答弁要旨の中では申請による必要と認めた場合というような表現になっているんだけれども、ざっくりいまどうなんでしょうか。我が町の高齢者状況って言ったら、令和2年の実績でいくと65歳以上の人口が49.3%という評価になっているんです。ところが8期で、計画でいけば3年計画ですので、最終年度が令和5年ですよね。これでいきますと65歳の高齢者率が56.1%なんですよ。もう2人以上のかたが要は、もう高齢者扱いだということになるわけですよね。こういう状況を踏まえていくと、いま現在で所有する機械が30台あるよと。うち24台貸し付けて、活躍しているんだということなんだけれども、これ具体的に私例えば人数でいくと65歳が令和5年で1,957人っていう資料が出ているんです。総人口が3,488人っていうことなんですね、これ。こういう一つの表が出ているんです、行政さんから。こういうことを踏まえると全員にそれを与えるってことは当然不可能な話で、ただ一つの提案としてやはり基礎疾患のあるかた、こういうかたと先ほど町長からもいろいろランクによって貸し付けの部分あるみたいですけれども、今後やはり一つの案として基礎疾患のあるかたを対象にするっていうこともこれやぶさかでないんじゃないかと思うんです。これいろいろ検討の余地は当然あると思うんだけれども、まずそういうちょっとご提案に対しての見解をお尋ねをさせてください。
町の答え 町長 鈴木慎也
新井田議員のお尋ねにお答えいたします。高齢化がどんどん木古内町が進んでいくんだと。その中で、いまの台数では足りないんじゃないかとそのような趣旨のご質問かと思います。いま現在、要綱上は概ね65歳以上となっております。その中で、疾患があるかたとか対象して先ほど答弁させていただきました。実際、利用されているかたの多くが80代・90代でございます。全体の10%未満が70歳のかたでございます。そういった意味では、20年前からの要綱ですから65歳以上ということですが、実際には元気なかたがたくさんいるというのもまた事実で、その一方で65歳のかたがたくさん増えていくという課題も認識しております。それらをしっかりと踏まえて、令和4年度に向けてどういった機器が木古内町の状況にあっているのかとそういったところを先ほどの答弁と少し被るかもしれないんですけれども、ITやAIなどを活用しながら、ただ台数もいまのままで良いとは決して思っていませんので、その辺りもしっかりと分析しながら、まずは地域の声とかケアマネのかたの現場の声とか様々参考にさせていただきながら、その機能の中身だったり台数について、協議して進めていきたいとそのように思っております。以上でございます。
議員の質問 6番 新井田昭男
ぜひ、やはりいまご答弁いただいたように、いわゆる後期高齢者含めて人口増っていうのはもうはっきりしているわけですから、いま町長が言ったようなことをたまさか4年中に通報機器の更新もあるという一つの大きな流れの変化もあるわけで、ぜひ1台でも多く対応できるようなそういう対応をしていただければと思います。2番の緊急通報情報の表について、これ現在227名が登録されていると。これも現状でいけば当然ながらもっともっとあるべきかなとは私個人的には認識しているんだけれども、やはり制度的にはこれも個人情報云々だとかっていうようなことになるのかもしれないけれども、ここにきてはやはりいまひとりの不幸も見逃さないということでいけば、もっともっと登録者を増やすための周知方法ですよね。なんかいままで見ると私もあまり勉強不足で承知していないんだけれども、いわゆるこれも委託事業っていう形なんですよね。いわゆる社会福祉協議会経由での対応ですよね。だから、そういう部分が実際こういう状況の中で、どういうふうな周知をされているんだろうということもちょっとわかる範囲でいいからお聞かせ願いたいです。
町の答え 町長 鈴木慎也
新井田議員のお尋ねにお答えいたします。緊急通報情報の事業で、どのように周知をされているのかとそのような趣旨の再質問だと思います。最初に、声がけ訪問員が訪問した際に、独居高齢者等のお宅に緊急通報情報表の記入と備え付けをお願いすることとしています。本人の承諾を得て消防と警察に情報提供することによりまして、緊急時に適切な対応が取られると。そのことで、独居高齢者等の安心・安全を確保するというのが目的であります。これは、平成24年から実施しております。声がけ訪問員の訪問につきましては、満65歳の誕生日月に個別に利用の案内を送付しております。平成29年の9月には、満70歳以上の独居高齢者の皆様に声がけ訪問を普段利用していないかたへの再度、利用の案内をいたしました。そうしましたら、82名中、22名が新たに希望されたということでございます。2月の末の現在は、緊急通報情報登録者数が227名で、声がけ訪問の件数が因みになんですが194件ございます。いずれにいたしましても、新井田議員がおっしゃるように、今月大丈夫だったから来月も大丈夫だろうとそのような私達事務仕事をしていたらだめだという認識ありますので、できるだけ一人ひとりに寄り添って状態を把握しながら、できるだけ高齢者の皆様の安心・安全を守るために寄り添いながら、状況を把握していきたいとそのように思っております。以上です。
議員の質問 6番 新井田昭男
周知の仕方については、積極的というようなちょっとあまり感じじゃないんだけれども、一応の年齢になった時の案内はさせていただいているという理解はさせていただきましたけれども、ただ、いま町長がおっしゃったように、今月いいから来月もいいよということでは当然ないわけですね。ですから、こういう良い制度はやはり少し間隔を短くするとか、やはり案内を密にして1人でも多くの皆さんが安心して在宅できるようなそういうこともやはり目的としてはそこなわけですから、そういう部分に少し時間をかけるとか、ちょっと足を運んでもらうとか汗水垂らして、そういう部分は必要だと思います。いま町長から言われたように、この辺はさらなるまた確認の中で、いろいろ情報収集というようなお話もいただきました。ぜひ制度とすればくどいようですけれども、非常に良い制度だと私は思います。改めて思っていますし、ぜひぜひさらなる会員が増えることを期待したいと思います。もう一つは、私の言っている共助あるいはこの部分に関しては、やはり私ちょっと疑問に思う部分がありまして、27町内会あるんだけれども、うち泉沢なんだけれども、保健福祉部分っていわゆる部があるんです。いろいろ地元の部分で活躍してもらっているんだけれども、この27町内会の中でそういう福祉部だとかもたれている、全部もたれているのかな、その辺ちょっと行政でどんなふうに認識しているのかお尋ねします。
町の答え 町長 鈴木慎也
新井田議員のお尋ねにお答えさせていただきます。先ほどの再質問の中で、町内会の実態把握について、2番目に福祉部などの設置部状況という答弁をさせていただきました。しっかりと現状把握をすることが大事だということを認識しておりますので、これからしっかりと把握していきたいとそのように思っております。以上です。
議員の質問 6番 新井田昭男
やはりどうしても行政あるいはそれに加わる例えば社協の皆さん、一生懸命働いているけれども、これは全て100%じゃないわけですよ。一生懸命やっているんだけれども、例えば機械を貸し出したって、その機械が100%機能するかと言ったらそうではないです。それは、十二分に承知しております。ただ、そういうものがあるっていうことだけも、やはりそれを使っている皆さんが安心を抱くわけです。そういう部分の安心料です、一つは。そういう部分とどうしてもやはり町内会と連携っていうのは、かかせないわけです、ここまできたら。ですから、町内会の状況は町内会さんが一番良くご存じなわけで、そういう部分ときちんと行政あるいは担当課が握手をしながら、やはり物事を進めていかないとやっているからいいんだとか、結局なおざりになってしまう。計画そのものも何も変化がない。そういう状況になってしまいますので、そんなふうに思いますので、ぜひその辺はくどいようですけれども、この機械の増量とかあるいは登録のさらなる増加だとか、そして地域各団体やっていますけれども、町内会を巻き込んだそういう活動をもっともっとやはりすべきだと思いますし、それが強いてはそういう見逃さない状況になるわけで、ぜひ町長の意気込みもちょっと確認させていただきましたし、私の思いも聞いていただきましたので、あと3分ちょっとくらいありますけれども。ただ一つ、最後にお願い、要望したいのは、やはりまず町長におかれましては、全てにおける危機管理ですよね。これは、別に防災だけが危機管理だけじゃないわけです。やはり全ての事業展開の中での危機管理、何があったらどう対処すべきだとか、こういう死亡例があったらそれに対してどう取り組むんだとかというそういう危機管理、これはまず構築していただければなと一つ思います。それとやはり担当課におかれましては、何回もくどいようですけれども、既にもう後期高齢化社会に入っているわけですよ。公務員としていろいろレクチャー受けて、これはいったい何なんだということも住民寄り添うんだっていう部分は誰もが知っているわけで、いちいちそんなくどくど言わないんだけれども、ただそういう部分もやはり頭の念頭において、やはり今後の事業展開にぜひ成果が上がるような尽力をお願いしたい。これ申し伝えまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。