長万部町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月12日
人口減少問題に取り組む「長万部町創生総合戦略」について
- 聞いた人
- 村川毅 議員
- 答えた人
- 町長 木幡正志、まちづくり新幹線課長 加藤慶一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 村川毅
私は1点について質問いたします。人口減少問題に取り組む「長万部町創生総合戦略」について。人口減少問題は全国的な問題だと手をこまねいているわけにはいきません。2015年に人口減少に歯止めをかけ地域活力を維持していくよう各種施策を掲げる「長万部町まち・ひと・しごと総合戦略」の策定・推進に向けた基礎資料の「長万部町人口ビジョン」を策定し、現在、2019年までの5年間の「長万部町創生総合戦略」を計画的に推進しています。「人口ビジョン」では、2040年に3,566人、さらに社人研、いわゆる国立社会保障人口問題研究所の人口推計が公表され、2045年には本町の人口が2,750人になるとされたことについては予想以上の減少に驚いております。質問の1として、総合戦略では、5か年戦略の実効性を発揮するため、PDCAサイクルに基づく進捗管理、評価や検証に関する記載がありますが、実際の評価や分析においてのプロセスや実施状況についてお聞きします。また、5か年が終了した後、検証結果はどのように活かされるのか、町長の所見を伺います。以上です。〔議員(7番 村川毅)自席へ〕
町の答え 町長 木幡正志
人口減少問題に取り組む「長万部町創生総合戦略」についてご回答申し上げます。ご質問にありましたとおり、「長万部町創生総合戦略」は2015年に策定し、2019年度までの5か年の戦略として、毎年PDCAサイクルに基づく進捗管理と評価、検証を行っているところであります。1点目の実際の評価や分析においてのプロセスや実施状況につきましては、戦略は基本目標を達成するために明確な数値目標を掲げることとされており、施策ごとに期間の最終年度におけるKPIを設定した内容となっております。また、このKPI等の検証にあたっては、毎年、施策・取組ごとに戦略・施策・取組について、PDCAにKPIを含めたプラン・施策の推進・評価などが記載された取組シートを担当課で精査のうえ作成し、検証機関としての「まちづくり推進会議」の地方創生部会において、KPI達成に有効かどうかの評価を行うプロセスで実施されているところであります。2点目の5か年の期間が終了したあと、これまでの検証結果がどのように活かされるのかにつきましては、町では、2020年度から2024年度までの5か年を第2次長万部町創生総合戦略の期間として位置づけ、これまでの検証結果を踏まえ、本町の人口ビジョンを見直しながら、さらなる人口減少対策の強化を目指して戦略の評価・見直しを行い、次期5年間の総合戦略の策定に活かす考えであります。以上であります。〔町長(木幡正志)自席へ〕
議員の質問 7番 村川毅
それでは何点か再質を行います。団塊世代の子ども達、いわゆる団塊ジュニア世代が高齢者となるのが2040年、この超高齢化と人口減少の2040年問題で、政府は地方制度調査会に複数の市町村が連携する圏域のあり方を諮問しております。この1、2年中に答申が出ると思いますが、また、私たちが経験した平成の大合併といわれた十数年前のときのように、複数の町村で協議するよう国から押しつけられる時代が来ないとも限りません。そのためにも、医療・福祉・教育・就労の場確保、住宅問題など子育て支援の拡充や、環境の整備に向けて、長万部町独自の戦力を持って人口減少対策に取り組んでいかなければなりません。そもそも2014年11月に、「まち・ひと・しごと創生法」が成立し翌年の2015年に地方創生総合戦略を作ることが努力目標とされました。さらに10月までに作成すると先行型交付金が出るということで、長万部町は9月中に仕上げましたから、担当課は大変苦労したと思いますけれども、国が定めた4つの基本目標のほかに、長万部町はよその町にはない新幹線と、東京理科大学を加え、6つの基本戦略を立てたので、ある意味他の自治体に比べると有利な面があったかもしれません。私は昨年の9月議会において、地方創生総合戦略の評価・検証をした結果、まちづくり推進会議の委員からは、どのような意見・要望があったかという質問をしておりますけれども、答弁では、葛飾区との交流事業、新規就農者参画促進事業、空き家などの情報発信、防災体制の強化、高速道路通過客の呼び込み促進。公共施設の効果的な維持管理と最適配置、アグリ事業などの取組について、目標達成に向けて今後も引き続き努力していくようにとの意見・要望が出されていると答弁をいただきました。この地方創生部会の委員の皆さんの指摘のとおり、まだまだ取組の戦略の途中ですけれども、この戦略で40項目からなるKPIを設定していますが、答弁では担当課において取組シートを精査しているとのことですけれども、最終年度を待たずに既にKPIを達成または確実に達成する施策があると思いますけれども、その主な施策をお聞かせください。
町の答え まちづくり新幹線課長 加藤慶一
お答えいたします。主なものということでございますので、まず戦略3の「地域経済を活性化し安定した雇用を創出する」では、地域の素材を活かした特産品開発と6次産業化の推進、こちらの取組で6次産業化を図るビジネスモデルの構築件数1件、という目標に対して、こちらが川瀬チーズ工房さんが生産・営業開始したことによる達成がございます。それから、戦略4の「新しい人の流れを作る」では、地域おこし協力隊の活用と定住化の促進の取組での地域おこし協力隊の定住人数目標1人に対し、2人の達成ができたこと。それから、戦略5の「若い世代の結婚・出産・子育ての希望を叶える」では、中学生までの医療費無料化の取組として、子育て世代の医療費負担軽減の継続がされていること。それから戦略6の「安心して暮らせる生活環境づくりや地域間の連携を進める」では、バス路線の確保・維持の取組として地域間幹線系統の確保・維持の3路線を継続できていること。同じく戦略6で「北渡島檜山北部4町連携の推進」の取組として4町連携での新規事業の創出目標が、目標値の1件を上回る2件を達成したことなどが、既にKPIを達成した主な取組でございます。以上です。
議員の質問 7番 村川毅
ありがとうございます。人口減少問題に特効薬はありませんから、まず戦略を立てて、地道にひとつひとつ実行そして検証していくことが大事だと思います。今日新聞に出ておりました「はしっこ同盟」も、やっぱり交流人口の増ということについては、大変貴重な戦略だというふうに思っております。そこで、KPIを達成した中で、今お聞かせいただきましたけれども、地域おこし協力隊の定住がありました。先日、協力隊の報告会がありました。で、その協力隊の皆さんのお話を聞く機会がありまして、3年の任期が終了した2名の方が町に定住するという嬉しい話を聞かせていただきました。長万部の人の良さ、優しさに触れてこの町に残って恩返しをしたいと話していたのが非常に印象的でした。もちろんこう言ってもらえるのは町の担当者やサークルの方々など、町の人達の多くの協力があった結果だと思いますけれども、その方々がさらに空き家を利用した移住にも繋がるようですから、これこそが戦略の成功例だと思っております。そこで、この3年間の取組と、今後協力隊事業を継続するかどうか、最終的には推進会議で決定すると思いますけれども、今現在の町長のお気持ちを聞かせていただきたいと思います。
町の答え 町長 木幡正志
先日協力隊の活動報告会あって、結構皆さんお集まりいただいたってことで、おかげさまで3人のうち2名が定住をするということが決定をして、その中で今回長万部本町にゲストハウスを開設をしたいということで、今協力隊員の1名が開設に向けて準備を進めている。ただ、いろんな諸問題の解決に今ちょっと時間かかってるのかなと思っておりますけれども。保健所の届出なり、建物の利用について再度しっかりやる。そしてまた所有者の大変な協力もいただいて、できるだけ早めに開所したいという、そしてそこから新たにまた情報の発信をしたり、長万部に人材を取り込んでいきたい、そんな話もございます。そしてまた、去年6月に新たに協力隊員を1名長万部に入ってまいりました。協力隊員について、酪農の業態に入って一生懸命努力をされているということですので、今後もやはりこういった協力隊員が入ってくることによって、町の空気も変わってくるんだろうなと思っておりますので、KPI評価達成後にまた募集かけて、今度はどちらの方の事業にむける協力隊員を要請していくのかということについては、今後も継続していきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。
議員の質問 7番 村川毅
ありがとうございます。協力隊が任期を終えて、この町で起業するということですので、ぜひ全面的な協力をしていただきたいなというふうに思っております。また、協力隊は、よその話を聞くと途中で辞めてよその町の協力隊になるとかという例がよくあるそうですけれども、長万部町の場合は3人がともかく最後まで協力隊として頑張っていただいて、このたび任期を満了するということでしたので、先ほども言いましたけれども、皆さんの協力があったからだと思っております。で、このうちの2人が残るということで、この2人は長万部に来てから結婚してるんですね。だから、2人が残るけれども結果的には4人が定住するということです。ですから、今彼らが発表で言ってた長万部町の人の良さと優しさに触れて定住を決めましたという言葉を言ってましたので、この人の良さと優しさというのは、これからの戦略のキーワードになるのではないかなというふうに思っておりますけど。町長どうですか。
町の答え 町長 木幡正志
大変な表現をしてくれたんでありがたいなと思うんだけど。長万部の人の良さと優しさってのが彼らに通じたんであれば、それはやっぱり我々も真摯に受け止めて、常に人に優しい明るさに努めていきたいな、そんな形でおります。以上です。
議員の質問 7番 村川毅
ありがとうございます。最後の質問です。総合戦略の基本的な考え方は、人口減少の問題とともに、地域経済の縮小の克服があります。戦略の中で、漁業の生産性の向上というのがあります。もしかしたら通告の内容とは少しずれるかもしれませんけれども、今町民が大変心配してる問題であります、町の地域経済に大きく影響するホタテの大量死の問題があります。この問題について現状と現在、町としてどのような取組をしているのか、もしお聞かせ願えればと思います。よろしくお願いします。
町の答え 町長 木幡正志
今質問者からも通告外という言葉が出たんで、素直に受け止めて答弁させていただければと思いますけれども、新聞・テレビも報道されているとおり、噴火湾全域、それから最近になってから日本海の留萌管内、それから寿都の寿都湾もへい死が起きてるっていう状況が確認をされてきております。それで現在、出荷もやりながら耳吊りもやる。こういう形態なんですが、まだ漁協さんでは調査中で、係数は全て出していないんですが、今まで以上に非常に悪い状況が確認はされております。10日、日曜日でしたけれども、午後からちょっと港の方に出かけて、組合員の方4、5人いたんで、1時間くらいちょっと話をさせて、殻の入ったバケットも見せてもらったんですが、もったいないくらい大量死してる。そして5月の中旬以降に耳吊りしたやつに非常に被害が大きい。まだ、2月からやって、5月の始め頃までやったものについては、水揚げはしてない。稚貝の状況は、各地域から持って来たんだけども、いい人で7割の人もいる。悪い人は4割しか生存してない人もいる。これひとつの養殖の技術の有り様というのも今後考えなければいけないのかなと思っていたんですが。昨年9月議会でお願いして、補助事業を可決いただいて、取り寄せた道東の稚貝、これが90%を超える生存率。これが昨日ちょっと話聞いたら、4人とも「いやいやあれだけは間違いなく良い」って。これを大切に今年は耳吊りをして、来年の経営の糧になるという話をいただきました。どういう状況でその貝が現在の段階で良いのかってのは、これからずっとさかのぼって、去年の10月にここに運んだ時点までの経過から努めて、ずっとぼってって、どういう状況が今回へい死をしないで生存に繋がってるのかってことも調査するということで、今漁協さんの方も取りまとめをして、その結果町の方にも報告あれば、各町も一斉に連携を取りながら、今後のホタテ養殖の有り様、対応、それから漁業経営のあり方ってものについても含めて、対応するという形になってるんだけど、まだ漁協さんの方がまとまってきてない部分があって、ちょっと足踏み状態なんですが、生産をしながら、そして来期に向けての稚貝の入替をしながらの調査ってことなものですから多少時間がかかる。しかし例年よりは稚貝へい死状況が大きいってことだけは、ちょっとお伝えしておきたいなと思ってます。以上です。
議員の質問 7番 村川毅
ありがとうございました。終わります。