みんなの議会

森町議会 平成22年第1回 6月会議 2010年6月9日

高齢者と買い物難民について

聞いた人
中村良実 議員
答えた人
町長 佐藤克男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 13番 中村良実

高齢者と買い物難民についてをご質問をいたします。町政執行方針で、高齢者の皆さんが住みなれた地域で健康で長生きできる日本一お年寄りを大切にするまちづくりを目指してまいります。そのため、福祉の分野が有機的に機能するシステムの構築が必要であり、関係機関が連帯していくネットワークづくりを検討していくとあります。高齢者は、日常の買い物に苦労しております。食べることは一番大事で、楽しいことでもあり、今の社会は車を持たない高齢者にとっては住みにくい社会であると話をしております。また、買い物は単に物を買うだけではなく、外に出て多くの方々とおしゃべりをすることが地域とのつながりを感じる。最近では、買い物難民とも言われております。隣同士で助け合うことも限界があると推定しております。これらを考えるとき、行政が何ができ、何をどうすればよいのか考察をしていただきたい。今高齢者のエネルギーを利活用できる仕事場を提供し、日々元気で楽しく精を出せる環境づくりも大事である。今町が買い物難民に手助けをする、これが町長が言う大切にするまちづくりの基本だと思います。以下、お尋ねいたします。高齢者のための買い物バスの運行について。2つ目は、高齢者のための事業、軽作業の展開について。3つ目は、歩道の整備について。以上3点についてご質問をいたします。

町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)

中村良実議員の高齢者と買い物難民についてということでございます。1点目の高齢者のための買い物バスの運行についてご質問がございました。高齢者の皆様が住みなれた地域で健康で長生きすることのできる日本一お年寄りを大切にするまちづくりを目指しておりますが、そのためにご指摘のように保健、医療、福祉の分野が有機的に機能するシステムの構築が必要であり、保健センターや国保病院、地域包括支援センターを中心として、関係機関が連携したネットワークづくりを進めております。ご質問の買い物難民の件でありますが、商店の大型化に伴って地域の小売店が次第に閉店し、身近での買い物環境が悪化しているのも事実であります。高齢者、特に車のない高齢者にとっては、不便な時代になりつつあるものと認識しております。ただ、ご質問の買い物バスの運行についてですが、函館市でも試行的に実施しておりますが、地区を限定したり時期を限定したりしたものとなっており、実施の結論がまだ出ていないようであります。全庁的に高齢者の在住している森町において有効な手段なのか、また既存の営業バスとの競合の問題や路線をどうするか等々、いろいろな問題も考えられます。一方、町内の各スーパーや商店においては宅配サービスを実施しており、営業車で販売して回ったりしている事業者も数多く見られます。当面はそれらのサービスも活用していただいて、生活に役立てていきたいと思っているところであります。2点目の高齢者のための事業、軽作業の展開についてというご質問でございます。ご存じのように、森町には町村部では珍しくシルバー人材センターが設置されており、現在約120名の高齢者の方々が会員となって活動しております。軽作業から管理的業務、事務的業務など各種仕事を請け負ってやられておりますので、体力や能力に応じて力を発揮できる場が提供されております。町におきましても、国と合わせて年間約500万円ほど補助金を出して、会の運営に対して支援しておるところであります。また、今年度より試行的に実施する福祉マイレージモデル事業においても、主に元気な高齢者を対象にボランティア活動を行ったときポイントを付与して、そのポイントをためたら精算して還元するという、今年度限りでございますけれども、そういう制度も始めたところでございます。ぜひこれらの事業にも参加していただいて、高齢者の生きがいの一助として取り組んでいただきたいと思っております。3番目の歩道の整備についてでございます。これは、順次目についたところから町の範囲の中でやれるところについてはやるべきだと、そのように思っております。以上でございます。

議員の再質問 13番 中村良実

再質問をさせていただきます。1点目です。買い物バスの運行なのですが、これは体験してみないとわからないと思いますけれども、現実的に自分の地域から店がなくなる。なくなって初めて気がつくのです。大変だなということに初めて気がつく。そのときは、既に遅いのです。だけれども、どうすればいいかというのは、なかなか地域、あえて言うなれば自治団体、町内会組織というのでしょうか、その中では検討はなかなかできない。難しい。そうしたのが私は実態だと思うのです。例えば本町から北を見たときに、ここには店ないのです。1軒だけはある。生鮮食料品は、ほんの少ししかない。あとはないのです、店が。そして、今は核家族の時代になっています。完全にそうです。よく敬老会の集まりになると、私は子供さんに甘えなさいよと言うのですが、なかなかそうはいかない。親としては子供に甘えることはできない、自分は自分で生きていきたいという考え方。前にも私、18年のときだったと思うのですが、買い物バスのことで質問したことあるのですが、やっぱり前向きに検討していただけなかったのです。今通院用として函バスが動いています、国保病院まで。でも、ああいう大きいバスは小回りきかないのです。ですから、私はできることならば、マイクロバスで結構ですから、定期的にして、町で運行をしていただきたい。そうでなければ、お年寄りが本当に大変なのです。老老介護、これもわかります。でも、これもまた年をとる。そうするとできなくなる。それから、もう一つは、今行政的にも法的にも高齢者、あえて言うなれば後期高齢者になったら、もう運転免許証は返納しなさいという時代になりました。そうしますと、そういう人方は買い物に行けないのです。そういうこと等も行政としては考えてあげる必要があると。しかも、町長が言う日本一ですから、そういうことを考えますと私は簡単にできることだと思います。是が非でも町長が言う日本一をやっていただきたい。そして、町長が今執行方針の中で言っていることで、さっそく今年できたのがあります。それは、福祉マイレージです。これはできました。動き出しました、6月1日から。これもすばらしいことです。それは、3つの町内会がありますね、やったのが3つの町内会。3つの町内会でどこもやっているというのが、庭の清掃だけが3つの町内会がやっぱり希望しているのです。あとは、安否の確認が2つなのです。それから、話し相手も2つの町内会なのです。それから、散歩するのも2つの町内会なのです。そうすると、そこの町内会のそこの場所によって、お年寄りの希望することが違うということです。このときには出てきていないと私思っているのは、買い物なのです。出てきていないのです。ですから、これは面倒だなと、本人の理解の中でしないと思うので、私は日本一のためにやっぱり買い物バスは運行していただきたい、そのようにもう一度これについての答弁をお願いをいたしたい、そう思います。それから、2問目なのですが、私はお年寄りのエネルギーを大事にしたい。大事にして、これを利活用していただきたい。これは例えば前浜にある海からとれるものを海からとる人、それを商品化していく人、作業の分担によって私はお年寄りのエネルギーは十二分に使えると。過去にもあったのです。過去にもありました。それは、珍味をむしるというのかな、イカを。ありました。今は、そうした集まってやる作業場もないのです。だから、そういう作業場をつくることによって軽作業はできていくであろうと。1日に2時間でもいいのです。是か非でも5時間も6時間も必要ないのです。そこに集まる人の会話、集まる人の笑顔で私はエネルギーを利活用できると、このように考えています。ですから、その件についても私は考えていただきたい。例えば温泉熱を利用したハウスの中での接ぎ木の作業、それから前浜でいう昆布をとる人、それを商品にする人、そういう作業場があれば、これはお年寄りでできるわけです。手先でできる。そういうこと等をもう一度考えて、日本一のために私はそんなに面倒でない、そう思いますので、もう一度答弁をお願いをいたしたい。それから、3問目、歩道の関係です。町長、これは町長もかなり前向きに検討していくということで返事をいただきまして、ありがたいと思います。今大通りには歩道あります。立派な2メートルの歩道があります。でも、町道には歩道がないのです、森町の中央を考えたら。あるのが中道通りにあります。細いのですけれども、歩道というのがあります。そうしますと、歩道のないところに大きな店舗があるのです。今大きな店舗というのは、全部車で行くというのが主でもって、ああいう大きな店舗になっているのですが、買い物かごを引っ張りながら、2人でお話をしながらその歩道を歩くということが私はすばらしいことだと思うのです。ですから、町の中を一方通行にしてほしいです。そして、現在ある車道を1メートルでもいいから歩道に直したほうがいいと思うのです。そうすると、買い物する人方は大通りの立派な歩道につなぐことができるのです。町の中の今の車道を、1メートルできなかったら80センチでもいいではないですか、一方通行にすれば支障ないと思うのです、車の通行に。こういうこと等も私は検討していただきたい。そうすることによってお年寄りが楽しい町になる。会話の弾む町になる。そして、各商店は商店の前に休憩していただくいす等を配置すれば、私は町長が考えているすばらしいまちづくりができていくのかなと、このように考えています。もう一度答弁をお願いします。

町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)

中村議員のご質問にお答えさせていただきます。買い物難民に対する買い物バスというご提案でございます。私は、買い物バスも一つの手段、方法であろうと、そのように思います。そして、いろんな方法があるのではないのかなと、先ほど議員からありましたご家族にお願いをするということも1つだと思います。買い物バスになりますと、どうしても費用の面、そういうものがかかってくるわけでございます。私は、議員がおっしゃっていた福祉マイレージ、この中にも買い物をかわってやってあげるという、そういうシステムも入ってございます。そういうものも活用しながら、なるべく費用のかからない方法で、そして買い物難民が出ないような、そういうものを構築していきたいなと、それもシステム化されてそういうことができればいいなということで思っております。3件のところでこの買い物についての要望はなかったようでございますけれども、将来そういう要望があれば、そういうことも福祉マイレージの案件の中の一つに入れられることではないかなと、そのように思います。それから、お年寄りの利活用でございます。これは、私は森町ほどお年寄りが働いている町はないなということで思っております。例えばミミヅリという、これはこの道南特有の噴火湾に沿ったところの特有の軽作業でございます。聞くところによると、70歳過ぎた方もミミヅリに行って、多い人は月10万以上所得を得ているということを聞きます。二、三カ月やると二、三十万になるのだという話を聞いております。私は、非常にこういうことはすばらしい仕事だなというふうに思っております。また、議員がおっしゃっておられた濁川での土をいじる、そういう作業、そういうことも私はいいことではないのかなと、そういうものも町としてもぜひ町民にお勧めしていかなければいけないことだろうなと、そのように思っております。3点目の歩道の整備、一方通行というお話でございます。非常にいいご提案ではないのかなと、そのように思います。建設課のほうとも相談して、できるのかできないのか、その辺のところもよく検討して、そしてできるようであればそういうものもぜひ検討してみたいなと、そのように思います。以上でございます。

議員の再質問 13番 中村良実

1点だけ質問をさせていただきたいと思います。町長、買い物バスの関係なのですけれども、去年町長が町長に就任して、そのときまではお年寄りにいろいろな施策があったと思います。おふろに入るのも有料にする。それから、敬老会も地域でやっていただく。そうしたもろもろのものが有料化され、またそれらのものがカットされて今きているのです。くどいようですが、日本一という名前が欲しいとすれば、日本一に仮になったとすれば、そこにお年寄りが来る、当然そこには若い人も来るのです。必ず来ます。そうすると人口増にもつながっていくし、それには、町長はPRの上手な方ですから、だとすればバスの運行ということをもう一度考えてほしいです。これは、地域になればなるほど、遠いところになればなるほど必要になってくるわけですから、これすることによって私は森のイメージがぐんと変わると思います。そして、町長が言う約束事というのは実行されていくと、このように思いますので、これについてもう一度前向きな答弁をお願いをいたします。

町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)

中村議員からの買い物バスについてのご提案でございます。その中に私が選挙時にお話し申し上げた日本一お年寄りを大切にするまちづくりというお話がありました。私は、何度もこの席でもお話ししております。日本一お年寄りを大切にするまちづくり。私の言うお年寄りというのは、自分のことを自分でできなくなった人を言うのだということです。そして、もろもろのお年寄りに対する福祉について削ったというようなことで言われておりますけれども、他の市町村、そういうところに比べて森町がすこぶるお年寄りに対するそういうものを、福祉をやめているということは私は全く感じておりません。普通の町のやり方になっていっていると。お金をかけることだけがお年寄りを大切にするということではなくて、私の言っているお年寄りを大切にするというのは、自分のことを自分でできなくなった方、そういう人に対して手厚く手を伸ばす、また自分のことが自分でできなくなるような、そういう体にならないように健康、それに留意していくということが条件でございます。買い物バスについては、私は買い物については買い物バスというのも一つの提案だと思います。そして、いろんな方法があると思いますけれども、今の町の財政からいって、買い物バスにこだわるのでなくて、違うお金のかからない方法があるのではないかなと、そういうことも検討しながら、それでなおかつだめであれば買い物バスということも検討になろうかと思います。ですから、買い物についてはいろんな手段の中を探って、一番いい方法、そして費用のかからないことを考えなければいけないのではないかなと、そのように思っている次第でございます。答弁にかえさせていただきます。

出典:森町議会 平成22年第1回 6月会議 2010年6月9日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる