みんなの議会

木古内町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月13日

地域漁業振興の施策実施について

聞いた人
平野武志 議員
答えた人
町長 大森伊佐緒、産業経済課長 片桐一路

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 平野武志

2項目目まいります。地域漁業振興の施策実施についてでございます。一次産業は、町の活性化にとり必要不可欠であります。これまでも漁業振興策として様々な支援をしてきたのは把握しております。施設の整備はもちろん、継続している放流事業は一定程度の成果も出ていますし、現在進行形で取り組んでいる事業も今後、漁獲増につながることを期待しております。しかしながら、漁業者の経営状況は大変厳しく、大半の漁業者は将来へ不安を抱えています。現状の課題について、下記に4点示しておりますが、読み上げは省きたいと思います。特に後継者不足については深刻で、今後さらに漁業者が減少していくのは時間の問題であります。優先順位としては、漁業者の経営の安定、いわゆる同じこと書いております。収益増を図ることが諸課題の対策として必要だと考えますが、下記についてお伺いします。(1)担当課の増員で、一次産業向上のスペシャルチームの結成。(2)大胆な稚魚放流事業。(3)投資や整備に対する大胆な補助。以上をお伺いします。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

漁業振興策についてのお尋ねでございます。現在、町が行っている一次産業後継者支援事業において、農業者の利用は多くありますが、漁業者については利用実績が少なく、漁業者の後継者不足が深刻であることを表していると認識しております。町では、漁業者の担い手を確保するために、まず漁業者の収入安定を図ることが第一でありますので、養殖業の設備更新事業などに支援を行い、また、将来展望を見据え、漁業者の担い手対策に、関係機関の協力を得て進めていく考えでおります。お尋ねの一次産業の向上に向けた担当課職員の増員につきましては、直ちに職員を増やすことは大変難しいと判断しますが、ブランド化の推進や販路拡大など、漁業者の収入確保に効果的な施策につきましては、担当課内の重点業務と位置づけ、しっかりと進めてまいります。次に、稚魚放流事業につきましては、水産資源の放流は、低迷する回遊魚の漁獲を回復するためには必要不可欠な事業であると考えております。当町におきましては、津軽海峡に隣接する市町及び漁業協同組合で構成する津軽海峡地域水産人工種苗育成供給連絡協議会に加盟し、ヒラメやクロソイの稚魚を放流しております。また、大量の稚魚放流事業では、大量の稚魚が必要ということになりますが、道内には稚魚作りを担う施設が現在、2箇所と少ないのが現実であります。この二つの施設において、全道各地へヒラメやクロソイ、アワビなどの多種多様な種苗を供給しておりますので、年間の生産数量に限りがあり、大幅な種苗の増加が難しいということから、現在の放流数をいかに確保するかとここのところが重要だと認識しております。次に、投資や設備に対する補助につきましては、町が新たに補助制度を創設することは難しいと考えております。このため、漁具や漁船購入に関する補助につきましては、国の補助制度を活用していただくことになりますので、その補助残については町の利子補給金制度の活用を推奨しながら対応してまいりたいと考えております。以上でございます。

議員の質問 3番 平野武志

町長も現状の漁業者が大変ご苦労されているということは、考えは一緒のようです。そこで、後継者がいないのも深刻ですし、課題としては収入の安定を図ることが大事だと。ここに質問書いてあるとおりなのですよ、考えていることは。ですので、見解は一緒だと。しかしながら、いまの返答としてみれば何もできないぞと、現状のままだぞということなのです。どうします、そうしたらこれから漁業者。大変なのわかっていても町、これ以上手がけないのですよ。自分達でやれよと言っているのと一緒ですよね。そう感じました、私は。これまで農業者は様々な施策により、一部の方々全員ではないのでしょうけれども、活性化されているかたもいらっしゃいますし、そのお陰で後継者がどんどん育ってきて、よそに働きに行ってもあとを継ぐために戻って来られて、農協の集まりでは木古内の飲食店でも大変若手が多く賑やかで、一次産業の農業は大変充実しているな活性化しているなと感じるシーンがあるのです。しかしながら、漁業者についてはそのような会合は一度たりとも見たことがなくて、町が心配するとおり、私も心配するとおり、漁業者も心配するとおり、そういう現状です。でも何もやりませんとそのお答えで納得していますかね、町長自身も。大変不思議ですね。まず一個ずつ再質問します。先ほどもこの内容とは違うのですけれども、新井田議員の質問で防災についての新しい課を設立してはどうだという質問については、当然現在の職員でやりくりする中で、増員もできないし新しい課の立ち上げは考えていないと。この担当課の増員ということですけれども、スペシャルチームと私はただ単に書き方を変えているだけであって、新井田議員のいうように、例えば部だとか新しい課の創設という意味だと一緒だと思うのです。それについても当然、考えていないと。過去にも人口減少対策について、スペシャルチームを作ってはどうかと。要は新しい課、新しいチームの創設をどうかと言った時にも同様のお答えだったのです。考えてみてください。それぞれ新しい課を提言しているのは、上手くいっていない分野なのです。人口減少についても先ほど触れたように、なかなか上向きな兆しが見えない、この漁業についても私が今回提言しているのは、なかなか漁業者の後継者が見つからない。町長おっしゃるように、販路開拓、ブランド化の確立と取り組んでいきますとおっしゃっても、これまでも取り組んでいるのですよ。しかしながら、現状の課の体制ではできていないのが事実なのです。これは、担当課を責めるわけじゃないですけれども、たった3人の主査がいて農業・漁業・林業、それぞれ多忙な業務をしているわけですよね。そんな中で、いま低迷している改革をしなければならない、改善をしなければならない、漁業についてのいまの体制でははっきり言って無理です。ですので、ここの漁業者に何とか力いれ、テコ入れをしてあげるためには、まずは行政内から改革をしていかなければならないとそのように考えての提言なのです。当然ながらいますぐここで増員しますとか新しい課の設立・チームを作りますというのは無理でしょうけれども、先ほどおっしゃったように、これだけ町が漁業者が大変なことわかっているのに、いまの答弁では現状と何も変えられませんと言ったことに対して、もう一度指摘しましたので、まずこの(1)について再度考えが変わるのかどうなのか伺いたいと思います。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

お尋ねの中で新たな組織ということになって、そこには人員ももっと張り付くのでしょう、考えからいきますと。それだけが漁業振興につながるかというと決してそうではない、幾つのことを重ねて行うことが大事なわけです。ですから、そういったことも一つなんでしょうけれども、現体制の中で重点項目としてブランド化、そしてまた販路拡大、これまで以上に力を注ぐということを行ってまいりますので、新しいプロジェクトチームですか、課ですか、スペシャルチームですか、これについては当面実施する計画はございません。

議員の質問 3番 平野武志

これまでもブランド化ですとか販路拡大というのは、何年にもわたって予算委員会・決算委員会でも担当課に指摘して、当然ながらその都度、担当課の主査あるいは課長から今後もさらに頑張っていくという同様の答弁をもらってきました。しかしながら、現実なかなかそれが進まれていない状況なのですよ。ですので、何か変えなきゃないということで、こういう提案しているのです。別にスペシャルチームだろうがスーパーチームだろうがチーム名とか名称とかどうでもいいのですけれども、何か町として対策を考えなければならないといううちの一つなのです。ですので、町長がこれからもブランド化確立や販路開拓には努めていきますという言葉は全くもって信用できません、現状は、これまでの流れを考えると。できないので、さらにこのあとのいまこの場でチームの話をしても新しい課の増員の話をしても進みませんので、まずそこはここで保留にしますけれども、私自身はまず納得しておりませんので。それで、(2)の稚魚放流についてですけれども、稚魚の製造元がない。これはもう大きな問題ですよ。事実、例えば木古内だけじゃないのでしょうけれども、他市町との連携の中、この前の海、知内町も対象でしょうし、北斗も対象でしょうし、そこに撒いている稚魚が確保が大変だと言いますけれども、それ以上に要望していて実際に入ってこないという現状があるのですか。まず、1点。担当課長でもいいです。

町の答え 産業経済課長 片桐一路(産業経済課長は2021年9月まで)

ただいまの稚魚の関係ですけれども、まず2施設しかないという事実があります。そこで、当然どこの町も皆さん一定の稚魚数を確保したいという希望はあると思うのですけれども、やはりキャパの問題がありますので、現状は難しいと思います。

議員の質問 3番 平野武志

いまを注文している数よりも多くほしいのだけれども、それが回ってこないという現実はあるのですかと、事実はあるのですかということです。

町の答え 産業経済課長 片桐一路(産業経済課長は2021年9月まで)

確認はしておりませんが、そういう実態はあるというふうに思っております。

議員の質問 3番 平野武志

わかりました。稚魚放流については、2箇所しか作るところがないという厳しい状況だというのは、理解しました。それで実際、現状、漁師さんが回遊魚も捕れないし、鮭も捕れないし、何も捕れないしっていう現状の中、実際稚魚を撒いていて、木古内の漁業者が範囲と言いますか捕って回る海域の実態調査です。これをはたしてやられているのかどうなのかの現状をちょっとお知らせください。わからなければ、わからないでいいです。

町の答え 産業経済課長 片桐一路(産業経済課長は2021年9月まで)

現状はやっておりません。

議員の質問 3番 平野武志

当然ながら漁協がありまして、そこにお任せと言いますか連携を取ってやっている中で、内容についてはお任せしているよというような実態も理解しているのです。しかしながら、やはり町が漁業者に対して対策を取るということは、そういう実態からしっかり踏み込んでいって、じゃあどういう対策を町が協力できるのかというのが大事だと思うのですね。そこに踏み込むということで、昨年の議員研修会で渡島振興局のかたが講師に来ていただいたのですね。漁業についての漁業振興策がテーマの。そのかたとたまたま話をしていましたら、議長が木古内の沖に魚礁が入っていると。しかしながら、その魚礁がはたして漁師さんの漁獲高全然上がらないし、その魚礁の効果ははたしてどうなのだということを漁業者のかたを心配して質問したら、すぐ調査やってくれまして、魚礁まで船で行ってそこで釣る調査とダイバーが潜って実態調査。どういう魚が住んでいてというダイバーさんが写真撮って、これだけの魚がこの魚礁に付いているぞというところまでは調査したのですよ。釣りでは実際どういう魚がこの仕掛で釣れるかと、そこまでは調査いいです。そのあとですよ、問題は。そこについた魚をどうやって漁師さんが自分達の収入にするかというところまでいって、はじめてその調査って意味があるものだと思うのです。私はその時振興局のかたに、結果を担当課に伝えて、その結果に基づいて漁協のかたと協議をして、今後の対策と言いますか練るという話を伺ったのですけれども、それから一年経ちました。その後の経過どうなったのかちょっと伺いたいと思います。

町の答え 産業経済課長 片桐一路(産業経済課長は2021年9月まで)

大変申し訳ございませんが、私自身ちょっとまだ勉強不足でありまして、認識しておりませんでした。

議員の質問 3番 平野武志

産業経済課長には、本当なったばかりで去年の話にも振り返って質問して大変申し訳ないと思っているのですけれども町長、実態こういう状況なのですよ。わかったでしょう、実態。担当課が調査だとか漁業者のかたの今回は調査を例に出しましたけれども、それに対してどう進んでいるかと言ったらわからないわけですよね。それではたして漁業者へのしっかりとした対策を取っているのかと思わざるを得ないのですよ。そのためには、現状の担当課の人員じゃ足りないというのが(1)につながる質問です。最後3番目にいきますけれども、投資や整備に対する大胆な補助ということで、農業者のかたも様々な補助ありますよね。今回も補正の中で載ってきます、あか牛の牛舎建て替えの補助だとか、このたびことしから商工会については、商工会に限ったことじゃないのですけれども、中小企業小規模事業者への経営改善の支援補助金という素晴らしい制度ができましたね。例えばよその町を見てみると、農・漁・商に限らず、町内の人であれば使えるという補助制度もあるのです。別にそれに見習えということじゃないのですけれども、木古内町は農にも力をいれています。商にも力いれています。じゃあ次はどうなのだという話ですよ。ですので、いまやりませんと明言しましたけれども、やはりこれまでの現状、いまの現状を考えると漁業者に何かかにかの支援をしなければだめだと思うのです。ですので(3)番、(1)番もあわせてでもいいですけれども、再度町長の支援をしなければならない、具体的な話はいりませんけれども、せめて思いとしてでも聞かせていただきたい。

町の答え 町長 大森伊佐緒(町長は2020年3月まで)

当町の場合は、幾つかの産業がございますので、それぞれの産業に対してしっかりとした支援が必要になってくると。海のない町は海にかかる費用は少ないわけですから、それは非常に私なんかはそういう町の首長と話をすると「いいね」なんていうそういうことになるのですけれども。ただ、私どもの水産業に対してはご存じのように、設備もしっかりとした支援を行っております。先ほど、答弁の中でお話ししてましたけれども、養殖の設備の更新事業などは結構しっかりしておりますし。

議員の質問 3番 平野武志

ちょっと用意している間に、そのようなことですので、今後も漁業者のかたへの支援は強く申し上げていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

出典:木古内町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月13日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる