森町議会 平成22年第1回 12月会議 2010年12月14日
ワクチン接種の助成について
- 聞いた人
- 宮本秀逸 議員
- 答えた人
- 町長 佐藤克男、保健福祉課参事 成田研造
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 宮本秀逸
ワクチン接種の助成について。道は、子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌の3種類のワクチン接種について、新たに助成を行う市町村に対して助成に係る事業費の半分を補助することを発表いたしました。3月会議の一般質問で森町でも公費助成をするべきだと主張したところであります。町長からは、ぜひやりたいという前向きな答弁をいただいておりますが、その後の経緯と今後の取り組みを伺います。また、無料クーポン券による検診の実態も伺います。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
宮本議員のご質問にお答えさせていただきます。がんは、我が国において昭和56年から死亡原因の第1位であり、がんによる死亡者数は年間30万人を超える状況です。しかし、診断と治療の進歩により早期発見、早期治療が可能となってきていることから、がんによる死亡者数を減少させるためにはがん検診の受診率を向上させ、がんを早期に発見することが極めて重要であり、特に女性特有のがんについては検診受診率が低いことから、受診勧奨事業方策の一つとして女性特有のがん検診推進事業を実施しております。さて、ご質問の子宮頸がんワクチン接種事業の3月会議後の経緯と今後の取り組みでございますが、3月29日に公明党森支部女性局から子宮頸がんワクチン接種費用に対する公費助成に対する要望署名がございました。署名人数は1,300名でございました。また、北海道では国の厚生科学審議会予防接種部会において、このワクチンのあり方についても検討される予定であり、引き続き公費負担の早期制度化が図られるよう積極的に国に要望していくとし、当町もこのような流れを踏まえ、その動向を注視しながら検討を重ねてまいりました。ご承知のとおり、さきの国会で補正予算が成立し、仮称ですが、子宮頸がん等ワクチン接種促進臨時特例交付金により都道府県に基金を設置し、平成23年度末まで2年間でございますけれども、市町村が実施する子宮頸がんワクチン等予防接種事業に対して助成することになっております。なお、要綱等の詳細について今後示される予定となっておりますので、ワクチン接種の実施に向け作業を進めてまいりたいと考えております。次に、無料クーポン券による検診受診状況でありますが、子宮頸がん検診の受診状況でございますが、今年の10月末現在では対象者431名のうち受診者41名となっており、昨年の同時期の2倍程度となっております。しかし、これは実施時期が昨年は9月から、今年は7月からとなっているためでございます。以上、お答えさせていただきました。
議員の再質問 7番 宮本秀逸
この通告書を出したのは12月6日でございまして、たまたまその6日の夜にNHKの「クローズアップ現代」でこの問題を特集してございました。日本でなぜワクチン接種がおくれているのかということを特集しておりまして、大変参考になりました。本当に国の対応のおくれがあらゆる場面に影響しているなというようなことでございまして、先進国の中では本当に恐らく最下位の状態であろうというような状況でございます。そんな中で、私どももこれを訴えてきたわけでございますけれども、なかなか進んでいかないというのが現状でした。最近になりまして、今答弁ありましたように国でも一歩前進の形をとってきたようでございます。この問題を取り上げるに当たりまして、がんの中ではただ一つ予防できるがんだということと、それから女性に対する問題なのです。どこの町村もそうですけれども、非常に少子化ということになっておりまして、女性をいかに大事にするかというのが強調されてございます。これは、もう今さら強調するまでもないのですけれども、そういった優しい社会というのでしょうか。女性に優しい社会というのでしょうか。そういったものが今非常に望まれている状況です。単なる助成をすれば、それでいいという問題ではなくて、社会の底辺から変えていこうというものがなければ、やっぱりだめだと思うのです。そういったことが広まって、最近では恐らく報道では300ぐらいの自治体で全額補助しているやのことを聞きました。その中で3月に訴えたわけですけれども、国の推移ということと、あわせて考えていくというような町長の話でございましたけれども、できれば全額町費でやっぱり助成も中に入れて、全額助成しながら女性を大事にできるような、そんな社会をつくっていくべきであろうと、こんなふうに私は思うのです。恐らく試算なさっているでしょうから、試算なさったと思いますから、今各自治体で行われているのは大抵十二、三歳の子供に対する接種です。恐らく試算なさったと思いますから、森町の場合、例えばそれをやるとしたらどのくらいの金額がかかるのか。また、それは全額助成というのは不可能なのか。そういったことをちょっとお聞きしたいと思いますけれども。
町の答え 保健福祉課参事 成田研造(保健福祉課参事は2011年1月まで)
お答えいたします。今回の国の事業でございますが、中学1年生から高校1年生までが助成対象者となっておりまして、当町で今把握しているのは330名程度で、全額で1,400万程度、これの2分の1でございますので、700万程度が町の持ち出しというふうになります。以上です。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
子宮頸がんのそういう予算がもし全員やるとすれば700万ほど町費になるという今報告でございました。これについて、やはり前向きに検討すべきことだろうと、そのように思っております。ただ、女性に優しいまちづくりなのですけれども、先ほど発表ありましたように430名の対象者にあって41名の人しか受診されていないということでございます。ですから、これは町全体がそういうものに対して積極的に進めるべきかなと、そのようにも思っております。ただ、子宮頸がんについては私の中に入ってきている情報では、今日本で使われるワクチンはヨーロッパの菌のものになっていると。そして、日本で起きている子宮頸がんの菌とは違うのだという話もございます。ですから、余り行政が積極的にやりなさいということについては、このワクチンというのは非常に慎重に期しなければいけない。やはり本人の希望というものもしっかりと聞いて、そして進めなければいけない事業かなと、そのように思っておる次第でございます。今後とも前向きにこの件については取り組んでいきたいと、そのようにも思います。以上でございます。
議員の再質問 7番 宮本秀逸
渡島管内で今たしか長万部はやっていますね。それから、鹿部もやっていると思います。それから、函館でもやるというようなこと、この間の新聞に出ておりました。それから、ちょっと飛びますが、札幌市でもやるという方向になってきていると思うのです。今数字を伺いましたけれども、どういう人たちを対象にするかということで金額は当然変わってくるわけなのです。金額は変わってきます。例えば1学年の人たちを順番にやっていこうとしますと、対象者も減ってくることもありましょうし、またいろんな推移が出てこようかと思います。それで、ちょっとくどいようですけれども、出生率の低下、それから私この時期になりますと、去年はたしか自殺のことで一般質問したのですが、森町の自殺者というのは全道的に見ても圧倒的な数字なのです。そして、森町の男性の平均寿命、これは全道最下位でございます。全国でもワーストテンに入るくらいの勢いくらいだと思います。非常に産業が活発な割には命がおろそかにされているという雰囲気が私には感じられます。今クーポン券がどうかというお話を伺いましたら、これぐらいしか受診率がないという話がございました。非常に残念なことなのですよね。残念なことです。せっかく無料のクーポン券を用意してもそれだけしか受診してくださらないという、そういう状況でございますから、町長として私たちが望みたいこと、私が望みたいことは、そういった町の空気をぜひ一掃してもらいたいということなのです。やはり日本一お年寄りを大切にするまちづくりをというふうに町長は訴えられましたけれども、同時にやはりこういった命を大切にするようなまちづくり、そういった環境づくりを町長としてやっぱりやられるべきだと、こんなふうに思います。その一環として、この子宮頸がんもそうですし、あるいは小児用ワクチンもそうなってきましょうし、ヒブもそうでしょうし、全部関連がございますから、そういったことを町費で例えば全額やるぞというような、そういった意気込みがやはり私は町長として必要だと、こんなふうにも思うのです。町長は、非常に改革に意欲的な方でいらっしゃいますから、恐らく多くの町民が町長に期待している部分はそんなところだろうというふうに私は思っているのです。町長にはぜひやれる力お持ちでございますから、やっていただけたらと、こんなふうに思います。これは、決して私どもが党で取り上げたとか、署名とかというだけではなくて、確かに署名のときは3月7日に、ちょっと寒いときにやりました。1,300の署名をいただきました、町長にお届けしたのですけれども。それは、単なるこういった成果的なものを焦ろうということではございませんで、今申し上げましたように全道一自殺者が多いとか、男性の平均寿命が最下位だと。日本国1,800の自治体の中で悪いほうから何番目かですから、受診率もこれだけだと、一生懸命やっても。そこをやっぱり変えていかなければならないと思うのです。変えていくために、やっぱり町長の力というのは相当なものが私はあると思うのです、さっきの病院の改革もひっくるめて。そこがまだ町長の思いが届いてないのか、受け入れ態勢が悪いのか、発進力が弱いのかわかりませんけれども、まだまだ私は弱いと思います。そんなことをひっくるめて私は実は質問をしたつもりだったのです。ですから、今いろんな改革をやられて、お金も捻出されておりますけれども、お金も捻出されますね、いろんな改革をされて。それの振り向けようで500万や700万のお金というのは、悪いけれども、簡単に出てくるのではないかと私は思うのです。そのお金をどこに使うかという問題なのです。私は、やっぱり命を大事にするような、そういったまちづくりをやっていただきたいと、こんなふうに思うのです。そうでなかったら、やっぱり寂しい町になってしまうのではないかと思います。私は40年前、ちょっと話長くなって申しわけないですが、本当にこの町に住んで、産業的にも気候的にもすばらしいところだなという気持ちで私は40年住んでおりますけれども、腰かけではなくて。ただ、残念なのは今言ったような命を大切にするという部分がこういった数字からも全然出ていないなというふうに思うのです。ちょっと生意気のようでございますけれども、ぜひ町長の決意をいま一度聞かせていただきたいと、こんなふうに思うのです。特に今おっしゃられた国の助成だけに頼るような姿勢ではなくて、やはり町としてこうやっていくのだというような意気込みといいますか、決意が私はやっぱり必要だろうと、こんなふうに思いますので、よろしくお願いします。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
宮本議員のご質問にお答えさせていただきます。やはり森町が自殺者が全道でも一番多い、また男性の平均寿命が全道一低い、また全国でも1,800自治体の中でも非常に上位に悪いところでランクされているということについては不名誉なことでございます。やはりこれは解消していかなければいけない。これには、私はただ単に命を大切にしましょうということだけではなくて、やはり宗教観、そして哲学、そういうものも含めて町民に発信していかなければいけないと。それは私、やっぱり町長がそういうことについて発信していかなければいけないだろうと、そのように強く感じている次第でございます。やはりこういうものは一朝一夕にすぐに解決するものではなくて、時間をかけてやっていかなければいけないと、そのように思うわけでございますけれども、その中での子宮頸がんの町費の全額負担はぜひやるべきだという議員からのご提案ですけれども、私もそうできたらいいなと、そのように思います。ただ、この福祉事業についてはいろんな案件がありまして、その優先順位も含めながら、この子宮頸がんについては若い子供たちが将来がんにかからず、そして病気にならずに、そして子供を一人でも多く産んでもらうためにも非常に必要な案件でございますので、これは上位にランクされるべき案件ではないかなと、そのように思っているわけでございます。ぜひこれは町長だけではなく、議員の皆様も含めて町全体でこれは先ほどの自殺、これが一番多い、そして男性の平均寿命が全道一低いということについては、我々全員でこれは考えていかなければいけない大きな問題であろうと、そのように思います。ぜひ私のほうからもまた議会のほうにこの件についてはいろんな提案をさせていただきますので、これについて議会の協力も要望する次第でございます。ありがとうございました。