せたな町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月9日
部活動の地域移行に関して町の考え方について
- 聞いた人
- 横山一康 議員
- 答えた人
- 教育長 小板橋司、町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 横山一康
それでは部活動の地域移行に関して町の考え方についてご質問させていただきたいと思います。部活動は学年を離れた集団の中でお互いを認め合い、励まし合いながら豊かな人間性や社会性を育み、生徒の健全な心身の育成にとって極めて重要な意義を持つと言われております。しかし近年の少子化による部員の減少、教員の働き方改革が議論されていることなどを背景にスポーツ庁の有識者会議は、今年6月、休日の部活動指導を学校単位から地域単位への取り組みとする部活動の地域移行を提言いたしました。この提言では令和5年度から令和7年度末を改革集中期間と定め、合意形成、環境整備等、地域の実情を考慮しつつも、できるだけ早期の移行実現を目指すもの、こういうふうにしております。少子化や先生方の長時間勤務の解消、生徒達の選択肢を増やすことなど部活動の地域移行に関しては十分に理解できるものでありますが、地域移行の受け皿や指導者の確保、費用や保険など、この提言でも移行に向けて対応しなければならない課題が多岐にわたり指摘されております。部活動の地域移行は、学校や地域にとってこれまでにない大きな取り組みになると思います。この取り組みを円滑に推進するためには、しっかりと学校や地域の実態を把握し、計画的にこれらの課題解決に取り組まなければならないと私は考えております。以下4点について町側のお考えを伺います。1番、町内の部活動の活動状況とその課題をお伺いいたします。2番、部活動を地域移行することによってのメリット、また解決しなければならない課題をお伺いいたします。3番、地域移行実施に向けてのスケジュールと、どこが調整役を担うのかお伺いいたします。4番、地域移行することにより新たな予算措置や保護者負担が必要になると予想されますが、町の考え方をお伺いいたします。
町の答え 教育長 小板橋司
それでは私のほうから1点目、2点目、3点目のご質問お答えいたします。町内の部活動の活動状況については、3つの中学校でそれぞれですが今年は野球、サッカー、バドミントン、陸上、バスケット、吹奏楽がありまして、野球については町内3校の合同チーム、サッカーについては北檜山中学校のみですが乙部中学校との合同チーム、吹奏楽については大成中学校と瀬棚中学校が合同で活動していて、ほかのバドミントン、陸上、バスケットについては各学校単独での活動となっているのが当町の現状でございます。また年々生徒数も減少しておりそれぞれの部活動単独での活動が難しい状況であること。生徒数が減少することにより教員数も減少することなどから指導者の確保が難しくなっているということなどが課題となっております。2点目のご質問にお答えいたします。部活動の地域移行については、今年6月にスポーツ庁有識者会議が休日の部活動指導を学校単位から地域単位へ令和5年度から令和7年度の間で移行するという旨の取り組みが提言されました。このことについてのメリットについては少子化の中でも、将来にわたり子供達がスポーツに継続して親しむことができる機会を確保することや学校の働き方改革を推進し、学校教育の質の向上を目指すことなどがあげられております。しかし地域移行の実現に向けては、指導者の確保をはじめ、受け皿としての地域スポーツ団体との協議が重要な課題であり、地域移行のイメージなどを保護者と共有し共通理解の上で進めることが大切であると考えております。また受け皿の団体への予算的支援についても重要な課題と考えておりますが、今回の提言の中では具体が示されておりませんので、このことにつきましても今後の動きについて注視していきたいと思っております。3点目のご質問にお答えします。地域移行実施に向けて、教育委員会事務局が事務局となり今年度中に当町の方針を策定し、その中で地域移行に向けた体制のイメージを示し、学校、地域団体と協議したあと保護者への説明を行い、令和5年度から令和7年度までの間の実施に向けて進めてまいりたいと考えております。なおスケジュールについてはこのようなイメージですが、現時点では提言があったばかりでございますので、今後の国からの通知などについて配慮しながら慎重に進めてまいりたいというふうに思っております。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
4点目のご質問にお答えをさせていただきます。今回、有識者会議の提言を受けまして文部科学省から方向性が示されたところであります。地域移行することによる新たな予算措置や保護者負担につきましては、先ほども教育長からも申し上げているとおり、予算的支援については必要だというふうに思っておりますが、しかし提言がされたばかりで、その中には予算措置については示されておりません。制度設計の全体像がまだ示さていないということになります。そうしたことから今後その具体が示された段階で対応することになるのかと思います。その辺の理解をよろしくお願いしたいと思います。
議員の再質問 8番 横山一康
それでは再質問をさせていただきます。まず1番と4番の質問に関してです。ただいま教育長からご報告いただいたように、既に我が町の部活動の状況というのは、有識者会議が提言したように少子化の中で部員の減少が著しい状況がよく分かりました。私、教育委員会から資料をいただいております。北檜山中学校は部活動が、バトミントン、野球、サッカー、バスケットの運動部であって、あと吹奏楽の6つで任意加入になってます北檜山中学校は。大成中学校は、陸上部と野球部と吹奏楽部の3つ、瀬棚中学校はバトミントン、野球、サッカー、吹奏楽。サッカーは今休部中ということになっています。それで野球部に関しては、もう既に瀬棚中、大成中、北檜山中の合同チームでやっているというような状況です。このような状況を見てみますと、かなり生徒達一人一人、選択の幅ですとかいろいろな活動に親しむ機会を確保するという観点からいくと、なかなか厳しい状況になっているというのが見てとれますので、ぜひその辺のところは何らかの対応をしっかりしていっていただきたいと思います。この一つの回答がもしかしたら地域移行ということになるかもしれませんのでしっかり考えていただきたいと思います。また4番の町長からも今ご答弁いただきましたが、予算措置が必要だと思うということで、そこは安心しました。提言が6月に出たばかりですので、まだ制度設計詳細まで国のほうもやってないということはよく理解できます。国が政策的に学校単位から地域単位に部活動を移行するというものでありますから、当然、私は国が財政的な裏付けもやってくれるものと思いますが、ただ実は国が令和3年度に地域運動部活動推進事業というものを実施しております。この休日の部活動の地域移行を先取りして、昨年度もう全国の何団体か、114箇所でこの試験的な事業やっているんです。そこの報告書を読んでみますと、受皿団体や地域人材の確保の問題も出てましたが、やはり財政的な支援が必要だということも報告書に多々出てました。このことから鑑みましても、しっかりと私は町の責務として国や道に財政的な支援を頼むということをこれから言っていかなければいけないと思いますので、そこは町長にしっかりお願いしておきたいというふうに思います。またこれ国、道に頼るだけでなくて、町独自も財政的な面からどのようにしたらこの地域移行がスムーズに進むかということをしっかりと検討していく、これは教育委員会の役目だと思いますので合わせて町側と連携を取りながらやっていっていただきたい。これは①と④に関しては要望という形でお伝えしておきたいと思います。1番問題になります②と③のとこです。その課題のことです。先ほど教育長のほうも、課題は受皿団体の確保や指導者の確保ということをおっしゃっておりました。私もそのとおりではないかなと思います。もう一つ私大事なことは、学校と地域、それに行政、教育長は教育委員会もしっかりと司令塔としての役割を担うというふうにおっしゃっていたので安心しておりますが、学校、地域、そして行政の3者が共通認識を持つということが非常に大事になってくると思いますので、そのことをしっかりと議論していっていただきたいと思います。地域移行に向けてはこれ本当に今までここにいるほとんどの方が学校で部活動をしていた。戦後長くこのような形をとっていたのを地域に移行していくということで大きな改革になると思います。ですから学校、地域、行政の3者がしっかりとした連携を取ってやっていかないと非常にこの地域移行スムーズに進まないというふうに思いますので、教育委員会には大変ご苦労をおかけすることに、なるかとは思いますが、中心的な役割を果たしていくことについて、再度その意気込みをお伺いしたいと思います。
町の答え 教育長 小板橋司
2点目の質問は、学校、地域、行政が連携するにあたっての教育委員会の行政のリーダーシップということかと思いますけども、先ほども申し上げましたが、教育委員会事務局が国でよく言っているところのコーディネーター的な役割を果たしていかなければならないと思ってます。教育委員会事務局にも学校教育と社会教育がありますので、これらが一緒になってプロジェクトチーム的なものを作りまして、学校、地域団体、そして保護者などをイメージしながら、慎重かつスムーズな部活動の地域移行ができるよう取り組んでいきたいというふうに考えてますので、ご理解いただきたいと思います。
議員の再々質問 8番 横山一康
では再々質問をさせていただきます。今、教育長のほうから教育委員会事務局の中にある学校教育、社会教育の中からきちんとしたチームを作ってこの任にあたっていくという力強いお言葉をいただきました。このような組織体でやっていけば何とか私もこの地域移行という大きなテーマができるような気はしています。もう一つ重要なこと、教育長の答弁の中にも地域、保護者との連携をしっかりやっていくというお言葉もありましたが、ここ非常に大事だと思うんです。先ほど私が言いました地域運動部活動推進事業をやった自治体の中では、そこら辺の周知がうまくいかずに検討会、協議会の設置もうまくいかなかったというふうな自治体もあったと報告書には出ておりました。ですからこの地域移行していく意義ですとか、スケジュール感、このようなものをしっかり地域、各スポーツ団体たくさんあります。スポーツ団体や保護者も非常に不安がっております。学校現場も非常に不安の中にあるとお伺いしております。そのようなところもしっかりと提言を受けて町の考え方というものを、しっかり丁寧に周知していくということが必要になってくると思いますので、しっかりやっていっていただきたいと思います。もう一つ、これ私の考え方なんですけど、あんまりこれを早急にやっていくと、この長年親しんで学校がやるものというふうに今まで捉えられていたものが急に地域というふうになりますと、学校現場も混乱しますし、地域のほうも、なんで私たちが急にというふうなことも考えられますので、老婆心ながらですがあまり早急に、3年間の期間がありますので、できればゆっくり皆さんに周知しながら段階的に進めていって、ぜひこの地域移行というものをしっかり前に進めていっていただきたいと思います。周知についてどのような形で行っていくのか、慎重にやっていただきたいというのは私あるんですが、この点につきまして教育長のお考えをお伺いして、私の質問を終わりたいと思います。
町の答え 教育長 小板橋司
先ほどから申してますが、これにつきましては、関係部署、関係機関、保護者などと連携を十分調整を図りながら一歩ずつ着実に慎重に進んでまいりたいというふうに考えております。スポーツ庁の有識者会議からの提言にもありますが現状と課題がたくさんあります。実際せたな町におきましても、これを動いていった時に、この地域特有の課題も多分出てくると思います。またその種目によっても進捗状況に差が出るとも思います。そうしたものを踏まえながら一つずつ乗り越えて丁寧に進めていきながら対応していきたいと思いますし、先ほど1番最初に言いました町の方針ができて、それを説明する際にも保護者へも丁寧に説明しまして、理解を得ながら進めていきたいというふうに考えております。5年から7年となってますけども、本当に焦ることなく慎重に進めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。