森町議会 平成23年第1回 3月会議 2011年3月14日
国保病院の今後について
- 聞いた人
- 川村寛 議員
- 答えた人
- 町長 佐藤克男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 川村寛
先ほど同僚議員から同じような質問がございました。しかし、私これ最初から考えていたものですから、重複するところがあろうと思いますけれども、ひとつよろしくお願いいたします。町長の執行方針の中に森国保病院について、患者数の減少等により大変厳しい運営状況にあると同時に、医師の数が医療法の基準に達していないとあります。また、町職員の病院への出向をやめ、民間から病院医療関係に精通した事務長を採用したということで病院を改革するのだという町長の強い意思が感じられたものです。以下、質問いたします。1、患者数減少の根源はどこにあるとお考えでしょうか。2、あと何人で医師の数が基準に達するのでしょうか。3番目、国保病院だからできる、国保病院しかできない医療サービスとはどのようなものとお考えでしょうか。4番目、町長が思い描いていた病院の改革とはどのようなものなのか教えていただきたいと思います。以上です。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
川村議員のご質問にお答えさせていただきます。患者数減少の根源はどこにあるとお考えかとの質問についてお答えさせていただきます。患者数の減少は、徳永医師の退職と夜間、休日のウオークイン廃止の影響と分析しております。徳永医師退職後については、患者さんが町の診療所等に転院した影響で、また夜間、休日のウオークイン廃止については廃止前と廃止後では廃止前の救急受診患者数は月平均241人、廃止後の月平均は92人で月平均149人の減となっております。国保病院の外来患者数はピークから見てまだ減少傾向ではありますが、常勤医師の定着が図られれば徐々に回復するのではと考えております。ちなみに、平成20年度の1日平均外来患者数は173.1人、平成21年度は164.9人、平成22年度1月までの平均患者数は149.5人となっております。次に、医師数の基準についてというご質問でございます。医師数の基準達成数は、標準数は6.86250人で、国保病院は常勤医師4名と非常勤医師換算分として1.64031人の合計5.64031人ですので、不足数としては1.22219人となります。(何事か言う者あり)
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
1.22219人が不足でございます。ただし、暫定措置として医師充足率は70%をクリアしていれば減額措置はとられないと。当院の医師充足率は直近3カ月で82.1%となっております。次に、国保病院だからできる、国保病院しかできない医療サービスとの質問でございます。施政執行方針の質問となりますが、1つ目は夜間診療体制の確保です。夜間、休日のウオークイン廃止の背景として、救急ではなく夜間診療的なところが多いとの実態の中で、どうしても時間内受診が無理な町民のために週に何回か時間延長してはどうかについて、既に病院内で実施可能かどうかの検討をしているところでございます。2つ目は、現在整形外科週2回、泌尿器科週1回の専門診療の協力をいただいておりますが、この診療科以外のニーズの高い専門医の招聘をしてはどうかを広くご意見等をお聞きしながら検討したいと考えております。4番目の思い描いていた病院の改革についての質問でございます。1つ目は、病院運営の安定を図ることで赤字幅を減少させることでございます。2つ目は、医療の質のアップをすることによる信頼性の上昇であります。そのことで増患対策、要するに増客です。増患対策にもなり、同時に診断力アップによる自院でできる医療を確立する。3つ目としては、病院運営の独立であります。経営形態を見直すことによる権限移譲、決定権のスピードアップと病院自身の責任性を認識し、組織化することであります。以上3点について思い描きながら改革の最中でございます。以上でございます。
議員の再質問 8番 川村寛
1つ目の質問で、夜間と徳永先生のお話が出ました。これ早い話、我々一般人が考える病院というのは、国保病院に関して特に言いますと、1日24時間365日いつ行っても受け入れて安心して診察してもらえるというのがまずだれしも考えることなのです。夜間と時間外ですか、祝日をなくしたことによって、よったのですけれども、町民の皆さんのご理解をいただいて混乱がないというような認識でいらっしゃいますけれども、我々いろんな人の話をお聞きしますと全く違っていまして、半分あきらめているのです。まだ言わせていただければ、私も現場を見たのですが、消防本部までお父さんが子供を連れていって、その消防本部から救急車に乗せてもらって病院に行くということはどういうことかということは、コンビニ受診とかいろいろ言われているのですけれども、我々素人はどこからどこまで救急車をお願いしなければならない、どこからどこまでこれは時間がたてば大丈夫なのだというその尺度がわかりませんよね。そこのところが一番の重要な問題だと思うのです。だから、いろんな医師の確保に大変苦労しているのは事実わかります。そして、行財政改革特別委員会を町長のほうから設置してくださいというようなことで、そのときには病院改革、給食センター、さくらの園、保育所といろんな問題が山積していると言いました。この給食センター、さくらの園、保育所については今現在検討している最中なのですが、病院のことに関しては大事な問題なのですが、なぜかその提案がない。そして、改革も行き詰まっているのかなという感覚に陥るのです、実際のところ。だから、優先順位はみんなこれ順番をつければ全部1番かなと思うのですが、その1番の中に病院のことも入れてもらいたいというのが本当のところです。そして、民間の事務長さんを採用したということで、町長の本当に改革するのだなという気持ち伝わってきました。事実、我々見ている中で事務長さんというのは、すごく改革に意欲を燃やしていろんな手だてを打ってきたりしています。事実、北海道の厚生局に指摘されたのはされたとして2病棟を1病棟にした、そして87床のものをベッド数60床にしたと、いろんな改革をしています。ただ……言っていいのかな。事務長がやろうとしていることを病院内で意思の共有を図っているのかというのが本当に疑問なのです。だから、3問しかないので、続けてもう一つ言わせていただきますと、事務長の気持ちも本当に改革してやるという気持ちで燃えて森町に来てくれたと私は思っていますし、現についさっきまでそういうふうに思っていました。ところが、退くということになったので、町長もその改革の勢いが半減されるのでないかなという心配と同時に、事務長が民間から入って町の病院に入ったら見えるところがたくさんあったと思います。そこのところを事務長さんのこれからも改革を引き継いでいただきたい。例えば森の病院はこうしたほうがいいというようなところがあったら事務長さん、答えられる範囲でいいのです。答えていただければまことにありがたいと思います。何か取りとめのない話になりましたけれども、町長の今の話を聞いて感じたこと、また思っていることあったらお話しいただければ幸いです。よろしくお願いします。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
川村議員のおっしゃることは、私もごもっともだと思います。いつ行っても治療を受けられるそういう病院、これは非常にだれもが望んでいるところでございます。しかし、それをやれば医師はいなくなるという現実もございます。今は何とかそれがないということで、この病院にいてくれる医師もおられるわけでございます。町民の皆さんの要望をすべて聞くと、もっと大変なことになると。今現在町民の皆さんには我慢していただいておりますけれども、何とか医師の確保をして日中の治療ができるということについてはご理解いただきたいと思います。先ほどもお話ししましたけれども、5時から8時まで、これを今院長のほうに私から申し出ております。これについて、院長のほうから2カ月ほどたつのですけれども、まだ返事が来ておりません。非常に私はどの程度話がなっているのか、その進捗状況も知りたいのですけれども、それさえも今はないという状況でございます。そして、先ほどの事務長さん、この事務長さんについては多分、今川村議員も絶賛していただいたわけでございますけれども、この中で事務長が一昨年の7月に来て、そして1年7カ月の間でどんな仕事をしていただいたのかということについて精査してみたら、金額にして約2,900万の削減をやっていただきました。非常に安い給料の中で、そしてそれだけのことをやっていただいたということについて、私は非常に感謝しております。もちろん事務長から、このような改革でやっていったらいい、ああいう改革がいいという提案を私は受けております。しかし、今年になってからそういうことになり、また3月いっぱいでやめられるということで、私にすれば非常に右手、左手を取られたような、そんな思いで残念でなりません。しかし、この病院の改革は進めていかなければいけないと、私は思っております。また、事務長からはいろんな提案を私はいただいております。その中で、やはり私は一番やらなければいけないのは、トップである院長の考え方がきちんと経営者であるという責任のもとで、そして町民から信頼される病院をつくるということを前提に行動してもらわなければ、これはいけないことだなと私は非常に思っております。また、看護師、また職員、医師等の教育等も院長が責任を持ってやっていかなければ、私はこの改革というのは非常に難しいと、そのように考えております。また、今後一からまた専門である、医療のことについては私も素人でございます。その専門の方がいなくなったということで、また私は一から出直していくわけでございますけれども、今後ともこの病院の改革等についてはやっていかなければいけないなと思っております。それと、さくらの園、給食センター、保育所の改革は執行方針にもあるけれども、病院のことについてはないと。実は、病院のことについては暗中模索でございます。非常に私は悩んでおります。ですから、このような形でというものがなければ執行方針にも載せることもできない。そのくらいこの病院については、私も2年ほどで何とかできるかなと思ったけれども、これについてはまだ暗中模索でございます。非常に悩んでおりますけれども、何とかこれは取り組んでいかなければいけないと。私の一番の望む病院は、国保病院の望む姿は町民が安心してかかれる、そしてだれでもがこの病院に行ったら安心だなと思えるような、そういう病院になってもらいたいと、それが一番の私は願いでございます。その後に財政、採算性というものが私は来るのだと。その認識でございます。ほかのところについては、何といっても財政でございます。しかし、病院については先に町民が安心して行ける、そういう病院になるということが第一でございます。次に財政の問題と、そのように考えております。まだこの町民が安心してかかれる病院、そういう病院になっていない。もしそれがなった時点で次の財政というものについて私は真剣に考えていかなければいけないだろうなと、そのように思っておるところでございます。以上でございます。
議員の再々質問 8番 川村寛
私、執行方針を読んでいて、町長にしては随分病院のことに関しては歯切れが悪いなと正直言って思っていたのです。でも、今腹の底にあるものを聞いたような気がして大変よかったです。もう二つなのですが、事務長が退くに当たってこれから後任ということになるのですが、それは役場からの出向になるのか、または民間から有能な人材を求めるのかというのが1つ聞きたいことと、もう一つは我々の委員会の中の話なのですが、事務長の改革をしていく中の第一歩として住民と病院との話し合いというのがあったのです。前回の会議のときに進捗状況はどうなのですかと聞いたら、いや、それはまだ進んでいないと。しかし、町長の声がオーケーが出ればすぐでもできる体制にあるという話を聞いて、町長にお願いというか、お願いになるのですが、やはり病院の状況を町民の皆さんにお話しして少しでも理解をいただくということがまず大事だと思います。もう一つは、町民の声を聞くというのが何よりも我々が言うよりも町民の皆さんから、1人ずつの口から聞いたほうがずっと現実味があって、どのような病院を望んでいるのかということがはっきりすると思います。改革の第一歩は対話だと思いますので、その辺のところ、町長の意気込み、最後にお聞かせください。
町の答え 町長 佐藤克男(町長は2012年9月まで)
現事務長退任後、だれを考えているかと。どこか民間から経験者を考えているのかというご質問でございました。私は、残念ながら民間でもどこでも現事務長ほどの方を探す能力はございません。函館でも札幌でも何で大久保さんほどの人が森に行ったのと私は何度も質問をされたことがあります。私はその中で、給料も安くなったのですよと、そして二重かまどで、函館に家があるにもかかわらず、責任のためにわざわざ森に居を構えて二重かまどになって出費のほうが多くなったのだろうと。そして、非常に改革するにも大変なところなのだと。それなのに来ていただいたと。それは、私も何度かお会いしてお願いして、または副町長もお願いして、その中で来ていただきました。ですから、本当に暗中模索というのはこのことだと思います。今はまだだれに、役場から行くのか、もちろん外からの招聘については全く無理でございます。役場の中から選任するしかないのかなと、そういうような思いで非常に暗中模索で、本当にせっかく改革をしてきた中で私も今悩みに悩んでおるところでございます。日にちもございませんので、近日中にこれは決めなければいけない重要な案件だと、そのように思っております。それから、住民との対話、そういうものをどうかと。これは、実は何度か住民というよりも委員会がありまして、その中でやってございます。かなり厳しい意見が院長にぶつけられております。これは、多分議員さんたちの会議の中でもあったように私は聞いておりますけれども、それよりはもっと厳しいご意見がかなりございました。しかし、なぜかそれを真摯に受けとめていただいていないなという雰囲気でございます。残念なことだと私は思っております。今までのとおりにやりたいのだと、これを直したくないのだというその意思のあらわれではないのかなと、そのように思っております。ですから、今後もそういうことで私は住民との対話をやっていきたいと、そのように思っております。しかし、そこでその対話について言いわけばかりしているようでは、私は何にも直らないと。やはりその住民の声を真摯に受けとめて、そして直さなければいけないという、そういう意思があるかどうか、気持ちがあるかどうか、気持ちになるかどうかというところが私は大切なところだろうなと、そのように思います。残念ながら今のところは全くそういうようなところはなく、いや、それはこういうわけだからできない、ああいうことだからできないという、そういうできない理由の羅列にしか私には聞こえてきておりません。今後は、やはり対話をもっともっとやって、町民は国保病院についてこのように思っているというものをしっかりと認識していただかなければ私はいけないのだろうなと、そのように思っております。いずれにしても、この病院、今暗中模索の中に私もおりますけれども、何としてもこの病院に町民が安心して受診できる、そういう病院にしたいという熱意は全く変わっておりません。以上でございます。