森町議会 令和4年第1回 3月会議 2022年3月4日
4、新規就労、後継者育成について、防災行政無線の活用について
- 聞いた人
- 檀上美緒子 議員
- 答えた人
- 町長 岡嶋康輔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 11番 檀上美緒子
それでは、1問目の新規就労、後継者育成についてお願いいたします。少子高齢化、人口減少、そしてここ3年にわたるコロナ禍で暮らしや経営が大変な状況となっています。そうした中だからこそ、町長の町政執行方針や新年度予算案の中に農林漁業、商業への就労支援策が散見されます。とりわけ外部からの新しい風を起こすとして地域おこし協力隊制度を活用し、この4月は初の退任後定住しての活動も始められるとのことで順調な取組となっていると思います。このようなしっかり森町に、地域に根づくような取組でなければならないと思います。森町の基幹産業である農漁業や商店街の後継者不足は、深刻です。その解決策として地域おこし協力隊制度などを活用し、外部から森町の農漁業への新規就労を募ったり、地元の後継者育成のための助成制度を普及したり、または新設したり、就労支援策を講ずべきと考えます。町長の所見を伺います。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。農業分野では、新規就農者に対する国の支援事業があり、農業次世代人材投資事業は次世代を担う農業者となることを志向する者に対し就農前の研修を後押しする資金及び就農直後の経営確立を支援する資金を交付する支援内容となっております。今後は、国の支援事業に加え、町の担い手対策として農協の青年部を中心に実施しているカップリングパーティーへの支援や普及センターと管内自治体等で実施してきているおしま農業のお仕事フェアへの参加を継続し、町内農業者の担い手確保に結びつけていきたいと考えております。また、地域おこし協力隊制度を活用した新規就農希望者の受入れをはじめ、新規就農者定着に向けた農業指導員等の育成、確保、町独自の新たな支援制度なども併せて検討し、町内新規就農希望者とのマッチングの取組を強化していきたいと考えております。漁業分野における後継者問題につきましては、ほとんどは漁家に生まれた子が代々家業として継承してきておりますが、最近の漁業情勢などを鑑みますと、親としては継がせたい、継いでほしいとの思いがあっても二の足を踏むような状況にあります。このため、森、砂原両漁協では組合員数は年々減少傾向にありますが、基幹産業を衰退させたくないとの思いから、漁業者自ら漁業就業支援フェアへ出展してマッチングの機会を創出するなど、やる気のある研修生を常に募っております。町としてもマッチングが図られた際には森町新規漁業就業支援事業として研修生のみならず、指導者に対しても金銭的な支援策を制度化しているところであります。また、長期的な視点での後継者対策となりますが、森漁協では青年部が中心となって独自に婚活事業を行っており、これまで10組が結婚して子供を授かるなど一定程度の成果が図られていることから、町としては今後も支援を継続していく考えであります。商工業分野では、後継者不足は全国的な課題となっており、令和3年4月に新しい組織である北海道事業承継・引継ぎ支援センターが誕生し、事業継承、引継ぎ案件をワンストップで対応できるようになりました。当該センターでは、親族内継承、親族外継承、M&Aを利用した事業継承など様々な事案に対し相談対応やセミナー、専門家派遣等を行っているほか、後継者不在の事業者と創業意欲の高い人材である創業希望者、移住希望者、地域おこし協力隊等をマッチングさせ、支援を行う機関、北海道後継者人材バンクを設置するなど、事業者、後継者に寄り添って最適な事業継承方法に導く支援を行っており、相談があればおつなぎしているところですが、当町においてはあまり活用されていないのが実情です。引き続き当該事業について周知を行っていくほか、商店街の活性化のために町内で創業する方々向けの支援策について新設を検討していきたいと考えております。以上です。
議員の再質問 11番 檀上美緒子
今町長のほうからの答弁の中で、特に農業部門においては国の政策として新規就労並びに後継者の部分についてはかなりの手厚い制度化、補助金も含めてあるということで、森でもそれを活用して特に次世代育成の部分で実際に取り組まれているということも含めてあるかなとは思うのですけれども、そのほかの部分については国のほうの制度化というのがなかなかないのかなという状況もあるかとは思っています。ただ、私は今、特にこの間4人の地域支援事業の地域おこし協力隊の方々が森町に来てくださっていろんな活躍をされてくださっているのですけれども、どちらかというと同じような中身というか、3人は定住の関係で企画振興が中心ですし、一番新しいお一人は農林課の部分で林業を中心にしてということなのですけれども、そちらも含めてノベルティーというか、そういうことを中心にした地域おこし協力隊ということで、先ほどの町長の中にもあったのですけれども、地元の第一次産業を森町の産業興しの上ではきちんと大事に育てていくというか、基本の産業として位置づけて、それの振興をメインに行っていくということがすごく大事、これからの将来を考えた上でも必要なことではないかなというふうにして思うわけで、そういう意味からいくとこの地域おこし協力隊の部分を農業なり漁業なりという主な第一次産業の部分に特化した形での募集をかけるということもぜひ考えて近々取り組んでもらえればというふうな思いでいっぱいなのです。特に次世代の部分の農業の新規就労の部分でいくと、地域とのつながりがなかなか難しかったというお話も聞いているのですけれども、今回の地域おこし協力隊の4人の方々、特に今回卒業される方も含めてですけれども、地域の中でつながりをつくる上で役場の中にいるということも含めてそういう連携ができたかとは思うのですけれども、特に農業や漁業というふうな部分でいけば、なおのことやっぱり地域の実際の農業者なり漁業者なりとのつながりというか、研修または手助けも含めて非常に重要な部分になってくるかと思うのです。ですから、そういう意味で地域おこし協力隊員の部分で農業、漁業に特化した、一遍にはできないにしても今年度は農業なら農業、漁業なら漁業というふうな形で具体的な地域おこし協力隊の募集をかけるというようなことにぜひとも踏み出してもらえればなというのを強く思っているので、その辺りについてもう少し具体的な展望も含めてお答え願えればなというのが1点です。それと、外から来てもらうということは、新しい風を起こすという意味ではすごく重要な要素というか、力になるとは思うのですけれども、地元の人の中で、それこそ地元に残ってということで、今回新たに奨学金の部分でそういう制度というか、できたわけなのですけれども、地元の子供たちというか、青年というか、そういう地元の人たちが地元の産業を支えていくということももっと応援してもしかるべきではないかなというふうにして思っているわけです。そういう点でマッチング云々というところもあるのですけれども、研修するなり、または引き継いでいくという部分で助成制度を設けるということは考えられないのだろうかというのが率直に思うわけです。特に厚沢部町なんかというのは、条例まできちんとつくって研修とか、保障だとかという形で助成金制度を明確に打ち出しているわけで、ですから森町においてもそういうようなことも含めて、特に後継者の部分においては、地域おこしは外部からということなので、国の制度的な部分は活用できると思うのですけれども、後継者の部分において地元でということなので、森町独自に後継者に対しては例えば3年なら3年、5年なら5年みたいな形での助成制度みたいなのも含めてぜひ後継者を積極的に育成すると、そういう希望を募るというような形での前向きな具体的な施策をぜひ検討するべきではないかなというふうにして思うのですけれども、その辺りについて改めて町長の所見をお願いいたします。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。地域おこし協力隊、外からのという視点でご質問いただいたと認識しております。今回ご質問の中にいろいろと要素はあったのですけれども、まず地域おこし協力隊の方々に関しましてはこの町で仕事をする、そして定着、定住していただくというところを第一の目的として活動をしていただいているところでございます。確かに議員の印象として同じ課から結構集中して募集をして巣立っているという印象があるのかなと思いますが、彼らそれぞれ分野は近いといえども、自身の持っている能力ですとか、実現したい自己実現の目的というものがやはり異なります。ですので、その辺は彼らが何をこの町で実現したいのかというところをしっかりと寄り添って共有しながら、彼らにこの森町でずっと定住していただけるような、そのような活動に手助けをしていければなというところで考えております。そして、一次産業全般に特化した地域おこし協力隊を活用した後継者の募集というところであるのですけれども、これは各分野の例えば漁師さん、農家さん、そして林業の分野においてそれぞれ後継、後を継ぐ、事業を継承するという点に関して課題が異なります。農業に関しましては、今年度指導というところをまずは要素として力を入れ、外部でも内部でもそうなのですけれども、まずは農業技術をしっかりと継承していただいて、そして就農といいますか、利益の出る農業を実施していただきたい、そこがまず大事なのかなと思っているところでございます。そして、これが漁業になりますと、ただ技術、農業もそうなのですけれども、漁業になりますと本当にいろいろと当然設備投資といいますか、船を購入したりですとか、あと漁協の中で事業に対する制度に対してしっかりと携わっていくと。そのような中では、農業、漁業、そして林業に関して様々な課題が異なる形でありますので、そこをまず課題解決してあげてから募集をすべきなのかなというふうに考えております。しかしながら、彼らが、例えば農林課で募集した地域おこし協力隊が森町で活動する中で、いやいや、私やっぱりお店でお菓子売りたいとか、いやいや、やっぱり漁師さんやってみたいとか、そのようになれば、それはしっかりと寄り添って彼らの進みたい道に対して手助けしてあげるべきだなと思っておりますので、その辺は柔軟に対応できるのかなというところを思っております。そして、もう一つ要素として、地域おこし協力隊の方々が外から町内に来たときに、協力隊制度を活用して募集している行政っていっぱいあるのです。ある意味そのほかの行政と競争的な位置にあると私は思っています。こちらが選ぶのではなくて、彼らに選んでいただける、そういうところをしっかりと捉えて協力隊制度を構築して運用して彼らを助けていかなければならないと、そのように思っております。その中でも彼らが単にここに住んで働くというところだけではなくて、彼らがこの町で住み続けられる、住み続けたいと思えるような、そのような手助け、寄り添いというのもしっかりと行っていく必要が彼らの長い定着につながると私は思っております。そして、内側の話、町外からの地域おこし協力隊の制度だけではなくて、地元の事業者様、そしてその後継者の方々の助成に関して何か検討はないのかという話でございました。現状直接事業継承を後押しする、そういった助成制度というのはございませんが、ここは本当に幅広くここで育った子供たちがどのようなプロセスを経てまた町に帰ってきて自分の家の家業であり、そして就職なりということを選んでいただけるのか、そのような幅広い政策で実施していく必要があるのかなと。その中で先ほど議員からもお話いただきました奨学金の返済免除の制度ですとか、一方先ほど同僚議員からの質問でも答弁させていただきました介護人材育成の補助制度ですとか、本当に多くの幅広い課でそのような助成制度の新設というものはこれからもしっかりと検討して実施していきたいと考えているところでございます。まずは、そのような制度をしっかりと整備するのも大事ですが、それをまずちゃんと知らしめるということも私は大事だと思っております。制度を設計して、そして整備する中でちゃんと町外の方々、町内の方々にも知らしめれる、そのようなことも中の方策の一つとして大事だと思っておりますので、その点はしっかりと取り組んでいきたいと思っております。以上です。
議員の再質問 11番 檀上美緒子
私自身特に求めたいのは、地域おこし協力隊の問題でいけば、いろんな方のあれだということをおっしゃったのですけれども、現実的にはそれぞれ違いは分かるのですけれども、基本的にはいわゆる地域おこし協力隊の活動状況及び実績についてという資料を見ると、定住政策の中の一環でやっているわけなのですけれども、地域材を活用したノベルティーの製作等を通じてという形で来ていただいている方が多いわけです。農林課の林業の部分も、課は違うのだけれども、中身的には同じ性質なのかなということで、そこに特化してというか、かなり比重を置いた地域おこし協力隊制度を活用した森町のいわゆる交流人口というか、定着してもらう、そういう取組としてやってきたということは否定はしないのですけれども、それはそれとして、また実際に定着されていますので、評価されてしかるべきだと思いますし、私自身も評価はしているのですけれども、ですからそういうようなものが続いてきたので、新たに今、町長の施政方針の中でも言われていたのですけれども、人口減少の中だとか、高齢化の中で新規というか、新たな後継者も含めて就労をしてもらうというような努力がいろんな場面で、いろんな産業の中で必要とされてきている状況の中で地域おこし協力隊という制度をそこの中にうまく適用させるという、そういう意味で森町の重要産業というか、基幹産業である農業なり漁業に今回は特化して募集しようというようなことをぜひ取り組む姿勢を求めたいというか、そこなのです。そこについてそういう方向を地域協力隊の募集において持つということが方向性としてはっきり打ち出せるかどうか、打ち出してほしいということに対してのぜひご答弁が欲しいのと、後継者のいろんな問題も大変だということなのですけれども、奨学金制度の部分だけではなくて、特に農業の場合は荒れた土地の開拓というか、復活させる上での補助金制度だとか、第六次産業の云々とかという形で今回の新年度予算の中にもいろいろ就労支援というか、漁業の部分でもそうですけれども、産業育成というか、収穫を上げるというふうな形での町の支援策がいっぱい盛り込まれているという部分については私すごくいいことというか、頑張っていることだなというふうにしては思っているのですけれども、それと同時に現実的に後継者がいなくて廃業してしまうという方も現にいるわけです。ですから、そういうようなところで後継者を本当に確実に確保するという意味で後継者がいる、または後継者になろうとしているところがあれば、そこに対してさっき言いましたように厚沢部町みたいにきちんとした形で助成しますよと、そして一人前に育ててくださいと、しっかりと引き継いで営農を、または漁業を続けていけるようにみんなで町も応援して育てましょうというような形で呼び込むだけではなくて実際に地元の人たちの後継者をしっかり育てるという形での助成事業というか、それはやっぱり新規に起こす、お金がかかるということで大変なところではあるかと思うのですけれども、その助成制度を新設するということに対して前向きに取り組む姿勢をぜひ欲しいということで質問させていただきます。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。すみません。先ほど私の答弁の仕方がちょっとまずかったのかなと思って、改めてお話しさせていただきたいと思うのですが、後継者として各産業、漁業、農業、林業に対して後継者を目的とした募集、そのようなことも実際前向きに私どもは考えております。ただ、その中で来ていただいたのはいいのですが、実際町内で自身が目指す将来像に沿った活動を進める中で町外から来た方々というのはやはり課題というものがすごくあると思うのです。私の話をしてちょっとあれなのですけれども、私ももともと八雲町に住んでいて13年前にこの森町に事業をするということで引っ越してきました。あの当時は、当然友達も親戚も全くなくて、当然こういう制度に沿ってというところも全くなくて非常に心細かったというところもあります。しかしながら、今日までこれたのは、町内において自分の存在を認めてくれる方々が自分に寄り添ってくれたからだと思うのです。非常にやっぱり事業をするという中では大変なこともあったし、本当に心折れそうになることもたくさんありました。でも、その中で私の場合はですけれども、成果としてお客さんが来てくれて、あれおいしかったねとか、店長これよかったねとか、そういう触れ合う機会というのがやっぱりすごく私にとっては力になったと思っているのです。当然今こういう地域おこし協力隊の制度ですとか、財政面での国からの特交措置ですとか、いろいろありますけれども、一番の彼らの課題というのは、彼らというのは町外から来られる方の移住者の課題というのはやはり我々がどこまで彼らに寄り添って彼らを認めてあげれるか、彼らとそういう思いの意思疎通をできるか、そこに尽きると思うのです。その仕組みをつくるためには、それはお金はかからないと思いますし、ある程度の制度をつくる上では予算措置は必要だと思いますけれども、そこの課題に対してしっかりと行政もそうだし、町内の事業者さんもそう、町が全体一丸となって彼ら移住者の価値に対してちゃんと向かって彼らを認めてあげて彼らと共生共存するというその意識醸成がやはり課題解決の第一歩だと私は考えています。そういう面では、当然外部からのやる気のある方々、新しい技術を持った方々というのは町内の後継者候補の方々にもすばらしい刺激になると私は思いますので、ぜひその町外の方々と町内の方々の交流の関係性とか、そういう場、そういうものをしっかりと仕組みづくりとして、これは条例制定とか、そういうところまではひとまずはいかないのかもしれませんが、まずはそこからすべきところであるというふうに私は考えております。その中である程度事業が成立できる金銭的な補助メニューが確立すれば、条例制定をしてしっかりと法整備をするというところまで持っていけるのかなと考えておりますが、まずは我々行政職員もそうですけれども、地域外の方々と相対するときのそのような感覚をしっかりと皆さんと共有してまちづくりに進めていく、そのようなところで進めさせていただきたいと考えております。以上です。