みんなの議会

厚沢部町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月5日

水田交付金見直し等に即した対応策の実施を

聞いた人
佐々木宏 議員
答えた人
町長、農林課長、建設水道課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 佐々木

令和5年第3回定例会一般質問に先立ち、一言申し上げます。私は、平成7年より町政に携わってまいりました。町内の現況については、各集落、厚沢部町全体ですけれども、空き家が目立ち、そしてまた、住んでいる方は高齢の方が多く、結果的に人口減となっております。この春の統一選挙において、安心して暮らせるまちづくりを掲げ、引き続き議員として活動することになり、心を新たにしているところです。では、一般質問に入ります。水田交付金見直し等に即した対応策の実施をと題しまして、質問趣旨を申し上げます。新型コロナによる行動制限や予防策が解除、自主判断となり、経済活動や観光などは回復基調にあると言われております。本町の基幹産業の一つである農業を取り巻く情勢は、日々大きな変化をしております。コロナ禍からの経済活性化により、米等の中食、外食需要が回復傾向にあるものの、物価高騰による節約志向により、農業者の求める販売価格には結びついていない状況であります。あわせて、ウクライナ情勢、円安などを背景とした燃油、肥料、飼料の生産資材価格の高騰が依然と続いております。加えて、水田交付金見直しが示され、転作田が固定化、経営所得安定対策に重要度を置く本町農業と農業者経済においては、難儀の事態にあります。本町としては、この難局を打開する対応策を講ずるべきと考えますが、町長の所見を伺います。①本町水田面積と水田活用直接支払交付金対象面積、そして、交付額はどういうふうになっておりますか。②見直し対象5年間における農家の意向の把握はどうなっていますか。③令和5年、今年度までの復田面積と1か月以上の湛水管理実施面積は、でございます。④農業者への交付金見直しに関わる情報提供と説明の取り進めはどういうふうにしておりますか。⑤畑地化定着促進事業対象面積の見通しはどうなっていますか。⑥交付金確保のための町単独支援事業の創設が必要と考えますが、どうでしょうか。⑦水張り面積確保に向けた稲育苗ハウス等の助成の実施が必要であると思いますけれども、いかがか。⑧農産販売高確保を図る水田農業ワーキンググループの立ち上げが必要と考えるところですが、以上、8点です。よろしく御答弁をお願いいたします。

町の答え 町長

佐々木議員の水田交付金見直し等に即した対応策の実施についての御質問であります。本町におきましては、米の需要が減少する中で、基幹作物であるメークイン等の馬鈴薯の輪作体系を確立するため、麦や大豆といった土地利用型の作物の導入により転作田が拡大してきた経緯があり、今回の交付金見直しによる影響については大変危惧しているところであります。1点目の水田面積と水田活用の直接支払交付金対象面積と交付額についてですが、令和4年度の水田基礎面積は1,877.9ヘクタールであり、交付金対象面積については、水田基礎面積の約7割となる1,367.3ヘクタールで転作がされており、これに町外を含めますと1,497.3ヘクタールの面積となっております。令和4年度交付金実績としましては、約5億4,200万円が交付されております。2点目の農家の意向把握につきましては、毎年4月に、各集落単位で行っている転作受付会場において制度の説明を行い、農家の意向を把握しております。作付は、農業者ごとの経営判断によるものであり、制度変更や前年度の交付単価などを踏まえて、個々が作付を決定しておられます。3点目の令和5年度までの復田面積と1か月以上の湛水管理実施面積ですが、復田面積は12.6ヘクタール、湛水管理実施面積は約21.2ヘクタールとなっております。湛水管理については、土壌条件や輪作体系により状況が異なりますが、取組を検討している農業者も複数おり、令和8年度までには一定程度増加するものと予想しております。4点目の交付金見直しに係る農家への情報提供と説明につきましては、毎年4月に集落単位で実施している転作受付の会場にて、制度の変更点や留意事項、交付金事業の動向等について説明を行った上、転作の受付を行っているところです。5点目の畑地化定着促進事業の面積の見通しについての御質問ですが、今年の1月から2月にかけまして、令和5年度の水田の畑地化の意向取りまとめを行いましたが、本町において実施の意向はありませんでした。本支援は、作付面積と畑地化の団地面積に応じたポイント制の事業となっております。野菜や果樹、花卉などが高収益作物としてポイントが高く設定されており、また、5年間継続した作付が必要なこと、団地化を図る上では、地域としてまとまって畑地化に取り組むことも必要なことから、申請がなかったものと考えております。6点目の交付金確保のための町単独支援事業の創設についてですが、今回の転作見直しは、定着性が高く、需要のある品目への転換を求めるものでもあり、5年後の転作制度がどう変わるのかも見通せない状況にありますが、農業者や関係機関などと意見交換を通じて、全体的な課題の把握を行い、どのような支援が必要になるか検討してまいります。7点目の水張り面積確保に向けた稲育苗ハウス等の助成につきましては、平成30年以降、米の生産数量目標が廃止され、農業者の経営判断による需要に応じた生産、販売が行われているところです。生産の目安としての生産数量は示されておりますが、コロナ禍の影響もありましたが、米価は継続して下落傾向にあり、水張りを目的とした米の生産は過剰作付につながるとともに、本町の米の品質や取引に影響することも懸念されるため、現時点では考えておりません。町としましては、実需者が求める米を生産する上で課題があれば、必要な支援に取り組みたいと考えております。8点目の農産販売高確保を図る水田農業ワーキンググループの立ち上げにつきましては、これまで地域農業再生協議会が推進主体となり、検討委員会や総会の場において、主食用米の作付算定ルールや地域枠単価の配分方法などを協議しており、その中で今回の転作制度の見直しについても協議されております。町としましては、地域農業再生協議会での議論を踏まえつつ、令和6年度より着手する第8次厚沢部町農業発展計画策定に向けた取組の中で、必要に応じてワーキンググループなどの立ち上げも検討し、農業者や関係機関とともに水田農業の在り方について考えてまいります。

議員の質問 佐々木

本町の取組実態ということで、①、②、③というふうに実態の御答弁がございました。我が町は転作の取組が高い、そしてまた、この制度始まって以来、厚沢部町は転作取組の優等生であるというふうに言われてきました。そういったことを心配されて、先般の議会においても、中山議員も一般質問されているところであります。やっぱり現場としては、本当に大きく大変なことだというふうに受け止めているのが実態でございます。次に、丁寧な説明、情報提供というようなことで、④、⑤で御答弁いただきました。確かに、4月の集落での説明いただいております。説明は、ポイントを捉えた内容となっております。その時点で、転作受付のときに、農水からの制度に係る冊子も分厚いのが配付になってございます。そういった冊子に基づいた情報提供といったことは、やっぱり1年に1回は、再生協議会が主体となった説明会の開催をしていただきたいというふうに求めます。私も、農政に違う組織に携わって、やっぱりそういった説明会開いてございます。そういう情報提供というのは、大事なことだろうというふうに思います。また、ポイントを捉えた集落ごとの説明なんですけれども、冊子により総合的、多面的な内容によって、やっぱり農業者も、考えも、ああ、なるほどなという部分も生まれてくるかと思いますので、再生協議会が説明会をやるんだというふうな部分での御答弁、ひとつよろしくお願いします。

町の答え 農林課長

ただいまの佐々木議員からの再生協議会が主体となった説明会の実施はあるのかという御質問でありますが、これについては、再生協議会としましても、今回、転作の大きな転換点というふうにも捉まえておりますので、今年度、ちょっと時期的には不定期になるかとは思うんですけれども、国の令和6年度の施策が見えた段階で、説明会等の開催を検討してまいりたいと考えております。

議員の質問 佐々木

なかなかこの頃、集会というか、集まらないという部分もございますけれども、ぜひともそういった部分で前向きに進めていただきたいということを、再度お願いします。次に、産地の実情を踏まえた対策というようなことで、⑥、⑦で御答弁いただきました。転作見直しによる農家、地域への様々な影響が考えられるところであります。制度の先行き不透明といった部分はございますけれども、転作現場の実態を十分踏まえ、農家への影響を可能な限り減らすという方策が必要だと思います。それで、大きくは2つあると思うんです。現状の交付金確保に向けた対策が一つと、2つ目には、奨励金、交付金が減額となってくると。特に何にも対策しなかった場合には、令和9年以降、大幅に交付金が減額されるという状況がございます。そういったことを考えると、やっぱり農産販売高、農業者の所得を高める方策に取り組んでいかなければならないだろうというふうに私は考えます。それで、①の最初の交付金確保の部分で、もうちょっと町独自の単独支援事業を創設してやれというような部分、詳しい中身ですけれども、1つには、あぜ塗りと軽度の用水設置工事、こういった部分が必要ではないかというふうに考えます。この部分については、前段で御答弁ありましたように、1か月の湛水をやると、特例として認められるという部分がございますけれども、実態として、その湛水やっている付近の農地に、多大な迷惑をかけているということになると、やっぱり、せめてあぜぐらいはきちっと整備した中で進めていかないと、いろんな部分で悪影響があるんではないかなという部分が一つであります。それと、7番目の育苗ハウス助成等の助成です。これについては、米の需給調整の中においては、加工、飼料用米の面積が、もう食用米の過半に迫る状況下にあります。そしてまた、今現在は省力化栽培、そしてまた高齢化対応というような、新たな手段として、そういうふうな部分にも対応できるという部分がございますが、あわせて、厚沢部町は、アスパラハウスのみに特化したハウス助成を進めてきました。そういった中で農業者の中には、アスパラみたいに多額な費用をかけてまで、アスパラには取り組めない状況がございますけれども、やっぱりハウス栽培というのは、アスパラと同等の収益確保できる部分がございます。そういった部分で、スマート農業に対応できない農業者が多い中で、そういった部分の対応策も考える部分が必要ではないかというふうな部分で、この点、交付金確保とハウスの部分で、再度御答弁お願いいたします。

町の答え 農林課長

まず、令和9年度以降の交付金の確保に向けた対策ということでございますが、これにつきましては、今、先ほど1回目の回答の中でもお話しいたしましたが、今、現に、湛水管理に取り組まれようとされている方が何名かいらっしゃいます。こういったことが、農家さん独自の交付金確保に向けた取組として、今、行われているところであります。ただ、令和9年度以降、転作見直し以降に、その制度がどのように変わっていくのかというところは、まだ見えてきておりません。そう考えますと、この現状の交付金、約5億数千万円のお金が、今後も確保できるかというのは、甚だちょっとここの場では、なかなか明言できないというところであります。また、この交付金確保は、町としましては、確保に向けた支援というのは考えてはまいりますが、現状では、まだちょっと対策を持ち合わせていないというところであります。先ほどの答弁の中にもありましたが、今後、農業発展計画の中でも議論をしつつ、支援を考えていきたいというふうにも考えております。御質問の中にありましたあぜ塗り、軽度の用水工事への支援ということでありますが、あぜ塗りについては、現在、農業振興公社で、あぜ塗りの受託作業が行われているところであります。こういった組織を活用いただくのが、まずは第一かなと考えております。また、軽度の用水工事への支援、これにつきましては、対象地は限られるんですが中山間地域の直接支払交付金、この中で年間2,000万円程度予算を確保して、改良区が主体となって各水利組合の用水路の補修等を行っているので、まずはこういった予算を使っていただくというのが第一優先なのかなというふうに考えております。その中で足りない部分があれば、町としましても、その辺を把握した上で検討していくことになろうかと思っております。次に、ハウスの助成であります。ハウスの助成につきましては、現状、飼料用米ですとか、加工用米へのための育苗施設ということでございますが、飼料用米につきましても、これから専用品種に移行していくというところで、品種の切り替わり、それが厚沢部町に定着するのかどうかというところも課題になってくると思います。また、今現在、密播中苗、密苗で作って、中苗にして田植えをするという栽培技術の導入が、厚沢部町でも進められているところであります。こういった1枚の育苗箱に播種する量を増やして、蜜苗状態で苗を作っていけば、ハウスの設置面積も少なくなってきますし、労力的な負担も軽減されるというようなことで、全道的、全国的に広まってきている技術でもございます。こういった技術の紹介含めて、まずはそういった既存の栽培技術を普及させていくということを前提に、町としては取り組んでまいりたいと思っております。

議員の質問 佐々木

交付金確保ということで、これに関連した部分で、まずあぜ塗りですけれども、今、改良区が実施している多面的事業、そっちで、枠でやっていますよということなんですけれども、これについては、団体でやる部分のみ認めていますよということなんで、それが果たして再生協議会の中において、個人もそうようなことをやってもいいよということになるのか、どうなのか、それは大きな、重要な検討課題として協議していただければというふうに、ぜひとも協議していただけばというふうに思うところであります。それができないんであれば、やっぱり町単独で対応していただきたいという部分の思いです。それと、ハウスの部分です。これについては、上戸議員が先般、スマート農業、大規模経営体だけが制度の恩恵に預かっていると。そしてまた、最もまた、それによって農家所得も確保を図っているような実態ですけれども、そういった部分で御答弁の中で、かないますと、支援したいというふうに思いますと。もう早急に秋には、アンケートした中で取り進めますというような御答弁を私も記憶しているんですけれども、その辺の具体的なスケジュールというか、ロードマップというか、そういうようなものをお持ちなんでしょうか、今現在で。まず、そこをお願いいたします。

町の答え 農林課長

まず、2点あったのかと思います。まずは、水路の個人への転作田への引込みまで、中山間直接支払の用水路整備で支援可能かというところでございます。中山間直接支払で実施している用排水路整備につきましては、基本的には水利組合管理の水路となっております。水利組合の管理水路から個人への転作田、田んぼへの水の引込みでありますが、これについては、現状、ちょっと資料を確認はしておりませんが、個人への支援というふうにはなっていないというふうに考えております。ですので、現状、厚沢部町の用水路の配備を見ますと、ほぼ近くまで、個人の田んぼの目の前までは来ておりませんが、割と近くまで用水路は張り巡らされているのかな。ただ、それが埋塞しているですとか、ポンプがちょっと調子が悪いという場合はあるかと思います。そういったものは中山間の直接支払で対応していただいて、その上で、個人の水路の引込みにおいて支障がある場合は、どの程度費用がかかるのかというのはちょっと今現状分かりませんが、まずは個人で対応していただいて、個人で対応可能な額ではないというような部分を把握しないといけないのかなというふうに現状では考えております。あと、ハウスですね。ハウスの支援につきましては、水稲育苗用であれば、蜜播中苗の栽培技術を普及させていくということですが、前回の質問の中でもありました大規模じゃない農家さんへの支援をどうするのかというところで、これにつきましては、私のほうで答弁したと思うんですが、今後、農家さんのアンケート、意向調査を踏まえて、必要な支援というのはどのようなものがあるか洗い出しを行いたいというふうに御答弁したと思っております。現状、まだロードマップ的な部分はできてはいないんですけれども、できてはいないとはいえ、令和6年度に、あと半年というところでありますので、そういった部分で農家さんの意向を取りまとめるとしたら、今の時点で収穫期を迎え、とても忙しい時期だとは思いますので、秋から年末にかけて、11月くらいをめどに実施したいなと思っております。なお、他町の支援だとかの内容も、今、情報収集しているところでありますので、そういったものも参考にしながら検討を進めてまいりたいと思っております。

議員の質問 佐々木

ハウス等については、令和6年度の事業に反映させたいということで取り進めるということなんで、ぜひともきちっと対応していただきたいというふうに思います。それと、中山間直接支払で用水路、そしてまた軽微な設置といった部分が、そういった部分の要件。個人というか、基本的にはやはり団体なんですけれども、特にといいますかそういった要件、検討も進めていただきたいというふうに思います。また、ハウスについては蜜播をやっているというようなことで、米たんぱく、大変良食米が生産されるという実績もございますので、併せて米、そしてまたハウスがあることにおいて、換金作物と言われる野菜の栽培にも取り組むことができるということであります。厚沢部町の農業政策、振り返ってみますと、干場町長時代に、厚沢部町の育苗ハウス助成やったと。これは、今もまだ健在で使用している農家がございます。さびないというふうなことで、大変息の長く、大変広く農家に公平感がある助成事業だなというふうに、今も私は判断しているところでございますので、農家の意向調査等を踏まえた中で、6年度の事業に反映させていただければというふうに考えているところです。それと、交付金確保は、そういった手段で、減らないような手だてで進みますよということですけれども、他方で、やはりどうしても奨励金、交付金が減額になる。特に令和9年以降はそれの幅が大きいよということでございます。そういった部分で、ワーキンググループの立ち上げといった部分であります。今回の御答弁を聞きますと、所得確保は農業者ごとの経営判断、作付によって確保してくださいよという部分、そしてまた、再生協議会が転作制度全体における米の作付ルール、作物別単価協議等の推進主体でありますということを考えますと、奨励金、交付金を主体とした会議体であって、作物作付による生産振興や農業者の所得向上に向けた会議体ではないと私は判断するものです。そういったことを考えると、やはり所得確保に向けたワーキンググループにおいて専門的立場で本気度を高め、協議を進め、対応策を打ち出して、所得確保を高めていくという部分が必要だと考えるんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。

町の答え 農林課長

所得確保に向けたワーキンググループの立ち上げということでございます。これにつきましては、先ほども繰り返しになりますが、発展計画の中で、必要になればワーキンググループを立ち上げてというところでもございますし、また、このほかに、先般、新聞報道等でもありましたように、大豆ですとかの生産が国の目標に届いていないと、また、小麦も届いていないということもありますので、転作ありきではなくて、国が求める作物、増産をするといった作物には、当然ながら国も支援をするでしょうし、そういった転作のみならず、畑作含めて総合的に、どんな作物を作れば、厚沢部町の農家さんが所得確保につながるのかということを考えてまいりたいというふうに思っています。これについては、町だけではなく、実際には販売を担う農協さんですとか、そういった部分の力も当然必要になってまいります。そういった来年度以降になるのか、その辺の麦、豆等の増産がどうなっていくかというのもまだちょっと判明はしていないですが、まだ国の目標に大きく届いていないという状況でもありますので、転作、畑作含めて所得確保に向けた検討は、ワーキンググループの中でやってまいりたいというふうに思っております。

議員の質問 佐々木

私の、⑧の水田農業ワーキンググループと言っていますけれども、やはり狙いとするところは、農家、畑も含めたそういうことを言っているワーキングであります。当然その中に、主体的な田んぼで、交付金が少なくなりますよといった部分にも重点を置きながら、そういった部分の考えを進めていただきたいというふうに思うところであります。それと、以前の一般質問の答弁等でも、目標計画含め、令和7年に合わせて、いろいろ地域の意向を捉えて計画を進めるというような御答弁がございます。それでは間に合わないんですよ。もう、今日から直ちに進めないと、農家に情報を周知し、ああ、なるほどなと取り組むといったことになると、急いだ取り進めというのが大事かと思います。そういう悠長に構えることなく、きちっと、問題を先延ばしにするような答弁でなく、直ちに取り進めが必要というふうに考えますけれども、いかがでしょうか。

町の答え 農林課長

佐々木議員おっしゃるとおり、直ちに進めなきゃいけない課題なのかなというふうには考えております。転作に加えまして、先ほど、目標地図のお話もあったかと思います。これにつきましては、直ちに進めていくべきものと思いますし、また、その目標地図と今回の転作の見直しに絡んで、将来の厚沢部町の本当に農地を、どうしていくのかというふうな部分になっていくのかなというふうに考えております。農地をどうしていくかというのは、なかなか一括りに答えは出ないものだとも私どもも考えておりますので、これについては議員御指摘のとおり、早急な取り進めを行ってまいるようにしていきたいと思っております。

議員の質問 佐々木

町長に、今回の交付金見直した対応策というようなことで、雑駁で結構ですので御答弁いただければというふうに思います。農業、農林、そういった部分では、こまい部分の質問等については、また後ほどきちっと項目を区切って質問いたしたいと思いますけれども、大枠での御答弁、ひとつよろしくお願いいたします。

町の答え 町長

水田活用の直接支払交付金の関係でございます。今、北海道町村会におきましても、先月末に、町村会を含め北海道、あるいは土地連、あるいは農協、中央会等8団体で、国のほうに国会議員、あるいは農水省のほうに要請しております。きちんとした予算の確保と地域の課題をきちっと検証して、産地の実情を踏まえた必要な対策を講じてほしいということで、要請活動を町村会としても行っております。また、その町村会の中というわけではないんですけれども、全道の町村長たちが加入しております北海道市町村農業農村振興対策協議会というこの協議会でも、同じような要請活動を中央に向かってしているということでございます。課長のほうから何回も答弁ありましたけれども、この制度が、最終的にどういうふうになるのかなということもありますけれども、それ受けて厚沢部町の農業が衰退しないように、いろんな情報を得て、支援策、できるものはしていきたいというふうに考えております。

議員の質問 佐々木

全道一丸なっているんだろうと十分理解しますけれども、厚沢部町としてもきちっと対策、手遅れにならないような取り進めを、町長を先頭にやっていただきたいということを申し添えるものであります。

議員の質問 佐々木

引き続き、住宅耐震及びリフォーム助成の実施ということで質問させていただきます。建設資材等の高騰により、新築住宅建設は坪単価高などにより進んでいない。一方で、町内には空き家が数多く散見される中、町外より通勤される方々や、保育園留学で住まい確保に苦慮しているとお聞きします。雇用の確保や移住定住促進に結びつける一つの方策として、本町においても住宅リフォーム助成と併せて、耐震改修工事の助成事業の実施が必要と考えるものです。町長の御答弁をお願いいたします。

町の答え 町長

住宅の耐震化及びリフォームに対する助成についての御質問でございます。まず、住宅の耐震化についてですが、建築基準法における耐震基準は、昭和56年6月1日以降に現在の新基準となっており、木造住宅においては、震度5強の中規模地震では軽微なひび割れ程度にとどめ、震度6から7程度の地震でも、倒壊せず安全を確保することができることとさております。それ以前の旧基準は、現在の基準に比べ低く設定されております。耐震改修工事を行うには、十分な技術的知見を有する建築士や事業者が行った耐震診断が必要となり、その結果に基づき、耐震補強設計、補強工事を行うこととなります。北海道でも無料耐震診断を行っておりますが、事前に申請と住宅の図面が必要となるため、図面がない場合は、新たに業者に調査を委託し、復元図を作成してもらう必要があります。工事費も個々の状況により異なりますが、年数を経過した家屋ほど多額となることが想定されます。本町では、平成7年度から実施している厚沢部町持家建設促進奨励事業において、新築住宅のみに助成を行っております。現在、本事業の見直しを検討しており、この中で耐震化も含めた改築、リフォーム費用に対する助成も検討していきたいというふうに考えております。

議員の質問 佐々木

質問の趣旨からいくと、空き家に限った質問でないかと取られると思いますけれども、そうではなくして、厚沢部町全般の住宅のことを意味しております。そういったことで、耐震については、昭和56年を境に基準云々ってなっているんですけれども、それでは、耐震に耐え得れない56年以前の住宅の戸数というのは、具体的な部分で把握しておられるでしょうか。

町の答え 建設水道課長

ただいまの質問にありました戸数でございますけれども、昭和56年度で6月からちょっと境になっているんですけれども、56年度からの戸数としましては870戸でございます。町のほうで、空き家も含めてでございますけれども、除却されていない戸数が1,828戸となっておりまして、その率にしますと47.6パーセントが、耐震以前、旧基準の戸数ということになります。

議員の質問 佐々木

実態はよく分かりました。それで、耐震云々というよりも、住宅リフォームというようなことでは、管内の町村で数多く、ハード事業からソフト事業ということで実施に取り組んでいるんですけれども、厚沢部町で取り組まなかったというような、大きな要因というか、そういうようなことはあるんでしょうか。その点についてよろしくお願いします。

町の答え 建設水道課長

うちの現在ある補助事業の趣旨としましては、やはり定住促進ということになっていますので、やはり新しい住宅を建てて、長く住んでいただきたいということを前提としておりましたので、それとあと空き家等、今現在は相当数あるとは思うんですけれども、その時点では、空き家を活用するということも考えておりませんでしたので、特にその時点では、やはりリフォームとかいうところまでの、手を伸ばしての補助事業ということの考えはなかったと思います。

議員の質問 佐々木

他町の例を見ますと、大変いろんな建設、大工さんだけでなくして波及効果が大きいと聞きます。厚沢部町においても、町民の安心・安全の確保、そして、町内建設業者の育成、労働者にとっては働く場づくりといったことで、事業を進めるということにより、町内において経済波及効果は大きく、価値ある取組となるというふうに思ってございます。よく答弁がされますけれども、検討するというようなことでなくして、実施するという方向性を定めて進んでいただきたいというふうに考えているところですけれども、町長より御答弁のほどよろしくお願いいたします。

町の答え 町長

助成することも検討したいと考えておりますという回答でありました。実は私の選挙公約でもありますし、この住宅の将来事業ということで、実は6月定例会終わってから担当と今協議しておりまして、今いろんな案を提案してもらって、これから具体的に詰めようという考えでおりますので、来年度の事業実施に向けて検討と言うとまたあれですけれども、実施したいというふうに思っております。

議員の質問 佐々木

その中で、約半分を占めます耐震不足の住宅もあります。そういった部分も目を向けた中で、ぜひとも取り組んでいただきたいということで、取り組むというお声を聞きましたので、そういった部分も住民のほうに周知した中で取り組んでいただければというふうに願いものです。以上をもちまして、私の一般質問終わらせていただきます。御答弁ありがとうございました。

出典:厚沢部町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月5日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる