みんなの議会

知内町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月25日

高齢化社会への対策について

聞いた人
泉政栄 議員
答えた人
町長 大野幸孝

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 泉政栄

質問事項、『高齢化社会への対策について』高齢化社会と言われて久しいが、町内では特養ホームに入居希望しても叶わない人が増えて来ており、町としても対策について色々検討されていることとは思いますが、グループホームもその対策の一つではないかと考えます。今後、更なる高齢化社会を迎えるにあたり、知内町としてはどのような対策を進めようとしているのか町長の所見をお伺いします。

町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)

今、特養ホームの入居希望をしてもかなわないということのご指摘であります。その手立てということで、グループホームということでのご指摘でありますが、まず、しおさい園に今、入所を希望している町民の状況をお知らせしたいと思います。これは9月の20日現在でありますけれども、63名のうち、早急に入所が必要としない軽度の要介護1と2の人が28名、44パーセントを占めているということをまず、ご理解をしていただければと思います。また、中重度の要介護3以上の方は、35名でありますが、既に入院や他の施設に入所をしておりまして、その方を除いた方は、17名いるという状況になっています。その17名のうち、8名が既に短期入所を利用されているということであります。そんなことから、今、しおさい園の特養に入りたいという待機でありますけれども、22年度以降、15名程度がその推移をしているということがありますので、私は今、議員がご指摘の入居希望してもかなわない人が増えているというご指摘でしたけれども、中を精査しますと、軽度の要介護の1と2の方が要望しているということで、そういうふうにかなわないという判断をされているのかなと、そういうふうに思っておりますので、うちらとしましては、そういう必要な方については、そんなに時間をかけないで、入所、今、できているという今、時点では判断をさせていただいております。ただ、その辺の見解はきっと議員と違うのかもしれませんけれども、私は今、担当の方にしおさい園の状況なり、それから、今までの状況をきちんと精査した中で、今、こういう形での答弁をさせていただいておりますので、ご理解をいただければと思います。それと、その入所希望がかなわないということで、グループホームもその1つの対策ではないかということのご指摘でありましたけれども、これはですね、議員、特養ホームとグループホームの入所利用者が全く違うということであります。特養が入れないから、グループホームを作れば、それで解決するという問題ではありませんので、その点についても、ご理解をしていただければと思います。特別養護老人ホームというのは、常勤スタッフが生活支援から介護サービスまでの全てを提供する施設でありまして、常時の介護が必要な高齢者が対象であります。今、しおさい園には、57名の定員を持っているということであります。それから、ご指摘のグループホームというのは、認知症の高齢者が少人数でより家庭に近い状況で介護や支援を受けながら生活する施設で、費用は介護保険サービス利用の場合については1割、住居費・食費・その他費用を入居者が負担ということになりますので、隣町の木古内の施設については、約12万円程度の負担をしていただいて入居しているということでありますので、特養ホームに入居を希望している人の中で、認知症の高齢者で自己負担も多いことから、なかなかグループホームを希望する人は少ないのではないのかなというふうに、そういう認識をさせていただいているところでありますので、ご理解をいただきたいと思います。ただ、私の行政執行の中に、管内でグループホームを持っていないのはうちだけであります。ですから、基本的には、今の状況を見極めた中で、認知症の患者の皆様方が増えた中で、グループホームが必要だという判断をした場合については、これは実施をしないということではなくて、その状況を見極めさせていただいているということで、ご理解をしていただければと思います。ただ、先般の介護保険の運営協議会の中で、町長は要するにグループホームということを行政執行の中に入れているけれども、それは軽々に進めてもらっては困るんですよという意見もあるんです。なぜかと言うと、介護保険料にその部分が上積みされることがあります。ですから、その辺もきちんと見極めた中で、グループホームの必要性については、引き続き、検討をさせていただければということでご理解をいただければと思います。それから、2点目です。更なる高齢化社会を迎えるにあたって、知内町としてどのような対策を進めようとしているかということのご指摘であります。現在の介護保険事業計画は、第5期です。平成24年から26年度までの事業を実施しているところでありますが、その計画の中にも特養ホームの新増設、それから、グループホームの新設等は、その計画の中には、今、盛り込まれておりません。ですから、将来的にそれが必要だということでありますと、ただ、今、知内町の方で、他町村のグループホームに入居している人が今、10名現実的にいるんです。ですから、その辺もきちんと見極めた中で、次期の第6期の中で、その辺の対応ができればなというふうに思っておりますので、ご理解をしていただければと思います。以上です。

議員の質問 6番 泉政栄

今の町長のお話の中で、ちょっと順番おかしくなるかもしれませんが、今、この質問した趣旨というのは、27年からの6次の介護事業計画ですか、それにまず、具体的に、しかも、もう直ぐにでも、かかれるような気持ちを持って、事業計画を盛り込んでほしいという思いで、この質問をしております。そして、話を戻しますけれども、私の取材したところでは、誰から聞いたといえば、後で問題になるかもしれないので、誰とは言いませんが、介護度3以上が55名いらっしゃるそうです。入居希望で。このうち、36名が知内町の在住者で、残り19名が、町外の方だと伺いました。ですので、これだけの人数がいらっしゃるのであれば、例えば、町長の執行方針の中に、グループホームを検討しますというような文言がありましたので、それを参考に、このグループホームをいろいろ調べました。そしたら、この出だしが、認知症の方を対象に最初は始まったそうです。ワンユニット9名で始まりました。ですから、認知症だけの方が9名揃えば、このグループホームというのは、町の許可で、それから、厚生労働省の監査によって、町の許可と厚生労働省の監査によって、それは運営できると。ただ、運営者がいればの話ですが、幸い知内町にも特養ホームをやりたいという方もいらっしゃいますし、そういう意味では、話は早いかと思ったんですが、今、町長がおっしゃったような費用が結構、個人負担の部分なんですけれども、結構、かかるらしいんですね。安いところでも、これは建物の費用を除いたからこういう金額になるというところでも、9万円ほど個人負担がかかると。函館なんかだと、13万円とか、そういう金額にもなるという話なんです。ですから、これだけの金額を個人で負担できるというのは、これはこれでなかなかこれからの高齢者にとって、明るい話題ではないのかなというふうな思いがしてきました。このグループホームを提案したのは、今、言ったような町の許可と、それから、少人数で9名以下でワンユニットということですから、少人数でそれも進められるということですよね。だから、いいのかと思ったんですが、この認知症というのがちょっと問題なのですが、更に調べていきますと、地域密着型というのもできますね。グループホームで。これはいろいろな種類がございまして、例えば、9人ワンユニットではなくて、29名のグループホームも可能であるということでございます。ただ、問題なのは、今、言ったように個人負担が多いということで、ちょっと本当に町長も今、真剣に検討してくれるという話ではございましたけれども、本当に真剣に考えてもらって、グループホームがいいのか、それとも、非常に枠を取りづらい、特養ホームの枠を今のうちから早めに申請して、それを他町に先駆けて認可をいただいて、進めていくというのも1つの方法かなと思います。個人負担の費用面を考えると、やっぱり特養ホームの方が私は有利だし、高齢者の笑顔も明るく出ていけるんじゃないかと思うんです。今、何でこんなことを言うかと言いますと、65歳以上の高齢者が、今、4人に1人、25パーセントになりました。今年の25年の総務省発表ですね。これが75歳以上になると、今、12パーセントなんですね。今、65歳以上の人が、そのまま10年経つと、75歳になって、25パーセントという単純計算ではそうなるのかなと思うと、ちょっと大変な高齢化社会になってくると思いますので、本当にこの次の事業年度の計画にですね、早急に真剣に取り組んでいただきたいと思います。笑顔あふれる知内町、こういう町にするのは、子どももにぎやかに元気でいっぱいいて、そして、高齢者も町ですれ違っても明るい顔をしているというような知内町にしていければと思っているんです。ですから、これは本当に早く対応しないと、後で今、手を拱いていたら、後でもう大変だというか、笑顔あふれない町になってしまうかも知れませんので、その辺のところをもう一度、お願いします。

町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)

高齢化対策、これは本当に町の重要な案件だということを理解させて、認識をさせていただいていますので、ただですね、今、議員がご指摘の特養の増床について、早く手を挙げたら、その部分が認可もらうというのは、それはないんです。実は北海道圏域、それから、道南圏域、南渡島の圏域の中で、果たして待機者が何人いるかということが、その計画に盛り込まれるということなんです。うちが今、こういう待機者がいるから、要するに5床なり、10床増やしてくれと申請したらすぐ認可がもらえるという話ではないんです。これは全域でどのくらいの待機者がいて、要するに均衡を図るために、要するにどこの地域については、どれだけ増床を受けますよということで、これは、全体の中で仕組まれる話ですから、早く手を挙げたから増床ができるということでないということだけ、ご理解ください。ただ、今の状況からいって、先ほど申し上げました、今の待機者からいって、知内町の高齢化率、それから、将来的な今の待機の状況をこれは的確に捉えさせていただいています。その中で、増床が必要だということであれば、これはその中でその中で組み入れさせてもらって、そして、組み入れることによって、国からの支援をいただけますので、これは自分たちでやろうという話が民間企業であるんですよ。それは、圏域を無視してやろうということでありますので、それは国からの支援は全く受けられないと。ただ、自己資金でやれる社会福祉法人は、函館市内でもいろいろとあると思いますけれども、基本的には私は圏域の中できちんと計画の中で盛り込まなければ、新規事業というのは、これはあり得ないというふうに思っています。ですから、その辺も含めながら。それと、グループホーム、今、指摘がありました。先ほど言いました。私はずっとグループホームの建設、そして、他の議員方からもグループホームを検討してくれということだったものですから、私も渡島管内の状況を見ると、グループホームというのは必要なのかなということと、認知症の患者の皆様方が毎年増えていくということも聞かされていますので、私もそういう認識をしています。ただ、直ぐですね、許可は直ぐやって建てられるということなんですけれども、その負担ですよ。負担が果たして可能なのか、そして、それを建てることによって、介護保険料が要するに高くなるということもこれはですね、皆様方の要するに理解をしていただかなければ、軽々にやりますよという話にはならないと思っていますので、その辺は十分に議論を進めさせていただいて、今後、どうあるべきか、的確に判断をさせていただければと思っております。

議員の質問 6番 泉政栄

今、申請したからといって、簡単に枠が認可にならないと。それは私も分かっていて話しているつもりですので、ご理解をしていただきたいと思います。どうして、そんなことを言うのかというと、先ほども言いましたように、高齢化が進んで、65歳以上が4名に1名、25パーセントですね、これが20年後になりますと、3名に1名になります。さっきも話したんだけれども、今、65歳が25パーセントいたのが、10年経ったら75歳が25パーセントになるのかという単純計算はちょっと分からないけれども、そのくらい恐ろしいことになっちゃうんですね。ですから、本当に26年度でまた介護事業の検討に入るわけですけれども、そのときにもう真剣に話していかないと、遅くなっちゃうと思います。そういう老婆心、私も65歳になりましたので、老婆心でもないけど、老爺心で申しております。それから、介護の負担、介護費の負担が増えるというのは、これは国民健康保険も同じだと思うんですね。保険事業は全部そのようなこれからの対策を練っていかないといけないので、介護料が上がるからといって、じゃあ、事業をやめちゃおうというわけにもいかないでしょう。どうしても、高齢者増えますので。ですから、今から真剣に取り組んでいきましょうということです。枠のことは、先ほどお話しましたので、後、本当は特養ホームの枠を獲得できれば、一番、私は良いと思っています。グループホームも言いましたけれども、やっぱりちょっとこれは特養ホームの枠を取っていただければ、許可になるのであれば、そちらを進めていきたいと。どうしてそんなことを言うかと言うと、高齢化社会に入っていきますから、国の方でも今のままで良いというわけではないと思うんですよね。ですから、こういう今の状況から打破するようなタイムリミットと言いますか、もうこれ以上は無理だろうという、タイムリミットもあると思うんですよ。その辺のタイムリミットは、町長、どのようにお考えになっているか、良かったらお聞かせください。

町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)

どこで判断をするかという話でありますけれども、先般、2040年の人口推計、高齢者率、それから、人口減少率、議員も道新に載っていましたので、その辺はご承知のことと思いますけれども、北海道全市町村、179市町村のうちの高齢化率が一番高い町村については、渡島西部の3町です。ワースト3です。松前・福島・木古内です。その中で、うちが今、その179市町村のうちの112番目です。ですから、先ほど言いました。確かに今のうちの高齢化が進むということはありますけれども、ほかの地域がまだまだ高齢化率が進行しているということもご理解していただければと。それで、先ほども言いましたけれども、うちだけがそしたら、増床できるかということにはなりません。何回も言いますけれども。これは要するに南渡島圏域での高齢化率、それから、要するに介護認定者数、それから、特養の待機者の部分、この辺も含めた中で、その枠が充てられるということでありますので、ですから、私は決して高齢化が進む中で、ただ見ているという話ではなくて、当然、それは将来的にうちの人口を想定した中で、それから、高齢化がどんな形で進むのかというのは、これは行政を進める中では、的確に判断をしなければならないと思っていますので、その辺はきちんと捉えた中で、第6次の計画の中に盛り込まなければならないものについては、きちんと盛り込もうと思っています。ただ、先ほど言いました、特養をその中に盛り込めるのかどうかというのは、その計画する団体で、当然、北海道内でのそういう調整もありますし、渡島圏域での部分もありますので、その辺は町独自で増やしてください、直ぐやりますよという形にはならないということだけ、ただ、計画の中にその辺をきちんと情報を、そして、状況を見極めさせていただいて、第6次の計画を組ませていただければと思っておりますので、ご理解をいただければと思います。以上です。

議員の質問 6番 泉政栄

最後になりますけれども、やっぱりこの行政執行方針の中に、高齢者が生きがいを持って社会参加できる仕組みづくりをするというふうにも謳っておりますので、是非、その方向で進めていっていただきたいと思います。それから、今、国の方はですね、居宅介護、できれば、家で介護をしてもらいたいというふうに進めておりますし、今のままではちょっとまずいという、まずいという表現変だな、今のままでは済まないというふうに感じているんだと思います。居宅介護を進めていくということは、やっぱり介護しなければいけない人が人数が増えていますので、できれば居宅介護にして、その施設を作らなくてもいいような方向を目指しているんだと思いますけれども、私たちだってピンピンして死ぬときはコロッと死ねれば、すごく良いとは思うんだけれども、なかなかそんな人生なんて思うようにいけば、そのくらいすばらしい人生はないんだけれども、なかなか思うようにいかないのも人生ですので、町の方としても、私たちはこのような対策を今、練っていますよというふうな気持ちをどんどん表にアピールしていけば、今の枠じゃちょっと難しいんじゃないかと、それぞれの町に今、中学校1つに、特養ホーム1個の割合で、割り当てられるというふうに聞いていますけれども、1個じゃもう済まない時代も間もなく目の前に迫っておりますので、次の先ほど町長もおっしゃいましたけれども、26年度の事業計画の中には、是非、積極的に私たちは取り組んでいるんだというふうに進めていってほしいと思います。7年後には、オリンピックがあります。もう知内町の高齢者の方、みんな元気でピンピン、オリンピックを見ることができるような、明るい知内町、高齢者も明るい笑顔をしているような知内町に進めていってほしいです。町長は、子どもを今、できるだけ増やそうとしている気持ちがこちらにも伝わってきます。子どもがいるとすごいにぎやかだし、やっぱり私たちも生きがいを感じます。そういう子ども達を見ている私たち高齢者、私も高齢者になりますので、高齢者もそれを見ていて笑顔になれますので、ただ、子どももなかなか増えない状態ですので、後顧の憂いがないような対策を町でも取っていますよというふうにしてくれれば、我々も安心して住みやすい知内町に住めるんじゃないかと思いますので、そのような気持ちでおります。町長、もう一度、気持ちをお聞かせください。

町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)

先ほども別な議員方の一般質問で答弁させていただきましたけれども、元気な知内町実現のために今、6番議員が指摘して、子どもからお年寄りまで、そういう暮らしやすい元気な知内町実現のために、これからも引き続き頑張らせていただきますので、ご理解をいただければ。以上です。

出典:知内町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月25日 議事録 PDF(65ページ) 間違いを知らせる