みんなの議会

知内町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月25日

知内町の秋さけ資源回復のための対策

聞いた人
山田顯 議員
答えた人
町長 大野幸孝

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 山田顕

質問事項、『知内町の秋さけ資源回復のための対策』今回、「知内町の秋さけ資源の状況と課題」ということで、渡島さけ・ます増殖事業協会の専務理事、柳元孝二先生と渡島定置漁業協会の会長の2人のご講演を拝聴して、本町の『ふ化放流事業』の不安定さと、更には資源回復の将来展望を聞かされた時、暗雲が立ち込めるのを禁じ得ないものがありました。古来から、知内川にさけ・ます・いわな・やまべ・あかはら等多くの魚類が遡上して豊かな知内川が構成されており、知内橋だけでなく、新橋やしおざい橋、いたる所の橋の上からさけの姿が眺められ、実にすばらしく、近隣町村でも最も豊かな川を持っている町だと自負していたのだが、そうではなかった。実に残念でなりません。町長も既にこの事はご承知のことでありましょうが、知内ふ化場の事業用水は井戸水を使用しており、水量不足と水温が高く、稚魚の成長が早いことから計画数の稚魚を放流適期まで飼育することが困難で、早い時期に放流する為に、その結果として、回帰率・資源量がともに低下している。こう分析して、新たな流水占用の申請をし工事を行うということですが、水以外にも原因がある様で、もっと広範囲な調査や分析が必要ではないのか。又、北海道大学等と連携して、学術的な調査・研究も必要ではないのか、町長の所見をお伺いします。

町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)

今、3番議員がご指摘の知内川のさけの回帰率、低くなっているということ先般というか、昨年、さけます増協の協議会の総会に渡島の理事として、首長の代表として出席をさせていただいて、初めて状況を聞いて、びっくりしましたというか、どうして、今までそういう課題を放っておいたのかなという、率直な考え方であります。というのは、上磯郡漁協の組合長も理事としてずっと出ていたんですよね。そういうことであるんだったら、その情報というのは、地元の行政に情報を流していただけたことによって、きっと打つ手が早くできたのかなという、そんな思いでいたんであります。そんなことから、今、議員がご指摘のように、知内川に対する思い、これは議員に負けないだけ私はそういう認識を持たせていただいて、いろいろと環境は変わってきておりますけれども、豊かな川であるということは、私はそういう要するに変わりはないと、そんなことから、まちづくりの基本方針の中に、知内川の復元ということを盛り込ませていただいているところであります。そんなことから、北海道に対しても、知内川の河川環境整備に向けた調査であります。それから、今、ご指摘の知内さけますふ化場の機能回復、これも要望をしているところであります。継続中です。その成果としてですね、本年度、長年の課題でありました、重内頭首工に先般、議決をいただきました、魚道設置が実現するということになっていますし、更には、先般、北海道新聞に出ていますけれども、これは北海道新聞の6月24日の新聞であります。さけ稚魚放流の適期探るということで、知内川と釧路川、これを1つのモデルとして、その適期を探るための調査を北海道もしていただけるという今、形になっています。そんなことから、私は先ほど申し上げました、知内川の復元、これはアユの住める川づくりというか、これを積極的に今、継続して進めていきたいと思っていますし、北海道の方も町長が町事業で魚道を設置したということで、真剣に知内川の復元に取り組んでいるということを担当が認識していただいていますので、私は5年、10年かけて、知内川の復元に努力したいというふうに思っています。その中で、今、ご指摘の井戸を今、使っていることによって、水温が高くて、成長が早くて、適期を逃しているということは、これは私も増協の協議会、総会に出させてもらって、初めて知ったことであります。それが原因で、要するに今、ご指摘の知内川にさけの群れが見えていたやつが、今、ほとんど見えなくなってしまっているし、魚体もすごく小さくなってしまっているんですね。そんなことから、各地域に行きますと、町長、八雲だけでなくて、何で知内町にハナマガレを復活させないんだという意見も実はあります。そんなことも含めて、今、いろいろと課題が出てきましたので、先般、柳元専務が言われていると思いますけれども、本流から要するに取水をすると。温度が低い水を引き込むことによって、井戸水を要するに温度を下げられると。そうすると、適期までそこで抱えておけるということのきっと説明があったと思いますけれども、私もその説明を聞いていますので、何とかその事業を成功させてもらいたいと思っています。それで、基本的には、きっと1億3千万円という事業がきっと説明されていると思いますけれども、2分の1については、今、国からということだと思います。あとの要するに2分の1をさけます増協が果たして、全て抱えられるのかどうか、その辺はきちんと計画を見極めさせてもらえればというふうに思っているところであります。それと、もう1つ、来月中に知内川の今、復元ということになりますと、やはり各関係機関にそこに参画していただいて、協議会を立ち上げたいというふうに今、室長の方に準備をせという今、指示もしていますので、その中で、今、ご指摘いただきました、学術的な調査、研究も必要でないかということでありますので、その構成の中でそこに、そういうものに精通している方も今、組織の中に入れようとしていますので、総合的に何とか早い時期に解決して、知内のさけますふ化場というのは、渡島で断トツなふ化場でありましたので、それが今、最低の回帰率ということは、ちょっと寂しい話でありますので、全力で取り組ませていただければと思っています。それと、もう1つ、先ほどちょっとハナマガレという話をしました。ある時期からギンケに変えたということは、きっと説明を受けたのかどうか知りませんけれども、私はそういう認識をしています。それで、先般、知内町のさけ定置網振興会の会長といろいろと話をさせてもらいました。それで、現実的には、浜の人方どういう考え方なんだ、ギンケを求めているのか、ブナを求めて、ブナであっても要するに卵を多く抱えたそういうサケを求めているのかということもですね、ちょっと話をさせてもらっています。ですから、その辺もきちんと浜の皆様方の考え方、そして、上磯郡漁協としての今後の取り組み方、これをきちんと見極めた中で、対応をしていければと、そういうふうに思っていますので、ご理解をいただければと思います。以上です。

議員の質問 3番 山田顯

頭首工をしてですね、そして、水の量を増やして、そのことによって、水温も下がるという、それで、さけの遡上に適期な時期に稚魚を放流できると、それで、さけが復元するんだと。知内川が復元すると、このほかにですね、その水の問題、水温の問題だけでなしに、何かこの間、定置網の堺会長と個人的に話をしたときにですね、まだ別なことがある、こんな話をしていたんです。ということは、何か知内川のさけに、不純物というか、付着物が付くんだと。それと、またその水を増やすことによって、水温が下がって、そして、適期に放流すれば、さけがたくさん遡上するんだとこう言っていますけれども、なかなか昔の状態に戻らない問題があると。これは西山昭利さんが組合長の時代からですね、堺会長と話合いをしていたことらしいんですけれども、そういう課題が残っているという話なんです。それには、やはり川のですね、保全環境とか、それからまた、さけのですね、海の方の環境状況、これらも検証する必要があるのではと、そんな話をしておりました。それで、私は今、協議会を立ち上げる中で、学術的なものも、そういう機関も入れて、組織をしたいという話をしたので、安心したんですけれども、そういう意味で、私はやっぱり知内川の復元のためには、水の問題が解決して、それで、万事オッケー、知内川が戻ってきた、復元するというのであればいいんですけれども、ちょっとそこには何か問題がまだ残っているような可能性がありますので、だから、それも含めてですね、ひとつ考えてもらえればなと、そのように思っておりますが、もう一度、お願いします。

町の答え 町長 大野幸孝(町長は2018年12月まで)

先ほど申し上げました、さけます増協の理事として、私、そこに参画させていただいていますので、その辺の状況というのは、いろいろと水産試験場の場長の皆様方もそこに参画していますし、いろいろとその辺の今、言われるように、本当に井戸水の水温が高いことによって、病気が発生するのか、その本流から取水することによって、温度を下げると病気がなくなっていくのか、その辺は分かりません。やって見なければ分からないと思っていますので、これも少し短期間にすぐに回帰率が上昇するという話になってもらえれば、すごく嬉しい話ですけれども、この辺は十分にそこの理事として参画させていただいたときに、いろいろと意見を述べさせていただいて、その辺のアドバイスをいただきながら、何とか情報を的確に捉えさせていただいて、対応していきたいと思っていますので、ご理解をいただければと思います。以上です。

議員の質問 3番 山田顯

それでは、1問目の質問を終わります。町長、知内川の復元をお願いします。

出典:知内町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月25日 議事録 PDF(60ページ) 間違いを知らせる