みんなの議会

せたな町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月21日

今後の公的医療体制及び国保病院の改築の見通しについて

聞いた人
真柄克紀 議員
答えた人
町長 高橋貞光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 真柄克紀

それでは2番目の質問、今後の公的医療体制及び国保病院の改築の見通しについて質問をさせていただきます。町長、私これ2年間で3回目のテーマを持ったというわけじゃないですけど、質問となります。なぜかといいますと私の感じている範囲で、今までの町長答弁は、まず病院改革プランの方向性、その次に今度出てきたのが病院のプロジェクトチーム、そういう審議の推移を見ながら方向性を判断したいという町長の大変希望的な発言はありますが、しかしながらがっちりとした町長としての住民が安心、継続的な持続可能な公的病院のあり方について具体的な発言はいまだないと私判断してございますので、今回3回目の質問をさせていただきたいと思います。これは病院のほうが認識している数字ですけど、国全体でいっても平成25年で国民医療費42兆円、そのうち公費、地方でも5兆円という中でいずれにしても大変大きな数字が国の一般会計の中を占めてございます。また平成26年医療介護総合確保推進法が制定されまして、地方病院の求められるこれからの姿として医療と介護の連携、地域における効率的で効果的な医療提供、体制の確保また地域包括ケアシステムの構築それと地域の医療システムを整備するため基金の創設と、こういうものをきちんと公立病院が取り組まなければ今後大変ですということで、こういう推進法ができ、当然これに併せた形の中で町長も改革プラン含めて作業を進められている、その中で問題として、それは理解してございます。こういう言葉がございます。地域が存続するためには水と電気と医療が必要である。これは各地方自治体のいろいろな勉強会でも述べられる大変有名というか、事実の言葉だと思います。しかしながらこの一連の医療介護総合確保等の推進の中で、地方の公立病院の病床数、特に慢性療養病床数の減少、これは実際に病院経営にとっては大変マイナスな数字を表している。しかしながら自治体としての歳出からいくと、それもある意味ではやむなしという裏表の現状、そこで当病院もいろいろとそこに挟まれながら苦労しているのも現実の問題でございます。その点からいきまして、先に私は予算委員会でも質問しましたが、当国保病院を取り巻く環境は大変厳しいものがございます。 ルール分以外の一般会計投入も年々増え2億円を超えている。また今日の行政報告でもございましたが、やはり病院会計の昨年度の実態も大変厳しいものがある。そういう数字示されてございます。そういう点においてまず前回の質問から1年が経ちました。現状において病院経営の現状の認識及び今後の見通しについて、それから今ある1病院2診療所、3カ所体制の今後の運営見通しについて、またこれも公立病院、地方の病院特にこぞって大変難しい問題ですが、医療スタッフの現状と今後の見通しについて、また最後に町立病院の改築の必要性及び現時点のその改築に向けた調査等の進行状況について、以上4点について町長の明確な答弁を求めたいと思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

それでは真柄議員の2つ目の質問にお答えします。町民がせたな町で生活していく上で、病院など医療環境の問題はたいへん重要な課題です。1点目の病院経営の現状認識と今後の見通しについてというご質問でありますが、国保病院では平成29年度から新病院改革プランに則って経営改善や業務の効率化、サービス向上に取り組んでいます。入院病棟の1病棟化、診療材料等の在庫管理の徹底、サービス向上を目指した加算への取組などの効果により、収支が改善し前年度と比較して4,000万円余り繰入金を減額できる見通しとなりました。病院事業全体では、交付税措置分2億204万4,000円を含む4億2,092万7,000円を繰り入れて1,580万1,000円の黒字決算となったところであります。しかし今年は診療報酬改定が行われマイナス改定となったこと、また人口減による患者数の減少もあり、今後の病院運営に関しては、なお厳しくなることが予想されます。国保病院については、町内唯一の救急告示病院としての救急医療並びに一次医療の提供体制を堅持するとともに、更なる経営改善並びにサービス向上を目指し、今後も中核的機能、役割を果たしてまいります。2点目の3か所体制の今後の運営見通しについてでございます。新病院改革プランの推進には、医療にかかわる指標の集計、分析、情報収集、経営戦略の立案、病院事業全体の中長期計画の実行が必要です。現在の1病院2診療所体制は、地域住民の生命や健康を守っていくため、合併当時の2病院1有床診療所だったものを、人口規模や経営状況など検討を重ねて再編したものです。可能な限り継続の努力をしてまいります。しかし今後の人口減少を原因とする患者数及び収益の減少は、避けられないものと考えており、人口規模や財政の推移等をみながら、必要な時期に検討していくことでご理解をいただきたいとおもいます。次に3点目の医療スタッフの現状と今後の問題点についてのご質問にお答えいたします。国保病院においても人材確保は大変困難な問題です。平成29年度には3名の常勤医師が退職し、その後1名の非常勤医師を採用し現在に至っています。このため診療科を統合してプライマリ科とし、一部予約制を導入するなどの対策をとり、患者サービスを低下させないよう業務の効率化を図っております。また今年11月には、電子カルテ、オーダリングシステムを導入し、更なるサービス向上を目指しています。現在、国保病院には給食、清掃、受付会計業務などの委託業者を除くと、医師、看護師等75名の職員が在籍しておりますが、すでに40%が町外出身者となっています。その現状からも医療専門職の新規求人はもとより人材の定着も重要な課題です。働きやすさ確保のための環境整備や働きがいの向上のための施策を行い、職員がいきいきと働き安心して住民サービスに取り組むことができる体制づくりをしてまいります。今後は病院、診療所間の人事交流も行い、全体のスキルアップも目指していきます。4点目の国保病院の改築の必要性及び現時点での調査の進行状況についてのご質問にお答えします。国保病院の建替えについては喫緊の課題であると認識しております。昭和49年完成の病院は、耐用年数を超えていることに加え老朽化が進んでおり、5月中旬には給水管の破損による大規模な漏水により、検査部門やレントゲン部門が終日業務停止せざるを得なくなるなど、町民の一次医療を担い、町内唯一の救急告示病院である国保病院に機能面で不安があることは、今後のせたな町の医療体制のおいて大きな問題です。病院建替えには、財源として合併特例債を見込んでおります。そのため遅くても平成32年度までに、どんな機能や規模が必要なのか、今後の人口推計や財源、収支問題などを検討し、病院建替えについての基本計画を作成してまいりますことでご理解いただきたいと思います。

議員の質問 8番 真柄克紀

今4点について現状での課題等について町長から考え方、説明を受けました。それの中で4点というよりは私2点に絞って2回目お聞きしたいんですが、これ町長、前の答弁のときに現在進めている1病院2診療体制は、答申においても町民の大きな願いなので進めてきたい、継続していきたい。それが今回になると若干変わったんです。今の話からいくとある程度の時期を見た中で、それも検討せざるを得ないというような答弁に私は聞こえたんですが、前回言ったように3体制を維持するということではなくて、時代に合わせて私がなぜそれを言うかというのは、今6,000人近くまで人口が落ち込む中で、この基幹病院をきちんと整備することによって最終的に、あと今、町内全体で煮詰めている公共交通機関の整備、そういう形の中でそういう方向に進むとことの方がかえって、町民の継続的な持続可能な医療体制を維持できるんでないかと、そう思うから私重ねてお聞きするんですが、前から見たら考え方は若干変わってきてると判断してよろしいんですね。それと町長はこの答申の中では3体制ということが示されているといいますが、私も町内、町外いろいろな方にお聞きしてございます。これは職員の中からも本当に今3体制が将来の町にとって可能なのか、それがベターかというと必ずしもそういう話ばかりじゃない。むしろ危機感を持っている方々もたくさんいらっしゃいます。ですから今日そこに対していつまでどうのこうのは言いませんが、もう一度だけお聞きします。3体制診療所をきちんとある程度整備する段階では、その形でいつまでも維持していくということ自体の難しさは町長も認識してるということでよろしいんですね。それから2点目、最後の病院建設についてお聞きします。今、奇しくも具体的な形で32年までに一つの方向付けをしたいというお話でしたが、合併特例債はわかりますけど、国の方の交付税の考え方として病院新築、建て替えに対する企業債の元利償還、これについては、やはりそこに必ず病院の再編ネットワークなり、それから合理化そういうものをきちっと伴って改築、新築する場合には40%まで見ますけども、それ以外のただの老朽化だけであれば、それは25%まで下げます。要するにきちんと今言う診療所体系も含めた中で、先に言った地域効率的な医療体制提供の体制をとらなければその補助金は、ただ建て替えるといっても今までのような形で、恩恵は受けれませんよという指摘がされてるし、この辺については町長も認識してると思うんですが、それからいくと私はこの作業をもっともっと本当に町長が先頭になって取り組んで、これで25%近い形でどっちにしても起債がある程度条件が整わないと減るということになったらこれ大変な負担になりますからね。その辺についての国の動きと連携した中での現時点での建替えについての考え、この2件について再度お聞きます。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

お答えをいたします。まず1つ目、1病院2診療所体制に対する考え方が前と町長は変わったのかという質問がございました。これについては変わっておりません。そもそもこの合併時、この持続可能な医療体制というものを町民の皆さんや議会の皆さんと真剣に協議をして3区町民の医療サービスを守るということで、こうした医療体制を構築したところございます。それが今こういう状況で医療サービスを提供しているということでございます。ただ私が先ほど申し上げましたのは、将来、人口減少が更に進んできたとき、あるいは町の財政状況が一段と悪化した時というような状況が発生するとすれば、それは当然その持続的な医療体制を維持するという意味から見直しが必要な時期がくるであろうとお話をさせていただきました。したがいましてそうした必要な時期が来たときには当然見直しがなされると感じているところであります。2つ目の新病院の建替えについてでございますが、これは32年度まである程度計画を作りたいと申し上げました。これにつきましても現状の人口規模あるいは将来の人口の推移、それから財政状況、当然これらを考えながら新病院の規模等を決定することになるものと思います。しかし救急医療というのは、これはこれからもしっかりと守っていく。救急告示病院というのは、これからもしっかり守っていきたいと考えております。そうしたことで今後これらにつきましては、病院の経営戦略室あるいは町医療対策審議会などで議論を深めてまいりたいと考えております。当然のこととして議会にも相談を申していくことになりますので、その時点はさまざまなご意見を頂戴したいと考えているところでございます。ご理解をお願いします。

議員の質問 8番 真柄克紀

今2点について現時点での町長の考え方をお聞きしましたが、私ちょっと大変不安に思うんです。町長、今、確かに合併時にこの体制という形の中で協議して進めてきた。これは確かな話です。しかしいろいろな観点からも指摘しますように現実問題として、人口を含めた中でサービスを受けるパイ自体を含めて3分の1なくなっているんです。それから1番これ不安だなと思ったのが財源的に町を経営する町長として、いよいよ切なくなってきたらそのときは考えますよと今の話で、それまでは何とかかんとか続けてく。それ非常にある面でいったら町民に関して不安を与えます。じゃあこうしたらある程度になったらやらなきゃならないという根拠は今、町長は持っているんですか。もう3分の1まで人口減ってきている中で今の体制、しかも基幹となる町立病院が危険病院に等しい形の中で、ともすれば休診もやむなしという状況に置かれてる中で、財源的に何年か後に、4年後、5年後になったときに本当に財源、どうみたって今の町の財源からいったときに、そこからまた今持ってる財源を、一般の病院運営に突っ込んでいったら本当に大変な形の負担を町民にしなければならなくなるんです。その辺について今おっしゃったように、そういう時期がきたら、そのときに体制変える、そのとき建て替えるそんな話は、経営戦略室いろいろな作業はしてるでしょうけど、やっぱり町としてこの少なくとも主要病院をきちんと医療スタッフも含めて最低限のサービス、それでなおかつ持続可能なサービスを続けるためにどうすればいいのか。今の町長の答弁からいくと、その時が来たら考えるという形の中で、その時は議会に相談する、その時にされたって大変なことになるんです。それで私は3回目質問してるんです。職員の中にも大変、今のこのままの進めに関して危惧を持ってる方も、私は何人かとお話をしてお聞きしてます。当然、町長のことですから今日はそこについての明確な結論は出さないでしょうけど、少なくともその3体制を現段階である程度は変更しなきゃならないような基準はどのような場合として想定されているのか。なおかつ病院会計の財源ある程度、現段階でもいよいよ改築というときにどのような形で考えておられるのか。その辺についての大まかな説明だけはこの場でも私できると思いますので、そういう形の考え方をきちっとこの場で回答いただきたいと思います。それについてはまた今後、議論をしていかなければならないと思ってますので、よろしいですか、そういうことでその2点について再度お聞きします。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

まず今の医療体制につきましては、医療体制を整備して10年が過ぎました。これまで頑張ってきたところでありますが、しかし当初予定していた経営からすると、この赤字の幅というのは突然、繰入れの幅になりますが増えてきているのが実態です。そうした中でこの体制を持続可能にするために、さまざま検討を加えながら整備、内部での再編をしてきたところでございます。したがって先ほど1回目の答弁でも申し上げましたように、一昨年から比べると昨年の経営は改善をしたということでございます。こうした状況を繰り返しながら、それでも病院が維持できなくなるという、これは先ほども申し上げましたように人口減であるとか、財政の状況がきたときには当然、今の体制を見直ししなければならないと思っております。それがいつかということにつきましては、それは今の時点で、いつというふうには申し上げることはできませんが、しかしその時点になって、この慌てて体制の見直しをするということにはならないと思います。したがいまして、それはある程度予想がつき次第そういった相談をさせていただくということになると思いますが、現状そういう状況ではないと認識しております。ただ新病院の建替えについて質問がございました。当然新病院の建替えにつきましては、今の人口の状況、そしてこれからの人口の推計、あるいは財政状況というのは、これらを十分考えた中で作っていかなければならないと。なぜかというと新病院については、建替えをすると30年以上維持しなければならないという状況になるわけでありまして、その辺は慎重に考えていかなければならないと感じているところでございます。財源につきましては冒頭合併特例債と申し上げましたが、これらばかりでなく有利な起債あるいは補助金なども十分入れることも想定しながら、そのためにはどうしなければならないのかについても、今後詰めていかなければならないと考えております。いずれにしましてもせたな町の将来の医療体制のあり方など十分考慮をして計画が作られると考えているところでございます。

出典:せたな町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月21日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる