みんなの議会

せたな町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月21日

65歳以上を高齢者と言わないまちづくり宣言

聞いた人
真柄克紀 議員
答えた人
町長 高橋貞光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 真柄克紀

それでは提出してあります2点について町長と議論をさせていただきます。この1点目の65歳以上を高齢者と言わないまちづくり宣言、これは多分町長と私もほとんど意見が合うのではないかと期待してございますし、いろいろ活発な考え方をお聞きできればと思っているところでございます。当町の平成27年の国勢調査、総人口に対する65歳以上の割合42%以上に上っています。これはいろいろな資料でも各町内にも配付されていると思いますから、町民も理解しているところだと思いますが、今日、ご案内のとおり人生90年以上という時代を迎えました。一般的にその中でいろいろなシステム上含めて、65歳以上の方々を一律に高齢者という形で判断するという行政的な手法を、これは法律的なことも含めた中で使っているというのが現状でございます。しかしながら近年、当町ばかりでなく超高齢化の中でその高齢者と決めるその概念を考え方を少し角度を変えてみようと。そういうことによって地域の活性化が図られ、また求められる数々の高齢者社会のボランティア活動の普及のためにも、やはりそういう角度を変えた考え方が必要だと思うし、また先日示された国の次年度の骨太方針、この中でも65歳以上の、これは継続雇用年齢の引き上げ、また及びその年代の地域での活躍、この環境整備をきちんとしなければ地域、特に地方の高齢化した自治体は、本当に存続が危ぶまれる。このような指摘もなされております。当町においては、先の今年度から始まる福祉計画の中でもボランティア活動、この活動なしにこの高齢化社会の維持は難しいという指摘もなされております。その中で今言うところの65歳以上、一律に高齢者と言わないというまちづくりについて、町長はどのように考えておられるのか、まず最初にお聞きしたいと思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

真柄議員のご質問にお答えします。冒頭、町長も同じではないかという話がございましたので、その点につきましては気持ちは真柄議員と一緒でございます。今回真柄議員が65歳になられたということで、私は少し前になっておりますので、その時点で同じような気持ちであったということは、そういうふうに理解をさせておただきたいと思います。高齢者の定義については、現在多くの国で65歳以上と定義付けされております。これは半世紀以上も前に定義されたもので、議員が考えるとおり従来の高齢者イコール老人という観念は、現状になじまない状況にあると思っております。日本では65歳以上を高齢者と定義し、高齢者の社会制度を構築してきました。また高齢化率などに使われるのも65歳以上の人口となっており、制度上は65歳以上が高齢者という使われ方をしてきました。しかしながら、一般的には制度上と違い、年齢で一律に判断せず、個人それぞれの状態等により判断されるもので、実際の65歳以上の多くの方は、まだまだ若く活動的で高齢者扱いをする事、される事に違和感を感じられる方が多くいらっしゃると思います。近年、内閣府が行ったアンケート調査では、何歳以上を高齢者とするかという問いに70歳以上あるいは75歳以上とする回答が半数以上を占め、65歳以上とする回答は6.4%と低い結果ということであります。このようなアンケート結果からも国民の高齢者に対するイメージは、70歳以上あるいは75歳以上となっており、議員がおっしゃる高齢者に対する固定観念は、なくなって来ております。さらに日本老年学会と日本老年医学会の専門的な機関においても、高齢者の定義を75歳以上とするよう昨年提言されております。社会制度上は別として、一般的には65歳以上が高齢者というようなイメージは、このようにすでになくなっております。したがってそのような宣言をしなくても、議員ご質問のとおり気力、体力のある元気な高齢者が広く社会参加できる環境づくりに努めて参りますので、ご理解願います。

議員の質問 8番 真柄克紀

今町長の発言ありまして事務局のほうでもいろいろと調べてくれて、効率的な形、そういう意味からいったときには、今町長どういう意味で、このまま宣言しなくてもよろしいと、同じ考えだからいいんだという話ですが、私はこれ逆に言うと事例は町長のほうも知っているとは思いますけど、これ70歳以上、65歳以上高齢者と言わない都市の一つの例として、大和市は施策や広報誌など、なるべく高齢者という言葉を使わないようにする。ただ適用される法律、それから条例その他対象者の運用制度については、これはきちっと65歳以上の高齢者という形で扱ってはいきますと。しかしながらこういう宣言をすることによって、先ほど、私が申し上げましたけれども、町のほうのいろいろな福祉計画、その他を見ると健常な高齢者と言わず、65歳以上の方々のアクティビティなしに町長の目指すところの公的福祉の安心して高齢者が暮らせるまちづくり、このための人材としてこの方々にまず期待をするし、協力をしていただけなければ今後の町の活力というより維持すること自体が大変難しくなってくると思ってるんです。これは多分同じ認識だと思います。まして若年層がご案内のとおり少ない中、今日もいろいろ議員の方々そういう危機感の下にそれぞれの観点から質問してますが、そういうことからいった時に、むしろ宣言することによって、それは若干の今までの行政サービスの変更なり、それを対象の範囲をどうするかということは、これは若干の作業は出て来るかもしれませんけれども、むしろこの高齢者と言わないまちづくりというのは、神奈川県大和市、ここはまだまだ若年層も多いし、当町から見ると高齢化は全然進んでおりません。でもやはり危機的な状態がすぐ来るということで、こういう宣言をしてるわけです。まして当町のように高齢化が進んでる中で、いっぱ丸めて65歳以上を高齢者という形で扱うことが町にとってプラスかマイナスかと考えたら、私はあえて宣言することのほうが町長の認識も含めた中でまちづくりに対する町民の協力は得られると思うし、その宣言することが何でそんなに必要ないということなのか。私はぜひ宣言して町民と一緒にまちづくりしていきましょうという積極的な発言を町長からいただけると思って今日質問しておりますけれども。特に、今年度出来上がったボランティア団体も含めた危機感とボランティアの必要性という中でいったら、やはりその方々きちんとしたバイタリティある方々に期待しますよっていう形を、町長の言葉からこういう機会を通してメッセージとして発するのが必要じゃないですか。再度答弁をお願いいたします。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

ご質問にお答えをさせていただきます。先ほども申し上げましたが、もう既にそういう時代に入っているという私は認識を持っているところでございます。議会を見ましても9名の皆さんはもうすでに高齢者ということでありますし、他の地域協議会におきましてもすでに半数以上が活躍をされているということからすると、せたな町ではそういった意識の下で皆さんは活躍をされていると感じているところでございます。日本でただ一つ神奈川県大和市が70歳代を高齢者と言わない町宣言をしておりますが、この宣言の下での特に関連した施策は打っていないと。これは市長の肝いりで宣言をしたという話でございますが、これにこの他の市町村が追随する動きは現在のところございません。というのはとりもなおさず、もうすでにそういう宣言をしなくても、高齢者の皆さんがそういう意識で地域においてしっかりとできるところ活躍をされているということではないかと思っております。町としましても、そうした方々がこれからも活躍できるように、そうした場の提供あるいは健康増進、健康寿命をできるだけ長く保っていただけるような、そうした施策をしっかり打っていくということが高齢化時代に対応する方向と考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

議員の質問 8番 真柄克紀

町長の性格もあるのかもしれないけれども、なかなかそこのところで一歩進んで、私、文書にして宣言すれとまでは言ってません。ただ今までもそういう考えがあったのであれば、この質問の前にだってそういう形の中でいろいろな形で表現する方法あったじゃないですか。私1回も聞いてませんよ。今回質問して初めて、もう65歳以上の方々をそういうふうに町が思っている。あなた方ももう全然そういう高齢者という扱いでなくて、町はこういう形で皆様にお話をしてるという。初めてですよ私聞いたのが。だからそれであればそういうようなメッセージが伝わるような形の行動なり、情報発信が必要でないか。あえて宣言までしなければしなくてもいいけど、それが町民の方々に町もそう思ってますとわかるような形の表現っていうのは今までないじゃないですか。そのぐらいの表現をすべきだし、その中でこれさっき言った宣言した町だって一切その手続きなり何なりで法律的なもので変えろとは言ってないです。ただ広報誌でも何でもむやみに高齢者とかそういう言葉とかそういうものを安易に使わないで、もっと今の現状に配慮した中でまちづくりを進めて町民の協力を得ましょうというのが、これ突出しているかもしれないけど、そういう宣言をしなければならないくらい高齢化してるし、そのシルバー人材というものをきちっと活用していかなければまちづくりは機能しないということで提案されたと私は思いますし、そういう中で町長がそこまで先ほど言ったようにもうみんな認識しているとおっしゃるんであれば、広報から何から含めて、そういう形の時代に合った形の協力、町民に対するそういう考え方というのは示してもよろしいんじゃないですか。宣言するしないはこれは別ですけど、町民にそういう形で皆様方の町民パワーを期待しないと、町の存続は大変だということをきちっとお願いして、なおかつその人方のバイタリティ活力を十分に引き出すのが町長のもう一つの責任じゃないかと思いますけど、最後に重ねてその件についてお聞きします。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

この町が思っているということではなくて、町民の皆様すでにそのような認識でおられるということを感じております。私もいろいろな場所で挨拶の中でもやはり高齢者の皆さん方が町で活躍していただかなければ、まちづくりが有り得ないということも申し上げているところでございます。そういった町民の皆さんも高齢者イコール老人ではないと。元気なうちはしっかり社会に貢献していくという立場で、これはもうすでに意識が変わってきているものというふうに感じております。我々も今後、議員おっしゃるように高齢者と老人あるいは高齢者イコール支援を受ける方というそういった誤解を招かないようなそういった取り組みもあわせてしていかなければならないと改めて感じております。以上を申し上げて答弁に代えさせていただきます。よろしくお願いいたします。

出典:せたな町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月21日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる