せたな町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月21日
公設の合葬墓
- 聞いた人
- 桝田道廣 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 桝田道廣
議長に発言の許可をいただきましたので、先に提出してあります一般質問について質問をさせていただきます。近年、高齢化が急速に進み、せたな町内におきましても亡くなる方が増加傾向にあります。さらに少子化や核家族化に伴いお墓を承継する者がいない、遠方に住んでいるためにお墓参りが難しい。お墓を建てる費用の問題などの理由で、今までのように維持管理することに不安を持っておられる方が増えているようにお聞きします。ほかの市町村では一つの解決策として、公設の合葬墓を進める動きがあります。合葬墓は個人がお墓を建てる費用がかからず、ひとり暮らしの方や家族がいない、子ども達が帰郷して生活する予定がないなどの方が、自分が亡くなったあとの心配をしなくてもよい、安心した生活を送れることができることにつながることと思います。すでに道内でも運営されているところもありますし、計画をされている町もいくつかあるようです。近い将来必ず起きる問題だと思いますが、町長の所見をお伺いします。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは桝田議員の質問にお答えをいたします。お墓については民法897条において、お墓等の所有権は慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継する。ただし被相続人の指定する者がある場合は、その者が承継すると規定されております。しかしながら近年、核家族化や少子高齢化が進み、単身者や子のいない夫婦が増え、また遠隔地に住んでいることでお墓を承継できる方がいないなど、お墓を将来的に維持管理することに不安を抱いている方が増加傾向にあると言われております。当町におきましても、町営墓地において新たに墓地区画を確保し、墓碑を建立する方は減少している一方で、ご遺骨を町外の墓地や町内寺院の納骨堂に移し、既存の墓碑は取り壊す、いわゆる墓じまいをする方が増えているという実態があり、町民の皆様におかれましても、お墓の承継の問題を切実にとらえているものと認識しております。ご質問の公設の合葬墓の建設は、承継者不在などの対策の一つとして増加してきており、将来の維持管理の不安解消や費用面などでのメリットがありますが、宗教的な供養が行われないため、個人で合葬墓にお参り出来ない方にとっては、単に遺骨の置き場所となるデメリットもあります。墓碑を個人で建立しない場合、寺院の納骨堂や永代供養などの方法があります。町内におきましても多くの寺院が墓地や納骨堂を経営しており、また合葬の墓碑や納骨堂を設置している寺院も多くあります。町としましては、このように現状において個人で墓碑を建立しなくても、町内の寺院でお骨を預かり、供養していただける環境があるということ、またお墓参りや先祖供養といった大事な文化を衰退させないと言った観点からも公設の合葬墓の設置は考えておりません。ただし将来的には、公設の合葬墓は、セーフティネットの一つとして当町の実情やお墓に対する考え方、住民ニーズなど総合的視点から検討すべき課題となるものと考えてますことで、ご理解を願います。
議員の再質問 6番 桝田道廣
再質問をさせていただきます。確かに町長のおっしゃられるとおりではあるんですけれども、この町の中に親から譲り受けたお墓がある方はまだしも、二男、三男また町外から来られて永住された方などでも、この町自体にお墓持っておられない。また持っておられたとしても、自分の後、この町に住む者もいない。またその子ども達にそれを頼るわけにもいかない。そういう方々がだんだん増えてきていることは事実であります。私の知り合いでも一人娘の方が、本州のほうにお嫁に行かれたために、自分が亡くなったあとは大成にあります納骨堂にということも考えておられるようです。確かに大成の納骨堂では、ある一定の金額で入ることもできますけれども、各道内の市町村いろいろなところで結構増えているようですけれども、近隣では去年の今金町の定例議会でもこの問題が取り上げられたように記憶しております。また森町でも昨年の4月から運用が始まっていると聞いております。森町では1,000体の方の収納が可能な中に今年の2月の時点ですけれども、20数体、約30体の方が納められているというようなことを聞いております。また森町では簡易的ではあるらしいですけれども、やはり墓参り的なお花を置いたり、何かをするとかそういうこともできるようにも聞いておりますので、町長おっしゃるように今すぐ考えてくださいということではないですけれども、やはりこれからだんだんだんだん人口が減っていく中で、こうした問題が当然出てくるわけですからセーフティーネットというような観点からしても、墓じまいをして空の墓が増えてくるという部分からしても、これはぜひとも町として考えていただくべきことではないかと思いますので、改めてお伺いします。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
そもそもお墓というのは、親であるとか、先祖であるとか亡くなった方を継続的に供養をするという日本の宗教的な行事ということになっております。この気持ちはこれからも私たちも大事にしていかなければならないと考えているところでございます。現在のところ町内にありますそれぞれの寺院におきましても、墓地や納骨堂あるいはこの合葬墓といったような経営を行っているという状況にございますので、これらにつきましては、しっかりとこの先祖の供養あるいはお参りできなくても永代供養をしっかりやっていただけるという状況があるということでございますので、そういった先祖に対する感謝の念、そういったものをこれからも大事にしていただきたいと考えているところでございます。しかしながらそういった今議員のおっしゃいます状況もあることも事実でありますので、そうした状況を今後考えさせていただいて、またそして要望などもいろいろ情報を収集しながら、今後考えてまいりたいと思っておりますが、今すぐそういう状況にはないというふうに感じているところでございます。以上でございます。