みんなの議会

せたな町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月18日

せたな町の医療体制の維持と医師確保の見通しについて

聞いた人
菅原義幸 議員
答えた人
町長 高橋貞光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 11番 菅原義幸

町長、5期20年間の町長職務の執行、大変お疲れさまでした。それでは町長に最後の機会になりますが一般質問を行いたいと思います。せたな町の医療体制の維持と医師確保の見通しについてお尋ねをいたします。①常勤医師2名体制のもとで1病院2診療所体制の維持が危機に瀕しております。5期20年の町政執行を終えるにあたり、このような事態に立ち至った要因をどのように考えているのか伺いたいと思います。②令和5年3月の予算委員会で私が医師募集の提言をしたことに対し、他町に比べて引けを取らない体制だと胸を張り医師募集を拒否したことについて現在どのように考えておられるのか改めて町長の見解を求めたいと思います。③医師確保に関する取り組みの現状と今後の見通しについて詳細な説明を求めます。以上であります。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

菅原議員の一般質問もこれで最後ということになります。長い間、本当に貴重なご意見を頂戴いたしました。無事、何とかおかげで20年勤めることができました。お礼を申し上げたいと思います。それではお答えをいたします。1点目でございますが、令和7年度当初は4名体制でありましたが、急遽の退職、それに病気療養などの長期化など不測の事態が重なり2名体制となっております。常勤医師の招聘には時間も要することもあり、現在、出張医師の追加により1病院2診療所体制を維持しており、診療への影響を最小限に留められるよう対応しているところでございます。2点目でございますが、このたびのように急遽、医師に欠員が出た際には、出張医師による柔軟な支援が受けられるような体制をあらかじめ整えておくことに加え、医師募集については令和5年度より常時継続した形で募集を行っております。3点目の医師確保に関する取り組みの現状と今後の見通しにつきましては、北海道東京事務所の医師確保担当への要請や大学病院医局や北海道庁地域医療課、北海道地域医療振興財団など関係機関や民間紹介会社への要請を行っているところです。 現在、入職を検討されている医師1名とお話をさせていただいているほか、紹介会社からも随時紹介を受けており現在も1名の医師について紹介を受けている状況です。このほかにも求人をみた医師から直接、応募に関する問合せをいただくなど次年度に向けた医師の動きが出てきておりますことから、この機会を逃さずに院長とよく相談をしながら、いい医師の招聘に繋げられるよう取り組んでまいりますことでご理解をいただきたと思います。

議員の再質問 11番 菅原義幸

それでは再質問をいたします。町長、あまり私言いたくないんですけども、今、我が町が直面しているいわゆる医師確保危機、これは明らかに医療危機なんですが、現状認識についてものすごいずれを感じます。ほとんど理解できない答弁なんです。まず具体的な問題から申し上げますが、私このたび町内各所65箇所街頭におきまして議会報告をしてまいりました。特に大成区からは医療問題の要求、具体的に出されております。今日は展開いたしません。それから私の住んでいる瀬棚区です。これも医療問題出されております。その中で診療所体制がどうなるのかということは両地区ともに切実な地域要求になっているんです。その危機感を町長が今の答弁の中で全く抱いているのかいないのか不明瞭だということが大変心配される点なんです。有り体に言いますともう任期ございませんから、菅原の質問には適当に答えておけばいいとこういう発想なのかもしれませんが、住民に対する説明としてはほとんど今の答弁は通らないと思います。これは率直に申し上げておきたいと思うんです。私は一つ言えることは、結局高橋町長の箱物主義の欠陥、これが医療問題で極めて明瞭な形で表れたのかなと思っております。これ率直に申し上げておきます。令和9年に新病院建設構想を打ち上げたのはいいんですが、これ結局進まなかったわけです。なぜかと、その最大の理由は議会側の責任ではありません。医師の確保ができなかったために極めて深刻な危機的状況に立ち至ったということなんです。この問題を解決しないうちは事は前に進んでいかないという極めて厳粛な事実が明らかになったと。ここに私は大きな問題があると見ております。あまり長く今日は質問するつもりはありませんけれども、先日の特に瀬棚区の診療所の体制についていろいろ不安が出ているから町長自身の責任において明快な説明を要請したいという提起をいたしました。事務局長もいろいろご苦労なさったようでありますが、このたびの各戸へ配布された回覧を見た限りでは住民説明としては極めて不十分だと思います。私は事務局長を責めるつもりは毛頭ないんです。行政執行者であり病院設置者である町長がこの内容でいいというふうに判断なさっておったのかどうか。ここをこの答弁の中でしっかり求めたいと思うんであります。要するに町長こういうことなんです。今日の行政報告でも触れておりますが6月11日から病気療養中となっております。現在のところ復職のめどについては未定となっております。これは住民納得しません。住民の不安は解消できないんです。それに対するいろいろな対策もなさっておりますから、これはこれとして受け止めたいと思いますが、問題は町長、この行政報告をもって町民の皆様のご理解をお願いするものでありますという結びで終わってるんです。この行政報告どうするんですか町長。私たちこの行政報告を承って質疑はできませんから。関連上できないことになってるから一般質問という形でかみ合わせる以外ないんですが。問題は町長、町民に届かなきゃならんのです。ネットで公開されてるから視聴した人はわかるだろうというふうにおっしゃるかもしれませんが、圧倒的な区民には伝わりません。私の前に申し上げましたように、町長自身の責任において不安を解消するように説明を求めたいという提起をいたしまして、町長もそれに応ずるかのような答弁をなさってるわけです。これ町長、行政報告今日これで終わってあと何らの措置もとらないんですか。瀬棚区民に対する説明なりません。私は前にも申し上げましたように、私の責任で個々に説明するつもりは毛頭ないんです。説明する当事者でないし、責任持って説明する材料がないんです。何が問題かといいますと町長、所長はいつ復帰するんだと。このまま去っていくのではないかと。この不安に対して明確な答弁をしていただけるのは病院設置者しかいないんです。私はこれをはっきりさせてほしいというふうに申し上げてるんです。重ねての言葉になりますが、せたな町の医療体制の維持、これは1病院、2診療所であります。それにリンクして医師確保の見通しについてということが質問のタイトルでありますが、これは町民にきちんと直接、設置者の責任で説得、説明を要請したいと思うんです。単に議会の一般質問のやりとりで再答弁、再々答弁で切り抜けたと、やれやれ1件落着それで終了ということにはならないと思います。今日、行政報告でなさった報告を病院設置者の責任において区民に直接説明するという方法をとっていただけるかどうか、これを再質問の中で求めておきたいというふうに思います。それで質問回数があともう1回しかありませんから先に質問しておきたいと思うんです。こういう事態になるのは私は予想できた問題だと思ってるんです。先ほどの答弁は淡々と答弁して、設置者の責任について一言半句全く触れてませんでしたが、これは町長やっぱり見通し悪かったと思います。今日この段階で無理やり町長に認めさせる何ものもないんですが、やっぱり町民見てますからこれは。率直に町長もことの是非について人並みの表現をなさっていただきたいなと思うんです。何を言いたいかって言いますと医師募集を一時やめましたでしょ町長。しなかったんです。医師募集しなければそれでフリーズしてしまいますから、私はいろいろ入ってくる情報を総合的に勘案すると医師募集徹底的にやらなきゃダメだという判断のもとで、これも何度も繰り返しになりますけれども、令和5年3月、予算委員会で提起しましたが、あんまり集まり過ぎると困るんだ、みたいなそういう答弁を町長はやったんです。今にして思うと何を考えてそんな答弁したのかなと思いますけれども、多少だぶついたって構わないんですよ医師確保の場合は。私はそういう町長の判断の誤り、見通しの甘さ、議会の提言に対する後ろ向きの姿、こうしたことのツケが今日に回っているということを率直に申し上げざるを得ないのであります。医師確保の問題すごく難しいんです。これはどこの自治体も全国どこでもみんな苦労してるわけですから、ことさらここで拳を振り上げて理事者責任を追及するつもりは私はありません。しかし基本認識において重大な誤りが一因となって事ここに至っているという事実だけは町長ひとつ認めてください。あと任期少ないんですが、その任期の中でとりうる最大の努力これはなさっていただきたいと思います。実は令和7年9月行事予定表を今日は持ってきたんですがね。9月29日8時30分から医療機関挨拶回りとなってるんです。どこなのかと思ったら札幌市内です。その前後を見ますと15時30分から臨時町村会があるのでそれまでの日程消化するんだろうなと思いました。ついでにやるんじゃなくて、しっかりとした目的意識性を持って、これは議会議長ともなってもかまわないんです。医師確保の最後までの努力を町長、町民の目にわかるように最後の最後まで努力なさっていただきたいということを再質問の最後に申し上げておきたいと思います。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

これまで私はこの1病院、2診療所の維持、これを第1に考えて進めてきております。人口減少あるいは患者数の減少ということで年々病院経営厳しい状況にはあるわけでございますが、しかし3医療体制これをこれまで何としても維持しようと努めてまいりました。今回のこの事態につきましてはご案内のように急遽の医師の退職、それから想定していなかった療養の長期化ということの中で起こったものでございます。そういったことでこのなるべく患者様に迷惑のかからないように診療体制というのは常勤医プラス出張医いうことで対応してきておりますし、今後少し時間がかかるという予定の中で新たに出張医の医師の応援の確保をさせていただいております。こうしたことで何とか1病院2診療所体制は維持できるというふうに思っているところでございます。合わせて当然常勤医の確保というのは、これはしっかり対応していかなければならないと思っているところです。先ほどの答弁でもお話しいたしましたように、目下数人の医師といろいろと話し合いを進めているところです。いずれにしましてもいい医師を確保するということが大事でございますので、そういったことについて院長ともよく相談をしながらこれからも進めていかなければならないというふうに思っております。それから行政報告申し上げましたが、町民に対する説明はどうするのかということの質問もございました。町民に対しましては瀬棚診療所あるいは大成診療所も含めまして状況を回覧等でございますがよく説明をさせていただいて、安心してこれまで同様診療を受けていただくということに努めてまいりたいなと考えております。それから常時医師募集をしてはということでの質問もございました。これにつきましては、充足している状況の中ではなかなかそれは難しいとは思っておりましたが、これは議員おっしゃいますように5年度でこの常勤医師の異動が事前にわかっておりましたのでこれは5年度から医師募集をしながら6年度の医師確保を進めてきておりました。6年度医師確保できましたけれども、引き続き医師募集は継続してきております。こういった状況の中でよかったなと思っておりますが、ただ右から左に医師の確保ができるというそういう状況ではございませんでした。苦労してきたということになります。こうしたことも踏まえながら、今後、常勤医師の確保については、やはりしっかり対応していかなければならないと思っております。ただ今回のこの不測の事態を見ると、これは私町政を担当して以来こういう感じでの医師の不足というのは初めてのことでございます。事前に余分のと言いますか、そういったものを想定して多くの医師を抱えるということももちろん方法の一つだと思いますが、現状の病院経営、これ人口減少もございますし患者数の減少もございます。こうしたことで経営が悪化しているという状況の中では、なかなか余分な医師を何人も採用しておくということは現実的ではございません。したがいましてこうした状況に陥ったときに出張医への対応でしっかり1病院2診療所の体制を維持するということがむしろ現実的な方向と方法ということにはなるのではないかと思っているところでございます。いずれにしましても現状こういった状況でありますから、しっかり対応して新年度に向けて常勤医の確保というのを対応してまいりたいと考えているところです。

議員の再々質問 11番 菅原義幸

再々質問に入る前に、再答弁の確認をさせていただきたいと思うんですがよろしいですか。先ほど回覧版で徹底するという趣旨の答弁がございましたが、これは文字どおり回覧版で関係地区に全戸配布すると、措置をとるとこういう明快な答弁として受け止めてよろしいですか。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

9月にも回覧版でお知らせをいたしました。10月分につきましても、これ回覧もございますし、区によっては個別にというところもあるようでございますが、いずれにしても徹底をしたいと考えております。

議員の再々質問 11番 菅原義幸

一般的にそう言われても困るんです。私は具体的に聞いてるんです。今日行政報告であった内容をもって病院設置者の責任で回覧版で徹底してもらえるんですかということなんです。確かに9月号の回覧版も出てます。あれじゃね、事務局長いろいろ苦労なさって文言整理したんだろうと思いますが、今日のような内容伝わりません、わかりません。いつ先生が復帰するのか明確でないし、どういう対策になってくるか明確でないんです。だから設置者の責任において、つまり町長の責任において今日行政報告をなさったわけですから、この内容をもってきちんと周知徹底していただきたいということなんです。約束していただけますか。これはっきり町長の答弁で確約を求めたいと思います。それから再々質問に入りますから。

町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)

私の行政報告の中身で町民の皆さんにお知らせをしてくれという内容だったと思います。これは正式に行政報告をさせていただきましたので、こういう内容も含めて町民にお知らせをしたいと思っております。

議員の再々質問 11番 菅原義幸

再々質問に入ります。もうこの中身で知らせるのが当然なんです。議会で公開されてるわけですし、固有名詞も含めて全て明らかにされてるわけですから議会に報告して1話完結という措置は不徹底です。議会の皆さんに了解をお願いしたんだから、あとは区民の皆さんには説明しないということにはなりませんから。この内容をもって省略したりしないで正確に区民の皆さんに事実関係と町長責任においての見通しを速やかに伝えていただきたいと思うんです。これ10月に入ってからじゃ遅いですから。10月に入ってから遅いですから直近の回覧版配付日に回してください。それは特に確認を求めておきたいと思います。再答弁で明快に町長の口からご答弁をいただきたいと思います。それでもう少し町長申し上げておきますが、私やっぱり令和5年3月の予算委員会で町長が医師募集をするつもりはないというふうに答弁なさった。あれは重大な認識上の誤りだったと思います。募集したからといってすぐたくさん集まってきて定員オーバーになるというようなものではありません。しかもあのとき設置者でない私自身が得ていた情報をもってしても、医師退職が極めて明瞭になる状況にありましたから、その下で即刻募集をするという体制に入っていきませんと、募集したから明日応募があるという問題ではないんです。これはおそらく半年後10カ月後、1年後というそういうサイクルの中でしか回っていかないわけですから、あそこで胸張って1病院2診療所もう十分だと。募集きても余っちゃったりしたら大変だみたいな答弁なさいましたけど、あれは町長間違いなんですよどっから見たって。そもそも今回の医師不足危機というのは、あそこを一つの起点にして始まってるんです。何人辞めましたあの後。私どもの耳には行政側が発表する以前に他地区からの情報も得ているわけですから極めて危機的だと思いました。そのときに町長の頭の中には何があったかっていうと、令和9年度新病院建設これ1色です。だから私は町長は箱物主義だと言わざるを得ないんです。建物を新しくすれば医師が集まってくれる。そんな簡単な問題じゃないんです。中には医師を集めるためにも病院新しくしたほうがいいなんて言いますが、病院新しくして医師いなかったとなったらどういうことになりますか。箱物主義の弱点というのはそういうことなんです。仏作って魂入れず、中身が伴わないということなんです。だから私はあのとき非常に心配してました。いずれ指摘したことが実際に危機的状況になって表れてくるであろうと。だからそういうふうにならないことを願いつつもそう予想せざるを得ませんでした。結果そのとおりになりましたでしょ町長。今辞めていく町長にそれ以上の鞭をふるう何ものもないんですが、やはりそういう医師確保における甘さ、箱物主義に走ったツケこういうものがあったということについて私は触れておかざるを得ないのであります。今後、新町長がどういう方向でこの医師問題と病院の問題に対応するのか、これは全く情報は現時点で入所していないわけでありますが、私はゼロベースで新町長と検討してみたいと思いますが、そのときに高橋町政5期20年にわたる長所もありました。しかし欠点もあったわけでありまして、冷静な分析の上に立って新町長とはシビアな政策論議をしてみたいと思っております。これ以上答弁を求めますと4回目の質問をしたくなりますから、答弁を求めずに次の質疑に入りたいと思いますが議長よろしいですか。

出典:せたな町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月18日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる