長万部町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月17日
並行在来線の存廃の方向性について
- 聞いた人
- 高森功治 議員
- 答えた人
- 町長 木幡正志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 高森功治
私の質問は1点であります。並行在来線の存廃の方向性について。北海道新幹線札幌延伸に伴い経営分離される並行在来線については、現在、北海道知事を座長とする北海道新幹線並行在来線対策協議会で、存廃の方向性を議論している最中であり、後志ブロックの函館本線(長万部~小樽間)については、今月末までに各自治体で方向性を出すスケジュールになっていると伺っております。並行在来線の存廃問題は、町内や隣接自治体の地域交通を確保するにあたって、慎重な議論と判断が求められます。そこで、町長にお伺いいたしますが、並行在来線の存廃の方向性についてどう考えてるのか、町長の所見をお伺いいたします。以上です。〔議員(7番 高森功治)自席へ〕
町の答え 町長 木幡正志
並行在来線の存廃の方向性について、回答いたします。この間、町では新幹線開業後の地域交通の確保方策として、「第3セクター鉄道維持」と「バス転換」の、どちらかの方向性とするのかを検討してまいりました。並行在来線対策協議会において、渡島と後志、2つのブロックについて、それぞれ「旅客流動・将来需要の予測」、「収支予測」を議論してきたところであり、また、これに加えて町内のJR二股駅、中ノ沢駅、国縫駅で出口調査を実施し、広報において情報提供や意見募集を今年4月号から今月号まで連続で10回掲載し、さらに先月は町内3か所で後志ブロックについての住民説明会を開催し、検討してきたところであります。まず、持続可能性の面では、後志ブロックの鉄道維持の場合、収支予測の損益額を沿線自治体数で割った単純計算では、年間3億2,000万円の赤字に対し、バス転換は年間1,000万円の赤字と、バス転換が圧倒的に有利であることがわかりました。さらに地域交通の確保の面からは、鉄道は連絡通路などの階段施設がご年配の方々から敬遠される反面、バス転換はきめ細やかなルートやバス停設定により利便性向上の余地があることもわかりました。このことから、後志ブロックの並行在来線、函館本線の山線の存廃については、持続可能な地域交通の確保と利便性の向上のため、長万部町は「バス転換」とする方向性に決定したいと考えております。詳しくは、今後のまちづくり新幹線調査特別委員会で詳細をご説明をいたします。以上です。〔町長(木幡正志)自席へ〕
議員の質問 7番 高森功治
大変重い決断をされたご答弁だったと思います。一般会計の当初予算が約50億円の長万部町にとって、毎年鉄道を維持するために約3億2,000万円を入れていくというのは、現実的な話ではないと私もそう思っておりました。持続可能な地域交通を維持するためにはバス転換が最善の選択だということは私も十分理解をしております。新幹線の長万部駅が開業するということは大変喜ばしいことではありますけれども、その反面、函館本線の山線がなくなるということは、国鉄の町として栄えた長万部町にとっては大変ショックなことでもございますし、悲しいことでもございます。国鉄時代を知る町民の多くの皆さまの中には、この鉄道を残してほしいという声もあるとは思いますけれども、そういう思いに配慮しながら今後の並行在来線の対策を進めていただきたいと思いますけれども、その辺はいかがですか。
町の答え 町長 木幡正志
本当にそのとおり、大変な重い決断になるということは覚悟をしておりますけれども。実際3か所で意見交換会やったときも、同様の意見が出てまして、国鉄の町として発展してきた長万部町にとって、国鉄を廃止するということについては非常に重い、そのことをどうやって長万部町は国鉄の町として伸びてきたということを残していかれるんですか、という報告と、できれば残していただきたいという話がございましたけれども、今当初で3億2,000万という数字が出ておりまして、それが今度は持続的に参加してやった場合には、鉄路の維持、あとトンネルの維持、災害時の工事の発生が起きたときには、まだまだその金額では収まりきらないということと、年間3億2,000万ということは、先ほどおっしゃったとおり一般会計50億そこそこでやってる町村にとって、これからそれがすごく重荷になってくること。そしてまた、将来的に見てもこれから時代を担っていく人方にその負を持たせたままいかせるということについてはこれは本当に忍びない。だから今決断すべきだということを判断をして、山線についてはバス転換にしたいという方向で、今取り決めて、協議会に向かってご意見をさせていきたいなと思っておりますし、まだまだその決定過程の中では、まちづくり・新幹線特別委員会に詳細を説明して、そしてご理解をしてもらわないと、行政単独での決定ということについてはならない、そう思っておりますので、今後ともひとつご理解・ご検討していただいて、結論を出させていただければと思ってますので、よろしくお願いしたいと思います。