みんなの議会

森町議会 令和4年森町議会6月会議 2022年6月7日

企業版ふるさと納税の現状と今後について

聞いた人
河野文彦 議員
答えた人
町長 岡嶋康輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 河野文彦

通告に従いまして、質問させていただきます。企業版ふるさと納税の現状と今後についてです。平成28年に創設された企業版ふるさと納税、地方創生応援税制は、国が認定した地方公共団体の地方創生プロジェクトに対して企業が寄附を行った場合に法人税関係から税額控除をする仕組みであります。制度活用に当たっては、経済的な見返りは受けられないことや本社所在地の地方公共団体への寄附には本制度の対象外とするなど幾つかの制約はありますが、地方創生のための取組に対して賛同をいただき、地方へ資金の流れを加速化させるすばらしい制度であります。また、個人を対象としたふるさと納税制度とは税額控除の仕組みや返礼品がないなど異なる点もありますが、税制上のメリットが大きいことやPR効果など多くの企業が注目しています。森町の個人向けふるさと納税では、魅力的な返礼品と商品開発、生産と多大な協力をしてくださる町内企業の協力もあって全国から多額の寄附をいただき、町民福祉の充実、自然環境保護、地域防災力向上など多くの事業へ活用させていただき、感謝の念に堪えませんが、人口減少に伴う経済活動の縮小、生産力低下からの町税賦課額減少など、今まで以上に地方財政を取り巻く環境は悪化が見込まれることから、個人向け、企業向けを問わずに本制度を活用した財源確保が重要であります。森町では、地域再生計画を定め、国の認定を受けることにより企業版ふるさと納税による企業側のメリットが最大限受けられる環境であることから、本制度の概要と寄附活用事業をより一層アピールすることが必要であり、多くの賛同をいただくための取組が早急に求められますので、質問します。1番目、寄附実績と受入れ後のフォローをどのように行っているか。2番目、今後企業へのコンタクト、アプローチをどのように展開するか。3番目、本制度に対する効果検証をどのように行ったか。以上、お願いいたします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えします。森町企業版ふるさと納税につきましては、令和2年度に制度を創設し、森町の地方創生に資する施策に対し、道内はもちろん、まだ多くはありませんが、道外の企業様からも応援いただいております。ご質問の寄附実績につきましては、本年5月末にて延べ5社、寄附金170万円の寄附をいただいております。また、寄附金をいただいた後、感謝の意を込め、お礼状と地域材を活用したノベルティーグッズを送付し、本年度につきましては連携協定を締結している北海道教育大学函館校の学生がデザインした森町オリジナルコースターであります。本年3月には北海道を応援してくれる全国500以上の企業、団体が集う北海道応援団会議に向け、オンライン配信ではありますが、森町の地方創生に資する取組を私自らPRし、応援を求めてまいりました。そして、様々な業務にて道内外へ出向く際には各企業等を訪問し、トップセールスを行っていく考えであります。また、議員ご承知のとおり、本制度は地方創生応援税制であり、森町地域再生計画を基本とし、計画登載寄附金額の目安を目指し、森町まち・ひと・しごと創生推進計画に登載された事業に応援をいただくことから、森町まち・ひと・しごと創生総合戦略策定推進委員会での検証となるものであります。以上です。

議員の質問 9番 河野文彦

この制度は、各自治体が地方再生計画というものを作成することによって企業側がメリットが得られると。まず、入り口として町が地域再生計画を定めるというところがスタートになるかなというふうに思うのですけれども、町長もこういう質問が来るということで近隣の町村の実績というのはチェックしたのかなというふうに思うのですけれども、ほかの町と比べるとどうも再生計画が寂しいといいますか、どこの町でも必ずこのまち・ひと・しごとに関わる再生計画というのは掲げています。プラス様々な詳細な事業を掲げている町が大変多いです。だから、僕はこの企業版のふるさと納税に関しては、町が掲げる再生計画でも二分化されているのかなというふうに僕なりに分析しています。その分析、二分化というのは、言葉は悪いかもしれないけれども、取りあえずこの制度に合致するためにまち・ひと・しごと、プラスいろんな事業というようなイメージを受け取ったところです。そして、その結果として、様々な町で実績のほうがアピールするという部分でどこの町も必ずホームページに載っていますけれども、まずこの計画の部分で本当に取り組んでいるなと感じられる計画を数多く掲げている町は、やはり実績も件数も物すごくあります。多分町長も確認していると思います。先ほど森町は令和2年から始まって延べ5社、百数十万というのは、非常に寂しい数字だなというのは町長も感じているのかなと。この渡島管内で数十件、数千万単位で集めている町もある中で、ちょっと出遅れているなというのが私の感じているところです。再生計画大変見劣りするという話から再質問始まっているのですけれども、森町の場合、このまち・ひと・しごととUIJターンですか、に関するたしか2つしかないのかな。僕もこの質問するに当たって全道の自治体が掲げている計画見たのですけれども、大変少ないと。その辺ぜひ森町の現在の地域再生計画だけではなくて、より企業が賛同していただける、目に留まるような再生計画をつくる必要があるのではないかと僕は思うのですけれども、まず再質問の1点目として、森町の地域再生計画をより企業の方に賛同してもらうために今の内容からさらにブラッシュアップする必要があるというふうに感じますけれども、いかがでしょうというのをまず再質問の1問目にさせてください。それと、企業版のふるさと納税ということで、森町は令和2年度からということで、まだ年数的には一般の返礼品のあるふるさと納税よりは歴史が浅いといいますか、まだまだ始まったばかり、町長もトップセールスをこれから行っていくという先ほどご答弁だったので、言い換えれば今までやってこなかったので、これから行うというふうに聞こえました。町長もこれから行うというような状態ですので、正直言ってこれ町民の方ってほとんど知らないのかなというふうに思うのです。企業版のふるさと納税の制度自体を知らないのかなと。返礼品のある個人向けのふるさと納税の制度とは違って、個人の方が知ってもどうしようもないといえばどうしようもないことですので、町として町民に対するアピールというのは必要ないと言われればそれで終わってしまうのかもしれません。ただ、町民の方のほとんどは就労している中で、森町の企業に勤めている方もいれば、管外の企業に勤める方も数多くいると思います。そういった例えば森町の住民で八雲町の企業に勤めている方がもしいらっしゃったとして、社長さんと、うちの町にもぜひ寄附してくれよというような、町民がまず森町のこの地域再生計画といいますか、取組をアピールしてくれる、そういうふうになったらこのPR効果というのは物すごく大きくなるのかなというふうに思うのです。それで、まずは町民の方へこの制度を知ってもらう、そしてもしその町民の方が何か関わりある町外の企業とこういうお願いをできるような環境であったら、ぜひぜひお願いしてほしいなというところも含めて町民の方への周知というのも必要なのではないのかなと思うのですけれども、その辺の町長のお考えを再質問としてお願いいたします。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。企業版ふるさと納税につきましては、就任からこういう制度があって、地域再生計画をつくって、国に承認いただいて、企業からご寄附をいただく。企業は、9割の税控除、寄附額の9割にも及ぶ税控除を受けられる、そういうメリットを使って、この制度の最大の目的といいますか、効果といいますか、この地域再生計画、町がどういうふうに未来に向かってまちづくりを進めていくかというところを町外の方々と共有するというか、それが一番の趣旨といいますか、行わなければならないことだなと思っています。当然近隣町村といいますか、近しい首長の方の話を聞きますと、本当にすごくいろんなところを回っていて、もう何千万という金額を集めています。当然ながら就任当初の地域再生計画より、よりブラッシュアップして何点か追加させていただきました。今後もこの地域再生計画に関しましては、9月にまち・ひと・しごと総合戦略策定会議がございまして、そのタイミングに合わせましてまた何点かのせれるものを今検討している段階でございます。まず、私が一番効果的にやるべきことはといいますと、公約で私も挙げさせていただいた様々な寄附金ですとか、いろいろなそういう財源を必要とする公約、それをきっちりと地域再生計画にのっけて、自らが挙げた公約は自らが集める、そのような流れをしっかりとつくって、しかも地域再生計画を策定するための委員さんは町民から選ばれていますから、この策定会議の会議体をしっかりと活用して、集まって会議をしていただく委員様たちの委員としての意義というものもしっかりとお伝えするというのも必要だと考えています。やはりトップセールスというのは絶対必要だと考えていますので、森町以外のところで積極的に私も働きかけていきたいと考えています。参考にすべき事例は近くの町村に山ほどございまして、非常にいろいろな情報もいただいていますので、その辺はご意見をいただきながら、しっかりと回ってご寄附をいただきたいと思っております。170万という実績はまだまだ少ないと思いますので、その辺はしっかりと寄附をいただけるように努めてまいりたいと思います。以上です。

議員の再質問 9番 河野文彦

ほかの町の実績といいますか、そういう部分を本当に参考にするというか、先ほどほかの町の町長が回っているのも情報としては入っているというようなお話だったかと思うのですけれども、実際に近隣、どこの町とは言いませんけれども、近隣の首長さんが担当課の職員を連れて、この企業版、その町の再生計画なり、どういう事業にというようなチラシ、リーフを持って実際に森町の企業も回って歩いているのです。だから、町長多分森町の企業がよその町に企業版ふるさと納税を行っている実績ももちろん情報として伝えられているとは思うのですけれども、確定申告なり、税務申告の資料で分かると思うので。だから、その辺、ちょっと最初の話に戻るのですけれども、まだ森町としては本格的に取り組んだのが令和2年度からということですので、後れを取っているのが現状ですので、本当に早く近隣の町村に追いついてほしいなというふうなところを期待しているところです。先ほどまだ170万ほどしか実績がないということなのですけれども、今の森町の地域再生計画でいくと、2024年度までですけれども、1億700万円が目標として掲げられているのです。もう1年目終わって、今2年目も終わったのかな。この事業の評価もPDCAサイクルを使って行うというふうな計画になっていますので、今22年度ですから、実質22、23、24、あと3年間です。3年間で残り約1億数百万を目標達成するには集めなければならないという責務が今町長の肩と足にかかっていますので、そこは町長のフットワークを期待して、何とかこの1億円を達成してほしいと、達成しなければならないというようなところで取り組んでほしいなというふうに思います。それで、再々質問として、この企業版ふるさと納税において実際に金品、お金で寄附をいただくという部分と人材派遣型という2つの寄附の方法がありますけれども、森町も業務がどんどん広がっていく中で職員の不足感があるというお話は従来からされていますので、人材派遣型の企業版ふるさと納税の制度も活用するのも一つの手かなというふうに思って私も資料を見ていました。企業から人材を派遣していただくことで、その企業のノウハウを役場として吸収するですとか、またあくまでも町外の企業からの人材派遣になりますので、そこで交流人口といいますか、そういうところもどんどん広がっていくのかなという中で、この制度についても大変森町にとっていい制度なのではないかなというふうに思っていました。それで、再々質問として、この人材派遣型の企業版ふるさと納税において今まで企業側から問合せがあったかという点、あと町としてぜひこういう人材を寄附といいますか、協力したいというような企業からの申入れがあったときにどういった受入れ態勢を今現在構築しているか、あと町長のこれからの足を使ったセールスの中でこの人材派遣型の企業版ふるさと納税についてはどのようにPRしていこうと考えているか、ここを再々質問したいと思います。

町の答え 町長 岡嶋康輔

お答えいたします。人材版の企業版ふるさと納税というところで、地域おこし企業人という制度だと思うのですけれども、実績としては今のところ森町ではありませんでした。いろんな企業様と包括連携協定などなど結ぶ際に、この企業版ふるさと納税ですとか人材版の企業版ふるさと納税の制度、人材を提供していただくという制度の話はちょくちょく出てきます。やはり企業側にとっても単なるボランティアでこの森町にお金とか、見返りは求められないという制度のルールはあるのですけれども、この森町で企業の活動を展開するに当たってどういったことがメリットなのか、それと町が解決したい課題とそれが合致するというのが非常に大事なのかなと思っています。その中でもしっかりと私と先方の社長とお話しするという機会を設けるというのは当然大事だと思いますし、地域再生計画の話にもちょっと戻りますけれども、この森町がこれからどういうふうに福祉ですとか、観光もそうです。あと、産業もそうですけれども、どのように発展をしていきたいか、それに対してどんなことを手伝ってほしいのかというところもしっかりとアピールしていくというのが非常に大事だと思っています。そのためにはもっともっと課題を抽出して、可能性というものも町内の事業者様と話し合うというのも大事だと思いますし、まだまだやらなければならないことはたくさんありますが、制度をフル活用してこの森町のまちづくり、産業振興にしっかり生かしていきたい。そして、先ほど若干答弁漏れしてしまったのかもしれないですけれども、この制度を町民にお示ししていくというところでは、この仕組みをしっかりお伝えするということも大事ですけれども、この仕組みを使って町民の皆様がまちづくりに参加してもらう方法の一つとしてこれがあるのですよというところも私は大事なのかなと思っています。そのためにまち・ひと・しごと総合戦略策定会議というものがあるし、各業界団体、いろいろな会から委員さんを出していただいて、私も青年会議所時代にその委員会に携わっていろいろな意見も述べさせていただいていたのですけれども、その会議で行われる会議の内容に関しましてもどうしても一方的な感じも当時はしていました。それも改善していかなければならないと思いますし、やはり行政側から投げかける以上に委員の皆様からこんな事業どうなのだという、そういった投げかけというのもしっかり受け入れていけるような、そういう仕組みといいますか、そういうのも大事なのかなと思っています。いずれにいたしましても、総合戦略策定会議、地域再生計画、これは非常に大切なまちづくりの仕組みの一つだと捉えていますので、寄附金額からいうと一般のふるさと納税とはちょっと小規模になりますが、町の未来をどう考えているのか、町長の政策はどうなのか、町民の方々が何を求めているのかということを事業として外にお示しするという意味では非常に大事な制度であると思いますので、その辺はしっかりと必要なことを精査して町民の方々にアピールし、町外の企業様にもしっかりとご提示して寄附額を増やしていけるように努めていきたいと考えています。以上です。

出典:森町議会 令和4年森町議会6月会議 2022年6月7日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる