厚沢部町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月13日
人口減少問題についての認識と町の体制・対策について
- 聞いた人
- 山崎孝 議員
- 答えた人
- 町長、副町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 山崎
2問目に入りたいと思います。人口減少問題についての認識と町の体制・対策について質問をしたいと思います。人口減少問題が論点となっています。人口減少は行政進捗の上からも最大の課題であると考えています。本町の人口の推移は昭和35年、10,651人をピークに平成22年、4,409人、平成27年、4,049人、平成29年11月末、3,974人であります。人口ピークの昭和35年に比べ、平成29年11月末日では6,677人の人口減少であります。国勢調査確定値、平成22年、27年において推測すると、1年で72人の人口減少であります。人口減少の流れは止められないと考えます。国立社会保障人口減少問題研究所のデータのもとに、2040年には全国の自治体の半数が消滅の危機にさらされると、まさに衝撃的な事実として論調されています。本町の未来を展望する時、危機感を感じます。急速に進行している人口減少問題をどのように認識し、対応・対策を構築されるのか町長の所見を伺います。
町の答え 町長
2点目の人口減少問題についての認識と町の体制・対策についての質問であります。人口減少問題は、町の将来を左右する重要課題であります。生産年齢人口の減少は、労働力の縮小であり、地域経済の低下をまねくものであります。人口減少は、地方財政にも大きな影響を及ぼし、経済活動の縮小によって税収が減少する一方、高齢化により社会保障の増加など行政サービスの見直しが予想されます。町財政への影響についても、税収の落ち込みや財源の過半を占める地方交付税がどう推移していくのか、不安視しているところであります。しかし、この問題は当町に限らず、全国的に直面する問題でもあります。大切なことは、人口減少のもとで将来にわたって、日常生活や社会生活の基盤となるサービスの提供を持続可能とすることであり、限りある財源の中で、需要と供給を長期的に見通しつつ、住民負担の程度を考慮して、住民の理解・協力を得ながら一定のサービスを確保することが重要であります。道路、橋梁、公共施設などインフラの老朽化は、全国的に大きな問題となっており、本町におきましても、これらの維持管理が大きな財政負担となっております。下水道は昨年度から、簡易水道は今年度から整備を開始したところですが、使用者へ一定の負担を求めざるを得ない状況を、今回のまちづくり座談会で各地区住民へ説明申し上げたところであります。人口減少の流れを食い止めることは、容易なことではありませんが、結婚、出産、子育て、教育、定住、交流人口の確保、住環境、雇用の創出、医療・福祉の充実など全般にわたっての対策が課題として捉えております。少子高齢化の急速な人口減少の歯止めをかけるため、移住、定住できるような子育て、結婚、出産などの各施策を着実に進め、農林業や商工業などの経済基盤を維持しながら持続的に発展させることが肝要であると考えます。人口減少は、町の財政に影響することは確実でありますが、限りある財源を、有効に賢く使う施策の取組みを進めてまいりたいと考えております。
議員の質問 山崎
まず一つ伺いたいと思いますけど、昭和35年が10,651人これが我が町の人口のピーク時でありました。57年の中で6,677人減少したっていうこの減少についてどのようなお考えをお持ちでしょうか。
町の答え 町長
厚沢部町の今までの人口の減少、これは一番大きいものは開拓農政・行政が変わったということ。これはご承知のように厚沢部町にはこの35年ですか、10,000何某の人口があった時は、富山、本州の方からどんどん開拓者が入って、少なくても小鶉あたりが79戸が入り込んだ、こういう年が10,000何人になったと。今、ご案内のように今までの経緯の中で、小鶉に何人農家が残っているのか、これやはり開拓者の離農というのが一番の原因であります。それと同時に厚沢部町は人口減少の一つの要因になるのは、子供達の流出。子供達の流出ということは、中学校終えて函館の方へ学校へ進む子供達が非常に、他の町から比べると多い。こいう子供達が函館の学校へ、そして東京、札幌の学校へ出てそして元に戻ってUターンしてくれれば一番いいんですけども、それぞれの都会で生活を始めると。こういう循環がそもそも今の人口になったと。今ここ4、5年の急速な人口の減少、厚沢部町の場合見ますと年間だいだい64、5人の高齢者の減少、これが止めどもなく減少していってると。出生が多い年で23人、少ない年だと10人代、これと64、5人の亡くなるバランスというのは当然、こういう減少の結果をもたらすものであります。そういう中で、厚沢部町は単なる、仕事の中での減少ではなくて、自然減少、要するに自然減少の方が社会減少より強いというのが厚沢部の状況であります。
議員の質問 山崎
私は、前段に人口減少カレンダーていうことをお示しをして、質問に入りました。この人口減少カレンダーはですね、国立社会保障人口減少問題研究所ていうのは、かつても将来の日本の人口を推計して公表しましたし、それが2017年に改訂しまして色んなデータのもとで詳しく載ったわけであります。そのデータのもとですね今の日本の未来図を描いた日本の未来の年表というこの本が出ました。大変、今、34万部も購読されているということでかなり反響を呼んでいる本であります。その本の中には、カレンダーにも記載しておりますが地方自治体、本町という、我が町に対してもですね大変私は、将来、未来に対して不安と危機感をこの本を読みながら抱いたわけであります。少子高齢化・人口減少ていうのは私ども今まで、話題とか情報として捉えていたんですが、実際的には少子高齢化社会について真剣に討論した、考えていたっていうことは私自身ありませんでした。2014年に民間の有識者、違う団体でありますが2040年の20歳から39歳の女性の推計の人口をもとに、消滅する可能性がある自治体を発表し、大変、衝撃を受けましたが、私は、まさかそういうふうになるだろうという、そういう思いを抱いておりませんでした。しかし、今回のこの未来の年表を購読し、2040年には全国の自治体の半数が消滅の危機に、さらされるというようなことを、示しております。現在の人口の数の30パーセント以下まで減少する自治体は、大変、運営に支障が出て、消滅の危機にさらされるという、そういう論調であります。私は大変な衝撃を受けました。先程、申し上げましたように10,000人からいました我が町も今は、3,000人の町になってしまったわけであります。そして、町長のお話にありましたように、この人口減少っていうのは一朝一夕にその策が無いんです。ですから私は、もっともっと人口が減っていくだろうし、大変な行政運営に危機が到来するのかなと、自分一人でありますけども皆さんは、どういうふうにお考えになるか知りませんけども、私は、そういう感覚を持っているところであります。本町の将来展望見ますと、この社人研の見方としましては、2040年では総人口が2,412人そういう想定をしているわけであります。しかしながら、一番目の質問に触れましたとおり、本町では総合戦略では3,000人ていうようなことを想定をして計画を練っているようであります。その3,000人ていう仮定の条件を見ますと、先程、町長も触れましたけども、交流人口も行ったり来たり増減無いよっていうそういう状況、問題は出生率なんですよね。それが、例えば2以上という仮定であります。今は、1.6ですから産まれる子供さんも少ないんですよね。これを2とかっていう仮定で、3,000人ていうそういうふうになればいいんですが、ただ今の人口の減り方見ますと、何かしら社人研が示した2,000中頃のそういう形まで行っちゃうのかなって思うんです。私は、2,000人台の町というのはどういう町になるのか、イメージは今のとこ持っていません。副町長、町長、2,000人台の町ってなったら、厚沢部どういう町って捉えてますか。
町の答え 副町長
限界集落やら消滅自治体、そして今のような人口減少カレンダー見るにつけ思うことは、かつて若い時にノストラダムスの大予言だとか、日本沈没だとかそういう本を熱心に読んだなということを思い出しているわけです。経済や景気の予測っていうのは、ほとんどがはずれるわけでありますが、ただ人口推計っていうのは若い女性の増減なり、出生率から追っていきますと、かなり高い確率で当たると、実際には当たるんです。日本全体の人口の減少云々っていう話でありましたけども、日本はもともとそんなに人口が多い国でなくて、明治以降急激に増加しその反動で今、下がっているということです。2040年には1億人ほどになるわけでありますが、振り返ってみますと1億人っていうのは、昭和45年に日本は1億人でございましたので、45年当時の日本そんなに力が無かったのかどうか、ということでございます。それと今の日本の人口は、世界の10位でございます。ヨーロッパを見ますと、ヨーロッパ経済の雄でありますドイツは今現在、8,200万人でございます。ですから2040年になって1億人になっても、今のドイツよりも人口はあるということでございます。ただ問題なのは、いわゆる年齢階層がどうなのかということだと思います。これから高齢化が進んでいる中での1億人ということでございますので、その辺が心配だということでござます。厚沢部町でございますけども、先般の平成27年の国勢調査を見ますと、社人研の推計よりも14人ほど上回っております。もうちょっと言わせていただくと、その2カ月前にあすなろに逃げられているんですよね。その関係者が30人ほどおったわけでございまして、もし逃げられないで何とかとどめておけば、44人くらい前回と比べて上回ったんだなと思っております。年齢構成については、社人研の推測どおりとなっておりまして、15歳未満が10パーセント、生産年齢と言われる15歳から64歳未満が50パーセント、65歳以上が約40パーセントというような状況で、社人研の推測どおりとなっております。先程、女性の話出ました。厚沢部町、うれしいことに30代の女性が国勢調査ですけども、減少しなかったということでございます。前回、25歳から34歳の方、それが5年後には30歳から39歳になるわけでございます。その推移をみますと6人増加していると、30代の女性が6人増加したと、いうことでございます。渡島・檜山で見ますと、増加したのが3町でありまして、厚沢部と木古内が6人で最多ということです。あと今金が3人増えているということですので、出生率等今後に期待しているので、婚活等でともかく出会い場を多く設けていこうかなと、いうふうに思っているところであります。ただそうは言っても人口は減るわけでございまして、持続可能なサービスをどう提供していくのかと言いますと、効率化を図るしかないということでございます。集落にしろ地区にしろ町全体にしろ効率化を図る以外に、無いんだろうなと思っております。実際に道内の市町村では、スパー、コンビニ、ガソリンスタンドが公設民営という形にもなっております。一昔前でありますと民業圧迫と言われていたんですけども、今は公設でやらないとカバーできない、という時代になってきております。そういう中ですけども、中学校は今回統合させていただくし、保育所も一箇所にしていくということで、居住地についてもなるべくコンパクトになっていった方が、行政的にも財政的なことを考えると言いわけでございますけども、そこに人間の気持ちということが入ってきます。住み慣れたところでずっといたいと、特に高齢者になるとそういう気持ちがあるわけでござます。ただ病院行くにしても買い物するにしてもどうなるんだろうという、漠然とした不安、皆さん持っているわけでございまして、そのあたりをどういうふうにソフトランディングさせるのかというのが当面の課題だな、というふうに思っております。
議員の質問 山崎
あともう1題ありますので、これで2番目の質問やめたいと思いますけども、ただ人口減少問題というのは、副町長も言われましたように、行政なり経済活動に大きなマイナス影響が与えるもんだと思っております。