みんなの議会

木古内町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月2日

きこない認定こども園の現状と課題について

聞いた人
平野武志 議員
答えた人
町長 鈴木慎也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 平野武志

1番 平野です。本日の一般質問は2項目を通告しておりまして、どちらの質問も教育関連、子育て世帯や教育現場に関連する内容であります。これまで教育長はもちろん、町長も教育には大変熱心で熱い政策を展開してきておりますので、答弁については大変楽しみにしているところでございます。決して、なにがだめだという話ではなくて、子どもたちや保護者、また関連する職員の皆様方が安心して教育に打ち込める環境づくりについて、建設的な議論ができればと思っております。よろしくお願いいたします。あと話変わりますけれども、きのうの防災教育フェスです。私も少しお邪魔させていただいたんですけれども、職員はもちろんのこと、ボランティアスタッフはじめ、たくさんのお手伝いのかたがいて、たくさんの企画があって、大変素晴らしいフェスだったなと感じております。その中で、町民の参加だったり一部課題も残ったと思いますので、次年度以降も継続するという思いをお聞きしましたので期待しておりますし、私も個人的にもまた議会としてもなにか協力の体制を整えればいいんじゃないのかなと個人的には思いました。まずをもって、大変素晴らしいフェスだったということをこの場をお借りして、どうしても申し上げたかったのでお伝えさせていただきます。それでは、通告書を読み上げますので、よろしくお願いいたします。1項目目は、きこない認定こども園の現状と課題についてでございます。令和4年の保育園統合により、当町では認定こども園が開園してから2年以上が経過いたしました。町も施設の建設や整備に対する補助を行い、子どもたちのための環境整備はもちろんですが、こども園の経営の安定にも尽力するとそのようなことを宣言したことを覚えております。全国的なニュースでは、職員の一斉退職、また保育士不足による急な閉園、また園児がバスに置き去りにされ、お亡くなりになるといった痛ましい事故などが報道されております。きこない認定こども園は、これらのようなことがないようにしっかりと対策を講じているとは思いますし、そのようなことで聞いております。町としてこれらの諸課題をどのように共有され、また検討、または実行をしているのか下記の番号に沿ってお伺いいたします。①番、これまで職員(保育士を含む)不足は生じていないか。②番、国は保育士の働く環境の改善を掲げておりますが、当町ではそれらを現場に反映されているのか。③番、保護者の声、または地域のニーズなど幅広く声を拾った中で、満足度などその逆も含めてどの程度把握をしているか。④番、待機児童この現状を踏まえた解決策や支援策を町として検討しているか。以上について、お伺いいたします。

町の答え 町長 鈴木慎也

1番 平野議員の質問にお答えをいたします。きこない認定こども園において、現在、職員の不足は確認されておりません。児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第33条第2項、及び北海道認定こども園の認定の要件、並びに設備及び運営の基準を定める条例に基づいて、配置基準をしっかりと満たしながら、安定した運営を続けているわけであります。これは、町といたしましても保育士の確保や職場環境の整備に対する支援を積極的に行ってきた成果であると考えているところでございます。2点目でございますが、保育士の働く環境改善についてでございます。保育士の処遇改善は、子どもたちに質の高い保育を提供する上で、最も重要な課題の一つであります。令和4年の2月からは認定こども園の職員の給与を約3%程度引き上げる措置を実施いたしました。さらに、令和6年7月に北海道認定こども園の認定の要件並びに設備及び運営の基準を定める条例の一部を開始する条例が施行されました。職員が1人で対応する園児の数を減らし、よりきめ細やかな保育が行われる体制を整えたわけであります。このように国の政策にしっかりと対応しつつ、町としても独自の取り組みを進め、保育士が安心して働ける環境づくりを推進してまいります。3.保護者の声や地域のニーズの把握についてでございます。きこない認定こども園では、家庭や地域社会との連帯を深め、幼児教育、家庭養育の補完を行い、人と人との関わりや遊びを通じて、心身の健やかな成長を目指し、園の運営に取り組んでおります。保護者と連携を密にし、大切な声を運営に反映させる取り組みも強化しております。例えばございますが、個人面談やちびっこフェスティバルなどの行事を通じて、保護者同士の交流を深めつつ、意見を伺う機会を設けております。これらの様々な取り組みにより、保護者から寄せられる苦情はほとんどなく、満足度は非常に高いと認識しております。また、町としてもGoTo町長室などを通じて、保護者や保育士との意見交換を行い、引き続き子どもたちの健やかな成長を支える環境を整え、認定こども園に対する支援や保護者、子どもたちの声をしっかりと受け止め、健やか成長を見守ってまいりたいと考えております。4.待機児童の現状と支援策についてでございます。待機児童とは、町から保育の必要性の認定を受けたかたが認定こども園などを利用できない状態のことをいい、現在、当町においては待機児童はおりません。しかし、これに満足することなく、認定こども園と協議を重ね、全ての子どもたちが適切に受け入れられるよう努めてまいります。令和4年度からは、町独自の政策といたしまして、保育料を完全無償化し、全ての子どもたちが認定こども園を利用できるようになりました。これによりまして、女性の社会進出を後押しするだけではなく、男性の育児参加を推進するための環境も整えています。育児というものは、男性と女性がともに力をあわせること、そのことが極めて重要でありますので、引き続き父母ともに育児に参加できるよう、育児と仕事の両立など環境の整備に努めてまいりたいと考えております。また、0・1歳児の入園希望者が増加傾向にありますので、職員の増員や受入体制の強化を図り、子どもの安全を最優先で対応させていただいている状況だということでございます。特に、0・1歳児の年度途中からの入園を希望される場合については、保護者と密に連携し、子どもの発育状況を総合的に判断した上で、計画的で安全な入園を進めております。支援策や解決策としては、以下のような取り組みを現在、検討しております。一つ目でございます。保育士や職員の確保に向けて、町からの人材派遣や連携の強化であります。2点目は、高校や大学との連携を通じて、保育士を目指す若者を町長推薦枠で進学する支援であります。3点目は、保育士の働く環境の向上や報酬の増額でございます。4点目は、企業や個人事業主との連携を通じた育児休暇の推進支援であります。今後は、出産前後の早期段階から認定こども園の利用ニーズを把握をして、令和7年度に向けた総合的な支援体制の整備に向けて、認定こども園と協議を重ねてまいります。町としては、未来を担う子どもたちの健全な成長を支えるために、全力を尽くしてまいります。私自身、町長であると同時に、幼児の父親でもあります。この町で育つ全ての子どもたちが、安心して健やかに成長できるその環境を地域全体で守り続けること、それが私に最も重要な一つの使命であり、心からの願いであります。以上で、答弁を終わります。

議員の質問 1番 平野武志

たったいま町長からも児童・園児の父親であるというお言葉で、町長のお子様もこちらのこども園に通われていると思うんですけれども、町長自身は父母会のなにか役職ってやられているんですか。

町の答え 町長 鈴木慎也

平野議員の再質問は、私のプライベートの質問で大変恐縮でございますけれども、ただ町長を就任させていただく前は、父母の会ですとか、父母の会の副会長を務めさせていただきましたが、現在は一父母として、また町、町長として様々な角度から、子どもたちや園、そして保護者の皆様と交流をさせていただいているという現状でございます。以上でございます。

議員の質問 1番 平野武志

プライベートなことを聞いたらだめなんでしたか。私だめじゃない認識をしているんですけれども、いまおっしゃったとおり以前は父母会の役員もやられていて、いま現在も父母会の一会員として子どもたちを見守っているという立場から、今回の答弁もより認定こども園の内容を熟知され、また様々な熱い思いがあり、しっかりと手を差し伸べているなということが伝わりました。順番に確認なんですけれども、まず1番の職員の不足でしたり、2番の働く環境の部分については、答弁をお聞きして大変安心したところでございます。その中で、これまでも町として保育士の確保の支援を積極的に行ってきたと記載があるんですけれども、それは具体的にどこの部分をおっしゃっているのかお聞かせください。

町の答え 町長 鈴木慎也

認定こども園として運営開始する前後につきましては、大きくいままでの木古内保育園と運営の形が変わるわけでありまして、そのタイミングで町としても職員の募集に対して、元役場職員のかたとかそういった保育士の経験、免許等があるかたに積極的に町としてもお声がけをして、職員、保育士の確保に協力をしてきたということでございます。以上です。

議員の質問 1番 平野武志

わかりました。あと、4番です。待機児童、この言葉は全国的にもこの言葉が出てから20数年経ちましょうか。国では、20年くらい前に待機児童ゼロ政策ということを掲げたわけですが、全国的にはなかなか待機児童がゼロにならないという現状があります。そうは言っても多くは都心部、人口の多いところがほぼほぼの待機児童の数だと思います。また、この田舎でも一部やはりこども園の数、教職員の数の都合により、入れないっていう事例もあります。ただ、待機児童っていう言葉が捉え方と言いますか一応ルールがありまして、答弁では待機児童ゼロと書いてあります。全国的にも待機児童の数え方が自治体によって異なるようで、待機児童の正式な数は掴めていないというのが現状のようです。それで、木古内の私が聞いた事例は、待機児童ゼロと申すものの、実際入園に向けて相談したら現状は入れないというお言葉をいただいた事例がございます。そこについては、きっと「0・1歳児の」というところからきっと説明された部分だと思うんですけれども、こちら町長が思う待機児童ゼロっていう感覚と、実際に入園の相談をした段階で入れないかもしれないという思った親御さん、または施設の説明の捉え方の違いと言いますか、その辺のちょっと共通認識が不足しているのかなと個人的に思うんですけれども、そこの具体的な部分について把握している部分があれば、園側見解でもよろしいですし、お聞かせいただきたいなと思うんですけれどもいかがでしょうか。

町の答え 町長 鈴木慎也

保護者や園、それぞれの認識がどのように、認識の違いで子どもたちの保育に影響があってはならないと大枠で言うとそのような質問かと思います。これは、できれば前後の背景も答弁させていただいたほうが議員にしっかりと状況をお伝えできると思うので、少しだけ背景も含めて答弁をさせていただいてもよろしいでしょうか。ありがとうございます。現在、認定こども園は職員の配置基準というもので、園児1人あたりの面積基準が定められております。一度目の答弁でもさせていただいたように、もちろんその基準の中できこない認定こども園も対応している状況にあります。特に、0歳児については、3人に1人の保育士。そして、1・2歳児は6人に1人の職員が必要となります。配置基準といまの現状をあわせると、1人ずつ認定こども園はさらに職員が多い状況、万全の状況で保育をさせていただいているというのがいまの現状です。受け入れ側の職員数というものも極めて大事なんですが、大変判断が難しいところというのが現状で、定員55名ということになっております。施設として最大20%までの受け入れが可能でございますから、約66名まで将来的には伸びしろがあるという事実もあります。ただし、配置計画において保育士の職員の数を配置をして、0・1歳児については1人ずつ多い状況でいまやらせていただいている、まずそれがいまの現状でございます。その中で、保育料の完全無償化というものを町として進めたことにより、女性の社会進出や男性と女性、それぞれが育児と仕事を両立できる環境を町として新たにそこからはじまったという認識があります。そういった意味では、議員ご指摘の部分はおそらく0・1歳児のかたの質問かと受け止めますが、増加傾向にあるというのが園の状況であります。それで、例えばですけれども個別の案件というのが、小さな町で小さな園でございますから、より家庭環境とか住んでいる地域ですとか、兄弟の数ですとか、個別の案件が個人が特定できることもあるので、私のほうで慎重な言葉を選びながら答弁をさせていただいております。いずれにいたしましても、様々なお声があるとおります。そういった声をこども園として町としてどう受け止めるか、そういったものをやはり強化をしなくてはならないと思っております。また、幼児の発育というのは、子どもによって全然違います。そういった意味でも本当に園だけの受入体制だけではなくて、職場の働く環境そういった部分もしっかりと整備をしなきゃいけないと思っています。ですので、議員からの質問にひとことで返すとするならば、いままで以上に入園する時のプロセスをもっとわかりやすく、まだ未就学のご家庭に案内をする。若しくは、出産前後の状況からしっかりとご意向を確認をして、その子どもたちが入園できるタイミングにあわせて、最善の体制を整えるということがいま私から答弁できる内容でございますので、ご理解をいただければとそのように思っております。以上です。

議員の質問 1番 平野武志

これまでの経緯も含めて、丁寧な答弁をいただきましたし、重々理解しましたし、ただ1点先ほども伝えたとおり、申し込んだ保護者さんとのしっかりと園側も説明はされていると思うんですけれども、やはりそこの行き違いがあることによってのこの待機児童扱いという認識になってしまったのかな。そこについては、町長もしっかりとした丁寧な説明もというお言葉もいただきましたので、今後はそのようなことが思い違いがないように丁寧な説明をしていくといただきましたので、取り組んでいただきたいと思います。一般質問をするにあたり、様々な政策を提言しようと思ったんですけれども、最後の支援策・解決策として新しいことがどんどん出されてきて、事前に打ち合わせしましたか、していないですよね。まさに保育士、職員確保に向けての町からの人材派遣や連携、高校や大学との連携を通じ、保育士を目指す若者を推薦枠で進学の支援するだとか、特に保育園の今後将来の不安というのは働き手不足、そこに力入れをする。園の運営を直接守るっていうことではなく、側面から支援していくっていう政策の考えもお聞きできましたので、しっかりと認定こども園について考えているんだなというところは聞けました。そうは言っても、たった一つしかない未就学児童を受け入れる施設ですので、よく都会でニュースに載るようなことが一度でも起きれば、その未就学児の行く場所がなくなるということになりかねませんので、そこは認定こども園さんがしっかり法人として取り組んではおられると思いますが、町もしっかり状況を共有し、町としても様々な角度から支援をしていくという思いを再度確認して、この1項目目は終わりたいと思いますが、いかがでしょうか。

町の答え 町長 鈴木慎也

平野議員の再質問でございます。地域によっては、園児の数が減少してきて空いている施設を部屋をどうするかとか、そういったマイナスの議論が行われている自治体もある一方で、町として一つの認定こども園になったとはいえ、様々な政策を総合的に展開をして、いまちょうどいいバランスのとれた運営をしているというふうに思っております。これもひとえに町だけではなくて、議員の皆様や保護者の皆様、地域の皆様がご理解があったおかげで、木古内の子どもたちはいま健やかに成長をして、日々を園で過ごさせていただいているという状況であります。そして、待機児童という言葉の表現から、私も町として本当にいままでやってきたけれども、園とまた連携をしてどこまでできるのかと。それがこども園になって2年4か月は、正直手探りの中で園長をはじめ職員の皆さん、保育士の皆さん、本当に努力してやってきたんですが、概ね運営する形が見えてきましたので、今後はさらなる満足につながるようにやっていきたいと思っています。ただ、もう一つだけ言わせていただくとすると、子どもの立場になって考えることというのも私は思っておりまして、園の受入体制や働く環境、育児と仕事の両立だけではなくて、子どもも3か月で首が据わったり、4か月で声を出して笑ったり、5か月で寝返りをしたりとか、人見知りをしたりですとか、離乳食がはじまったりですとか、座れるようになったりですとか、基本的な発育というのはあるんですけれども、ただ子どもによって全く違うと。ですので、できれば本当に大切な期間、1歳ぐらいまでの大切な期間はおそらく子どもの立場からすると、お父さんやお母さんやご家庭でいたほうが幸せな時期なんだろうなとそのように推測するわけであります。いずれにしましても、どんな小さな声にもしっかりと対応する、真摯に対応するということが大切でありますので、園と力をあわせながらも今回議員からは、聞くことが極めて大切だよということを教えていただいたと思います。私、日々、園に行っていますので、いろんな声を聞くんですが、ただ、だからこそ見えない部分もあるのかなと思ったりもしました。ですので、議員がまたそれぞれの声を聞いて教えてくれたいうのは、とても感謝をしています。ただ、聞く先にはやはり見て、経験をして、それを政策に移すということが町として大事だと思っていますので、ぜひ議員にも一度認定こども園に足を運んでいただいて、保育士の先生方の働いている姿や子どもたちの姿を一緒に見ていただいて、さらなる環境の向上にご尽力をいただきたいとそのように思っておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。

議員の質問 1番 平野武志

最後の町長の答弁次第ではスムーズに終わる予定だったんですけれども、町長、失言と言いますか、町長の見解で1歳児までは家庭で育てていただきたい。それは、あくまで町長の個人的思いであり、様々な家庭環境がある中、当然親が見たくても保育園に預けなければいけない事情があって、実際認定こども園も受入体制をとっているわけですから、そこは1歳までは家庭で見るのが理想だっていう言葉は、ちょっと私は失言だと感じました。あと、認定こども園に私顔を出したことあります、もちろん。そこの働いている保育士のかたといろいろ情報交換でしたり、保護者のかたと情報交換も過去にしてきました。2年半でしょうか。ですので、1回行ってみてくださいという言葉も、まるで行っていなくてなにも知らないで一般質問をしているんじゃないかというふうに私捉えましたので、いまの2点についてもう一度見解をお願いします。

町の答え 町長 鈴木慎也

子どもの環境という部分で、役場だったり園だったり、仕事と両立だったり、子どもの立場になって保育園の環境を整えていくというそういった目線も大事ではないかということから、一つの例として12か月、1歳ぐらいといったので、ただ様々な家庭環境もあるのももちろんですし、0歳、半年からでも園に入れる環境は整えておりますので、もし私の適切な発言をするように気を付けて発言したつもりですが、そのように受け止めてしまったとするならば、そこは訂正をしたいなと思っております。あと、園にぜひ一度見ていただきたいというのは、私の思いでもありますし、園側の思いでもあります。ですので、この一般質問を通じて、この言葉は園の言葉でもあるので、お伝えをさせていただきました。以上でございます。

議員の質問 1番 平野武志

町長と答弁者に教育長と私書いたんですけれども、教育長からなにかありますか。いいですか、この件に関して、ないですか。いずれにしましても、町長は大変この認定こども園に対して保護者だからということではなくて、大変思い入れがあることも伝わりましたし、私も同じように健やかな子どもたちの成長のために働く環境、そして保護者が安心安全でこども園に預けられるような思いから、1人の不具合と言いますか思い違いがあってほしくないということで、このような一般質問を提出したわけでございます。たくさんの今後の考えというか政策も含めて、考えを聞けたので良かったです。これで、1項目目は終えたいと思います。

出典:木古内町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月2日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる